しっかりとしたクッション性で衝撃を吸収すると謳う犬用フローリングマット、ecofoam ドッグザリ カットできるロールマット。「汚れがサッと落ちるので満足」「走っていても滑らない」と評判です。しかし、「ボロボロに引っ掻いてしまった」といった口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気の東リやカインズなどの犬用フローリングマットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、犬用フローリングマット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ecofoam ドッグザリ カットできるロールマットは、滑りにくいマットを広い場所に敷きたい人には候補となる商品です。サイズは幅110×奥行220cmと大きいうえ、好みのサイズにカットすることも可能。木材を本品の上に乗せて傾けたところ、比較した全商品の平均約23.61度(※執筆時点)を余裕で上回る、約38.6度まで耐えました。愛犬が走り回っても、滑る心配は少ないといえます。
一方、厚さは5mm(実測値)と薄めでクッション性はいまひとつ。フローリングの上よりは衝撃を吸収できますが、土の上ほどのクッション性があった「東リ ウィズペットフロア」と並ぶと、犬への負担を軽減できるとはいいきれません。
表面が柔らかいポリ塩化ビニル素材のため、爪や歯が食い込みやすく傷みやすいのもネックです。比較した商品のなかでも、表面素材が樹脂やビニール製のものは傷がつきやすい傾向があり、本品も同様の結果に。「ボロボロに引っ掻いてしまった」という口コミ同様の状況になる可能性があるでしょう。
汚れにくさは高評価です。マットにつけた抜け毛・擬似尿を掃除すると、抜け毛は掃除機1往復できれいに。疑似尿をふき取ると、5分後はまだ尿臭を感じたものの、1時間後にはほぼにおいがわからなくなりました。5分後から尿の不快臭を軽減した「カインズ ジョイントコルクマット」には及びませんが、「汚れがサッと落ちるので満足」という評判にも納得です。
裏面は床面への密着度が高いポリ塩化ビニルで、ずれにくさも良好。比較した商品には、シールや滑り止めが部分的なものや不織布素材でずれやすいものがあったなか、運動量が多い犬にも対応できるといえます。とはいえ足腰への負担が少ないクッション性の高いマットがほしいなら、ほかの商品も検討してみてください。
実際にecofoam ドッグザリ カットできるロールマットと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ犬用フローリングマットと、クッション性・汚れにくさ・傷みにくさ・ずれにくさ・滑りにくさそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
ecofoam ドッグザリ カットできるロールマットの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
そもそも犬用フローリングマットとは、室内で過ごすことが多い犬の足腰にかかる負担を減らし、歩きやすくするためのアイテムです。人には心地よいフローリングも、犬には爪が食い込まず滑って歩きにくいのが難点。ただ毛足が長いマットだと、爪が引っかかってしまいケガや事故の要因となる可能性があるので、覚えておきましょう。
犬用マットとして販売されている商品は、消臭・撥水・防汚加工など、ペットがいる家の悩みをカバーする仕様が特徴。犬用フローリングマットを上手に利用すれば、愛犬の健康はもちろん、飼い主もメンテナンスの負担を軽減できるでしょう。
今回紹介するドッグザリ カットできるロールマットは、必要なサイズにカットできるペットマット。さまざまなマットを販売するecofoamの商品です。耐水性・耐久性に優れ、しっかりとしたクッション性で衝撃を吸収すると謳っています。
手触りにもこだわり、表面のエンボス加工を改良。抗菌・防水加工が施され、床暖房にも対応しています。洗濯機では洗えないため、マットが濡れたり汚れたりした場合はすぐに拭き取るようにしてくださいね。
なお、色味やマットの厚みに多少の個体差が生じる場合も。エンボスや表面の質感などは生産時期によって異なるため、確認が必要です。複数枚購入するなら、 同じ時期にまとめて注文することが推奨されていますよ。
高級感を演出する、タイル模様のデザインも魅力的。柄は6パターンから選択可能です。どれも部屋に馴染みやすいデザインで、インテリアの雰囲気に合わせて選べます。
<デザイン展開>
今回は、ecofoam ドッグザリ カットできるロールマットを含む犬用フローリングマット全38商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初は、クッション性の検証です。マットの15cm上から100gの分銅を落とし、騒音計で衝撃音の大きさを測定。3回繰り返して平均値を算出します。同じ方法でフローリングの上・アスファルトの上・土の上での騒音も測定。最も小さい衝撃音を記録した土の上での数値(約67dB)に近いものを高評価としました。
検証したところ、重りを落としたときの騒音は平均約84.43dBで、クッション性はいまひとつ。比較した全商品の平均値86.96dB(※執筆時点)よりは低めながら、犬の体への負担を軽減できるほど衝撃は吸収できていません。「しっかりしたクッション性で衝撃を吸収する」という謳い文句どおりとはいえない結果でした。
同じように表面素材に塩ビ樹脂を貼りつけた厚さ9mmの「東リ ウィズペットフロア」は、約64.73dBをマーク。土の上と同じくらい衝撃を吸収でき、高評価でした。本品は4層構造ながら、厚さは実測値で5mmと薄めです。フローリング上の約95dBよりは衝撃を吸収していますが、高いクッション性は期待できないでしょう。
次は、滑りにくさ・ずれにくさ・傷みにくさの検証です。
滑りにくさの検証では、まず板の上にマットを固定し木材を乗せてセット。角度計を使いながら徐々に板を傾け、木材が滑って規定の位置を通過した時点の角度を計測しました。3回繰り返して平均値を算出。数値が大きいものほど高評価としています。
ずれにくさは、マットの裏面素材をチェック。シール・滑り止めなどの加工・粘着面の広さを確認しました。摩耗性が高く、床への密着度が高いものほど高評価としています。
傷みにくさは、毛足の有無を確認。毛足があるものはカットパイル・ループパイルなどの形状や長さにより加点減点し、毛足がないものは表面の強度をチェックしています。犬の爪によるほつれや遊び毛が発生しにくいもの、表面に傷や欠けができにくいものを高評価としました。
滑りにくさは比較した商品のなかでも非常に優秀です。上に乗せた木材は、約38.6度傾けるまで滑り落ちませんでした。比較した全商品の平均値が約23度(※執筆時点)だったことを考えると、本品は「走っていても滑らない」との評判どおりといえます。
表面には、ポリ塩化ビニルフィルムを採用。手ざわりのよさを謳うエンボス加工が施されているため、若干のざらつきを感じます。愛犬が元気に走り回っても、滑って転ぶリスクは少ないでしょう。
上位商品の全面シールタイプほどではありませんが、運動量の多い愛犬にも十分対応できるレベルでしょう。
一方、傷みにくさは低評価に。表面が柔らかいポリ塩化ビニル素材ゆえに、爪や歯が食い込みやすいのがネックです。比較したなかでも、表面素材が樹脂やビニールのものは柔らかく傷つけられたり破られたりする可能性があり、こちらも同様に傷みやすいといえます。「ボロボロに引っ掻いてしまった」という口コミにも頷ける結果でした。
使用する場合は、愛犬の爪や足裏のケアが必要。普段から走り回ることが多い愛犬には、「東リ ウィズペットフロア」のように、ほつれにくいカットパイルタイプも検討しましょう。
最後は、汚れにくさの検証です。
実際にマットの表面に抜け毛・擬似尿を付着。掃除機・ふき取り掃除で、きれいになるかどうかを確認しました。におい残りの検証では、におい・かおり環境アドバイザーの石川英一さんがチェック。5分・1時間・2時間経過した時点での不快臭を確認し、消臭できていたものを高評価としています。
疑似尿についても、5分後はまだ尿臭を感じたものの、1時間後にはほぼわからず。汚れた場合は手洗いが必要ですが、防水加工も施されています。5分~2時間後まで尿の不快臭をしっかり軽減した「カインズ ジョイントコルクマット」には及びませんが、十分な消臭力が期待できるでしょう。
厚さ | 5mm |
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種類 | カーペット |
表面素材 | 塩化ビニル |
洗濯方法 | 手洗い |
良い
気になる
内容量 | 1枚 |
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抗菌・消臭加工 | |
床暖房対応 | |
撥水性 | |
二重構造 |
ecofoam ドッグザリ カットできるロールマットは、公式サイトのほかに、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの各種ECサイトで購入可能。公式サイトでは、割引価格で購入できます。取扱店舗や購入する枚数によって値段や送料が異なるため、購入前に確認してみましょう。
<価格>
執筆時点・公式サイト参照
最後に、クッション性の検証で高評価だった商品をご紹介します。
部屋の雰囲気に合わせたいなら、6色展開の東リ ウィズペットフロアがおすすめです。厚さ9mmでクッション性が高く、土の上と同じくらい衝撃を吸収してトップクラスの評価を獲得しました。カットパイル生地で傷みにくく汚れにくいため、愛犬も飼い主も快適に過ごせるでしょう。
アールケイプラニングのエコルクは、厚さが8mmある二重構造のコルク製ジョイントマット。分銅を落とした際の騒音値は約74dBと、フローリング上より約20dB小さく、愛犬の体への負担を抑えられるといえます。裏面がEVA素材のため少しずれやすいですが、滑りにくいうえ消臭力も高いですよ。
厚さ | 9mm |
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種類 | タイルマット |
表面素材 | ナイロン |
洗濯方法 | 手洗い |
良い
気になる
内容量 | 1枚 |
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抗菌・消臭加工 | |
床暖房対応 | |
撥水性 | |
二重構造 |
東リ ウィズペットフロアをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
厚さ | 8mm |
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種類 | ジョイントマット |
表面素材 | コルク |
洗濯方法 | 手洗い |
良い
気になる
内容量 | 18枚 |
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抗菌・消臭加工 | |
床暖房対応 | |
撥水性 | |
二重構造 |
アールケイプラニング エコルクをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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