精確かつ快適な操作性にこだわって開発されたトラックボール、ロジクール MX Ergo S MXTB2d。ネット上では「長時間使用しても疲れにくい」と評判です。その一方、「クリック感がなさすぎる」「ボールを取り出すのに手間がかかる」と気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のトラックボールとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、トラックボール選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
2024/09/24 発売
16,482円
おすすめスコア
ボールの動かしやすさ
クリック感のよさ
デザインの満足感
フィット感のよさ
機能性の高さ
メンテナンスのしやすさ
種類 | 親指タイプ |
---|---|
ボールの直径 | 34mm |
良い
気になる
ロジクール MX Ergo S MXTB2dは、作業の効率化を図りたい人におすすめです。機能性は比較した商品内でもトップクラスでした。ボタンを8つ搭載し、うち6つは機能の割りあてが可能です。カーソルの速度は細かく調整でき、サイドボタンで進む・戻るの操作も行えます。チルトホイールがあり、Excelなどで横スクロールしやすいでしょう。2台のマルチペアリングにも対応しています。
クリックの静音性に優れ、使う場所を選びにくいのもよい点です。スコスコとした低めの音で、実際に使用したモニターからは「耳障りにならない」と好評。一部モニターからは口コミと同様にクリック感の物足りなさが指摘されたものの、大半が好印象を抱きました。「指が疲れにくい」「連続クリックしやすい」との声があがっています。
手のひらが安定しやすく、持ちやすいのも強みです。比較した商品内には不安定なものもあったのに対して、親指と小指の支えがあります。フィットしやすいうえに、傾斜角は20度まで調整可能。自分が疲れにくい角度で使えます。また、高級感のあるデザインも魅力です。マットな質感なので指紋や傷が目立ちにくいでしょう。
ボールは全方向に滑らかに動き、繊細な操作もしやすい印象です。モニターからは「イメージどおりにカーソルが動く」と絶賛されました。ただし、お手入れしやすいとはいえません。前モデルのMX ERGOと同じく、ボールを取り出す際にはペンのような細い棒が必要です。指では取り外せないので、口コミで指摘されていたとおり少し手間がかかります。
価格は19,580円(※2024年11月時点)と少し高価ではありますが、その分多機能です。充電ポートは前モデルのMicro USBからType-Cに進化し、急速充電にも対応しています。静音性・機能性・使い心地のよさを兼ね備えているので、トラックボール選びで迷っている人はぜひチェックしてみてくださいね!
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
ロジクール MX Ergo S MXTB2dは、約7年ぶりに発売されたMX ERGOシリーズの新型モデルです。充電ポートがmicro USBからUSB Type-Cに進化しました。クイック充電に対応しており、1分間の充電で24時間使用できると謳っています。なお、メーカーが公表する連続稼働時間は最長120日です。
静音クリック機能が追加され、クリック音は前モデルと比較して80%削減されたとしています。また、ロジクール独自のワイヤレステクノロジーである「Logi Bolt」に新たに対応しており、1つのレシーバーでマウスやキーボードなど複数のデバイスと接続可能です。
販売元のロジクールは、スイスで設立された電子機器メーカー。キーボードやWEBカメラなど、さまざまなPC周辺機器を取り扱っています。なお、スペックの詳細は以下のとおりです。
今回はロジクール MX Ergo S MXTB2dを含む、人気のトラックボールを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のトラックボールを比較検証したところ、ロジクール MX Ergo S MXTB2dには5つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
一部モニターから「滑らかすぎて物足りない」「滑りがよすぎるため、カーソルをあわせる箇所が小さい場合には合わせにくいかも」と指摘された程度。比較した前モデルのMX ERGOよりもボールの動きを滑らかと感じた人が多く、不満はほぼありませんでした。
カーソルの動きにも違和感はほとんどなく、「イメージどおり完璧にカーソルが動く」「ブレがなくて使いやすい」と絶賛の声があがっています。大きな動きも繊細な動きにもしっかり追従したため、自由自在に操作できるでしょう。
<ボールの動かしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
クリックの押し心地は深すぎず浅すぎず、適度な反発があります。比較したなかには押し込みが深めな商品もあったのに対し、本商品は軽い力でクリックできるので、「連続クリックがしやすい」と好評です。
ただし、一部モニターからは口コミのように底打ち感や押しごたえの物足りなさが指摘され、「もう少し音がほしい」との声もあがりました。しっかりした押し心地やクリック音を求める人には合わないかもしれませんが、職場など静かなシチュエーションで使いたい人には向いています。
<クリック感のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較した一部商品は支えがなく不安定な商品もあったのに対し、手のひらを置いたときの安定感があります。一般的なマウス同様にクリックとスクロールは人差し指・中指で行えるので、はじめてのトラックボールとしても扱いやすいでしょう。
人間工学の専門家によって認定されたエルゴノミクスデザインを採用しているのも特徴です。本体の傾斜角を20度まで傾けて調整できる構造で、前腕の筋肉の緊張を和らげられると謳っています。実際に使用したモニターからは「マウスの傾きを変えられる機能は素晴らしい」という声があがりました。
ホイールやクリック周りの継ぎ目には多少のすき間があるものの、筐体の各パーツの継ぎ目は丁寧に処理されています。「ホコリなどが溜まりにくそう」という好意的な意見があがりました。指紋や傷が目立ちにくく、長期間使ってもきれいに保てるでしょう。
<意匠の満足感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
サイドボタンでは進む・戻るの操作が行えます。ブラウジング時にワンクリックでページを行き来できて便利です。チルトホイールもあり、指先の操作だけでExcelやスプレッドシートの横スクロールができます。また、DPIボタンも搭載しており、ポインタ速度は0~100%まで無制限に変更可能です。なお、左手の操作には非対応でした。
比較した商品の半数は非搭載のマルチペアリング機能があり、2台の機器と接続できます。接続方式はBluetoothと、新たに採用されたLogi Bolt レシーバーを用いた2.4GHzの2通りに対応。マルチペアリングボタン(Easy-Switchボタン)があり、ワンタッチで接続機器の切り替えが可能です。
ロジクール MX Ergo S MXTB2dにはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
比較したなかでも、専用の道具を使わずにボールを取り出せる商品ほどメンテナンスに手間がかからない傾向がありました。同社が手がける低価格モデルのM575Sなどは指で取り出せたことをふまえると、メンテナンスの手軽さには欠けるといえます。
2024/09/24 発売
種類 | 親指タイプ |
---|---|
ボールの直径 | 34mm |
良い
気になる
解像度 | 512~2,048dpi |
---|---|
接続インターフェース | Bluetooth、無線2.4GHz |
横スクロール機能 | |
マルチペアリング機能 | |
電源 | バッテリー |
特徴 | 静音 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
16,317円
(最安)
販売価格:16,482円
ポイント:165円相当
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17,639円
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20,178円
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販売価格:20,178円
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20,178円
(+3,861円)
販売価格:20,178円
ポイント:0円相当
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(1,528件)
21,002円
(+4,685円)
販売価格:21,002円
ポイント:0円相当
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(96件)
22,630円
(+6,313円)
販売価格:22,630円
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(755件)
29,700円
(+13,383円)
販売価格:29,700円
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(51件)
ここでは、ロジクール MX Ergo S MXTB2dとは違う魅力を持つ商品をご紹介します。購入を迷っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
手軽にお手入れしたいなら、Ewinのトラックボールマウスがおすすめです。ボールを指で簡単に押し出せます。掃除しやすく、ボール周りにゴミが溜まるのを防げるので、良好なコンディションを保ちやすいでしょう。
比較した商品の多くは静音性にこだわっていたなか、しっかりとしたクリック感があるのも本商品の特徴。クリック音は低めで、実際に使用したモニターからは「シックな感じ」「耳障り感がなかった」と好評でした。ボールの抵抗も心地よく、非常に滑らかです。コントロールしやすく、スムーズに作業できるでしょう。
親指や小指の支えがあり、フィット感も優れています。高級感あるマットな質感も魅力です。ボタンは6個あるものの、カスタマイズはできません。価格は4,000円前後(※2024年11月時点)なので、初心者でも手に取りやすいでしょう。
ロジクール MX ERGOは型落ちモデルながら、MX Ergo Sと使い心地は遜色ありません。ECサイトの価格は約13,000円(※2024年11月時点)と5,000円ほど価格を抑えられます。しかし、充電用の端子はUSB Type-Cではなく、micro USBなので注意しましょう。
機能面はほぼ変わらず、全部で8つのボタンを搭載し、チルトホイールでの横スクロールも可能です。Excelやスプレットシードでの作業が多い人も便利に使えます。マルチペアリング機能があり、2台までBluetooth接続が可能。複数の機器に接続する予定がある人にぴったりです。
ボールに引っかかる感覚はなく、軽やかに操作できます。クリックの感触もよく、軽い力での操作が可能です。本体の表面にはラバーコーティングが施されており滑りにくく、指紋があまりつきません。
MX Ergo Sは、ロジクールの公式サイトから購入できます。値段は19,580円です(※2024年11月時点)。公式サイトで発売されている型番は2種類あり、MXTB2は2年間の無償保証・MXTB2dは1年間の無償保証がつきます。
楽天市場やYahoo!ショッピングなどで購入できる、オンライン限定モデルの型番MXTB2daも販売中です。サイトによって価格や送料は異なるので、それぞれ比較してみてくださいね。
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