シンプルかつ美しいデザインが魅力のやかん、工房アイザワ ブラックピーマン 200V ストレートケトル 2.0L。インターネット上では「開口部が広くて洗いやすい」と評判です。しかし口コミのなかには「注ぎにくい」といった気になる声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、工房アイザワ ブラックピーマン 200V ストレートケトル 2.0Lを含むやかん全19商品を実際に使ってみて、お湯が沸く早さ・使いやすさ・白湯のおいしさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
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すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
工房アイザワのブラックピーマン 200V ストレートケトル 2.0Lは、洗いやすさを重視したい人におすすめです。比較したほかの商品には、口径が狭く内部まで手を入れづらいものもありましたが、本品は鍋のような寸胴型で底までしっかり洗えました。取っ手を左右に倒せるのも利点です。
「注ぎづらい」との口コミに反し、使い勝手も申し分ありません。注ぎ口の先が細く、お湯の量を自在に調節できました。コーヒーのドリップにも使いやすいですよ。ただしフタの取っ手は本体と同じステンレス製のため、お湯を沸かすと熱くなります。やけどには注意しましょう。
お湯が沸くスピードはやや遅めです。実際に500mLの水が沸くまでの時間を計測したところ、全商品の平均3分30秒(※執筆時点)を上回る4分2秒でした。できあがった白湯の味わいも、いまひとつ。実際に飲んだアクアソムリエからは、「まろやかな味わいだが、雑味が残る」と指摘されました。
細部まで手入れしやすく使い勝手がよいのは大きな魅力ですが、白湯をよく飲む人や短時間でお湯を沸かせるやかんをお探しの人は、ほかの商品も検討してみてください。
今回ご紹介するブラックピーマン 200V ストレートケトル 2.0Lは、見た目の美しさにこだわって作られているのが特徴です。表面には水滴が付着しても目立たないよう、つやを消すサテン仕上げを取り入れています。
販売元は、大正11年に創業された老舗道具メーカーの工房アイザワ。金物の町として知られる新潟県燕市に拠点をおき、機能性とデザイン性を兼ね備える製品を数多く手がけています。
取っ手を含むサイズは幅16.3×奥行き22.3×高さ22.5cm・重量は860g、本体の素材には耐久性の高い18-8ステンレスを採用しています。実容量2Lの大容量タイプなので、一度にたくさんのお湯を沸かせますよ。
シリーズには、つやを残した「ミラー仕上げタイプ」も販売されています。好みにあわせて選んでみてください。
今回は、工房アイザワ ブラックピーマン 200V ストレートケトル 2.0Lを含むやかん全19商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証の内容は以下のとおりです。
まずは、お湯が沸く早さ・使いやすさの検証です。
500mLの水を各商品で沸かし、沸騰するまでの時間を計測して全商品で比較しました。なお、笛吹ありの商品は笛が鳴ったとき、笛吹きなしの商品は100℃に達したタイミングとしています。
続けて、注ぐ量を調節しやすいか・内部を洗いやすいか・安全面への配慮がされているかの3点に着目し、使いやすさを総合的に評価しました。
実際に500mLの水を入れて加熱したところ、4分2秒で沸騰しました。比較した全商品の平均時間が3分30秒程度(※執筆時点)だったことをふまえると、お湯が沸くまでのスピードは遅めです。
検証では、熱伝導性に優れたアルミニウム製・ステンレス製の商品ほど短時間で沸騰する傾向にありましたが、本品はステンレス製ながら時間がかかりました。
使いやすさは高評価。口コミでは「注ぎにくい」との声がみられましたが、注ぎ口の先が細く、お湯の量を簡単に調節できます。コーヒーのドリップもしやすいでしょう。
鍋のような寸胴型をしていて、口径が広いのもポイント。比較したほかの商品には、口径が狭く洗いづらいものもありましたが、底まで手を入れてしっかり擦れました。
フェノール樹脂製の取っ手は左右に倒せるので、手の大きな人も洗いやすいでしょう。
使いやすくするための工夫も随所に見られました。IH・ガスの2種類の熱源に対応しているため、引っ越しても買い替える必要はありません。沸騰時の圧力を逃すための蒸気穴や、本体・フタの両方に取っ手がついているのも好印象でした。
ただしフタの取っ手は本体と同じステンレス製のため、お湯を沸かすと熱くなります。やけどには注意してくださいね。
最後は、白湯のおいしさの検証です。アクアソムリエの江口慶太さんご協力のもと、実際に作った白湯を試飲したところ、カルキ臭はなく、まろやかな味わいでした。
しかし、ステンレス特有の化学臭のような雑味を感じたのが惜しいところ。舌に広がる甘さもやや薄めです。甘味・塩味のバランスがとれた味わいに仕上がったホーロー製の商品に比べると、おいしさは一歩およびません。
コーヒーや紅茶に使用するのではあれば問題ありませんが、白湯をよく飲む人はホーロー製のやかんを選ぶとよいでしょう。
工房アイザワのブラックピーマン 200V ストレートケトル 2.0Lは、楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトにて購入できます。
なお公式サイトでの販売価格は、税込13,750円です(執筆時点)。全商品のなかではやや高価ですが、デザイン性にこだわりたい人はぜひ検討してみてください。
白湯とは、沸騰させたお湯を追加で10分ほど煮沸した飲み物のことです。起床後や食事の際に飲むと内臓が温められ、動きが活発になるとされています。
そのまま飲むだけでなく、はちみつ・レモン・生姜を入れてアレンジするのもおすすめです。ホットドリンクとして楽しめますよ。
最後に、ほかの魅力的な商品をご紹介します。
短時間でお湯を沸かしたい人には、佐藤商事の柳宗理デザインシリーズ ステンレスケトルがおすすめです。底面が広いため熱源に接する面積が大きく、500mLの水はわずか3分6秒で沸騰しました。注ぎ口がやや尖った形状をしているため、液だれせずに注げます。お湯の量も調節しやすいですよ。
フォームレディのKaico ケトルは、甘味・塩味のバランスがよいまろやかな白湯を作れます。カルキ臭もしっかりと抜けており、最後までおいしく飲めました。寸胴型で洗いやすく、衛生的に使い続けられるのも魅力。見た目もかわいいホーロー製で、デザイン性を求める人にもぴったりです。
満水容量 | 2.5L(適正容量 1.7L) |
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本体素材 | ステンレス、ステンレス |
良い
気になる
取っ手素材 | フェノール樹脂、フェノール樹脂 |
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柳宗理 ステンレスケトル つや消しをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
満水容量 | 1.45L(適正容量 1L) |
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本体素材 | ホーロー |
良い
気になる
取っ手素材 | 木(楓、ブナ) |
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Kaico ホーロー ケトルをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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