ロジクールのベストセラー「ERGO M575」を元に作られたトラックボール、ProtoArc EM04。ネット上では「なめらかに操作できる」と評判です。しかし、なかには「手が小さい人には合わない」「固くてボールが外しにくい」という口コミもあるため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のトラックボールとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、トラックボール選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
タレント「ヤマグチクエスト」として活動していたゲーム芸人。2021年にマイベスト入社後、ゲーミングデバイスの専門ガイドを担当し、250を超えるゲーミングデバイスを実際に比較検証。幼少期からゲームをプレイしている生粋のゲーマーで、現在までに500タイトル以上のゲームをプレイしている。 明治大学経営学部を卒業後、プロダクション人力舎でゲーム芸人ヤマグチクエストとして活動し、準レギュラーとして出演したテレビ東京のゲーム番組「勇者ああああ」では豊富なゲーム知識を生かしたゲームソフトのプレゼンで話題を集めた。 YouTube動画企画「ゲームさんぽ」やKONAMI主催イベント「パワプロチャンピオンシップス2017」など、様々なメディアにも出演経験あり。 マイべストではデバイスの知識とこれまでのゲームプレイの経験をもとに、ゲーマーに寄り添った記事制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
ProtoArc EM04は、手軽に試せて使いやすいマウスがほしい人におすすめです。税込3,000円(※2024年8月時点・公式サイト参照)とリーズナブルながらも、使い心地はロジクールのベストセラー「M575」と比べても遜色ありません。「なめらかに操作できる」との口コミどおり、どの方向にも抵抗感なく動かせて思いどおりに操作できました。
どっしりと手のひらを乗せられるのも魅力です。比較した「M575」よりも高さがあるので、手が大きい人はとくにフィット感を得られます。「手が小さい人には合わない」との口コミどおり、大きい手の人のほうが使いやすいでしょう。
クリック音が控えめで、静かなオフィスでも使いやすいのもポイントです。実際に操作したモニターのなかには、押し心地が浅く反発力に物足りなさを感じた人もいましたが、「柔らかい押し心地」と軽い力でクリックできる点は好評でした。オレンジ色のホイールは「安っぽく感じる」と指摘されたものの、マットで指紋が目立ちにくい質感もモニターに支持されています。
ボタンの割り当てができず多機能とはいえませんが、スペックも必要十分。手元のDPIボタンでカーソルの速度を5段階で調整できます。比較したなかには非搭載の商品も多かった、マルチペアリングにも対応していました。最大3台の機器を登録できるので、端末の切り替えがスムーズです。
道具なしで掃除ができるので、ボールのメンテナンスも簡単ですよ。ただし、「固くてボールが外しにくい」という口コミどおり、指でボールを外すには力が必要でした。値段の高い「M575」には一歩及ばない部分もありますが、トラックボールを試してみたい人や少しでも予算を抑えたい人は、ぜひ購入を検討してみてください。
実際にProtoArc EM04と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
ProtoArc EM04よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
サンワサプライ
高級感・フィット感・静音性が優秀!クリック感も心地よい
今回ご紹介するProtoArc EM04は、ボールを回転させることで本体を動かさずにカーソルを操作ができるトラックボールです。
親指で操作するサムタイプで、15度の傾斜がついた手になじみやすいエルゴノミック形状が特徴。「シンプルで使いやすいので、初心者にとくにおすすめ」と謳われています。
本体サイズは長さ136.8×幅100.5×高さ52.3mm。中~大サイズの手に合う大きさに設計されています。無線タイプで、コードのわずらわしさがないのもうれしいポイントです。
見た目がよく似たロジクールの人気商品「ERGO M575」との大きな違いは、ボタン・マルチペアリング機能・電源の3点です。
<M575>
<EM04>
機能は「M575」のほうが充実していますが、「EM04」のほうが価格は安いですよ。電源も異なるので、好みで選びましょう。
実際に使用してみると、本商品のほうがクリック時の静音性が高い印象です。しかし、その反面クリック感に物足りなさがあります。
「EM04」は安くて操球感がよいトラックボールを試してみたい初心者に、「M575」は予算が1万円以内の人におすすめです。値段を気にしないのであれば「M575」を選ぶとよいでしょう。
比較したM575よりも高さがあるので、手が大きい人はとくにフィット感を得やすいですよ。「手が小さい人には合わない」との口コミどおり、大きな手の人向けの商品といえます。
ボタンは押し込みが浅く、反発も少なめです。硬めのクリック感が好きな人からは「もう少しカチカチした感触のほうが好み」との指摘も。しかし、軽い力でクリックできる点はモニターから好印象で、総合的なクリック感は良好でした。
<クリック感のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ボールの動かしやすさも高評価を獲得しました。比較したなかにはカーソルが蛇行してしまう商品もありましたが、こちらは繊細な操作が可能です。モニターからは「どの方向にボールを転がしていても引っかかりを感じることが一切ない」と絶賛されています。
一部「細かく操作したいときに動きすぎてしまう」との声もあがりましたが、通常の移動距離であればどの方向にも抵抗感なく動かせました。「なめらかに操作できる」との評判にも納得です。
<ボールの動かしやすさのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一方、オレンジ色のホイールに関しては好みが分かれました。モニターからは「ホイールが安っぽい」「黒で統一された本体から浮いてしまっている」との指摘があがっています。
プラスチック製のため特別な高級感はないものの、値段を考えればデザイン面も十分満足できるでしょう。
<意匠の満足度の高さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
カーソルの速度は、シーンに合わせて5段階で調節が可能。手元にDPIボタンがあるので、スムーズに切り替えられますよ。
接続方式は、無線2.4GHz・Bluetoothの2種類に対応。比較したなかには非対応の商品も多かったマルチペアリング機能も搭載しています。最大3台の機器を登録できるので、ワンタッチで端末の切り替えが可能です。なお、詳細な検証結果は以下を参照してください。
ただし、「固くてボールを外しにくい」と口コミで指摘されていたとおり、かなりきつめの構造です。ボールを押し出す際は強い力が必要になります。
種類 | 親指タイプ |
---|---|
ボールの直径 | 34mm |
良い
気になる
解像度 | 200~1600dpi |
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接続インターフェース | Bluetooth、無線2.4GHz |
横スクロール機能 | |
マルチペアリング機能 | |
電源 | バッテリー |
特徴 | 静音 |
ここでは、機能性の高い商品をご紹介します。
クリックは無駄な動きがなく、どの位置でもスッと押せました。雑音がないクリアなクリック音なので、オフィスでも使いやすいでしょう。
作業効率を高める機能も充実しています。チルトホイールでの横スクロールにも対応している点が特徴。機能の割り当てやDPIの調整が可能なので、使いやすいようにカスタマイズできますよ。
無駄のないシンプルなデザインは、モニターから「高級感がある」と好評でした。親指と小指を支えられ、手のひらが安定しやすい形状なのもポイント。親指でボールを触るサムタイプなので、初心者でも扱いやすいですよ。
ProtoArc EM04は、公式オンラインショップで購入が可能です。2年間のメーカー保証がついてきます。
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