さまざまな食品を真空保存できると話題の、Adoin 真空パック機 V73H。インターネット上では「操作が簡単」など高評価な口コミが多く見られますが、実際に評判どおりなのかと気になり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の真空パック機とも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。真空パック機選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
Adoin 真空パック機 V73Hは、費用をあまりかけずに幅広い食材を真空パックしたい人におすすめです。比較した多くの商品が指定の専用袋を必要とするなか、本品は市販の袋が使えます。繰り返し使用できず使い捨てですが、市販のポリ袋は1枚あたり13円ほどと安価。真空パックにはエンボス加工の真空パック袋、封をするだけならビニール袋など条件はあるものの、家計の負担は少なく済むでしょう。
「操作が簡単」との口コミどおり、使いやすさも高評価を獲得。本体に袋をセット後、モードを選んで開始ボタンを押せばOKです。自動で脱気するモードのほか脱気具合を調整できる手動モードもあり、パンや果物など柔らかい食材もつぶさずにパックが可能。一部の商品にはなかったキャニスター機能付きで、スープやカレーのような液体にも使えます。
真空状態になるまでの時間も比較的スピーディです。スライスにんじん50gを入れた袋をパックしたところ、比較した全商品の平均18.61秒(※2025年2月時点)より短い13.82秒でしっかり空気が抜けました。効率的に小分け作業をしたい人にもおすすめできます。
野菜の鮮度キープ力もおおむね良好。3種類の野菜を真空パックにして3日間保存すると、もやしは比較した多くの商品と同様に香りが劣化したものの、シャキシャキした状態をキープできました。変色しやすいアボカドも断面が黒くならず、にんじんも若干そった程度で乾燥は気になりません。
価格は10,000〜15,000円程度(※2025年2月時点・ECサイト参照)と初期費用はかかりますが、ランニングコストを抑えられる点は魅力です。袋が不足した場合に手軽に追加購入できるのもうれしいポイント。持ち運んで使う予定がなく自宅で幅広い食材や料理に使用したいなら、この機会にぜひ検討してみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
そもそも真空パック機とは、食材が入った袋の空気を抜いて真空状態にできるアイテムのこと。ポリ袋や食品用ラップフィルムより鮮度をキープしやすく、冷凍すれば生ものを日持ちさせたいときにも重宝します。ただ完全密閉はできないので、劣化を少し遅らせる程度という意識で使うとよいでしょう。
今回ご紹介するAdoin 真空パック機 V73Hは、幅30cmの熱線を備え、大きめの保存袋にも対応できるフードシーラーです。開口部が狭い袋であれば、複数個の同時真空パックも可能。静音性にもこだわり、作動音は70dB以下に設定されています。
安全面にも配慮した設計で、過度な温度上昇を検知すると自動的に作動を停止する保護装置付き。電気製品の安全性を確認するための認証制度「PSE認証」も取得しています。
本体サイズは幅40×奥行14.3×高さ5.8cmで、重量は1.1kg。付属品として、真空パック袋×5枚・電源ケーブル・説明書・脱気管がついてきます。なおキャニスターはセット内容に含まれていないため、必要な場合は別途用意してくださいね。
今回は、Adoin 真空パック機 V73Hを含む人気の真空パック機を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気の真空パック機を比較検証したところ、Adoin 真空パック機 V73Hには4つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
まず使いやすさを検証したところ、非常に優秀な評価を獲得。真空パック機には主にハンディタイプ・吸引溝タイプ・ノズルタイプの3種類がありますが、本品は据え置いて手軽に使える吸引溝タイプ。片手で扱えるハンディタイプより設置場所を取りますが、ノズルタイプより操作しやすいのが利点です。
基本的な使い方は、食材を入れた保存袋を本体にセットしてからロックし、モードを選んで開始ボタンを押すだけ。「操作が簡単」という口コミどおりで、はじめて使う人でも迷いにくいでしょう。ただ、ロック方法は上から手で押さえる仕様で、ボタンやレバーでロックする商品より力が必要だったのは惜しい点です。
運転モードは、乾燥物・汁気物・シールのみ・キャニスター/手動脱気の全4種類と充実。手動脱気モードは真空度合いを調節できるので、柔らかいパンやフルーツもつぶさずパックできます。一部の商品にはなかったキャニスターモードを使えば、保存容器の脱気も可能。ナッツ・肉・野菜などの食材からスープやカレーなどの液体まで、幅広く活躍しますよ。
ランニングコストを抑えられるのもうれしいポイント。比較した多くの商品が専用袋を使用する必要があったなか、本品を含む数品は市販の袋を使用可能でした。
使える袋の種類は、真空状態にするならエンボス加工の真空パック袋、封をするだけ(シール)であれば一般的なビニール袋に対応しています(※公式ECサイト参照)。なお購入時には、真空パック袋が5枚付属していますよ。
袋は使い捨てで再利用できませんが、市販のポリ袋は1枚あたり13円ほどと安価です。比較したハンディタイプの専用袋が1枚あたり約100円であることを考えると、使用頻度が高い人でもコストを気にせず使いやすいでしょう。
真空状態になるまでの時間もおおむねスピーディです。スライスしたにんじん50gを袋に入れて、真空が完了するまでの時間を計測すると、13.82秒と比較的素早く空気が抜けました。
満足の基準とした10秒には届かなかったものの、全商品の平均値約18.61秒(※2025年2月時点)より優秀な結果。まとめ買いした食材や多めに作った料理を小分けしたいときも、サッと作業を済ませられそうです。
なお、比較したなかでもハンディタイプの商品は、真空時間がとくに速い傾向がありました。なかには3秒台で完了したモデルもあったので、時短したい人はハンディタイプもチェックしてみましょう。
食材の鮮度キープ力も悪くありません。実際にアボカド・もやし・にんじんを真空状態にして、3日後に状態をチェック。結果、比較したいくつかの商品はアボカドの断面が黒くなったのに対し、本品は変色をおおむね防げていました。にんじんも若干そった程度で、乾燥はほとんど感じません。
もやしは、多くの商品と同様に漬物のような酸っぱいにおいがしたのが惜しいところ。元の状態より水分量も多めでしたが、シャキシャキ感をキープできていた点は優秀です。とにかく鮮度を重視したい人には物足りない可能性がありますが、どの食材もある程度のフレッシュ感を保てていました。
Adoin 真空パック機 V73Hを使用したところ、大きく気になる点はありませんでした。使いやすい据え置きタイプをお探しなら、検討してみてくださいね。
本体タイプ | 吸引溝タイプ |
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専用袋不要 | |
ロールカッターあり | |
モード種類 | 脱気(手動)、シールのみ、キャニスター |
良い
気になる
幅 | 40cm |
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奥行 | 14.3cm |
高さ | 5.8cm |
本体重量 | 1.1kg |
袋の繰り返し使用可能 |
Adoin 真空パック機 V73Hhは、楽天市場での販売が確認できました。取扱店舗によって価格・送料が異なるため、購入前にしっかりリサーチしてみましょう。なお本品には、1年間のメーカー保証がついています。
最後に、また異なる魅力を持ったほかのおすすめ商品をご紹介します。
家事時間の短縮には、サクセスアジアのコードレス真空パック器がうってつけ。脱気力は非常にパワフルで、50gのスライスにんじんをわずか約3秒で真空状態にできました。ロック不要で片手で簡単に使えるのも利点です。真空3日後のもやしはシャキシャキ感があるうえ香りの劣化もほぼなく、鮮度キープ力も優秀ですよ。
さまざまな料理を真空にしたいなら、Zwilling J.A.Henckelsの真空保存スターターキットもチェック。汁物の保存に適したキャニスターが付属し、スープや煮物といった料理にも対応できます。パンや果物など柔らかい食材もつぶさずに脱気可能。真空時間も約7秒と速く、効率的に作業できます。
本体タイプ | ハンディタイプ |
---|---|
専用袋不要 | |
ロールカッターあり | |
モード種類 | 脱気(自動) |
良い
気になる
幅 | 5.1cm |
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奥行 | 4.7cm |
高さ | 14.6cm |
本体重量 | 0.18kg |
袋の繰り返し使用可能 |
DOMO コードレス真空パック器 DM0016WHの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
本体タイプ | ハンディタイプ |
---|---|
専用袋不要 | |
ロールカッターあり | |
モード種類 | 脱気(自動)、キャニスター |
良い
気になる
幅 | 5cm |
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奥行 | 5cm |
高さ | 19cm |
本体重量 | 0.3kg |
袋の繰り返し使用可能 |
ツヴィリング フレッシュ&セーブ 真空保存スターターセット 36806-006の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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