のせ心地のよさにこだわり、手の膨らみやくぼみを考慮して設計されたELECOM EX-G ワイヤレストラックボール M-XT3DRBK。ネット上でも「手にフィットする」と評判ですが、「ボールの動きに引っ掛かりがある」「スムーズにカーソルが動かない」などの口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のトラックボールとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、トラックボール選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
タレント「ヤマグチクエスト」として活動していたゲーム芸人。2021年にマイベスト入社後、ゲーミングデバイスの専門ガイドを担当し、250を超えるゲーミングデバイスを実際に比較検証。幼少期からゲームをプレイしている生粋のゲーマーで、現在までに500タイトル以上のゲームをプレイしている。 明治大学経営学部を卒業後、プロダクション人力舎でゲーム芸人ヤマグチクエストとして活動し、準レギュラーとして出演したテレビ東京のゲーム番組「勇者ああああ」では豊富なゲーム知識を生かしたゲームソフトのプレゼンで話題を集めた。 YouTube動画企画「ゲームさんぽ」やKONAMI主催イベント「パワプロチャンピオンシップス2017」など、様々なメディアにも出演経験あり。 マイべストではデバイスの知識とこれまでのゲームプレイの経験をもとに、ゲーマーに寄り添った記事制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ELECOM EX-G ワイヤレストラックボール M-XT3DRBKは、手にフィットしやすいものの、カーソルが不規則に動く場面があります。モニターが実際に使用したところ、比較した上位商品はイメージどおりにカーソルを動かせたなか、不連続に飛ぶような動きを見せました。カーソルは蛇行しませんが、口コミであったようにスムーズに動かせない可能性があります。
ボールの動きにはざらっとした抵抗があり滑りすぎないものの、モニターのなかには口コミ同様「引っ掛かりがあり、動かしづらい」と感じた人もいたため、好みが分かれるでしょう。本体にはキズがつかないよう加工されていますが、左手側面には加工がありません。ボールを動かすたびに指紋がつくのが気になりました。
しかしフィット感がよく、長時間使っても疲れにくいのは利点です。比較したなかには親指しか支えがない商品もあるなか、親指と薬指の支えがあります。やや急な斜面は手のひらになじみやすく、安定感がありました。クリック感は深めで押している感覚があり、モニターからは「使いやすいクリック感」と好評です。
機能に関わる機能も十分搭載しており、幅広い用途に使えます。薬指にはカスタマイズできるボタンがあり、専用ソフトから機能割り当てが可能です。サイドボタンや横スクロールできるチルトホイールもあり、作業効率が上がります。その一方、接続方法は無線2.4GHzしかなく、2台のマルチペアリングにも対応していません。
ECサイトの価格は執筆時点で3,000円台と手頃ですが、メンテナンス時はペンを使って底面からボールを押し出す手間がかかります。比較したなかでは珍しい左手専用モデルがあるため、左利きの人にはよいものの、上位商品にはより滑らかな操作性でメンテナンスしやすいものもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね!
実際にELECOM EX-G ワイヤレストラックボール M-XT3DRBKと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイトラックボールと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
ELECOM EX-G ワイヤレストラックボール M-XT3DRBKのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
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高級感・フィット感・静音性が優秀!クリック感も心地よい
今回紹介するELECOM EX-G ワイヤレストラックボール M-XT3DRBKは、操作時に接触する手の骨格・筋肉に着目し、人間工学に基づいて設計されたアイテムです。手のひらをのせたときのフィット感と操作のしやすさを追求して作られています。
よりスムーズなポインタ追従性を実現するために、トラックボールの動きを検出するセンサーには、ゲーミングマウスで使用されている高性能光学式センサーを採用。支持球には直径2.5mmの大型人工ルビーを搭載し、操作感が向上したと謳っています。
製造元のELECOMは、大阪に本社を置くパソコン周辺機器メーカーです。トラックボールでは親指操作タイプだけではなく、人差し指・中指で操作するモデルも展開しています。
薬指の場所には、カスタマイズできるファンクションボタンがついています。ボタン割り当ては「エレコム マウスアシスタント」から可能です。Windows・Mac両方に対応しており、無料でダウンロードできます。
本体のデザインはブラックメインとシンプルながら、ボールのツヤ感が目を惹きます。自宅・仕事場と使用する場所を選ばないでしょう。本体のカラーはブラックのみですが、トラックボールが赤玉のモデル・M-XT3DRBK-Gも展開中です。
まずは、使いやすさの検証です。
ガジェットに関心があるモニター5名が実際に商品を使用。ボールの動かしやすさとクリック感のよさを評価しました。
比較したなかにはボールの引っ掛かりがなく、とても滑らかに動く商品もありましたが、こちらは口コミ同様「ボールの引っ掛かりが気になる」や「スムーズに動かしづらい」と感じたモニターがいます。一方で「やや抵抗があり心地よい」と感じた人もおり、抵抗があるため滑りすぎない点は好評でした。
<ボールの滑らかさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較したボールが小さい商品は安定感に欠け、正確な操作が難しい傾向がありました。対して、本商品はボールの大きさは一般的な34mmながら、口コミのように動きの安定感に欠けます。ボールが小さい商品ほどではないものの、カーソルの動きが気になる場面もあるでしょう。
<カーソル操作のしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較したなかには、静音タイプでクリック音がほとんどない商品や反対にしっかりしたクリック音が響くものもありました。本商品はとくにクリック音が静かなわけでも大きいわけでもありません。音にこだわりがなければ、使用していて気にならないでしょう。
<クリック音の心地よさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較したなかには、反発が強すぎてダブルクリックしにくい商品もありました。対して、本商品は反発はそこまで強くないため、「ダブルクリックをしていても押し込みと反発がぶつからず、使いやすい」と好印象でした。クリック感でストレスは感じないでしょう。
<クリックの感触の心地よさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、フィット感のよさの検証です。
親指の支えはあるか・薬指を支えるくぼみがあるか・手のひらを置いて安定させられるかなどをチェックし、フィット感のよさを評価しました。
親指・薬指の支えがあり、フィット感は良好です。比較した半数以上の商品が薬指の支えはなかったのに対し、本商品は親指・薬指ともに置いておけます。使用時には安定感があり、ボタンやボールを動かさないときには休ませられるため、疲れを感じにくいでしょう。
続いて、意匠の満足感の高さの検証です。モニター5名が商品を実際に触り、高級感はあるか・傷や指紋は目立たないか・隙間や断面は気にならないか評価しました。
検証した結果、意匠に満足したのはモニター5名中3名でした。「ボールが黒くてスタイリッシュ」とデザイン性を評価する声があがりました。黒に統一されたシンプルな色合いがよく、上品さがあります。
全体的にキズがつきにくい加工がなされていますが、左側面に加工がなく指紋がつきやすいのはネックです。比較した上位商品は全体的に指紋がつきにくいよう加工されていたことをふまえると、やや物足りないといえます。
<意匠の満足感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、機能性の高さの検証です。
ボタンに機能の割り当てが可能か・カーソル速度を変更できるか・マルチペアリング機能はあるかなどをチェックし、多くの人のニーズを満たせる機能は搭載されているか評価しました。
メインボタン以外に5つのボタンがあり、幅広いニーズに応えられる機能を備えています。サイドには戻る・進むボタンがあり、インターネットブラウジングなどのページ移動がスムーズです。
薬指の位置にはカスタマイズ可能なボタンがあり、ボタンの割り当ては専用ソフトのエレコム マウスアシスタントから行えます。ショートカットやブックマークなど、よく使う機能を登録すれば作業効率が上がるでしょう。
比較した半数以上の商品が非搭載だった、チルトホイールがあるのも見逃せません。マウスを動かさなくても、横へスクロールできます。Excelやゲームなど横方向への移動が多い人は必見です。カーソルの移動速度を示すDPIは1500/750カウントの2段階で調節できるため、自分好みのスピードで使えますよ。
左手専用モデルが販売されているため、左利きの人でも問題なく使えます。比較したなかでも、左手専用モデルがあったり、左右対称で使えたりする商品は全体の2割ほどしかありませんでした。
その一方、接続方法は無線2.4GHzしかなく、Bluetooth接続できないのは気になるところです。一度Bluetoothで接続すれば再接続の手間がいらないマルチペアリングにも対応していません。2台のPCと接続して使用する場合は都度接続する手間がかかるので注意しましょう。
最後に、メンテナンスのしやすさの検証です。ボールは取り出しやすいか・専用の道具を使う必要はないかなどチェックしました。
検証した結果、メンテナンスのしやすさはいまひとつです。ボールを取り外すには、鉛筆など細いものなどで底面から押す必要があります。比較したなかには、指で押すだけで取り外せたり、上から持ち上げたりできる商品があったことをふまえると、やや手間がかかるといえるでしょう。
2015/10 発売
種類 | 親指タイプ |
---|---|
ボールの直径 | 34mm |
良い
気になる
解像度 | 750・1,500dpi |
---|---|
接続インターフェース | 無線2.4GHz |
横スクロール機能 | |
マルチペアリング機能 | |
電源 | 乾電池 |
特徴 |
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ELECOM EX-G ワイヤレストラックボール M-XT3DRBKは、公式通販サイトから購入できます。値段は執筆時点で税込11,374円です。
そのほかの取り扱い店舗は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイト。公式通販よりお得に購入できる場合もあるので、各サイトを比較してみてくださいね!
また、本商品の左利き用モデルであるM-XT4DRBKも公式通販サイトや各ECサイトにて販売されています。左利きの人はこちらもチェックしてみてください!
トラックボールはボールの設置面である支持球に汚れがたまると、ザラっと引っ掛かる感覚が生じます。操作時に違和感を覚える可能性があるので、週に1~2回程度は掃除するようにしましょう。お手入れの手順は以下のとおりです。
<お手入れ方法>
ホコリを取り除く際は、光学式センサーを傷つけないように注意しましょう。
最後に、ボールとカーソルの動きがスムーズなロジクールの商品をご紹介します。
Logicool MXTB1sは 、万人に使いやすい1台です。ボールは非常に軽やかに操作でき、引っ掛かる感覚が気になりません。カーソルもイメージどおり動かせました。機能面も申し分なく、カスタムボタンを含め6つのボタンがあり、カーソル速度は1%単位で変更可能です。2台とのマルチペアリングにも対応しています。
初心者にはLogicool M575Sがおすすめ。ボールは摩擦が小さめで、非常に滑らかに動きます。カーソルの動きもスムーズです。手のひらにあたる部分に細かな凹凸が施されており、握りやすくフィット感がありました。メンテナンスの際には底面にある穴を指で押すとボールを出せるため、それほど手間もかかりません。
種類 | 親指タイプ |
---|---|
ボールの直径 | 34mm |
良い
気になる
解像度 | 512~2,048dpi |
---|---|
接続インターフェース | 無線2.4GHz・Bluetooth |
横スクロール機能 | |
マルチペアリング機能 | |
電源 | バッテリー |
特徴 |
ロジクール MX ERGO MXTB1sをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
種類 | 親指タイプ |
---|---|
ボールの直径 | 34mm |
良い
気になる
解像度 | 2,000dpi |
---|---|
接続インターフェース | 無線2.4GHz・Bluetooth |
横スクロール機能 | |
マルチペアリング機能 | |
電源 | 乾電池 |
特徴 |
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掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。