「じんわりと足を温めてくれる」と評判のデスクヒーター、atRise パネルヒーター。「電源ボタンが上部あるため操作しやすい」と高く評価される一方で、「足の裏が結構熱くなる」といった気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
その実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のデスクヒーターとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、デスクヒーター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
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気になる
atRise パネルヒーターは、足元を温めつつくつろぎたい人におすすめです。360度ヒーター・足裏ヒーター・屋根・ブランケットを装備しており、足を包み込むように温められます。実際に最強モードで運転すると、比較したほかの商品には30分経っても25℃以下と温度が低いものもあったなか、つま先は1分55秒で26℃・すね・ふくらはぎ・ひざは2分前後で28℃まで上昇しました。
温度は5段階に調整でき、適温をキープしやすいのも利点です。転倒時オフ機能・オートオフ機能・オフタイマーも搭載しており、安全面にも配慮されています。ただし「足の裏が結構熱くなる」との口コミとおり、最強モードで30分間使用すると足元パネルは50.7℃とかなり高温になりました。スリッパを着用するなどして、低温やけど防ぎましょう。
また内部スペースは広く、足まわりに窮屈さは感じません。比較した商品内にはかがまないと操作ボタンに手が届かないものもありましたが、本品はふくらはぎ側の真上に配置されており、座ったままでも操作が可能。リモコンが付属しているのもうれしいポイントです。入口部分はワンタッチで外せるマグネット式のため、足の出し入れもスムーズに行えました。
設置・片付けも簡単です。電源コード(延長コードを含む)は2.51mとかなり長く、近くにコンセントがない場所でも設置に困りません。大型のためある程度の設置スペースは必要ですが、片付け時には丸めてコンパクトに収納できます。丸めた状態を保つバンド・収納バッグも付属しており、省スペースにしまっておけますよ。
1時間あたりの電気代は最大5.0円と、比較したほかの商品と比べても高すぎません(※2025年1月時点)。手入れの面では、防水・撥水加工により汚れを拭き取りやすい点が評価されました。温度管理に注意は必要ですが、温かさ・使い勝手のよさを兼ね備えたアイテムです。足元の冷えが気になる人は、この機会にぜひ購入を検討してみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
今回ご紹介するatRise パネルヒーターは、足全体を包み込むように温めるため、360度ヒーター・足裏ヒーターを搭載しているのが特徴です。ワイドな円柱型を採用しており、足を組みやすいよう屋根は山のように中央部を高く設計しています。温かい空気が逃げるのを防ぐブランケットもついていますよ。
使いやすさを追求し、足を出し入れする部分は取り外しやすいマグネット式に。従来モデルよりも操作パネルは、高めの位置に改良しています。リモコンを保管する専用ポケットを追加しており、紛失の心配を減らせるのも魅力です。
展開時のサイズは直径52×高さ50cm(※公称値)。デスクヒーターとして使うだけでなく、足を出し入れする部分のマグネットを外して内部に座れば体も温められます。付属品は、リモコン・スタンド・延長コード・収納袋・収納用バンドの5つです。
人気のデスクヒーターを比較検証したところ、atRise パネルヒーターには7つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
温かさは比較した全商品のなかでもトップクラスの評価を獲得しました(※2025年1月時点)。
足先やその周辺がこたつのようにポカポカと温まる商品を、満足できる温かさのものであるとし、その基準温度をつま先26℃・すね28℃・ふくらはぎ28℃・ひざ28℃に設定。実際に最強モードで使用したところ、つま先は1分55秒で26℃、すね・ふくらはぎ・ひざは2分前後で28℃まで上昇しました。
比較したほかの商品には30分運転しても基準温度とした26〜28℃に到達しないものもありましたが、足全体を包み込む円柱型かつ、360度ヒーター・足裏ヒーターを搭載しており、足全体をスピーディに温められます。屋根とブランケット付きでこたつのように使えるため、足の冷えに悩む人におすすめです。
<基準温度に到達するまでの時間>
温度設定が細かく、心地よい温度を保てます。比較した商品内では温度設定の段階数が3段階というものが多かったなか、5段階に調整できました。
最弱モードと最強モードで温かさにはっきりと違いがあったのも利点です。実際に最弱モードで30分間運転したところ、最強モード使用時と比べてつま先は9℃・すねは4.2℃・ひざは6.8℃の温度差が生じました。
ふくらはぎのみ温度は-1.8℃と最弱モードの方が高い数値が出ましたが、それ以外の部位の温度差が大きいため、ふくらはぎだけ冷えを感じることはないでしょう。最強モードで温めてから温度を弱めれば、過ごしやすい温度をキープできますよ。
座ったまま操作できるのもうれしいポイントです。比較した商品内では操作ボタンの位置が床から35cm以上だと座った姿勢で操作しやすい傾向があったのに対し、本品は36.7cmと高めの位置に上向きで配置されており、手を伸ばせば押せました。リモコンによる遠隔操作もできます。
足を出し入れする部分には25cm以上の壁があるものの、簡単に外れるマグネット式のため、足の出し入れはスムーズです。デスクからの移動にも手こずらないでしょう。
足を入れる部分のマグネットは少し力が弱い印象を受けましたが、使ううえで不便を感じるほどではありませんでした。
内部は広々しており、快適に過ごせます。比較したなかでも幅が50cm未満・奥行が40c m未満の商品は足の動きが制限される傾向がありましたが、本品は幅51×奥行43.5cmと広く、足を前後左右に動かせました。
高さも66.5cmあるため、足を組んでも屋根部分が邪魔になりません。背が高い人にも適しています。
設置・片付けにも手間はかかりません。使用する際は上部のチャックに屋根を取り付け、立てて形を整えるだけと簡単です。比較したほかの商品には重量が2kgを超える重いものもありましたが、重量は1.58kgと軽く、手軽に移動できます。
電源コードは2.51m(延長コードを含む)と長く、コンセントから離れた場所にも設置が可能です。ただし展開時のサイズは実測値で幅55×奥行48.4×高さ67.5cmと大型なため、デスクの下に入るか事前に確認しておくとよいでしょう。
使わないときは丸められて片付けられます。収納時のサイズは幅15.3×奥行18.9×高さ50.8cmとコンパクトなうえに、丸めた状態で固定できるバンド・袋も付属していました。省スペースに収納できるのは便利ですね。
手入れがしやすいのも魅力。天面と側面は外・内側の両方、底面は内側にのみそれぞれ防水・撥水加工が施されていました。
防水・撥水加工のない商品に比べると汚れを拭き取りやすく、清潔に使い続けられます。天面のブランケットも取り外して手洗いできますよ。
電気代もそこまでかかりません。実際に30分運転したときの積算消費電力は、最弱モードで0.05kWh・最強モードで0.08kWhを記録。1時間あたりの電気代は最弱モードで3.1円・最強モードで5.0円でした。
比較した全商品の最強モードの平均である4.8円(※2025年1月時点)と差は大きくなかったため、長時間デスクワークをする人も電気代を気にせず使えます。
atRise パネルヒーターにはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
「足が結構熱くなる」との口コミどおり、最強モードで使い続けると高温になるのは懸念点です。実際に最強モードで30分運転後の温度を測定したところ、操作ボタンは40℃未満と熱くなりませんでしたが、足元部分は50.7℃まで上昇しました。
比較した商品内では最強モードでも40℃に到達しないものも多かったなか、本品は最弱モードですら41.7℃を高温になり、ヒーターの性能はかなりパワフルといえます。
最強モードで長時間使うと低温やけどをする恐れがあるため、スリッパを着用する・足が温まったらモードを弱めるなど対策が必要です。
一方、安全機能はしっかり備わっています。本体が転倒すると自動で電源が切れる転倒時オフ機能に加えて、30分〜4時間の範囲で設定できるオフタイマーも搭載していました。
タイマーを使用しない場合も4時間経つと自動で電源が切れる仕組みのため、消し忘れを防げます。内部が過熱状態になりにくく、火事のリスクを減らせますよ。
本体幅(実測値) | 55.0cm |
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本体奥行(実測値) | 48.4cm |
本体高さ(実測値) | 67.5cm |
1時間あたりの電気代 | 最弱モード:約3.1円、最強モード:約5.0円 |
電源コードの長さ | 2.51m |
転倒時自動オフ機能 |
良い
気になる
形状 | 円柱型 |
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メーカー保証期間 | 6か月 |
リモコン付き | |
過熱防止機能 | |
タイマー機能 | |
省エネ機能 | |
チャイルドロック機能 | |
温度調節可能 | |
人感センサー付き | |
入口の高さ | 37.0cm |
収納時の幅 | 15.3cm |
収納時の奥行 | 18.9cm |
収納時の高さ | 50.8cm |
atRise パネルヒーターは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトにて購入できます。なお、ECサイトでの販売価格は8,000円弱です(※2025年1月時点)。足元の冷え対策に活躍するので、検証結果を参考にぜひ検討してみてください。
最後に、ほかの魅力的な商品をご紹介します。
電気代をより抑えたい人には、HEATFAR 4面発熱 パネルヒーター proがおすすめです。1時間あたりの電気代は最強モードで約4.3円・最弱モードで約1.9円と、比較した全商品のなかでも安めでした(※2025年1月時点)。温かいのはもちろんふくらはぎに壁のないコの字型のため、足の出し入れがスムーズにできますよ。
本体幅(実測値) | 40.4cm |
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本体奥行(実測値) | 31.0cm |
本体高さ(実測値) | 51.8cm |
1時間あたりの電気代 | 最弱モード:約1.9円、最強モード:約4.3円 |
電源コードの長さ | 1.73m |
転倒時自動オフ機能 |
良い
気になる
形状 | コの字型 |
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メーカー保証期間 | 記載なし |
リモコン付き | |
過熱防止機能 | |
タイマー機能 | |
省エネ機能 | |
チャイルドロック機能 | |
温度調節可能 | |
人感センサー付き | |
入口の高さ | 10.5cm |
収納時の幅 | 41.5cm |
収納時の奥行 | 1.9cm |
収納時の高さ | 52.2cm |
HEATFAR 4面発熱 パネルヒーター proの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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