サーモス 真空断熱ケータイタンブラー JOL-360の評判・口コミは悪い？実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー！

まず、スムーズな飲みやすさの検証として、開栓時の水滴の飛び散りや漏れがないかをチェックしました。

検証の結果、水の飛び散りや漏れはなく、飲みやすさは高評価。パッキンの内側に水滴が溜まる構造のため、カバンの中で振ってもフタ裏のパッキンにわずかな水滴が付着するのみでした。比較したほとんどの商品と同じく、手やボトルの側面を濡らさずに飲めるでしょう。

直飲みできるスクリュータイプで、飲み口が広いのもよい点。丸みのある口元で、飲みやすさにも配慮されています。

より手軽に飲みたいなら、ワンタッチタイプもおすすめ。例えば象印マホービンの「TUFF ステンレスマグ SM-VA60」は片手で開閉できるため、スポーツ時の水分補給にも便利ですよ。

軽量で持ち運びしやすいのも魅力のひとつ。スケールで空の水筒を量ってみると、212gと比較した商品の平均約330g（※執筆時点）を大きく下回りました。缶ジュース1本（300g）にも満たない重さなので、カバンに入れても重量感は気にならないでしょう。

サイズは約幅7.5×奥行7.5×高さ17.5cmとそれほど大きくなく、場所を取りにくいのもメリットです。

次は、保冷力の検証です。水筒に冷蔵庫で一晩冷やした水道水を入れ、30℃の室温に放置。6時間後の温度がどれだけ上がったかを計測しました。

水筒に入れた冷水は3.8℃からわずかに8℃まで上昇した程度で、保冷力は高評価。人が冷たいと感じる温度を保てており、夏場に半日持ち歩いても冷えた飲み物を飲めるでしょう。

なお、比較した多くの商品も平均4.18℃（※執筆時点）の上昇にとどまり、おおむね保冷力は高い傾向がありました。保冷力の差はあまり気にしなくてよいといえます。

保温力も非常に優秀です。94.1℃の熱湯は、6時間放置しても72.1℃と熱々の状態をキープできました。比較したなかには、タイガー魔法瓶の「真空断熱炭酸ボトル MKB-T036」のように30℃近くまで下がってしまったものもあるなか、22℃の下降にとどまっています。朝に入れた飲み物を昼まで温かいまま保ちやすいため、寒い季節にも使いやすいでしょう。

検証したところ、半数近くの水筒が保温に対応していないタイプでした。同じ水筒でも商品によって機能が異なるため注意してくださいね。

最後は、フタのパーツ数・ボトルの口径・食洗機に対応しているかをチェックし、洗いやすいか評価しました。

本商品の部品はパッキン1つのみと少なく、お手入れのしやすさも高評価。ボトルもパーツもすべて食洗機で洗えるため、手間なく洗浄できます。注ぎ口の大きさは、全体平均の約4.98cm（※執筆時点）に対し6.2cmと広口のため、手洗いでも内部を洗いやすいのも利点です。

比較した結果、洗いやすさは商品によって大きく異なりました。例えばサーモスの「真空断熱ケータイマグ JOS-400」は、本体以外のパーツが4つと多く、パッキンしか食洗機に対応していないのがネック。片付けまでこだわりたいならパーツの数にも注目してくださいね。

サーモス 真空断熱ケータイタンブラーJOL-360は、パッキンが1つだけとシンプルですが、毎日の洗い物を少なくしたい人にとっては少々手間がかかるかもしれません。パッキンの着脱の手間を省きたいなら、フタとパッキン一体型の商品を検討しましょう。

比較したなかでは、タイガー魔法瓶の「真空断熱ボトル MMZ-W035」や象印マホービンの「TUFF ステンレスマグ SM-GA72」が、パッキン一体型のフタを採用していました。とくにMMZ-W035は食洗機で洗えるため、毎日使うという人はこちらもチェックしてみてください。