シンプルな形で使い勝手がよいと謳う犬用キャリーバッグ、ライフライク ドライブフォールディングキャリー 103R06。「通気性がよい」「つくりがしっかりしていて3kgの猫が乗っても崩れない」と評判ですが、実際のところ口コミどおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のアイリスオーヤマやぺティオなどの犬用キャリーバッグとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、犬用キャリーバッグ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ライフライク ドライブフォールディングキャリー 103R06は、つくりが丈夫な布製のキャリーバッグがほしい人におすすめです。比較した同じ布製商品のなかには骨組みがないものがあったのに対し、硬いフレームで支えられているのが魅力。「つくりがしっかりしている」との口コミどおり、頑丈で外からの衝撃にもある程度は耐えられるでしょう。
安全性の高さも高評価です。比較したほかの商品には、内部に鋭利なパーツが飛び出しているものがあったなか、ケガにつながりそうなものはありません。ロック式のファスナーを使用しているため、内側から開けられる心配が少ないのも利点です。
フレーム・中敷きを外せるうえ深さは20cm以下と浅く、掃除のしやすさも上々。扉が横だけでなく上部にもあるため、キャリーバッグに慣れていない愛犬の出し入れもスムーズでしょう。比較した全商品の約4割にしか備わっていない、シートベルト固定機能があるのもうれしい点です。
布製の持ち手は適度な厚さで滑りにくく、実際に使用したモニターからは「手が滑る感じはない」と好評。しかし硬いフレームが体にあたるうえサイズが大きく、長い時間持ち運びにくいのはネックです。中敷きが半分に曲げられるほど柔らかいため、愛犬の足元が不安定なのも気になりました。
「通気性がよい」との口コミがありましたが、側面の通気口が片側にしかなく、風通しも特段よくはありません。折りたたみ式で車のトランクなどに積みやすいのはメリットですが、長時間持ち運びたい人や、犬が過ごしやすい環境を求める人は、ほかの商品も検討してみてください。
そもそも犬用キャリーバッグとは、犬を安全に運ぶためのアイテムで、突然の外出時や災害時には必須です。通院時にも必要になるため、1匹に1個準備しておきましょう。お家ではハウスとしても使用できますよ。
今回ご紹介するライフライク ドライブフォールディングキャリー 103R06は、旅行や車でのお出かけにぴったりと謳うハウス型のキャリーバッグ。フレームを外すことでコンパクトに折りたため、持ち運びや収納に便利です。
販売元は犬・猫を中心としたペット用品の専門店、ライフライク。「AWESOME LIFE FOR PETS(ペットに素晴らしい生活を)」をコンセプトに、犬用の服をはじめとした幅広いペットグッズを販売しています。
犬の出し入れは、上部または側面の扉から行います。取り外し可能なショルダーベルトがついているため、手持ちと肩かけを用途に応じて使い分けられますよ。持ち手の長さは60cmあり、ショルダーベルトの長さは65~120cmです。
本体サイズは51×32×32cmで、重量は2.7kg。推奨体重は10kgまでとされています。キャリー内で犬が立ったまま方向転換できる程度の余裕があるかを目安に、愛犬に合うかを確認してくださいね。
本体・メッシュ部分の素材には、ポリエステル100%を使用しています。
カラーは、ネイビー・カモフラ・ボルドーの3種類です。好みやインテリアに合わせて選べるのがうれしいですね。
徒歩以外の方法で運ぶ可能性がある場合は、その場に適したものであるかを確認しましょう。電車移動の場合は、3辺の合計が120cm以下かつペットとの合計が10kg以内であることが条件です。さらに、普通手回り品料金を支払う必要もあるため、忘れないようにしましょう。
飛行機で移動する場合は、余裕のある大きさであること・硬いプラスチック製または金属製であることが必須です。IATA(国際航空運送教会)の基準を満たしているものだと問題ありません。
車で移動する場合は、シートベルトに固定できるパーツがあると便利です。本品はシートベルトをとおして固定できるため、車で移動する人にも向いています。
今回は、ライフライク ドライブフォールディングキャリー 103R06を含む犬用キャリーバッグ全18商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、持ち運びやすさの検証です。
小型犬の平均体重である4kgの重りをキャリーバッグに入れます。実際に犬を飼っている5名のモニターが持ち、持ち手のフィット感・滑りにくさ・長時間の持ち運びやすさをチェックしました。
持ち運びやすさはそこそこの評価です。ショルダーベルトは肩にあたる部分が柔らかく、クッション性もある点がモニターから好評。持ち手は厚みがほどよく、握りやすいと感じました。布製のため滑りにくのも利点です。
ただなかには、「持ち手の紐が短い」「手持ちベルトには、クッション性がなく痛い」など、ネガティブなコメントも見られます。
比較した幅広でクッション性の高い持ち手がついた商品には及ばず、「持ち手のフィット感がほどよい」と回答したモニターは5名中2名にとどまりました。
<持ち手のフィット感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
肩掛けした際、本体のフレーム部分が体にあたる点もネックです。横幅が大きいことも相まって、「長時間持ち運びやすい」と回答したモニターは5名中1名でした。
比較したなかでも、本体の側面がフラットで柔らかいものは体にフィットしやすい傾向が。対して本品は体に沿いづらく、重さがダイレクトに伝わります。長時間の徒歩移動にはあまり向かないでしょう。
<長時間の持ち運びやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、使いやすさの検証です。さまざまな観点から使いやすさをチェックしたところ、使い勝手は高評価を獲得。上部に扉があり、上から愛犬を出し入れしやすい点が目を惹きました。開けた扉が自立するのもうれしいポイント。キャリーバッグに慣れていない犬にもよいでしょう。
フレームは取り外せるうえ深さも20cm以下と浅く、洗いやすさも良好です。比較したほかの商品にはパーツが4つ以上のものがあったのに対し、2つと少なめ。カバーつきの中敷きは外して洗えるため、隅々まで掃除しやすいですよ。
拡張機能は備わっていませんが、大きさも十分。シートベルトで座席に固定できるため、車移動が多い人にも向いています。
次は、快適性の検証です。キャリーバッグ内でスモークを焚いて、煙の抜けやすさから通気性を確認。また、犬が過ごしやすかもチェックしました。
結果、上部・前後にメッシュ状の通気口がある点はよいですが、側面は片側にしか通気口がなく評価はいまひとつ。比較したなかでも、対になる位置に通気口があるものは高評価だったのに対し、空気の流れやすさに懸念が残りました。「通気性がよい」との口コミには頷けない結果です。
地面との隙間もないため、暑い夏場の使用にも注意が必要。また、中敷きが手で簡単に折れるほど柔らかく、犬の足元もやや不安定です。長時間の移動は、犬にとってストレスになるかもしれません。
次は、安全性の検証です。犬が暴れてケガをしたり、ロックを解除して脱走したりするリスクを減らせるかをチェックしました。
結果、キャリーバッグ内にケガに繋がるような突起物はなし。扉もソフトな素材でできているため、愛犬が中で暴れてもケガはしにくいといえます。比較したほかの商品には、中に鋭利な突起物があったものも見られました。
ファスナーはロック式のため、内側からこじ開けられる心配もほとんどありません。ただ飛び出し防止のリードは備わっていないので、扉を開ける際は十分に気をつけてくださいね。家や車の中など脱走できないような場所で出し入れすることをおすすめします。
最後は、頑丈さの検証です。さまざまな観点から、外部からの影響を受けにくい頑丈なキャリーバッグかをチェックしました。
結果、全体が硬いフレームに支えられている点が高評価。外部からの衝撃に強く、「つくりがしっかりしている」との口コミどおりの結果といえます。比較した同じソフトタイプの商品のなかには、フレームがないものもあったことを考慮すると、飼い主・犬ともに安心感を持って使いやすいでしょう。
手持ち・ショルダーの接続部はアルミの回転式パーツがあるため、接続部が壊れる心配も少なめです。布製で頑丈なものを探している人にぴったりですよ。
耐荷重 | 10kg |
---|---|
タイプ | ソフト |
形状 | ショルダー |
良い
気になる
幅 | 51cm |
---|---|
奥行 | 32cm |
高さ | 32cm |
出し入れ方法 | 上部開閉式、前面開閉式・左右開閉式 |
拡張機能 | |
飛び出し防止リード付き | |
ロック式ファスナー | |
カバー付きロック |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ライフライク ドライブフォールディングキャリー 103R06は、ライフライクの公式サイトから購入可能。価格は、税込8,800円(公式サイト参照・執筆時点)です。
公式サイトでは、送料無料で注文OK。会員になるとポイントがたまるため、気になる人はチェックしてみてください。
犬がキャリーバッグを怖がるときは、おやつで誘導して入って出てを繰り返す「クレートトレーニング」が有効です。いざというときにスムーズに入ってもらえるよう、コツコツ練習しましょう。
<クレートトレーニングのステップ>
①おやつで誘導し、犬がキャリーバッグに入ったときに与える
②入った状態でおすわりやふせをさせ、キャリーバッグに慣れさせる
③クレートの向きや置き場所を変えて繰り返す
急に必要になった場合は、キャリー内でおやつをあげたりお気に入りのおもちゃや毛布を入れて安心させてあげたりするとよいでしょう。飼い主さんの顔が見えやすいものを選ぶのも大切です。
キャリーバッグを使って長時間移動する際は、少なくとも1〜2時間に1回は外に出して休憩させてあげることが大切です。そもそもキャリー内はストレス負荷が高い環境。尿をがまんしている可能性もあるため、こまめに周辺を散歩させて排泄休憩をしましょう。
また、暑い時期は熱中症のリスクもあります。水飲み休憩も忘れずに行ってくださいね。
最後に、通気性がよく夏場も快適に過ごせそうな商品をご紹介します。
持ち運びやすさも犬の快適さも重視するなら、アイリスオーヤマの折りたたみソフトキャリーがおすすめ。フラットな側面が体にフィットし、楽に持ち運べました。通気口は前後左右に加え上部にもあり、風通しも良好。底面には硬い板が入っており、犬の足元も安定しますよ。
ハードタイプも気になる人は、キャンピングキャリーファイン ダブルドアをチェック。プラスチック製なので、底面が硬く犬の足元の安定感は申し分ありません。頑丈なつくりで外からの衝撃を軽減できるのも利点。上部に扉があるため、犬の出し入れもスムーズに行えます。
耐荷重 | 8kg |
---|---|
タイプ | ソフト |
形状 | ショルダー |
良い
気になる
幅 | 29cm |
---|---|
奥行 | 50cm |
高さ | 32cm |
出し入れ方法 | 上部開閉式、前面開閉式 |
拡張機能 | |
飛び出し防止リード付き | |
ロック式ファスナー | |
カバー付きロック |
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形状 | バッグ型 |
---|---|
種類 | ハードタイプ |
ポケット数 | なし |
折りたたみ可能 | |
通気口の位置 | 前後、左右 |
上部開閉式 | |
シートベルト固定 | |
飛び出し防止用リード付き | |
リード調節可能 | |
幅 | 33cm |
奥行 | 47cm |
高さ | 30cm |
耐荷重 | 8kg以下 |
本体重量 | 1.7kg |
本体重量(実測値) | 1.8kg |
拡張機能 | |
素材 | ポリプロピレン、ABS樹脂、ポリカーボネートほか |
窓タイプ | スモーク |
ロック式ファスナー | |
ショルダーベルト付き | |
キャスター付き | |
スーツケースに固定可能 | |
底面に下敷きあり | |
底面にクッションあり | |
扉の幅 | 27cm |
扉の高さ | 23cm |
上部窓の幅 | 21cm |
上部窓の奥行 | 31cm |
特徴 |
リッチェル キャンピングキャリーファイン ダブルドアをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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