シャープ PLAINLY IHジャー炊飯器 KS-HF10をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

炊きたてのごはんは、お米の粘りと甘みを堪能できる炊きあがりです。実際に食べたモニターからは、とくに噛めば噛むほど増す甘さが好評で「びっくりするくらいお米の甘さが感じられた」という声も聞かれました。そのうえくどさがなくさっぱりしているので、口コミどおりどんどん食べたくなるようなおいしさです。

食欲がそそられる炊きたての甘い香りも魅力。お茶碗を手で持ったときやごはんを口に運ぶ際に、お米本来の香りと甘い香りが湯気とともに鼻に届きます。お米は透きとおるような白さで見栄えも十分。ツヤは少し控えめですが、全体的にふっくらとしていました。

「芯が残っている」という口コミに反し、食感はモチモチと柔らかめです。粘り気はありますが、比較した一部の商品のようにベタつくほどではありません。ほどよい粒感もあり、口のなかでほどけますよ。

なかには粒感が物足りなく感じたモニターもいましたが、炊き分けメニューで「しゃっきり」を選ぶとより粒感が強い仕上がりになるでしょう。

＜炊きたてごはんのおいしさについてのモニターコメント＞

1. 「ツヤツヤしており、ふっくらした見た目で食欲をそそる」（30代女性）
2. 「ツヤが弱い。部分的にツヤツヤしている」（40代男性）
3. 「箸で持ち上げたときに湯気とともにふわっと立ち上るごはんらしい香りがよい」（40代男性）
4. 「ベタベタすることはなく、すっきりとした口当たり」（20代男性）
5. 「粘り気もあり、もっちり感もあって食べやすい」（40代男性）
6. 「粒立ちがあるのにふっくらと炊けておりおいしい。硬い感じもべちゃっとした感じもない」（30代女性）
7. 「甘すぎないが、食べ終わったあともしっかりと甘みを感じた」（30代女性）

コメントは一部抜粋

ツヤもある程度残り、明らかな色の変化はありません。ただ、「保温していた割に白っぽいごはんらしい見た目」というポジティブな意見が上がる一方、少数派ですが「黄色みがほんの少しだけある」と感じた人も。ふっくら感も少なめで「あまりおいしそうに見えない」と厳しい意見も寄せられました。

水分が出てしまい、炊飯直後のモチモチ感がやや粘り気が強い食感に変化したのもネック。比較した一部の商品のようにお茶碗や箸にへばりつくほどではありませんが、お米どうしでくっついている箇所があります。炊きたてに比べ全体的にクオリティが落ち、「保温のごはんがおいしくない」という口コミにも納得です。

＜保温ごはんのおいしさについてのモニターコメント＞

1. 「ごはんの香りが消されて、ほんのり炊飯器の酸化臭を感じた」（30代女性）
2. 「保温臭は弱く、ほんのり甘いご飯らしい香り」（40代男性）
3. 「少しツヤがある。色は白に近いので見た目はよかった」（40代男性）
4. 「ツヤはあるが、お米がふっくら膨らんでおらず、あまりおいしそうに見えない」（30代女性）
5. 「お米同士がくっついているところはあるが、箸で一粒ずつすぐに取れる」（30代女性）
6. 「ほどよい粒感に感じる。硬くもなく食べにくくはなかった」（40代男性）
7. 「もっちりとした食感で1粒づつの粒感はなく、まとまった米の食感」（20代男性）

コメントは一部抜粋

ただし、内フタは凹凸があり、お米や洗剤が入り込みやすい構造でした。すすぎ残しがないように入念に洗い流す必要があります。

内釜が重いのも気になるところ。比較した約7割の商品が1000gを切るなか、1066gと重厚感あるつくりです。取っ手があり持ちやすさには配慮されていますが、手の力が弱い人は扱いづらく感じるでしょう。

1つのボタンで炊飯のメニューから炊き分けまで選べるのが大きな魅力。選択されたメニューはLEDで表示されるので、設定状況がひと目でわかりますよ。はじめて触るときも直感的に操作できるでしょう。

ぷっくりとしたボタンは押し心地も良好。比較したタッチパネルを採用した商品のように感度に左右されることはありません。確実に押した感覚が得られるので、操作が反映されているかわかりやすく、ストレスを感じにくいでしょう。

予約炊飯の時刻を10分単位と細かく設定できるのも利点。炊飯終了時刻で設定できるため、比較した開始時刻を設定する商品のように、逆算して時刻を入力する必要がありません。予約は2種類登録できるため、生活のリズムに合わせて使いわけられます。