モンベル アルパイン サーモボトルをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

はじめに、飲むときのスムーズさの検証です。

満水の水を入れた水筒をバッグに入れ、上下・左右に10往復ずつ揺らします。水筒を取り出しフタを開けて、重さを計測。バッグに入れる前の重さと比較して、水滴が飛び散ったり漏れたりしないかをチェックしました。なお、開閉が楽なスクリュータイプ・ワンタッチタイプは高評価としています。

次に、水筒の軽さの検証です。スケールで重量を計測し、缶ジュースと同等の軽さである300gを上限に、より軽いものを高評価としました。

重量の実測値は265gと、軽さも申し分ありません。比較したなかには、象印マホービンの「ステンレスクールボトル」のように500gを超える重い商品もありましたが、ほとんど負担なく持ち運べるでしょう。「軽くて持ち運びやすい」との口コミどおり、お子さんの通学用にも活躍しますよ。

6時間後の冷水の温度は4℃から7.6℃に上昇。比較した商品の平均上昇温度4.18℃（※執筆時点）よりも低い3.6℃に抑えられ、保冷力も高評価です。

検証の結果、ほとんどの商品がある程度高い保冷力を維持できましたが、本商品はそのなかでもかなり優秀。夏場でも冷たいまま飲めるのがよいですね。

計測の結果、保温力は検証トップレベルの高評価を獲得。93.9℃の熱湯は6時間後も78.6℃と、熱々の状態をキープできました。低下した温度も、全体平均が20.71℃（※執筆時点）だったのに対し、15.3℃にとどまっています。

比較した商品には保温機能がついていない商品も多くありましたが、こちらは季節を問わず使えるのが大きな魅力といえます。アウトドアはもちろん、会社や学校などでほっと一息つきたいときにもよいでしょう。

お手入れのしやすさはそこそこの評価です。フタパーツはフタ・栓・パッキンの3個とそれほど多くありませんが、注ぎ口の直径が4.4cmと比較したなかでも小さめ。食洗機にも対応していないため、毎回手洗いする手間がかかります。

比較したなかには、栓とパッキンが一体型の商品や食洗機に対応しているものもありました。なかでもタイガー魔法瓶の「真空断熱ボトル MMZ-W035」は栓・パッキン一体型で、すべてのパーツが食洗機で洗えるのが大きな魅力。手入れ重視なら、こちらがおすすめですよ。