足を360度包んで温めるデスクヒーター、勝者 遠赤外線パネルヒーター。インターネット上では「ふくらはぎや膝まで温かい」「折りたたむとコンパクト」と評判です。しかし、「電源コードが短くて使いにくい」という口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、勝者 遠赤外線パネルヒーターを含むデスクヒーター全12商品を実際に使って、温まりやすさ・消費電力の小ささ・機能性・使い勝手のよさ・安全性への配慮を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
勝者 遠赤外線パネルヒーターは、デスクヒーターを探しているすべての人におすすめです。実際に強モードで10分間温めたところ、足全体の温度が平均7℃も上昇。足裏にもパネルがあるためか、冷えやすいつま先も8.5℃上昇しました。比較した商品には平均2~3℃の上昇に留まるものも多かったなか、謳い文句どおり短時間で素早く温まれます。
機能面も、比較したなかでトップクラスの充実度でした。比較した商品の多くが3段階だったのに対し、30~68℃の範囲で5段階と細かく温度を調整できます。オフタイマーは0.5〜4時間の6段階。タイマーを設定しない場合には、15分後に自動で電源がオフになる仕様です。
安全機能も備えていました。スタンド付きで転倒リスクが低いうえに、万が一転倒しても自動で電源が切れます。ただし、本体についている操作パネルの表面温度は、使用中50.8℃まで発熱しました。操作するだけなら問題ありませんが、触り続けると低温やけどのリスクがあります。子どもが触れる際は、注意しましょう。
消費電力は小さく、省エネです。最も高い温度で設定しても実測値で約169Wで、1時間あたりの電気代はおよそ4.56円。比較したなかには7円台と高いものもあったのに対し、長時間のテレワーク中でも電気代をあまり気にせずに使えるでしょう。10円台/時間を超えるヒーター・エアコンと比べても、かなり省エネですよ。
折りたたんだサイズは少し大きめですが、毛布込みでも重量が約1.6kgと軽量です。薄くなるのでオフシーズンの収納には困らないでしょう。ただし、口コミのとおりコードは1.5mとやや短め。コンセントの位置は、事前に確認しておくのがおすすめです。
ECサイトの値段は執筆時点で5,000円程度。比較したなかには7,000円以上の商品も多いなか、かなりコスパがよいといえます。付属の毛布をかけてこたつのように使えて、「ふくらはぎや膝まで温かい」という口コミどおりしっかり温まれます。足の冷えを対策するなら、まず検討していただきたい商品です。
そもそもデスクヒーターとは、デスクの下などに置いて、冷えがちな足元を温められるアイテム。エアコンや電気ストーブと比べると、消費電力を抑えながら狭いスペースを短時間で温められるのが魅力です。
今回ご紹介する勝者 パネルヒーターは、2021年に発売された足全体を包みこむ構造が特徴的なデスクヒーター。足を360度囲むパネルに足を入れ、天面は付属の毛布で覆って使用します。熱を逃さないので、省エネ効果も期待できるでしょう。
勝者はECサイトでネットショップを運営しており、デスクヒーターのほかにもカー用品やファッショングッズなど幅広い商品を取り扱っています。パネルヒーターはECサイトで売れ筋上位の人気商品です。
折りたたみできるコの字型。折りたたむと厚み約7cmまで薄くなるので、ちょっとした隙間にも収納できるでしょう。
パネルには複数の素材を組み合わせており、合金の発熱素材を採用。効率的かつ均等に熱を放射し、スピーディに熱が行き渡ると謳っています。温度は30〜68℃の5段階調整。オフタイマーも最大4時間まで6段階で設定できますよ。
サイズは組立時で幅39×奥行30×高さ50cm。重量は、付属の毛布を含んだ状態で約1.6kgです。公式サイトでは、軽いので持ち運びも楽だとアピールしています。
見た目は、グレーに統一されたシンプルなデザイン。主張しすぎずどんな部屋でも馴染みやすいので、オフィスやリビングで使いやすいでしょう。
今回は、勝者 遠赤外線パネルヒーターを含むデスクヒーター全12商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、温まりやすさの検証です。
最も強いモードで10分間運転したときの、つま先・ふくらはぎ・ひざ辺り3か所の温度変化を確認。3か所の平均温度が大きく上昇したものほど高評価としています。
つま先・ふくらはぎ・ひざ辺りに設置した温度ロガーを確認したところ、足全体が平均で7℃も上昇。比較した商品は平均3℃程度(※執筆時点)の温度上昇だったので、メーカー謳い文句どおりの高い暖房性能を発揮したといえます。
詳しく見てみると、ひざ・ふくらはぎ・つま先の箇所で温度がそれぞれ5.5℃・7.2℃・8.5℃上昇しました。平均値はそれぞれ2.1℃・3.3℃・3.2℃(※執筆時点)だったので、比較した商品のなかでもとくに足先が温まりやすいといえます。
比較したなかでは、足全体を覆えるコの字型の商品が温度が上昇しやすい傾向にありました。本商品は足を360度囲う立体構造なうえに、毛布も付属しているので、こたつのようにぬくぬく温まることができますよ。
次に、消費電力の小ささを検証しました。運転開始から1分後・10分後の消費電力を測定し、平均値を算出。電気代も計算して、より省エネな商品を高評価としました。
消費電力を計測した結果、平均ワット数は169Wと、パワフルな暖房性能ながら電力を抑えられています。1kWあたり27円で計算した場合、1時間の電気代は4.56円。比較した商品の平均は約4円(※執筆時点)だったので、ほかの商品と同様に電気代をあまり気にせず使えるでしょう。
もちろん、ヒーターやエアコンなどの暖房器具と比べてもかなり省エネです。ヒーターは1時間で約13円・エアコンは約17円かかるのに対し、本商品なら1/3程度の電気代に抑えられます。テレワークなどで長時間暖房を使う人は、日中はデスクヒーターだけ稼働させれば節約に繋がるでしょう。
次に、機能性を検証しました。本商品には、5段階の温度調整と6段階のタイマー機能が搭載されており、比較したなかでもトップクラスに機能が充実していました。
温度は30・40・55・63・68℃の5段階。比較した商品には、調整幅が弱・中・強の3段階であるものが多いなか、本商品は環境にあわせてより細かく調整できるのが強みです。毛布が付属しており、自分で用意する手間も省けます。
タイマー機能は、0.5・1・1.5・2・3・4時間の6段階で設定できます。タイマーを設定しないと15分後に自動で電源がオフになる仕様なので、長時間使うなら設定しておきましょう。つけっぱなしになることがないので、切り忘れが心配な人にぴったりですよ。
続いて、サイズや重量をもとに使い勝手のよさを評価しました。
計量した結果、付属のブランケットを含んだ状態でも約1.6kgと片手でも持ち運びしやすい軽さ。比較したコの字型の商品には、パネルが多いぶん2kg以上と重たいものもあったのに対し、本商品は足元パネルまであるのに軽量です。
折りたたんだサイズはやや大きめですが、薄くなるので収納にも困らないでしょう。ただし、コードは1.5mとやや短めです。設置場所とコンセントの位置は、事前に確認しておくのがおすすめですよ。
最後に、安全性への配慮を検証しました。
運転開始10分後に操作パネルの温度を測定。やけどのリスクがないかをチェックしました。加えて、自動オフ機能などの安全機能の有無も確認しています。
安全に使用するための機能は充実しています。タイマー設定をしないと15分で自動オフになるうえ、パネルが転倒した場合にも電源が切れる仕様です。転倒防止用のスタンドも付属してるので、そもそも倒れにくいというのも安心感につながりますね。
ただし、運転中の操作パネルの表面温度は50.8℃と高めでした。比較した商品の平均が38℃程度(※執筆時点)であったことからも、発熱しやすいといえます。触り続けると低温やけどを負う可能性もあるので、小さな子どもがいるご家庭はとくに注意しましょう。
最後に、ほかのおすすめ商品をご紹介します。
HAGOOGI パネルヒーターは、ふくらはぎを中心に足全体を温めるコの字型の商品です。実際に使うと、10分間でふくらはぎは6℃・つま先も4℃上昇。ひざを覆う毛布も付属するので、熱を逃しません。最長9時間のタイマーがあるのも便利です。コードが1.8mと長く、設置の自由度も高いですよ。
暖房性能と節電どちらも両立できるコの字型の商品なら、Lafuture パネルヒーターもおすすめ。10分間でふくらはぎは5.2℃も上昇し、十分に温まれました。強モードでも1時間で約4.8円という省エネモデルです。薄型・軽量で収納や持ち運びも楽ちん。柄の種類が豊富なので選ぶのも楽しいですよ。
本体幅(公称値) | 最大幅:119cm/最小幅:45cm |
---|---|
タイプ | デスク下用タイプ |
本体奥行(公称値) | 38cm |
キャスター付き | |
両面パネル | |
本体高さ(公称値) | 56cm |
サーモスタット機能 | 不明 |
本体重量(公称値) | 3.04kg |
本体幅(実測値) | 最大幅:119cm/最小幅:45cm |
本体奥行(実測値) | 不明 |
本体高さ(実測値) | 不明 |
本体重量(実測値) | 不明 |
発熱体 | 炭素繊維発熱シート |
形状 | コの字型 |
消費電力(公称値) | 298W |
待機時消費電力 | 不明 |
消費電力(実測値) | 280W |
最大適用畳数. | 不明 |
最大適用畳数 | 不明 |
最大適用畳数の目安(木造). | 不明 |
最大適用畳数の目安(木造) | 不明 |
最大適用畳数の目安(コンクリート). | 不明 |
最大適用畳数の目安(コンクリート) | 不明 |
1時間あたりの電気代 | 8.68円 |
最小運転音 | 不明 |
最大運転音 | 不明 |
立ち上がり時間 | 30秒 |
電源コードの長さ | 1.8m |
風量調整段階 | 不明 |
出力切り替え段階 | 3段階 |
メーカー保証期間 | 1年間 |
用途 | 足元用 |
リモコン付き | 不明 |
設置タイプ | 床置き |
ジェットヒーター種類 | |
特徴 | 不明 |
ヒーター種類 | 遠赤外線ヒーター |
サーモスタット機能 | |
イオン機能 | |
空気清浄機能 | |
オートオフ機能 | |
過熱防止機能 | |
加湿機能 | 不明 |
タイマー機能 | |
省エネ機能 | 不明 |
転倒時自動オフ機能 | |
スマホ連携機能 | 不明 |
チャイルドロック機能 | 不明 |
温度調節可能 | |
温度センサー付き | 不明 |
人感センサー付き | 不明 |
滑り止め付き | |
キャスター付き | |
取っ手付き | |
扇風機機能搭載 | |
工事不要 |
HAGOOGI パネルヒーターをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
本体幅(公称値) | 最大幅:99cm/最小幅:41cm |
---|---|
タイプ | デスク下用タイプ |
本体奥行(公称値) | 1cm |
キャスター付き | |
両面パネル | |
本体高さ(公称値) | 51cm |
サーモスタット機能 | 不明 |
本体重量(公称値) | 1.45kg |
本体幅(実測値) | 最大幅:99cm/最小幅:41cm |
本体奥行(実測値) | 不明 |
本体高さ(実測値) | 不明 |
本体重量(実測値) | 不明 |
発熱体 | 合金発熱シート |
形状 | コの字型 |
消費電力(公称値) | 180W |
待機時消費電力 | 不明 |
消費電力(実測値) | 178W |
最大適用畳数. | 不明 |
最大適用畳数 | 不明 |
最大適用畳数の目安(木造). | 不明 |
最大適用畳数の目安(木造) | 不明 |
最大適用畳数の目安(コンクリート). | 不明 |
最大適用畳数の目安(コンクリート) | 不明 |
1時間あたりの電気代 | 5.50円 |
最小運転音 | 不明 |
最大運転音 | 不明 |
立ち上がり時間 | 不明 |
電源コードの長さ | 1.4m |
風量調整段階 | 不明 |
出力切り替え段階 | 3段階 |
メーカー保証期間 | 1年間 |
用途 | 足元用 |
リモコン付き | 不明 |
設置タイプ | 床置き |
ジェットヒーター種類 | |
特徴 | 不明 |
ヒーター種類 | 遠赤外線ヒーター |
サーモスタット機能 | |
イオン機能 | |
空気清浄機能 | |
オートオフ機能 | |
過熱防止機能 | |
加湿機能 | 不明 |
タイマー機能 | |
省エネ機能 | 不明 |
転倒時自動オフ機能 | |
スマホ連携機能 | 不明 |
チャイルドロック機能 | 不明 |
温度調節可能 | |
温度センサー付き | 不明 |
人感センサー付き | 不明 |
滑り止め付き | |
キャスター付き | |
取っ手付き | |
扇風機機能搭載 | |
工事不要 |
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