月兎印 ケトル 2.2Lをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
レトロなデザインと落ち着いたカラーが魅力のやかん、月兎印 ケトル 2.2L。インターネット上では「スピーディにお湯を沸かせる」と評判です。しかし「注ぎにくい」「手首が疲れる」といった気になる口コミもみられ、購入に踏み切れない人もいるのではないでしょうか？
そこで今回は、月兎印 ケトル 2.2Lを含むやかん全19商品を実際に使ってみて、お湯が沸く早さ・使いやすさ・白湯のおいしさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね！
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すべての検証は
マイベストが行っています
はじめに結論！注ぐときの重さは気になるが、内部まで洗いやすい。雑味のないおいしい白湯を飲みたい人に
良い
- ・白湯は甘みと塩味のバランスがよく、角が取れたなめらかな仕上がり
- ・口径は十分な広さで取っ手も倒せるため、大人の手でも問題なく内部を洗える
- ・注ぎ口は先が細く量の調節はしやすい
気になる
- ・しっかり傾けないとお湯が出にくい
- ・フタが外れやすい
- ・白湯はやや塩味がある印象
月兎印 ケトル 2.2Lは、白湯をよく飲む人におすすめです。実際に白湯を作って専門家に試飲いただいた結果、甘味・塩味のバランスがとれていると評価されました。比較したステンレス製やアルミニウム製の商品では、金属臭が気になるものもありましたが、本品はホーロー製のため雑味やカルキ臭を感じません。おいしい白湯を作れますよ。
手入れの簡単さも高評価に。取っ手を倒せるうえに口径も広く、大人でも手を内部まで入れてしっかり洗えました。手入れに手間をかけたくない人にも向いています。
一方で、使い勝手は評価が伸び悩みました。湯量の調節はしやすいものの、注ぎ口が上を向いており、しっかり傾けないとお湯が出ません。口コミにて「手首が疲れる」という声がみられたように、重さも感じました。フタも外れやすいため、移動させる際は落とさないよう注意しましょう。
さらに、沸騰までのスピードも遅めです。実際に500mLの水を沸騰させる検証をしたところ、約4分の時間がかかりました。比較した全商品の平均が約3分半（※執筆時点）だったことをふまえると、急いでお湯を沸かしたい人には不向きです。
使いやすさ・お湯が沸くまでの早さを重視する人は、ほかの商品も検討してみてください。
月兎印 ケトル 2.2Lとは？
月兎印のケトル 2.2Lは、きれいな光沢が特徴のホーロー素材を採用したやかんです。大正12年に創業したキッチン・ハウスグッズメーカー、株式会社フジイより販売されています。
月兎印は、大正15年に誕生したフジイのオリジナルブランド。製造は80年以上もホーローづくりを行う「野田琺瑯」が行っており、熟練の職人が手作業で仕上げています。
容量は2.2Lとたっぷり。カラーは4色から選べる
サイズは幅23.5×奥行19.5×高さ22.5cm、重量は870g。満水の状態では2.2Lと大容量です。劣化しにくいホーロー製で、長く使い続けられるのもうれしいですね。
カラーは、ベーシックなホワイト・レッドのほか、コーヒーグッズブランドの「Karita（カリタ）」とコラボしたグリーン・限定店舗のみで販売されているブラックの全部で4色が展開されています。ナチュラルな色合いで、キッチンを華やかに彩れますよ。
実際に使ってみてわかった月兎印 ケトル 2.2Lの本当の実力！
今回は、月兎印 ケトル 2.2Lを含むやかん全19商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証の内容は以下のとおりです。
- お湯が沸く早さ・使いやすさ
- 白湯のおいしさ
沸騰スピードはやや遅い。内部まできれいに洗える点は魅力
まずは、お湯が沸く早さ・使いやすさの検証です。
各商品で500mLの水を沸騰させ、お湯が沸くまでの時間を計測します。
なお笛吹ありタイプは笛がなった時点、笛吹なしタイプは100℃に到達した時点を沸騰時間として評価しました。また、注ぐ量を調節しやすいか・内部を簡単に洗えるか・安全性への配慮があるかの3点に着目して、使いやすさを総合的にチェックしました。
約4分でお湯が沸騰した。金属製に比べると時間がかかる
500mLの水が沸くまでにかかった時間は、3分56秒でした。比較した全商品の平均がおよそ3分30秒（※執筆時点）だったことをふまえると、沸騰スピードは早いとはいえません。
検証では、熱伝導性の高いアルミニウム製・ステンレス製の商品ほど速く沸く傾向にありましたが、本品はホーローで作られています。
忙しい朝などできるだけすばやくお湯を沸かしたい人は、材質にアルミニウム・ステンレスを使用している商品を選ぶとよいでしょう。
注ぐ際に重さを感じるが、湯量の調節はしやすい
使いやすさは、まずまずの結果に。注ぎ口の先が細く、湯量をスムーズに調節できました。熱源がIH・ガスの両方の対応しているのも、うれしいポイントです。
しかし、注ぎ口が上向きに作られているのは気になります。重量が870gと重いうえに、注ぐ際にしっかりと傾けなければならないため、口コミのとおり「注ぎにくい」「手首が疲れる」と感じる場合があるでしょう。
口径が広く、大人でも内部まで難なく手を入れて洗える
手入れは簡単でした。取っ手を左右に倒せるうえに口径が広めで、大人の手でも内部までしっかりと洗えます。
比較したほかの商品には口径が狭く、内部に手を入れづらいものもありましたが、洗いやすさを重視する人にもぴったりですよ。
フタには蒸気穴が開いていて、沸騰しても吹きこぼれる心配は少ないでしょう。ただしフタが外れやすいため、移動させる際は落下しないよう支えてくださいね。
甘み・塩味のバランスがよい味わい。口当たりもなめらか
最後は、白湯のおいしさの検証です。アクアソムリエの江口慶太さんとともに、実際に作った白湯を常温に冷ました状態で試飲します。
その結果、やや塩味は印象的ではあるものの、甘味と塩味のバランスがとれた味わいに仕上がっていました。
検証では、ステンレス製やアルミニウム製の商品で作った白湯は、金属臭が気になる傾向に。本品はホーロー製のため金属臭を感じにくく、口当たりもなめらかです。白湯をよく飲む人にもおすすめできます。
月兎印 ケトル 2.2Lの詳細情報
月兎印 ケトル 2.2Lの価格比較
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
- 1
7,451円
(最安)
販売価格：7,451円
ポイント：0円相当
送料別
たま実屋商店4.87(195件)
月兎印 ケトル 2.2Lはどこで買える？
月兎印 ケトル 2.2Lは、Yahoo!ショッピング・楽天市場・AmazonといったECサイトにて購入できます。検証結果を参考に、ぜひ検討してみてください。
白湯の正しい作り方は？飲みやすくするには？
白湯とは、沸騰した水をさらに10分ほど煮沸させたお湯のこと。起床後や食事の際に飲むことで内臓が温められて、動きが活発になる効果が期待できます。
そのままでもおいしく飲めますが、はちみつ・レモン・生姜などを加えてホットドリンクにするのもおすすめです。自分好みのアレンジを楽しんでくださいね。
注ぎやすさ・お湯が沸く早さにこだわる人は、こちらもチェック
最後に、ほかの魅力的な商品をご紹介します。
柳宗理デザインシリーズ ステンレスケトルは、ほどよく尖った注ぎ口で液だれせずに注げます。お湯の量も簡単に調節できました。口径が13cmと広く、中まで手を入れて洗えるのも利点です。お湯を沸かす作業から手入れまでスムーズにできたので、使いやすさを重視する人にもぴったりですよ。
お湯を短時間で沸かしたい人には、OPAのMari ステンレスケトル 1.5Lがおすすめです。材質にはステンレスを使用しており、500mLの水を2分57秒と短時間で沸騰させられました。重量484gの小型サイズにより取り回しやすいため、コーヒーや紅茶を楽しみたいときにも活躍します。
佐藤商事柳宗理デザインシリーズ ステンレスケトル つや消し
| 満水容量 | 2.5L（適正容量 1.7L） |
|---|---|
| 本体素材 | ステンレス、ステンレス |
- 口径
- 13cm
- 対応熱源
- IH・ガス兼用
- 笛吹きタイプ
- 注ぎ口の形状
- 細め
- 取っ手が倒せる
良い
- ・液だれなく注げて、量も調節しやすい
- ・底面が大きいため熱源に接する面積が大きく、3分6秒という早さで沸騰した
- ・取っ手が倒せて口径が広いため、中に手を入れてすみずみまで洗える
気になる
- ・白湯はやや塩味が強く感じられる
| 取っ手素材 | フェノール樹脂、フェノール樹脂 |
|---|
柳宗理 ステンレスケトル つや消しをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
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