サーモス 真空断熱ケータイマグ JOQ-480をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

はじめは、飲むときのスムーズさの検証です。

各商品の飲み口のタイプをチェックし、スムーズに飲めるスクリュータイプ・ワンタッチタイプほど高評価としました。

また満水容量まで水を入れ、フタを開けた状態で重さを計測。その後、トートバッグに入れて上下・左右に10往復ずつ振ります。再び重さを測り、振る前後の重量差からフタを開けた際に水滴の漏れや飛び散りがないかを確認しました。

次は、水筒の軽さの検証です。実際に空の状態の重量を計測したところ、比較した全商品の平均約330g（※執筆時点）を大きく下回る、242gと軽量でした。

缶ジュースが300g程度であることをふまえると、負担なく持ち運べます。容量が480mLありながら、ボトルはスリムな形状でカバンの隙間にも入れやすく、荷物量が多い人にもおすすめですよ。

続いて、保冷力の高さの検証です。各商品の満水容量80％まで冷蔵庫で一晩冷やした冷水を入れ、室温30℃の室内に放置。6時間経過後に水の温度を計測し、温度変化が6℃以内と抑えられているものほど高評価としました。

今回の検証結果はmybestで実際に測定した数値であり、メーカー公表値とは異なります。

計測した結果、6時間後の冷水の温度は4℃から8.9℃に変化。4.9℃の上昇に抑え評価は良好です。比較した全商品の平均4.18℃（※執筆時点）には一歩およびませんが、基準とした6℃以内には収まりました。長時間放置してもおいしく飲める温度をキープできていたため、暑い日にも活躍しますよ。

次は、保温力の高さの検証です。各商品の満水容量の80％まで沸騰させたお湯を入れ、室温24℃の室内に放置します。6時間後の温度を計測し、温度変化が25℃以内に抑えられているものほど高評価としました。

今回の検証結果はmybestで実際に測定した数値であり、メーカー公表値とは異なります。

温かい飲み物を入れることを推奨していない商品は、使用可能な方法でのみ検証しています。その際、点数は加点していません。

その結果、6時間で温度は94.1℃から74℃に低下。温度変化は20.1℃に抑えられており、保温力も高評価でした。比較した全商品の温度変化の平均20.71℃（※執筆時点）と同レベルで、飲み物の温かさが長持ちするといえます。冬場にホットドリンクを楽しみたい人にもぴったりでしょう。

最後は、洗う手間の少なさの検証です。水筒の手入れのしやすさに関わる、フタのパーツ数・ボトルの口径・食洗機に対応しているかの3点をチェックしました。

その結果、洗うパーツはフタ・栓の2つだけと少なく、比較したなかでもトップクラスの評価を獲得。独自の「まる洗ユニット」を採用しており、栓とパッキンが一体化しています。比較したほかの商品には、パーツ数が5個と多く洗浄・組み立てともに時間がかかるものがありましたが、本品はフタ・栓を分解するだけと簡単でした。

ボトルの口径は4.8cmと手を入れられるほど広くはないものの、水筒用のブラシを使えば内部までしっかり洗えるでしょう。すべてのパーツとボトルが食洗機に対応しているのも利点です。手入れの手間をできるだけ減らしたい人に向いていますよ。