高品質なステンレス製で耐食性に優れていると謳う、LEEKEY オイルポット。「コンパクトで収納しやすい」と評判です。しかし、「液だれする」との口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のアイリスオーヤマや野田琺瑯などのオイルポットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、オイルポット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
LEEKEY オイルポットは、揚げ物後の片づけを早く終わらせたい人におすすめです。使用後の油をろ過するのにかかった時間は、わずか33秒。比較した活性炭フィルターの商品は10〜30分かかるものもあったのに対し、こちらは網フィルターでろ過するためスピーディでした。フィルター交換が不要なので、節約につながるのもうれしい点です。
比較したなかでは数少ない、受け皿つきというのもメリット。定期的に受け皿を手入れする必要はありますが、キッチンが汚れる心配は少ないといえます。耐食性がある高品質なステンレスを使用しており、さびにくさにこだわっている点も魅力です。
オイルポットの体積が約1,846cm3と小さめで、収納のしやすさも申し分なし。比較した商品の平均値が2,331cm3(※執筆時点)だったことを思うと、「コンパクトで収納しやすい」という口コミどおり、省スペースに片づけられるでしょう。
ろ過後の油は場所によってきれいさが異なり、ろ過性能はまずまず。底の沈殿物は気になりますが、上部の油に不純物などはありませんでした。比較した活性炭フィルターの商品にはおよばないものの、きれいな部分は十分再利用できるといえます。
一方、注ぎ口が鈍角なのは惜しいポイント。量の調整が難しく、野菜炒めなど少量を使いたいときは慎重に出す必要があります。そのうえ「液だれする」との口コミどおり、油が容器を伝やすいのもネックです。油の移しやすさを重視する人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
実際にLEEKEY オイルポットと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイオイルポットと、ろ過性能の高さ・ろ過作業のスムーズさ・油の移しやすさ・コンパクトさそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
LEEKEY オイルポットの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
高品質なステンレスとして知られる「SUS304ステンレス」を本体・こし網に採用したLEEKEY オイルポット。酸化防止・腐食防止に優れ、衛生的に油を保管できると謳っています。
目の細かい網のフィルターを付属し、油こしだけでなくジュース・豆乳・スープなどのろ過にも使用可能です。
本体はポット型で、重量は400g。本体のサイズは、幅17×奥行14.8×高さ15cm(フタ・取っ手含む)です。ろ過スペースの容量は約243mLで、ポットの容量は1,300mLとたっぷりの油を入れられます。
フタ・ステンレス網・ポット・受け皿はそれぞれ分解可能です。
まずは、ろ過性能の高さの検証です。
120℃に熱したサラダ油にパン粉を入れ、きつね色になったところでバター・ホットケーキミックスを順に投入。かき混ぜながら加熱し180℃になったところで火を止め、油を80℃まで冷まします。
オイルポットでその油をろ過し、普段から揚げ物をするモニター7名がチェック。調理に再利用したいと思えるかを評価しました。
油をチェックしたモニター7名中3名が「調理後の油を再利用したい」と回答し、まずまずの結果でした。
比較したなかでは活性炭フィルターの商品は油がきれいになりやすい傾向があるのに対し、本品はステンレスの網フィルターでろ過する仕組み。「底に揚げカスがある」「上部の油は再利用できそう」などの声が挙がり、ろ過後の油は場所によってきれいさが異なりました。
とはいえ、モニターからは「濁りは弱め」「不純物は気にならない」とのコメントも。沈殿物が溜まっている底の部分以外の油は透明度が高めなので、再利用できるといえます。
<ろ過性能の高さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、ろ過作業のスムーズさの検証です。
ろ過にかかった時間を計測したところ、33秒とトップレベルの速さ。比較した活性炭フィルターの商品は10〜30分かかったのに対し、本品はこし網のみでろ過するため時間はかかりません。
ろ過スペースの容量は約243mLとそこまで大きくありませんが、ろ過時間が短いため油が溢れる心配も少ないでしょう。
次に、油の移しやすさの検証です。
注ぎ口が鋭角か・受け皿がついているか・注ぎ口が二重口で、油が容器を伝わないよう工夫されているかに着目し、スムーズに移し替えられるかをチェックしました。
検証の結果、注ぎ口はあるもののかなり鈍角で、どばっと油が出るのが難点。比較した注ぎ口が鋭角の商品と違い、少量だけ油を出すのは難しいといえます。
また、注ぎ口が二重口にもなっていないのも惜しい点。「液だれしやすい」との口コミどおり、油が容器をつたいやすいところも気になりました。
一方で、比較したなかでは数少ない受け皿つきという点はメリット。油が垂れても調理台を汚さずに済みます。受け皿を洗う手間はありますが、そこに目をつぶれるのであれば検討の余地があるでしょう。
最後に、オイルポットの体積を計測しコンパクトさを検証。
すると、比較した全商品の体積の平均値は2,331cm3(※執筆時点)だったのに対し、こちらは約1,846.32cm3と小さめでした。片手で持てるキャニスターほどのサイズです。
「コンパクトで収納しやすい」という口コミどおり省スペースにすっきり片づけられるので、キッチンに出しっぱなしにしておきたい人にも向いています。
フィルターの種類 | 網フィルター |
---|---|
油保存可能容量 | 1,300mL |
ろ過スペースの容量 | 約267mL |
注ぎ口の形状 | 鈍角 |
良い
気になる
幅 | 17.0cm |
---|---|
奥行 | 12.8cm |
高さ | 15.0cm |
重量 | 400g |
本体体積 | 約1,846cm3 |
本体素材 | ステンレス |
二重口あり |
LEEKEY オイルポットは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入可能です。販売サイトによって価格が異なるので、よくリサーチしてみてくださいね。
使用後の油を移し替える際は、油の温度が80℃程度まで下がってからにしましょう。高温のままオイルポットに移すと、やけどをしたり、フィルターが破損・劣化したりする恐れがあります。
一方で、油が冷めすぎると粘りが出てろ過しにくくなるため、油がろ過しやすい80℃程度で移し替えるのがおすすめです。室温24℃の部屋で冷ましたところ、20分程度で180℃から80℃まで下がったので、参考にしてみてくださいね。
最後に、高いろ過性能を発揮し、油を移すのも簡単だった商品をご紹介します。
未使用レベルの油にしたいなら、アイリスオーヤマの活性炭オイルポットがおすすめ。木質系活性炭フィルターでろ過した油は濁りや沈殿物が一切ありませんでした。注ぎ口は鋭角なうえ二重口になっており、油が内側に戻りやすいのもうれしいポイント。炒め油としても使いやすいでしょう。
野田琺瑯の1回で800mlろ過できる琺瑯オイルポット ロカポは、ろ過性能が高く透きとおった油になる点が魅力。注ぎ口は丸みがあるものの鋭角で、やさしく注げば液だれもしにくいといえます。ホーロー製品特有のつやと丸みがあるデザインも特徴で、見た目にこだわりたい人にもおすすめです。
フィルターの種類 | 活性炭フィルター |
---|---|
油保存可能容量 | 900mL |
ろ過スペースの容量 | 約815mL |
注ぎ口の形状 | 鋭角 |
良い
気になる
幅 | 18.5cm |
---|---|
奥行 | 15.5cm |
高さ | 17.8cm |
重量 | 454g |
本体体積 | 約3,357cm3 |
本体素材 | スチール |
二重口あり |
アイリスオーヤマ 活性炭オイルポット H-OP900をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
フィルターの種類 | 活性炭フィルター |
---|---|
油保存可能容量 | 800mL |
ろ過スペースの容量 | 約821mL |
注ぎ口の形状 | 鋭角 |
良い
気になる
幅 | 18.5cm |
---|---|
奥行 | 14.0cm |
高さ | 21.0cm |
重量 | 850g |
本体体積 | 約3,465cm3 |
本体素材 | ホーロー |
二重口あり |
野田琺瑯 1回で800mlろ過できる 琺瑯オイルポット ロカポ NOLー800をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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