洗濯容量は8kgで、4.7kgまでの毛布コースも搭載した縦型洗濯機、日立 ビートウォッシュ BW-DV80H。ネット上では「運転音が静か」と評判な一方で、「黄ばみが落ちない」と気になる口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のアクアや東芝ライフスタイルの縦型洗濯機とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、縦型洗濯機選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
99,980円
おすすめスコア
洗浄力(泥の汚れ)
洗浄力(皮脂の汚れ)
洗浄力(卵の汚れ)
洗浄力(カレーの汚れ)
洗浄力(口紅の汚れ)
お手入れのしやすさ
1回あたりの洗濯コストのかかりにくさ
静かさ
洗濯ものの取り出しやすさ
洗濯容量 | 8kg |
---|---|
乾燥容量 | 4.5kg |
糸くずフィルターのタイプ | プラスチック |
良い
気になる
投入口は内ブタつきのため、奥行き28×幅39cmとやや狭めでした。衣類が多いときはまとめて取り出さず、上から少しずつわけて取り出すとスムーズです。比較した同じ容量の商品のなかには、槽までの長さが49cmとほどのものもあったのに対し、本商品は53cmとやや深さがあるのもネック。操作パネルも奥行12cmと大きいため、洗濯物を取り出す際は少し前屈みの姿勢になる必要がありました。
一方、お手入れのしやすさは高評価です。槽内の清潔を保ちやすい自動槽洗浄機能と槽洗浄コースを搭載。比較したほかのメーカーは、すすぎに使用した水で洗濯槽を洗浄していますが、日立製品は新しい水道水を使って槽を洗浄する仕組みが特徴的です。プラスチック製の糸くずフィルターはスライド式で開閉しやすく、ゴミはティッシュや布などで拭うだけで簡単に取り除けました。
静音性も優秀で、稼働音は洗濯時で44.17dBと昼間の戸建ての住宅地ほどの静けさ(参照:環境省)でした。脱水時でも52.17dBと、比較した全商品の平均58.25dB(※執筆時点)を下回る結果に。「運転音が静か」との口コミどおり、夜間でも使用しやすい静音設計です。
1回あたりの洗濯にかかるコストは、水道代が20.13円・電気代が0.95円の合計21.08円でした。比較した同じ8kgの容量の洗濯機より3~5円ほど安い計算です。1年間では約1,100円~1,800円ほど節約できますよ。温水コースでは標準コースよりも電気代はかかりますが、洗濯回数が多い家庭でも使いやすいでしょう。
「黄ばみが落ちない」との口コミに反して温水洗浄の洗浄力は高く、毛布コースも搭載されています。しかし、電気代を考えると標準コースでも汚れ落ちがよいものを選びたいところ。洗浄力重視で選びたい人は、ほかの商品をチェックしてみてください。
日立 ビートウォッシュ BW-DV80Hのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
東芝ライフスタイル
脱水時の運転が静か。汚れもきれいに落ちて申し分なし
アイリスオーヤマ
毎日の洗濯を楽にしたい人に。お手入れしやすく洗浄力も高い
東芝ライフスタイル
つけおきコースの洗浄力が高い。お手入れもしやすい優等生
縦型洗濯機は、最小4.5kg~最大16kgとサイズ展開が豊富なため、家族の人数や洗濯回数に合った容量を選べます。またドラム式の価格は20万~30万円台と高額なのに対し、縦型は3万~18万円程度とドラム式よりも手軽に購入できる点が魅力です。
今回ご紹介する日立 ビートウォッシュ BW-DV80Hは、AIが洗濯物の量や汚れ具合を見極め自動で洗い方や時間を調整する、AIお洗濯機能を搭載。ビートウィングと呼ばれる回転羽根により、押し・もみ・たたき洗い行い、大流量のナイアガラシャワーで汚れを洗い流すと謳われています。
販売元は、幅広い家電や空調機器を取り扱う、日立グローバルライフソリューションズです。日立の主力商品であるビートウォッシュシリーズは、乾燥なしの機種にはつけおきコース・乾燥ありの機種には温水洗浄が搭載されている点が特徴。槽洗浄時に新しい水道水を使用するので、見えない部分まで清潔に保ちやすいですよ。
洗剤と柔軟剤は、自動で投入が可能。コースは標準やおいそぎのほか、乾燥時のシワを抑える「シワ低減コース」・水で洗えないものを除菌消臭する「除菌清潔プラスコース」、4.7kgまでの毛布が洗える「毛布コース」など種類豊富です。ヒーターを使用する温水洗浄や温水ミストを吹き付けて洗浄力を高める「温め自動モード」もついており、多彩な洗浄機能を売りとしています。
脱水機能にもこだわっており、洗濯物を取り出しやすくする「ほぐし脱水」やシワを抑える「温風ほぐし脱水」も行えます。
抗菌剤を使用した糸くずフィルターはスライド開閉できるので、手で触れずにゴミ捨てが可能。自動お掃除機能も搭載しており、清潔を保ちやすいでしょう。なお、詳細は以下のとおりです。
本体サイズは、幅570×奥行635×高さ(給水ホース取付部を含む)1040mm。重さは約52kgです。付属品として給水ホース(約0.8m)・お湯取ホース(約4m)・クリーンフィルター・お湯取ホース掛け・高さ調整用の脚キャップがセットになっています。
今回は、ビートウォッシュのタテ型洗濯乾燥機を含む縦型洗濯機43商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめは、洗浄力の検証です。
白いTシャツに卵・泥・皮脂・カレー・口紅の5種類の汚れをつけ、24時間放置。標準コースと温水洗浄コースの2種類で洗浄を行い、洗濯前後の明度の差から汚れの落ち具合をチェックしました。
標準コースの洗浄力はいまひとつ。すべての汚れがほとんど残ったままでした。比較したアクアのAQW-P7Nや東芝ライフスタイルのAW-8VM2は5種類の汚れをまんべんなく落とせており、物足りなさを感じます。
普段から標準コースを使用する人には不向きです。事前に染み抜きや手洗いなどの工夫が必要でしょう。
一方、温水洗浄の汚れ落ちは良好です。卵汚れは少し残ったものの、泥・油といった色の濃い汚れは、ほぼ目立たないレベルでした。「黄ばみが落ちない」との口コミもありましたが、なかでもとくに皮脂汚れに対する洗浄力が高かったため、汗をかきやすい人にもおすすめですよ。
比較したなかでも苦戦した商品が多かった口紅汚れは落とし切れませんでしたが、温水洗浄なら日常的な汚れには対応できるでしょう。
実際に計測した洗濯時の運転音は、非常に静かです。洗濯時の稼動音は44.17dBと、比較した全商品の平均49.65dB(※執筆時点)を下回りました。昼間の戸建ての住宅地ほどの静けさ(参照:環境省)で、1mほどの距離ににいてもうるさく感じません。
脱水時の稼働音は、52.17dBと書店の店内ほどの騒音レベル(参照:環境省)にとどまりました。比較したなかには洗濯機から半径1m以内で会話するのが難しく感じるほどうるさい商品もあったのに対し、本商品はかなり静かです。「運転音が静か」との口コミどおり、夜間に使用しても、眠りを妨げにくいでしょう。なお、詳しい検証結果は以下のとおりです。
<検証結果>
執筆時点
続いては、お手入れがしやすさと洗濯物の取り出しやすさの検証です。
まずは、糸くずフィルターのゴミの捨てやすさや槽のメンテナンスのしやすさをチェック。また投入口のサイズや槽の深さから、身を前に大きく乗り出さなくても取り出しやすいかを調べました。
自動乾燥機能はありませんが、自動槽洗浄機能と槽洗浄コースを搭載しています。比較したほかのメーカーはすすぎに使用した水で洗濯槽を洗浄するのに対し、日立製品は新しい水道水を使って槽洗浄を行う点が魅力。洗濯機内を清潔に保ちやすい工夫が光りました。
ただし、工場出荷時は自動槽洗浄モードはOFFになっているため、使用したい人は購入後に設定してください。
投入口は内ブタがあるため、実際に計測した奥行きは28cm・幅は39cmとやや狭めです。大量の衣類はまとめて取り出さず、上から数枚ずつにわけて取り出しましょう。
比較した同じ容量の商品のなかには、槽までの長さが49cmほどのものもあったのに対し、本商品は53cmと少々深さがあるのもネック。操作パネルも奥行12cmと大きいため、洗濯槽までの距離を感じます。洗濯物を取り出す際は若干前屈みの姿勢になる必要がありました。なお、詳細は以下のとおりです。
最後は、1回あたりの洗濯コストのかかりにくさの検証です。
水量計とワットモニターを接続し、洗濯開始から終了までに使用した水道量と電力量を算出。水道代は1Lあたり0.24円、電気代は1kWhあたり31円としてそれぞれかかったコストを計算しました。
1回の洗濯にかかったコストは、水道代20.13円・電気代0.95円の合計21.08円でした。比較した同じ8kgの容量の洗濯機より3~5円ほど安い計算です。1年間では、約1,100円~1,800円ほど節約できるでしょう。
温水洗浄コースでは標準コースよりも電気代がかかりやすいものの、洗濯回数が多い家庭ではコストを抑えられる点は大きなメリットです。
洗濯容量 | 8kg |
---|---|
乾燥容量 | 4.5kg |
糸くずフィルターのタイプ | プラスチック |
良い
気になる
設置可能な防水パンの奥行(内寸) | 540mm以上 |
---|---|
洗濯から脱水までの電気代 | 1.55円 |
洗濯時標準コース目安時間 | 33分 |
手前から槽までの距離 | 120mm |
風呂水対応 | |
槽の深さ | 550mm |
洗濯時の運転音. | 44.17dB |
投入口の幅 | 390mm |
投入口の奥行 | 280mm |
脱水時の運転音. | 52.17dB |
洗剤・柔軟剤自動投入機能 | |
ほぐし脱水機能 | |
温水洗浄機能 | |
槽洗浄コース | |
槽乾燥コース | |
部屋干しコース | |
除菌・消臭コース | |
AIセンサー機能 | |
スマホ連携機能 | |
インバーター搭載 | |
本体幅 | 570mm |
幅(手掛け・排水ホースを含む) | 570mm |
奥行 | 635mm |
高さ(給水ホース取付部を含む) | 1040mm |
重量 | 52kg |
本体下部幅 | 566mm |
本体下部奥行 | 537mm |
本体下部高さ | 93mm |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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日立 ビートウォッシュ BW-DV80Hの正しい設置方法をチェックしてみましょう。
設置場所はしっかりとした水平の床を選んでください。左右と後方は壁から1.5cm、上方は50cm、排水ホースの引き出し口は9cm離して設置します。本体の変形や変色・故障を防ぐため、直射日光が当たる場所や40℃以上になる場所・屋外など凍結の恐れがある場所への設置は避けてください。
正しく排水するために、排水ホースの高さは15cm以下になるよう設置します。水栓及び水栓継手は本体に触れないようにし、給水ホースのつめを給水栓のツバにしっかりと掛けるよう設置すると、水漏れを防げますよ。
日立 ビートウォッシュ BW-DV80Hは、公式オンラインストアまたは家電量販店で購入が可能です。ただし公式サイトでは、現在はアウトレット品のみの取り扱いとなっています(※執筆時点)。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでも販売中です。執筆時点のECサイトでの価格は約10万円~18万円台まで取扱店舗により差がありました。お得に購入できるよう、事前に比較してみてください。ケーズデンキやヤマダ電機といった家電量販店でも買えますよ。
最後に、標準コースでも汚れが落とせた商品をご紹介します。
AQUAの全自動洗濯機 AQW-P7Nは、迷ったら検討してほしい一品です。標準コースでも汚れの種類を問わず洗浄力を発揮し、幅広い汚れに対応できました。投入口の奥行き・幅が広く、洗濯物を抱えて取り出せるのも魅力。糸くずフィルターはプラスチック製で、手入れも簡単でした。
東芝ライフスタイルのAW-8VM2は、洗濯後の自動槽乾燥機能「カビプロテクト」があるのが魅力です。検証では標準コースでも汚れを十分落とせ、温水洗浄では泥や皮脂までよく落とせました。脱水時の運転音も静かですよ。外フタが折れる設計で、吊戸棚があっても設置しやすい商品です。
洗濯容量 | 7kg |
---|---|
種類 | 全自動洗濯機(簡易乾燥あり) |
乾燥容量 | |
ヒーター乾燥の種類 | 風乾燥 |
乾燥方式 | |
糸くずフィルターのタイプ | プラスチック |
設置可能な防水パンの奥行(内寸) | 540mm以上 |
乾燥フィルターのタイプ | |
設置可能な防水パンの幅(内寸) | 不明 |
フタから背面までの奥行(フタ折れ時) | |
洗濯から脱水までの電気代 | 1.68円 |
洗濯乾燥時標準コース目安時間 | |
洗濯から乾燥までの電気代 | |
洗濯時標準コース目安時間 | 37分 |
手前から槽までの距離 | 70mm |
風呂水対応 | |
槽の深さ | 520mm |
洗濯時の運転音. | 53.47dB |
投入口の幅 | 450mm |
洗濯時の運転音 | 53.00dB |
投入口の奥行 | 325mm |
予約タイマー機能 | |
予約タイマー. | ◯ |
チャイルドロック | |
本体背面からの出代 | |
脱水時の運転音. | 65.67dB |
フタを開けた時の高さ | 1304mm |
脱水時の運転音 | 65.00dB |
乾燥時の運転音. | |
フタを開けた時の高さ(折りたたみ時) | |
乾燥時の運転音 | |
ほぐし脱水機能 | |
自動おそうじ機能 | |
1kgあたりの使用水量 | 24.4L |
自動槽洗浄機能 | |
洗剤・柔軟剤自動投入機能 | |
温水洗浄機能 | |
シワ取り機能 | |
つけおきコース | |
槽洗浄コース | |
毛布コース | |
槽乾燥コース | |
お急ぎコース | |
部屋干しコース | |
除菌・消臭コース | |
インバーター搭載 | |
スマホ連携機能 | |
AIセンサー機能 | |
本体幅 | 520mm |
幅(手掛け・排水ホースを含む) | 560mm |
奥行 | 540mm |
高さ(給水ホース取付部を含む) | 980mm |
重量 | 35kg |
タンク容量 | |
透明窓あり | |
本体下部幅 | 520mm |
本体下部奥行 | 533mm |
本体下部高さ | 33mm |
標準使用水量 | 約113L |
洗濯時消費電力量 | 90Wh/110Wh(50Hz/60Hz) |
乾燥時消費電力 | |
洗濯時消費電力 | 320W/380W(50Hz/60Hz) |
洗濯乾燥時消費電力量 | |
電気代(目安) | |
水道代(目安) | |
風呂水ポンプ付き | |
タイプ | 縦型 |
特徴 | ガラストップ |
業務用 |
洗濯容量 | 8kg |
---|---|
乾燥容量 | 4.5kg |
糸くずフィルターのタイプ | プラスチック |
良い
気になる
設置可能な防水パンの奥行(内寸) | 510mm以上 |
---|---|
洗濯から脱水までの電気代 | 2.48円 |
洗濯時標準コース目安時間 | 39分 |
手前から槽までの距離 | 130mm |
風呂水対応 | |
槽の深さ | 550mm |
洗濯時の運転音. | 50.47dB |
投入口の幅 | 365mm |
投入口の奥行 | 290mm |
脱水時の運転音. | 52.20dB |
洗剤・柔軟剤自動投入機能 | |
ほぐし脱水機能 | |
温水洗浄機能 | |
槽洗浄コース | |
槽乾燥コース | |
部屋干しコース | |
除菌・消臭コース | |
AIセンサー機能 | |
スマホ連携機能 | |
インバーター搭載 | |
本体幅 | 564mm |
幅(手掛け・排水ホースを含む) | 600mm |
奥行 | 605mm |
高さ(給水ホース取付部を含む) | 1021mm |
重量 | 46kg |
本体下部幅 | 551mm |
本体下部奥行 | 507mm |
本体下部高さ | 105mm |
東芝 タテ型洗濯乾燥機 AW-8VM2をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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