長時間使用しても快適だと謳うトラックボールマウス、Kensington(ケンジントン)Pro Fit Ergo TB450 K72194JP。ネット上では「ボタンのクリック感がよい」「ボール取り出しボタンが便利」などと評判ですが、実際のところ口コミどおりなのかと気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
タレント「ヤマグチクエスト」として活動していたゲーム芸人。2021年にマイベスト入社後、ゲーミングデバイスの専門ガイドを担当し、250を超えるゲーミングデバイスを実際に比較検証。幼少期からゲームをプレイしている生粋のゲーマーで、現在までに500タイトル以上のゲームをプレイしている。 明治大学経営学部を卒業後、プロダクション人力舎でゲーム芸人ヤマグチクエストとして活動し、準レギュラーとして出演したテレビ東京のゲーム番組「勇者ああああ」では豊富なゲーム知識を生かしたゲームソフトのプレゼンで話題を集めた。 YouTube動画企画「ゲームさんぽ」やKONAMI主催イベント「パワプロチャンピオンシップス2017」など、様々なメディアにも出演経験あり。 マイべストではデバイスの知識とこれまでのゲームプレイの経験をもとに、ゲーマーに寄り添った記事制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Kensington Pro Fit Ergo TB450 K72194JPは、トラックボール初心者におすすめです。実際に使ったモニターからは、「ザラザラとした抵抗感があり、滑りすぎない」とボールの動かしやすさは好評。比較したなかには抵抗がなさすぎたり、引っかかりを感じたりする商品もあったなか、ほどよい抵抗感です。カーソルも細かい動きに反応し、思うまま操作できました。
機能性も必要十分です。メインボタン・接続ボタン以外のボタンは4個で、専用ソフトから機能の割りあてが可能。カーソル速度は無制限で変更できます。比較したなかには速度調整幅が広く、力加減で微調整しなくてはならない商品もあったのに対し、進みすぎを防げますよ。
心地よいクリック感も魅力。王道のようなクリック音はバランスがよく、チープさをまったく感じさせません。押し込むと強めの抵抗と硬めの感覚が気持ちよく、繰り返しクリックしたくなるほど軽快でした。押したあとの返しも速く、モニターからは「ダブルクリックがしやすい」と評されています。
メンテナンスも容易です。メーカーが特許を取得した取り出しボタンが大変便利で、本体底部にあるボタンを押し込むだけでボールを取り外せました。比較した一部商品のようにペンを用意する必要はなく、口コミどおり楽にボールを取り出せますよ。
手のひらを支えられる安定感も好評です。指の支えは親指しかないものの、45度に傾斜したデザインで安定感は良好でした。デザイン賞を受賞したマットで高級感のあるフォルムも見逃せません。指紋や傷が目立ちにくいうえ曲線が美しいデザイン。比較したなかには安っぽく見える商品もあったなか、所有欲を満たせるでしょう。
本商品はAmazon限定で発売されており、執筆時点での価格は税込8,250円と標準的。必要な機能を十分備えつつ優秀な操作性・クリック感を有するので、現在トラックボールを使っていて操作性に満足していない人やマウスから乗り換える人にもぴったりです。操作性に優れたトラックボールをお探しの人は、ぜひ候補に入れてみてくださいね。
実際にKensington Pro Fit Ergo TB450 K72194JPと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
Kensington Pro Fit Ergo TB450 K72194JPよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
サンワサプライ
高級感・フィット感・静音性が優秀!クリック感も心地よい
アメリカ、ワシントンを拠点にPC周辺機器を製造・販売し、フィンガータイプのトラックボールの販売でも有名なKensington(ケンジントン)。今回紹介するKensington Pro Fit Ergo TB450 K72194JPは同メーカーが製造する、親指1本で操作することができるサムタイプのトラックボールです。
人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインを採用。本体は45度に傾斜しており、握手をするときのように自然な角度で手と手首を保てるつくりです。長時間使用しても疲れにくいとアピールしています。
センサー部は高精度の光学式を採用し、スムーズで精密に動くと謳っています。本体底面にはDPIスイッチがあり、400・800・1200・1600でカーソルスピードの切り替えが可能です。また、専用ソフト「KensingtonWorks」でスクロール速度やボタン割当など設定の変更が行えますよ。
電池交換の頻度が少ないのも魅力です。アルカリ以外の電池を使うと短くなる場合もありますが、2.4GHz接続で最大18か月、Bluetooth接続で最大15か月の間充電せずに使用できるとアピールしています。
なお、本体の素材の50%はGRS認証の再生プラスチックを使用。環境への配慮がされているとアピールしています。本体のお手入れも簡単。特許を取得した取り出しボタンを押せば、手軽にボールを外せますよ。
今回は、Kensington Pro Fit Ergo TB450 K72194JPを含むトラックボール19商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、使いやすさの検証です。
5人のモニターが実際に商品を使い、ボールの動かしやすさ・クリック感のよさをチェック。なめらかに動き、カーソルを動かしやすい商品や、クリックの音と感触が心地いい商品を高評価としています。
ボールは滑らかに動き、5人のモニター全員が満足と回答するほど。作りがしっかりしていて、どの方向にボールを転がしても均一に動き引っかかりません。モニターからも「自由に操作できる」と好評でした。
比較したなかには抵抗がなさすぎたり、引っかかりを感じたりする商品もありましたが、ザラザラとしたほどよい抵抗でスムーズに動かせます。
<ボールの滑らかさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
カーソル操作のしやすさも魅力。モニターからは「イメージどおりに操作できる」とプラスの声が挙がりました。細かい操作も難なくでき、操作ミスしにくいでしょう。
少し離れた位置にボールがあるので、がっしり掴むよりも親指の先でやさしく操作するイメージだと操作しやすいですよ。手が小さい人はボールの奥まで指が届かず、ポインタを上下に動かしにくい可能性もあるので注意してくださいね。
比較したところ、ボールの大きさが操作のしやすさに影響する傾向が。サムタイプである本商品のボール径は34mmと、比較したなかでも標準的です。ボール径が25mmと小さい商品のようにカーソルが蛇行することはありませんでした。
<カーソル操作のしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較したなかには音の大きすぎるものや、静かすぎて心地よさがない商品もありましたが、音が大きすぎないので自宅でもオフィスでも場所を選ばず使えるでしょう。
<クリック音の心地よさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較したなかにはクリックに粘着感があったり、クリックが浅くダブルクリックがしにくかったりする商品も。対して本商品は「クリックが軽快」「ダブルクリックも自然にできる」と、キレのある押し心地・反発が強く速い点が支持されました。
<クリックの感触の心地よさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、フィット感のよさの検証です。
親指・薬指・小指の支えの有無、手のひら・手首を置いて安定させられるかをチェックし、リラックスして疲れにくい商品かを評価しました。
比較した上位商品には親指・薬指・小指すべてに支えがあり、よりフィット感が高い商品も。本商品は傾斜角が45度で斜めに握る形状ですが、小指の支えがなく、上位商品より指がややすべりやすいでしょう。
本商品は45度に傾いた傾斜しているデザインが特徴。同じサムタイプの商品でも、比較したなかには手のひらを浮かせて持つ商品もあったのに対し、負担は少ないでしょう。
次に、意匠の満足感の検証です。5人のモニターが商品を確認し、高級感があるか、傷・指紋が目立ちにくいか、隙間や断面が気にならないかを評価しました。
結果、デザイン賞も受賞した曲線が美しいハイデザインが、モニター5人全員に支持されました。
比較したなかには安っぽく見えたり継ぎ目が気になる商品もあったのに対し、洗練された高級感のあるデザインで量産感はありません。表面はマットで指紋・傷がつきにくい加工が施されています。モニターも「色合い・形状・触り心地がすべてよい」とコメントするなど、所有欲を満たすデザインといえるでしょう。
<意匠の満足感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、機能性の検証です。
サイドボタン・カーソル速度変更など基本的な機能のほか、機能割りあて・マルチペアリングなどの機能の有無をチェックし、多くの人のニーズを満たせる商品を高評価としています。
横スクロールには非対応ですが、進む・戻るの基本的な操作や、専用ソフトから機能の割りあても可能。無制限でカーソル速度の変更を行える機能も搭載しています。比較したなかには速度を2段階しか変えられず、力加減で動きを調整しなくてはならない商品もあったなか、快適に操作できそうです。
接続方法は、2.4GHz・Bluetoothの2通り。比較したほとんどの商品が非対応だった最大2台のマルチペアリングが可能で、パソコンを使いわけたい人にもぴったりです。なお、比較したほとんどの商品と同様に左手での操作はできません。
最後に、メンテナンスのしやすさの検証です。ボールを簡単に取り出せて掃除をしやすい商品かを確認しました。
ボールは本体底面にあるボタンで押し出して取り外す形式。「ボール取り出しボタンが便利」との口コミどおり、特許を取得した取り出しボタンが非常に便利でした。比較した商品にはボールの取り出しにペンが必要なものも多いなか、メンテナンスがしやすいのは大きなメリットといえるでしょう。
2023/07/18 発売
種類 | 親指タイプ |
---|---|
ボールの直径 | 34mm |
良い
気になる
解像度 | 400・800・1,200・1,600dpi |
---|---|
接続インターフェース | 無線2.4GHz・Bluetooth |
横スクロール機能 | |
マルチペアリング機能 | |
電源 | 乾電池 |
特徴 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
6,700円
(最安)
販売価格:6,768円
ポイント:68円相当
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7,067円
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Kensington Pro Fit Ergo TB450 K72194JPは、Amazon限定発売品です。AmazonのKensington公式ショップから購入できるので、チェックしてみてくださいね。
Kensington Pro Fit Ergo TB450 K72194JPには特許取得のボール取り出しボタンを搭載。押し込むだけで簡単に取り出すことができます。ボールを取り出したあとホール部分のほこりや汚れを取り除いてください。なお、お手入れ頻度は、週1~2回が目安ですよ。
最後に、ほかの魅力的なトラックボールを紹介します。
ロジクールのMX ERGOは、自分好みにカスタマイズしたい人におすすめです。カスタムできるボタン数が多く、横スクロールやマルチペアリングにも対応した一台。ボールの操作感やクリック感もよく、狙った場所にスムーズにカーソルを合わせられました。高級感のあるデザインもポイントです。
ロジクールのERGO M575は、入門機にぴったりの一台。ボールは安定感があり操作しやすく、バランスのよいクリック感はどんな人にも馴染むでしょう。機能はシンプルながら必要なものを十分に搭載しています。ボールを押し出しやすく、メンテナンスも楽ちん。値段も6~7千円程度と手頃ですよ。
種類 | 親指タイプ |
---|---|
ボールの直径 | 34mm |
良い
気になる
解像度 | 512~2,048dpi |
---|---|
接続インターフェース | 無線2.4GHz・Bluetooth |
横スクロール機能 | |
マルチペアリング機能 | |
電源 | バッテリー |
特徴 |
ロジクール MX ERGO MXTB1sをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
種類 | 親指タイプ |
---|---|
ボールの直径 | 34mm |
良い
気になる
解像度 | 2,000dpi |
---|---|
接続インターフェース | 無線2.4GHz・Bluetooth |
横スクロール機能 | |
マルチペアリング機能 | |
電源 | 乾電池 |
特徴 |
ロジクール ERGO M575 トラックボールマウスをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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