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東芝 タテ型洗濯乾燥機 AW-8VM2をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

乾燥機能を搭載した、東芝 タテ型洗濯乾燥機 AW-8VM2。ネット上では温水で洗えて冬でも洗浄力が落ちないと評判な一方で、「乾燥時は音が大きい」など気になる口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?


今回はその実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証・レビューを行いました。


  • 乾燥力
  • 縮みにくさ
  • 洗浄力
  • お手入れのしやすさ
  • 1回あたりの洗濯・乾燥コストのかかりにくさ
  • 静かさ
  • 洗濯ものの取り出しやすさ
  • 洗濯~乾燥の速さ

さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の縦型洗濯乾燥機とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、縦型洗濯乾燥機選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

2024年11月29日更新
田丸大暉(Hiroki Tamaru)
ガイド
家電製品アドバイザー・家電製品エンジニア・元家電メーカー販売員/マイベスト 白物家電担当
田丸大暉(Hiroki Tamaru)

ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。

田丸大暉(Hiroki Tamaru)のプロフィール
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自社施設
本コンテンツに記載の検証結果は2024年03月までの情報です

目次

はじめに結論!泥や食品の油汚れをしっかり落とせる。水の使用量が多く、縮みやすいのはネック

洗浄力(卵の汚れ) No.1
洗浄力(カレーの汚れ) No.1
お手入れのしやすさ No.1

東芝ライフスタイル
TOSHIBA ZABOONタテ型洗濯乾燥機AW-8VM2(W)

38,000円

タテ型洗濯乾燥機

おすすめスコア

4.01
9位 / 12商品中
  • 乾燥力

    4.21
  • |
  • 縮みにくさ

    3.47
  • |
  • 洗浄力(泥の汚れ)

    4.18
  • |
  • 洗浄力(皮脂の汚れ)

    4.23
  • |
  • 洗浄力(卵の汚れ)

    5.00
  • |
  • 洗浄力(カレーの汚れ)

    4.78
  • |
  • 洗浄力(口紅の汚れ)

    3.44
  • |
  • お手入れのしやすさ

    4.75
  • |
  • 1回あたりの洗濯・乾燥コストのかかりにくさ

    3.79
  • |
  • 静かさ

    4.34
  • |
  • 洗濯ものの取り出しやすさ

    4.21
  • |
  • 洗濯〜乾燥の速さ

    4.00
洗濯容量8kg
乾燥容量4.5kg
洗濯から乾燥までの電気代66.96円

良い

  • 卵・カレーの汚れが標準コースでかなり薄まった
  • 乾燥フィルター・糸くずフィルターともお手入れしやすい素材でゴミが捨てやすい
  • 衣類の重さは稼動前後でやや減少し、ワイシャツのような薄手の衣類はしっかり乾いた

気になる

  • パーカー・チノパンの厚手の衣類が十分に乾かず、乾燥力の評価は伸び悩んだ
  • 肩幅・脇下の身幅・裾幅・首元から裾までの着丈で、2~3.5cm程度の縮みが生じた
  • 洗濯から乾燥までの水道料が21円とやや高く、乾燥時の運転音も59dBと大きめ

東芝 タテ型洗濯乾燥機 AW-8VM2は乾燥性能は十分ですが、縮みやすいのがネックです。パーカー・チノパンなど厚手の衣類には苦戦しましたが、ワイシャツなど薄手のものなら十分に乾かせる実力があります。しかし、しわや服の縮みが目立ち、肩幅・脇下の身幅・裾幅・首元から裾までの着丈で、それぞれ2~3.5cm縮んでいました。比較した半数以上の商品が縮みを1cm以下に抑えたことをふまえると、お気に入りの衣類の乾燥は避けたほうがよいでしょう。


そのぶん洗浄力はとても優秀です。さまざまな汚れをつけたTシャツを洗濯したところ、標準コースでも卵やカレーなど食べもののシミを中心に全体がかなり薄くなりました。メーカーが売りにしている「抗菌メガシャワー洗浄」のパワーを実感する結果です。温水洗浄コースではさらに高い洗浄力を発揮し、泥や皮脂汚れもかなり薄まりました。


1回あたりのコストは高く、実際に水量計とワットモニターで測定した結果は88.6円でした。21円相当の水を使用しており、8kgタイプにも関わらず比較した一部の10kgの洗濯機の使用水量をも上回っています。洗濯~乾燥で約4時間かかることも高コストの一因といえそうです。約2時間半で完了させた商品は、1回60円程度にまで抑えられていました。


口コミでも指摘があった通り、乾燥時の運転音は59dBと比較したなかでもやや大きめです。洗濯機置き場と寝室などが近いと気になるかもしれません。お手入れは簡単で、自動の槽洗浄・乾燥機能が搭載されています。糸くず・乾燥フィルターの構造もシンプルでゴミ捨てがしやすいですよ。投入口はそこまで広くないものの、総じて使い勝手は悪くないでしょう。


洗浄力の高さからでいうと泥遊び・食べこぼしの多い子どもや、部活や仕事で汗をかく人がいる家庭には候補の1つになりますとはいえ、洗濯性能と乾燥性能を両立しつつランニングコストを抑えられるものがよい人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。

mybestが選ぶおすすめはこちら!各検証No.1アイテムをご紹介

実際に東芝 タテ型洗濯乾燥機 AW-8VM2と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ縦型洗濯乾燥機と、乾燥力・洗浄力・静かさなどそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!


東芝 タテ型洗濯乾燥機 AW-8VM2よりもしっかり乾く商品を選びたい人は、ぜひ検討してみてくださいね。

ベストバイ 縦型洗濯乾燥機
洗浄力(泥の汚れ) No.1

パナソニック

インバーター洗濯乾燥機NA-FW10K1-N
4.28
(1/12商品)
インバーター洗濯乾燥機

皮脂汚れがしっかり落とせる。使用時のコストはやや高め

乾燥力 No.1
洗浄力(皮脂の汚れ) No.1

東芝ライフスタイル

TOSHIBA ZABOONタテ型洗濯乾燥機AW-10VP3
4.24
(2/12商品)
タテ型洗濯乾燥機

時間はかかるが乾燥力は十分。節約志向の人には不向き

洗浄力(口紅の汚れ) No.1

日立グローバルライフソリューションズ

HITACHI ビートウォッシュタテ型洗濯乾燥機BW-DX100H(V)
4.21
(3/12商品)
タテ型洗濯乾燥機

弱点の少ない洗浄力が魅力。お手入れはやや面倒

乾燥力 No.1

日立グローバルライフソリューションズ

HITACHI ビートウォッシュタテ型洗濯乾燥機BW-DX100J
4.20
(4/12商品)
タテ型洗濯乾燥機

地厚な衣類もしっかり乾いたが、色の濃い汚れは落としきれず

静かさ No.1

日立グローバルライフソリューションズ

HITACHI ビートウォッシュタテ型洗濯乾燥機BW-DV80H W
4.09
(6/12商品)
タテ型洗濯乾燥機

運転音は静かだが、洗浄力・乾燥力ともに一歩足りず

東芝 タテ型洗濯乾燥機 AW-8VM2とは?

東芝 タテ型洗濯乾燥機 AW-8VM2とは?

今回ご紹介するAW-8VM2は、東芝の洗濯機ブランド・ZABOONシリーズの乾燥機能つき縦型洗濯機。洗濯・脱水容量8kgモデルです。温風で水と衣類を温める「温か抗菌メガシャワー洗浄」を搭載し、皮脂汚れによる黄ばみを防ぐと謳っています。


乾燥機能を搭載しているのも特徴です。乾燥方式は、内蔵されたヒーターで洗濯槽内の空気を温めるヒーター式。乾燥機能を利用した「自動槽乾燥 カビプロテクト」をONにしておけば、毎回の洗濯後に槽のお手入れもできますよ。


製造元の東芝は、日本の大手電機メーカー。洗濯機だけでも、ドラム式・タテ型・衣類乾燥機など、幅広いラインナップを展開しています。2023年には本商品の後継機にあたる「AW-8VM3」が発売されています。タテ型洗濯乾燥機では、ほかにも洗濯・脱水容量が10kg・12kgのものが発売されていますよ。

2022年4月発売。「抗菌メガシャワー洗浄」でガンコな汚れにアプローチ!

2022年4月発売。「抗菌メガシャワー洗浄」でガンコな汚れにアプローチ!
出典:product.rakuten.co.jp

洗濯技術としては、パワフルなシャワーで濃い洗剤液を衣類のすみずみまで浸透させる「抗菌メガシャワー洗浄」に注目です。パルセーターと直結したDDモーターがパワフルな立体水流をつくり出し、繊維の奥の汚れまで絞り出すと謳っています。3段階の水流調節や温水洗浄時のつけおき(最大8時間)など、汚れ具合に応じた設定変更も可能です。


洗濯にAg+抗菌水を使用するのも特徴的。洗濯槽に入る水道水が抗菌水ユニットを通ることで、銀イオンの抗菌成分が溶け出しAg+抗菌水になる仕組みです。除菌コースがなくても、洗うだけで衣類を抗菌し、部屋干し臭などの原因である雑菌の繁殖を防ぐとしています。なお、抗菌水ユニットは約10年間交換不要です。


新機能として、柔軟剤の効果を高める「フレグランスコース」を搭載。衣類にしっかり香りづけをしたいときにおすすめのコースです。衣類のからみをほぐして取り出しやすくする「ほぐせる脱水」や、洗濯槽の清潔を保つ自動お掃除モードなど、使いやすさも追求しています。


<スペックの詳細>

  1. 価格|11~14万円台(執筆時点・ECサイト参照)
  2. 発売日|2022年4月
  3. 洗濯容量|8kg
  4. 乾燥容量|4.5kg
  5. 風呂水対応|〇
  6. つけおきコース|〇(温か洗いコース選択時に追加)
  7. 槽洗浄コース|〇
  8. 槽乾燥コース|〇
  9. 毛布コース|〇
  10. 部屋干しコース|-
  11. 除菌・消臭コース|-
  12. 洗剤・柔軟剤自動投入機能|-
  13. 自動おそうじ機能|〇
  14. 温水洗浄機能|〇
  15. スマホ連携機能|-
  16. AIセンサー機能|-
  17. ほぐし脱水機能|〇

外フタが折れるタイプ。ランドリーラックの下にも置きやすい

ボディカラーは清潔感のあるグランホワイト。外フタが折れる設計で高さを抑えているので、洗濯機の上にラックなどがあっても設置しやすいでしょう。


本体サイズは幅60.0×奥行60.5×高さ102.1cm、重さは約46kg。奥行内寸510mm以上の防水パンに設置可能です。購入前に、公式サイトの寸法図を参考に自宅に設置できるか確認しましょう。

実際に使ってみてわかった東芝 タテ型洗濯乾燥機 AW-8VM2の本当の実力!

今回は東芝 タテ型洗濯乾燥機 AW-8VM2(W)を含む、縦型洗濯乾燥機全16商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。

具体的な検証内容は以下のとおりです。


  1. 乾燥力
  2. 縮みにくさ
  3. 洗浄力
  4. お手入れのしやすさ
  5. 1回あたりの洗濯・乾燥コストのかかりにくさ
  6. 静かさ
  7. 洗濯ものの取り出しやすさ
  8. 洗濯~乾燥の速さ

薄手の衣類はしっかり乾く。ポケットなど生地が厚い部分は要注意

薄手の衣類はしっかり乾く。ポケットなど生地が厚い部分は要注意

まずは、乾燥力の検証です。


洗濯後のワイシャツ・チノパン・パーカーを乾燥させ、乾燥前後で衣類の重さがどれだけ減っているか・水分量を測定。実際に衣類に触って、乾き具合もチェックしました。なお、検証には各商品の乾燥容量の6割の衣類を使用しています。

ワイシャツはカラッと乾いた。アイロンがけは必須

ワイシャツはカラッと乾いた。アイロンがけは必須

乾燥運転のあと、ワイシャツはしっかりと乾いていました。ハンドタオルなどもしっかり乾いており、薄手の衣類の乾き具合はドラム式乾燥機にも劣りません。


比較したほとんどの商品も同様に、ワイシャツをしっかり乾かすことができました。基本的にどの縦型洗濯乾燥機も、薄手の衣類を乾かす実力はあるといえるでしょう。


ただし、縦型洗濯乾燥機は、ドラム式と比べると乾燥時にシワがつきやすいとされています。画像のとおり、本商品も乾燥させたあとはシワが目立ちました。乾燥後にはアイロンがけが必要です。

チノパンは一部が湿ったまま。生地が厚い部分は難しい

チノパンは一部が湿ったまま。生地が厚い部分は難しい

一方、厚みのある生地には苦戦。チノパンは、股と後ろのポケットが触ってわかる程度に湿っている状態でした。


比較したなかでチノパンを完全に乾かせたのは、全体の約2割の商品のみ(※執筆時点)でした。シャープ・日立・パナソニックなど各メーカーの商品を比較したところ、いずれのメーカーでも乾燥容量が5kg以上の商品は乾燥力が高い傾向がありました


本商品の乾燥容量は4.5kgとやや小さめなので、乾燥したい衣類がそこまで多くない人に向いているでしょう。

パーカーも乾かしきれず。ポケットが湿っていた

パーカーも乾かしきれず。ポケットが湿っていた

パーカーもポケットの中が乾きませんでした。左右ともに水分量計で10%と湿り気が多い状態を示しています。チノパンと同様に、比較した約8割の商品が苦戦していたので、やはり多くの縦型洗濯乾燥機で厚手の衣類を乾かしきるのは難しいといえるでしょう。


なお、本品と同じ東芝の2023年モデルAW-8VM3でも、乾燥容量は4.5kgと変わらないためか結果は同じでした。厚手の衣類を乾かす機会が多いなら、さらに容量の多いモデルを選ぶのがよさそうです。

Tシャツが全体的に平均2cm縮んだ。お気に入りの服は乾燥を避けて

Tシャツが全体的に平均2cm縮んだ。お気に入りの服は乾燥を避けて

次に、縮みにくさの検証です。洗濯・乾燥前後のTシャツの寸法を測定したところ、肩幅・脇下の身幅・裾幅・首元から裾までの着丈で、2~3.5cm縮んでいました


とくに身幅と袖幅の縮みが大きく、それぞれ3.5cm前後細くなっています。Tシャツの着丈・袖丈・袖口・裾幅の縮みを平均すると2.03cm。比較した半数以上の商品が縮みを1cm以下に抑えたなか、本商品はかなり縮みやすいのでお気に入りの衣類の乾燥は避けるのがベターです。

洗浄力は申し分なし。ガンコな汚れもきれいに落とせた

洗浄力は申し分なし。ガンコな汚れもきれいに落とせた

続いて、洗浄力の検証です。


2着の白いTシャツに卵・泥・皮脂・カレー・口紅の汚れをつけて24時間放置し、標準コースと温水洗浄コースでそれぞれ洗浄。色彩色度計を使用って洗濯の前後の明度をチェックし、汚れが薄くなった商品ほど高評価としました。

標準コースでも洗浄力は十分。とくに食べものの汚れに強い

標準コースでも洗浄力は十分。とくに食べものの汚れに強い

標準コースの洗浄力はとても優秀です。卵やカレーなど食べもののシミを中心に全体がかなり薄くなり、メーカーが売りにしている「抗菌メガシャワー洗浄」のパワーを実感できました。


とくにカレー汚れ(画像下段中央)の落ち具合は、比較したなかでもトップクラス。多くの商品は濃いシミが残ったのに対し、本商品はあきらかに薄くなりました。食べもののシミは標準コースでも十分に落とせるので、食べこぼしやすい子どもがいる家庭におすすめですよ。

温水洗浄コースなら、泥や皮脂汚れもよく落ちる

温水洗浄コースなら、泥や皮脂汚れもよく落ちる

「温水で洗えて冬でも洗浄力が落ちない」という口コミのとおり、温水洗浄コースではさらに高い洗浄力を発揮しました。画像のとおり、標準コースではあまり落ちなかった泥や皮脂汚れもかなり薄まっています(画像右上・左下)。


温水洗浄コースでは、汚れ具合に応じて最大8時間までのつけおき時間を設定できます。ガンコな汚れや皮脂汚れによる黄ばみの対策をしたい場合は、長めのつけおきでしっかり汚れを落としましょう。


比較した商品のなかでも、東芝の洗濯機は皮脂・カレー・卵の汚れ落ちがとくに優秀でした。油脂系の汚れをしっかり落としたい人におすすめですよ。

槽のお手入れ機能が充実。洗濯ものはやや取り出しにくい

槽のお手入れ機能が充実。洗濯ものはやや取り出しにくい

次は、お手入れのしやすさ・洗濯ものの取り出しやすさの検証です。


お手入れのしやすさについて、乾燥フィルター・糸くずフィルターの形状や、自動お手入れ機能の有無を確認。フィルターのゴミが捨てやすく、手間をかけずに洗濯槽のケアができるものを評価しています。


洗濯ものの取り出しやすさは、投入口の幅38cm以上・奥行が30cm以上・槽の深さが53cm以下・本体手前から槽までの距離が10cm未満を基準としました。投入口が大きく、底に手が届きやす商品ほど高評価としています。

乾燥フィルターは開けやすい。そこまでお手入れに手間がかからない

乾燥フィルターは開けやすい。そこまでお手入れに手間がかからない

お手入れのしやすさは、比較した商品のなかでもトップクラス。とくに洗濯槽のお手入れ機能が充実していました。


乾燥フィルターは、ほかの多くの商品と同様に乾燥運転をしたあとは毎回お手入れが必要です。本体から引き抜いて画像のように開くだけでゴミを捨てられるシンプルな構造。フタも開けやすく、とくに不便はありませんでした。


ただし、比較したなかにはフィルター内でホコリが1つの塊にまとまって、フタをひっくり返すだけでゴミ捨てが完了した商品もあります。本商品はホコリがまとまることはなかったので、説明書の推奨どおり掃除機か柔らかいブラシで、フィルターについたゴミを取り除きましょう


比較した商品の半分以上が搭載していなかった洗濯槽の自動乾燥機能「カビプロテクト」を備えているのもポイント。洗濯ものを取り出してフタを閉じた10分後に自動で槽乾燥を開始し、黒カビの発生を防ぐ機能です。面倒な手入れをお任せできるので、洗濯槽の衛生面が気になる人も安心ですよ。

糸くずフィルターの処理も簡単。槽の自動乾燥で黒カビも予防できる

糸くずフィルターの処理も簡単。槽の自動乾燥で黒カビも予防できる

洗濯中の衣類から出たゴミを集める糸くずフィルターは、プラスチックのスライド式。開閉が簡単なうえ、フィルターをゴミ箱の上で軽く叩けば、ある程度は落とせます。残ったゴミもティッシュで拭えば楽に取り除けました。


糸くずフィルターは半透明で、外からゴミたまり具合をチェックできる点も便利なポイントです。


洗濯槽の「自動お掃除」機能も備えており、一度設定すれば毎回の洗濯後に洗濯・脱水槽の洗剤カスや皮脂汚れを自動で洗い流します。月に一度は「槽洗浄コース」で念入りのお手入れを行いましょう。塩素系漂白剤を使用して、日々のお手入れでは取りきれなかった槽洗浄の蓄積汚れにもアプローチします。

操作パネルの奥行が長い。身を乗り出さないと衣類に届きにくい

操作パネルの奥行が長い。身を乗り出さないと衣類に届きにくい

洗濯ものは、取り出しやすい仕様とはいえません。比較した容量7〜8kg前後の洗濯機のなかでは投入口の奥行き・幅が若干狭く、衣類を一気に取り出せるサイズではないでしょう。詳細は以下のとおりです。


  1. 投入口の奥行き|29cm
  2. 投入口幅|38cm
  3. 槽の深さ|55cm
  4. 本体手前から開口部までの長さ|13cm

比較したところ、本体手前から開口部までの長さ(操作パネル部分)は10cm前後の商品が多かったなか、本商品は13cmと若干長め。そのぶん、衣類を取り出すときに大きく身を乗り出さなければならない点が気になりました。

電気代が高め。洗浄力が高いため、やむを得ない

電気代が高め。洗浄力が高いため、やむを得ない

次は、気になる1回あたりの洗濯コストのかかりにくさを検証しました。水量計とワットモニターを接続し、洗濯開始から完了までに使用した水道量・電力量を算出。水道代は1Lあたり0.24円、電気代は1kWhあたり31円として、それぞれかかったコストを計算しました。


検証した結果、洗濯容量8kgと少なめながら、1回あたりのコストは88.6円と高めに。21円相当の水を使用しており、比較した一部の10kgの洗濯機の使用水量をも上回っていました。本商品はパワフルな洗浄力をもつ反面、かなり水を使うので1回の洗濯・乾燥コストはやや高いといえます。


比較したなかには、洗濯~乾燥までを60円程度に抑えられた商品も。同じ条件で1日1回洗濯から乾燥まで行うとすると、年間で1万円以上の差がつく計算です。もちろん洗浄力も重要なので、各家庭にあった性能とコストの商品を見極めましょう。

洗濯・乾燥時の運転音はやや大きめ。近くにいなければそこまで気にならない

洗濯・乾燥時の運転音はやや大きめ。近くにいなければそこまで気にならない

続いては、静かさの検証です。洗濯から脱水まで稼動させ、洗濯機から50cmの位置で騒音値を測定しました。


運転音の大きさは、洗濯中は50.47dB・脱水中は52.2dB。比較した8割近くの商品が洗濯中は40dB台をキープしていたのに対して、本商品はやや大きめです。とはいえ、脱水時にはむしろ音が小さいほうでした。


極端にうるさいわけではないですが、口コミ通り乾燥時の音の大きさは気になります乾燥中の運転音は59dBと、比較した全商品の平均58.3dB(※執筆時点)よりも大きめでした。洗濯機置き場とリビング・寝室が近い距離にある人は、ややうるさく感じる可能性があるでしょう。

洗濯から乾燥までは約4時間。比較したなかでは平均的なスピード

洗濯から乾燥までは約4時間。比較したなかでは平均的なスピード

最後に、洗濯~乾燥の速さの検証です。洗濯・乾燥モードで稼働させ、開始から完了までにかかる時間を計測しました。


検証したところ、洗濯から乾燥まで約4時間かかりました。比較した全商品の平均も4時間程度(※執筆時点)だったので、速いとも遅いともいえないスピードです。


比較したなかには、洗濯~乾燥を約2時間30分でスピーディに終えたうえに、厚手の衣服までしっかり乾燥させられた非常にパワフルな商品もありました。洗濯機の買い替えで時短や電気代節約を狙いたい人は、稼働時間の長さにも注目するとよいでしょう。

東芝 タテ型洗濯乾燥機 AW-8VM2の詳細情報

洗浄力(卵の汚れ) No.1
洗浄力(カレーの汚れ) No.1
お手入れのしやすさ No.1

東芝ライフスタイル
TOSHIBA ZABOONタテ型洗濯乾燥機AW-8VM2(W)

おすすめスコア
4.01
縦型洗濯乾燥機9位/12商品
乾燥力
4.21
縮みにくさ
3.47
洗浄力(泥の汚れ)
4.18
洗浄力(皮脂の汚れ)
4.23
洗浄力(卵の汚れ)
5.00
洗浄力(カレーの汚れ)
4.78
洗浄力(口紅の汚れ)
3.44
お手入れのしやすさ
4.75
1回あたりの洗濯・乾燥コストのかかりにくさ
3.79
静かさ
4.34
洗濯ものの取り出しやすさ
4.21
洗濯〜乾燥の速さ
4.00
タテ型洗濯乾燥機 1
タテ型洗濯乾燥機 2
タテ型洗濯乾燥機 3
タテ型洗濯乾燥機 4
タテ型洗濯乾燥機 5
タテ型洗濯乾燥機 6
タテ型洗濯乾燥機 7
タテ型洗濯乾燥機 8
タテ型洗濯乾燥機 9
タテ型洗濯乾燥機 10
タテ型洗濯乾燥機 11
タテ型洗濯乾燥機 12
タテ型洗濯乾燥機 13
タテ型洗濯乾燥機 14
タテ型洗濯乾燥機 15
タテ型洗濯乾燥機 16
最安価格
38,000円
低価格
最安価格
38,000円
低価格
洗濯容量8kg
乾燥容量4.5kg
洗濯から乾燥までの電気代66.96円
ヒーター乾燥の種類
ヒーター式
糸くずフィルターのタイプ
プラスチック
設置可能な防水パンの奥行(内寸)
510mm以上
乾燥フィルターのタイプ
袋なし

良い

  • 卵・カレーの汚れが標準コースでかなり薄まった
  • 乾燥フィルター・糸くずフィルターともお手入れしやすい素材でゴミが捨てやすい
  • 衣類の重さは稼動前後でやや減少し、ワイシャツのような薄手の衣類はしっかり乾いた

気になる

  • パーカー・チノパンの厚手の衣類が十分に乾かず、乾燥力の評価は伸び悩んだ
  • 肩幅・脇下の身幅・裾幅・首元から裾までの着丈で、2~3.5cm程度の縮みが生じた
  • 洗濯から乾燥までの水道料が21円とやや高く、乾燥時の運転音も59dBと大きめ
手前から槽までの距離130mm
風呂水対応
槽の深さ550mm
洗濯時の運転音.50.47dB
投入口の幅365mm
投入口の奥行290mm
脱水時の運転音.52.20dB
フタを開けた時の高さ1295mm
乾燥時の運転音.59.00dB
ほぐし脱水機能
自動おそうじ機能
洗剤・柔軟剤自動投入機能
温水洗浄機能
槽洗浄コース
毛布コース
槽乾燥コース
部屋干しコース
除菌・消臭コース
スマホ連携機能
AIセンサー機能
幅(手掛け・排水ホースを含む)600mm
奥行605mm
高さ(給水ホース取付部を含む)1021mm
重量46kg
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東芝 タテ型洗濯乾燥機 AW-8VM2の価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

  1. 1

    37,655円

    (最安)

    販売価格:38,000円

    ポイント:345円相当

    送料別

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    39,439円

    (+1,784円)

    販売価格:39,800円

    ポイント:361円相当

    送料無料

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    39,439円

    (+1,784円)

    販売価格:39,800円

    ポイント:361円相当

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    39,439円

    (+1,784円)

    販売価格:39,800円

    ポイント:361円相当

    送料別

東芝 タテ型洗濯乾燥機 AW-8VM2を設置するときの注意点をチェック!

東芝 タテ型洗濯乾燥機 AW-8VM2を設置するときの注意点をチェック!

東芝 タテ型洗濯乾燥機 AW-8VM2を設置する際は、前方・上方50cm以上、後方2cm以上、左右は5cm以上、排水ホースを通す側の側面10cm以上、水栓の蛇口下端と本体上面は5cm以上のスペースを設けましょう。防水パンがある場合は、内側は幅620mm以上、奥行は510mm以上が必要です。


縦型・ドラム式にかかわらず、洗濯機を新調するときは自宅に搬入できるかどうかの確認が必要です。廊下やドアの幅は本体幅プラス10cmのゆとりが必要とされているため、購入前に搬入経路の幅をしっかり測っておきましょう。

東芝 タテ型洗濯乾燥機 AW-8VM2はどこで売っている?

東芝 タテ型洗濯乾燥機 AW-8VM2はすでに生産が終了しているため、取扱店舗はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトが中心です。


オープン価格のため、値段はショップによって異なります。送料やポイント還元率も加味して、お得に買えるお店を探してくださいね。

乾燥をかける機会が多いなら、こちらもおすすめ

最後に、比較したなかでも高い乾燥力を発揮した商品をご紹介します。


シャープ ES-PT10G-Tは、スピーディに洗濯〜乾燥まで完了させたい人におすすめです。洗濯〜乾燥までたった約2時間33分で完了させたうえに、厚手のパーカーまでしっかり乾いていました。1回あたり61.3円とコストも抑えられます。洗濯容量は10kg・乾燥容量は5kgのモデルです。


日立のBW-DX100Hは乾燥力が高いだけでなく、衣類の縮みも抑えられました。パーカーは乾かなかったものの、薄手の服やチノパンは完全に乾かせる実力です。洗浄力が高いのも特徴で、温水モードでは泥から油汚れまで苦手な汚れがほぼありませんでした。洗濯容量は10kg、乾燥容量は5.5kgです。

シャープ
タテ型洗濯乾燥機ES-PT10G-T

参考価格
158,500円
洗濯容量10kg
種類洗濯乾燥機
乾燥容量5kg
ヒーター乾燥の種類ヒーターセンサー乾燥
乾燥方式ヒーター乾燥
糸くずフィルターのタイプ布製
設置可能な防水パンの奥行(内寸)540mm以上
乾燥フィルターのタイプ袋なし
設置可能な防水パンの幅(内寸)不明
フタから背面までの奥行(フタ折れ時)120mm
洗濯から脱水までの電気代1.46円
洗濯乾燥時標準コース目安時間185分
洗濯から乾燥までの電気代45.88円
洗濯時標準コース目安時間45分
手前から槽までの距離100mm
風呂水対応
槽の深さ510mm
洗濯時の運転音.48.3dB
投入口の幅415mm
洗濯時の運転音48.3dB
投入口の奥行330mm
予約タイマー機能
予約タイマー.
チャイルドロック機能
本体背面からの出代不明
脱水時の運転音.49.8dB
フタを開けた時の高さ1,425mm
脱水時の運転音49.8dB
乾燥時の運転音.53.83dB
フタを開けた時の高さ(折りたたみ時)不明
乾燥時の運転音53.83dB
ほぐし脱水機能
自動おそうじ機能
1kgあたりの使用水量16L
自動槽洗浄機能
洗剤・柔軟剤自動投入機能
温水洗浄機能
シワ取り機能不明
つけおきコース
槽洗浄コース
毛布コース
槽乾燥コース
お急ぎコース不明
部屋干しコース
除菌・消臭コース
インバーター搭載
スマホ連携機能
AIセンサー機能
本体幅555mm
幅(手掛け・排水ホースを含む)600mm
奥行650mm
高さ(給水ホース取付部を含む)1020mm
重量46kg
タンク容量不明
透明窓あり不明
本体下部幅521mm
本体下部奥行500mm
本体下部高さ90mm
標準使用水量洗濯:102L/洗濯〜乾燥:82L
洗濯時消費電力量98Wh
乾燥時消費電力950W
洗濯時消費電力420W
洗濯乾燥時消費電力量1850Wh
電気代(目安)洗濯:約45分/洗濯~乾燥:185分
水道代(目安)洗濯:約45分/洗濯~乾燥:185分
風呂水ポンプ付き不明
タイプ縦型
特徴不明
業務用不明
全部見る

日立グローバルライフソリューションズ
HITACHI ビートウォッシュタテ型洗濯乾燥機BW-DX100H(V)

おすすめスコア
4.21
乾燥力
4.42
縮みにくさ
4.31
洗浄力(泥の汚れ)
4.19
洗浄力(皮脂の汚れ)
4.02
洗浄力(卵の汚れ)
3.84
洗浄力(カレーの汚れ)
4.07
洗浄力(口紅の汚れ)
4.27
お手入れのしやすさ
4.45
1回あたりの洗濯・乾燥コストのかかりにくさ
3.88
静かさ
4.17
洗濯ものの取り出しやすさ
4.15
洗濯〜乾燥の速さ
3.95
タテ型洗濯乾燥機 1
タテ型洗濯乾燥機 2
タテ型洗濯乾燥機 3
タテ型洗濯乾燥機 4
タテ型洗濯乾燥機 5
タテ型洗濯乾燥機 6
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タテ型洗濯乾燥機 8
タテ型洗濯乾燥機 9
タテ型洗濯乾燥機 10
タテ型洗濯乾燥機 11
タテ型洗濯乾燥機 12
タテ型洗濯乾燥機 13
タテ型洗濯乾燥機 14
タテ型洗濯乾燥機 15
タテ型洗濯乾燥機 16
タテ型洗濯乾燥機 17
タテ型洗濯乾燥機 18
タテ型洗濯乾燥機 19
最安価格
Amazonで売れています!
134,000円
在庫わずか
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洗濯容量10kg
乾燥容量5.5kg
洗濯から乾燥までの電気代67.89円
ヒーター乾燥の種類
水冷除湿式
糸くずフィルターのタイプ
プラスチック
設置可能な防水パンの奥行(内寸)
540mm以上
乾燥フィルターのタイプ
袋あり

良い

  • 薄手から厚手の衣類までしっかり乾いて乾燥力が高く、衣類の縮みも少ない
  • 落としにくい口紅のほか、泥・皮脂・カレーの汚れもある程度落とせた
  • 使用水量は70Lと平均よりも少なく、1回あたりの水道代は16.8円と安い

気になる

  • 乾燥時の運転音は59dBで、平均より大きめ
  • 乾燥フィルターが布製で、お手入れに手間がかかる印象
  • 洗濯から乾燥までにかかる電気代は67円と平均よりやや高め
手前から槽までの距離120mm
風呂水対応
槽の深さ565mm
洗濯時の運転音.46.97dB
投入口の幅415mm
投入口の奥行280mm
脱水時の運転音.54.50dB
フタを開けた時の高さ1466mm
乾燥時の運転音.59.00dB
ほぐし脱水機能
自動おそうじ機能
洗剤・柔軟剤自動投入機能
温水洗浄機能
槽洗浄コース
毛布コース
槽乾燥コース
部屋干しコース
除菌・消臭コース
スマホ連携機能
AIセンサー機能
幅(手掛け・排水ホースを含む)610mm
奥行660mm
高さ(給水ホース取付部を含む)1105mm
重量55kg
全部見る
タテ型洗濯乾燥機

日立 タテ型洗濯乾燥機 BW-DX100Hをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

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