atrise パネルヒーターの評判・口コミは悪い？実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー！

atrise パネルヒーターの温まりやすさは、トップクラスの高評価。実際に20℃の室温でデスクヒーターを10分使用し、つま先・すね・ひざあたりの温度を計測したところ、すね周辺の温度は28.1℃までアップ。比較した商品では温まりにくかったひざ周辺の温度も、26.5℃と高い温度に達しました。

なかでも足裏パッドに電熱線が通っているのが特徴で、10分後にはつま先周辺は29.3℃に到達。出入口が広い分隙間も大きめではありますが、後ろまでヒーターが取り囲む円柱型のため、全体的にまんべんなく温まっている印象です。

上昇温度の全体平均は約3.7℃（※執筆時点）と低く、「ニトリ くっつけられるマグネットヒーター」のようなパネル型やマグネット型のように、しっかり温まらない商品も多くありました。その点本商品は「パワフルで温まりやすい」との口コミどおり、足先が冷えやすい人にもぴったりの商品といえます。

温度や時間を細かく変えられ、機能性も優秀です。温度調節機能は45～65℃の5段階、タイマー機能は30分～4時間の6段階で設定可能。暑くなりすぎるのを防ぎながら、しっかりと暖を取れるのがメリットです。

比較したなかには温度調節が3段階程度のものやタイマー機能がない商品も多いのに対し、足元の温まり具合に合わせて温度を微調整したい人に向いているといえます。

使い勝手も良好です。コードの長さは145cmと、比較した多くの商品と同様短めですが、付属の延長コードを使えば250cmまで伸ばせます。操作ボタンは手前中央にあり、リモコンで操作可能。操作のたびにデスク下に潜り込まずに済むのがよいですね。

使用時の幅は50cmとゆったりとした広さがあり、背が高い人や大柄な人でも使いやすい印象です。天板を取り外して前を開けて使えるので、キッチンでの立ち作業や床に座ってくつろぎたいときなど、さまざまなシーンに重宝します。

高さも51.5cmと、比較した商品のなかでは特別高いほうではありません。ただし「高さがあり、デスクに引っかかる」との口コミが多いため、購入前に使用するデスクの高さを確認してみてくださいね。

安全性に配慮された機能も充実しています。とくに自動オフ機能が搭載されており、タイマーを設定しなくても運転4時間で電源オフになるのがよい点。ついつけっぱなしにしてしまうという人でも、消し忘れの心配がありません。

転倒時オフ機能もあり、45度以上傾いた場合には自動で電源オフに。操作ボタンの温度は35.6℃と低いため、触っても熱さを感じにくいでしょう。

比較したなかには、自動オフ機能や転倒時オフ機能がない商品も複数ありましたが、これなら小さなお子さんやペットがいても使いやすいといえます。

atrise パネルヒーターは、暖房器具として優れた性能を持つ一方、収納時にコンパクトにまとめにくいのが気になるところです。

重さ自体は1,595gとそこまで重くはなく、収納用バンドや収納袋といった、保管に便利な付属品がついてきます。しかし、収納時のサイズは縦51.5×横15.5×厚さ15.5cmと厚め。あらかじめ収納スペースを確認しておく必要があります。

比較した結果、本商品のようにクルクル巻いて収納する円柱型と比べて、畳むだけのコの字型は厚みが出にくいことがわかりました。なかでも「勝者 遠赤外線パネルヒーター」は厚み5cmほどにまとまるため、収納のしやすさが気になる人にはこちらもよいでしょう。

大型な分、消費電力も比較した商品のなかでは若干高めです。運転開始から1分後・10分後の消費電力は、それぞれ172w・163wと、全体平均の150w（※執筆時点）と比べて高め。1時間あたりの電気代も、平均の約4.6円（※執筆時点）を上回る約5.19円かかります。

平日8時間使用した場合の月あたりの電気代は、およそ980円*。セラミックファンヒーターやオイルヒーターと比べると、電気代に響きにくいものの、節電を意識したい人には少々物足りないかもしれません。

消費電力を平均167.5w、東京電力とした場合

節約重視なら、「Delmac 遠赤外線デスクヒーター」がおすすめです。消費電力は約100Wで、平日8時間使用した際の電気代は月々約585円とかなりリーズナブルですよ。