揚げ物をした油をきれいにろ過できると評判のオイルポット、ダスキン 油ろ過器 油っくりん ナイス。「油を捨てることがほぼなくなった」と高評価の口コミがみられる一方で、「ろ過に時間がかかる」といった気になる声もあり、購入をためらっている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のオイルポットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、オイルポット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ダスキン 油ろ過器 油っくりん ナイスは、ろ過性能の高い1〜2人暮らし用のオイルポットをお探しの人におすすめです。実際にモニター7人が使用したところ、揚げ油を不純物のないサラサラな状態までろ過できました。比較したほかの商品には細かなカスが残るものもあったなか、モニターからは「新品の油に近い」との声も。問題なく再利用できますよ。
ろ過作業のスムーズさも良好な結果に。活性炭フィルターを採用しているため、「ろ過に時間がかかる」との口コミどおり作業時間は38分50秒と長いものの、ろ過スペースの容量は867mLと大きめです。一気に注いでも溢れる心配が少ないため、ろ過終了までつきっきりにはならないでしょう。
注ぎ口は鈍角で、鋭角の商品に比べると注ぐ量を調節しづらいのはネックです。しかし二重口を採用しており、液だれしても注ぎ口の下にある溝が油を受け止めます。注ぎ口から油が伝わりにくい工夫がされているのは便利ですね。
サイズは幅20.5×奥行14.5×高さ16.4cmと、小さなやかんほどの大きさ。比較したほかの商品には体積が3,000cm3を超えるものもあったなか、本品は約2,781cm3とやや小さめでした。コンパクトとはいい切れないものの、キッチンにゆとりがあれば収納時に圧迫感はそこまで気になりません。
注ぎ口からの液だれには注意が必要ですが、揚げカスなどの不純物をきれいに除去できます。容量は700mLとオイルポットとしてはやや小ぶりなため、1〜2人分の揚げ物作りに使う油を保管可能です。オイルポットを使って揚げ油を無駄なく使いたい人は、この機会にぜひ購入を検討してみてください。
実際にダスキン 油ろ過器 油っくりん ナイスと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
ダスキン 油ろ過器 油っくりん ナイスよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
オイルポットのメリットは、油を再利用できることです。こし網やフィルターで揚げカスや濁りを取り除くほか、一定期間の保管が可能。毎回新しい油を購入するよりもコストを抑えられるため、とくに揚げ物をする頻度が高い人には便利なアイテムといえます。
今回ご紹介する油ろ過器 油っくりん ナイスは、油のニオイや汚れを除去できるよう、独自の粉状活性炭入り高性能ろ過フィルターを採用しているのが特徴。フィルターは繰り返し使用でき、1枚につき約1,650mLの油をろ過できると謳っています。販売元は、清掃業務をメインとするダスキンです。
グリップを含むサイズは幅20.5×14.5×16.4cm・重量は684g。本体素材には、SUS304(ステンレス)・フェノール樹脂・ポリスチレン樹脂を仕様しています。
ポットの口部分は広めに設計しており、一度に約600mLの油のろ過が可能。ポットに保管可能な油量は、最大700mLまでです。深揚げや1〜2人分の揚げ物をするのに十分な量を入れられます。油を再利用する際に注ぎ口から垂れにくくするため、注ぎ口の下には幅広な溝を配置していますよ。
セット内容は、ポット本体・ろ過フィルター×1枚です。ろ過フィルターのみの販売もされています。
なおシリーズでは、容量240mLと小ぶりなオイルドリッパーも展開しているので、揚げ物をする頻度や量にあわせて選んでくださいね。
今回は、ダスキン 油ろ過器 油っくりん ナイスを含むオイルポット18商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、ろ過性能の高さの検証です。
120℃に熱したサラダ油にパン粉を入れて30秒間加熱し、その後バターを溶かしてホットケーキミックスを投入します。180℃になるまでかき混ぜて調理後の油を再現し、80℃まで冷ましてから自宅で揚げ物をしたことがあるモニター7人が各商品を使ってろ過作業をしました。
ろ過性能の高さは、比較した全商品のなかでもトップクラス。実際に使用したモニター7人全員から高評価を獲得しました。
メッシュフィルター・活性炭フィルターの2つでろ過するタイプで、揚げカスはもちろん、濁りやニオイも取り除けます。比較したほかの商品には、細かなカスの残りが気になるものとあったなか、不純物はみられずサラサラしたら仕上がりです。
ニオイは少し感じますが、モニターからは「未使用の油のように透き通っている」との声が複数寄せられました。きれいにろ過できるため、揚げ油を再利用して効率よく使いたい人に適しています。
<ろ過性能の高さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
なお検証では、こし網でろ過するタイプは揚げカスのみ取り除くため数十秒で作業が終わりましたが、本品と同じ活性炭フィルターの商品は濁りやニオイまで除去できる分、ろ過の時間が10〜30秒以上と長い傾向がありました。
ただしろ過スペースの容量は867mLと大きく、一気に注ぎやすいのはメリットです。注いだ揚げ油が溢れる心配が少なく、つきっきりになる必要はないでしょう。
注ぎ口は鋭角か・受け皿がついているか・注ぎ口は二重口かの3項目に着目し、油が容器を伝わらないよう工夫がされているかを商品ごとに確かめました。
油の移しやすさは惜しい結果に。注ぎ口は鈍角で、量を調節しづらいのが気になります。ポットを置く受け皿も付属していません。比較した商品内では注ぎ口が鋭角のものは油がスッと切れたのに対し、本品と同じ鈍角だと勢いよく出てしまい液だれしやすい傾向がありました。
しかし二重口を採用しており、注ぎ口の下に垂れた油を受け止める溝がついています。注ぎ口の形状から液だれする可能性はありますが、調理台が汚れるのを防ぐ工夫は施されていますよ。
最後は、コンパクトさの検証です。せっかくオイルポットを購入するなら、収納しやすいものを選びたいですよね。
そこで実際にサイズをチェックしたところ、大きさは幅20.5×奥行14.5×高さ16.4cmと小さめのやかんほど。比較したほかの商品には体積が3,000cm3を超えるものが複数あったなか、本品は約2,781cm3でした。小型というわけではないものの、圧迫感なく収納できるでしょう。
フィルターの種類 | 活性炭フィルター |
---|---|
油保存可能容量 | 700mL |
ろ過スペースの容量 | 約953mL |
注ぎ口の形状 | 鈍角 |
良い
気になる
幅 | 20.5cm |
---|---|
奥行 | 14.5cm |
高さ | 16.4cm |
重量 | 684g |
本体体積 | 約2,781cm3 |
本体素材 | SUS304(ステンレス)、フェノール樹脂、ポリスチレン樹脂 |
二重口あり |
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ダスキン 油ろ過器 油っくりん ナイスは、公式サイトのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトにて取扱店舗が確認できました。なお、公式サイトでの値段は以下のとおりです。油をきれいにろ過できるので、検証結果を参考にぜひ検討してみてください。
<公式サイトでの販売価格>
価格は執筆時点
最後に、また違った特徴をもつほかの商品をご紹介します。
アイリスオーヤマの活性炭オイルポットは、液だれしにくいのが魅力。注ぎ口は鋭角かつ二重口を採用しており、垂れた油はポットの内側に流れる仕様です。調理台を汚しにくく、炒め油にしたいときにも使いやすいでしょう。ろ過性能も高く、未使用に近いクリアな状態までろ過できますよ。
ろ過スピードの速さを求める人には、野田琺瑯の1回で800mlろ過できる琺瑯オイルポット ロカポがおすすめです。ろ過にかかった時間は6分40秒と短く、スピードは活性炭フィルター使用の商品のなかでもトップクラスでした。つやのあるホーロー製のため、見た目にこだわる人にも向いています。
フィルターの種類 | 活性炭フィルター |
---|---|
油保存可能容量 | 900mL |
ろ過スペースの容量 | 約815mL |
注ぎ口の形状 | 鋭角 |
良い
気になる
幅 | 18.5cm |
---|---|
奥行 | 15.5cm |
高さ | 17.8cm |
重量 | 454g |
本体体積 | 約3,357cm3 |
本体素材 | スチール |
二重口あり |
アイリスオーヤマ 活性炭オイルポット H-OP900をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
フィルターの種類 | 活性炭フィルター |
---|---|
油保存可能容量 | 800mL |
ろ過スペースの容量 | 約821mL |
注ぎ口の形状 | 鋭角 |
良い
気になる
幅 | 18.5cm |
---|---|
奥行 | 14.0cm |
高さ | 21.0cm |
重量 | 850g |
本体体積 | 約3,465cm3 |
本体素材 | ホーロー |
二重口あり |
野田琺瑯 1回で800mlろ過できる 琺瑯オイルポット ロカポ NOLー800をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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