快適な操作性と静音性にこだわって作られたトラックボール、ロジクール Ergo M575SP。実際に「クリック音がほぼしない」と評判です。その一方、「クリック感が乏しい」「複数の機器で使用するのは向かない」と気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のトラックボールとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、トラックボール選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
タレント「ヤマグチクエスト」として活動していたゲーム芸人。2021年にマイベスト入社後、ゲーミングデバイスの専門ガイドを担当し、250を超えるゲーミングデバイスを実際に比較検証。幼少期からゲームをプレイしている生粋のゲーマーで、現在までに500タイトル以上のゲームをプレイしている。 明治大学経営学部を卒業後、プロダクション人力舎でゲーム芸人ヤマグチクエストとして活動し、準レギュラーとして出演したテレビ東京のゲーム番組「勇者ああああ」では豊富なゲーム知識を生かしたゲームソフトのプレゼンで話題を集めた。 YouTube動画企画「ゲームさんぽ」やKONAMI主催イベント「パワプロチャンピオンシップス2017」など、様々なメディアにも出演経験あり。 マイべストではデバイスの知識とこれまでのゲームプレイの経験をもとに、ゲーマーに寄り添った記事制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
ロジクール Ergo M575SPは、職場など静かな環境で使う機会が多い人におすすめです。前モデルのM575にはなかった静音クリック機能を備えているだけあって、実際に使用したモニターからは「音がほとんどしない」との声が相次ぎました。押し心地もよく、比較した上位モデルのMX Ergo Sと遜色ありません。口コミのようにクリック感の乏しさを指摘する声はあるものの、自然な力でクリックできました。
ボールの動きはとても滑らかで、カーソルを思いどおりに動かせます。モニターからは「適度な摩擦感がありカーソルをあわせやすい」と好評です。比較したなかにはボールの抵抗が強く、カーソルが引っかかる商品もあったのに対して、本品は抵抗の弱さを指摘するモニターがいたほど。軽やかな操作性を好む人にぴったりです。
フィット感の高さでも、上位モデルに引けを取りません。三日月のような形状で親指と小指の支えがあり、手を置くと安定します。長時間のPC作業も快適に行えるでしょう。ラインの入った独自のデザインで、汚れが目立ちにくいのも魅力。プラスチック製ながら継ぎ目がきれいに処理されており、安っぽく見えにくいですよ。
サイドボタンの進む・戻るやホイールボタンなど、基本的な機能はそろっています。Logi Options+アプリからは機能の割りあてとポインタ速度の変更が可能です。自分好みの設定で効率的に使えます。メンテナンスが簡単なのもうれしいポイントです。上位モデルのように細い棒を用意しなくても、指で押すだけで取り出せます。
価格は8,470円(※2024年11月時点)と比較的安く、はじめてのトラックボールとして手を伸ばしやすいのもメリットです。しかし多機能とはいえず、横スクロール・マルチペアリングはできません。口コミのように複数の機器で同時に使いたい人には不向きです。機能性を重視するならほかの商品もチェックしてみてくださいね。
実際にロジクール Ergo M575SPと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのトラックボールと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
ロジクール Ergo M575SPの機能性が物足りない人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
サンワサプライ
高級感・フィット感・静音性が優秀!クリック感も心地よい
Ergo M575SPは、スイスの電子機器メーカーであるロジクールから発売されたトラックボールです。新たに静音クリックを追加し、「前モデルのM575と比べて80%クリック音を削減した」と謳っています。
独自のエルゴノミクスデザインを採用しているのも特徴です。前腕の筋肉緊張を軽減し、快適に作業できるとしています。電池式なので、充電の手間はかかりません。単3乾電池1本で駆動し、メーカーは電池寿命が最大18か月と公称しています。
カラーはグラファイト・ブラック・オフホワイトの3色展開です。ブラックにはブルーボールとシルバーボールのモデルがあります。なお、スペックの詳細は以下のとおりです。
今回はロジクール Ergo M575SPを含む、人気のトラックボールを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のトラックボールを比較検証したところ、ロジクール Ergo M575SPには6つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
自然な力でクリックでき、クリック感のよさは上位モデルのMX Ergo Sと遜色ありません。モニターの大半が「軽い力でクリックできる」など好印象を抱きました。連続クリックや長時間の作業もしやすいでしょう。一部からは「押し込みが浅い」「反発が弱い」と、口コミ同様にクリック感の乏しさが指摘されたため、慣れるまでは違和感があるかもしれません。
<クリック感のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一部モニターから「抵抗が弱く、滑らかすぎる」「カーソルを大きく動かすときはよいが、細かなボタンを押すのには向いてなさそう」と指摘され、多少好みは分かれる結果に。しかし、大きな不満はなかったので、軽やかな操作性を好む人におすすめです。
<ボールの動かしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較した上位モデルのMX Ergo Sにもフィット感の高さは劣りません。手のひらが当たる部分に入っているラインも、フィット感を高めるのに役立っています。メーカーが筋肉の緊張を軽減するためのエルゴノミクスデザインを採用しているだけあって、楽に手を乗せやすい形状です。
サラッとした肌触りで、ベタつきにくいのもメリットです。比較したなかには手の脂や指紋が目立つ商品もありましたが、本商品はそれほど気になりません。ホイール部分のみラバー製で、「安っぽい」という意見もあがりました。しかし、継ぎ目はきれいに処理されており、全体的にはしっかりした作りに仕上がっています。
<意匠の満足感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較したなかにはポインタ速度を2段階までしか変更できない商品もあったのに対して、本商品は自分好みの設定を見つけやすいでしょう。また、サイドボタンでは進む・戻るの操作が可能なので、ブラウジング中のページ移動もスムーズに行えます。
接続方式はBluetooth・Logi Boltレシーバーによる2.4GHzの2通りに対応。前モデルのM575にはなかったLogi Boltレシーバーを使用した接続は、ほかの電波の干渉を受けにくく、安定性が高いと謳っています。なお、左手操作には非対応です。
こまめに掃除しやすく、最高のパフォーマンスを維持しやすいのもうれしいポイントです。本体の裏側にはボールへ直結している穴があり、指で押し出すだけでボールを取り出せました。比較した上位モデルのMX Ergo Sではペンのような細い棒でボールを取り出す必要があったのに対して、手軽にメンテナンスできます。
ロジクール Ergo M575SPにはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
また、異なる機器と接続する際は、都度ペアリングする手間がかかります。前モデルのM575では、無線2.4GHz・Bluetoothを使用して疑似的なマルチペアリングができ、ボタンを押すだけで接続機器を切り替えられましたが、本商品ではできませんでした。口コミにあったとおり、複数の機器で使いたい人には不向きです。
とはいえ、ボタンのカスタマイズやサイドボタンでの進む・戻るなど基本的な機能はそろっています。1台の機器としか接続しない人・Excelやスプレッドシートをあまり使わない人であれば、デメリットにはならないでしょう。
2024/09/19 発売
種類 | 親指タイプ |
---|---|
ボールの直径 | 不明 |
良い
気になる
解像度 | 400~2000dpi |
---|---|
接続インターフェース | Bluetooth、無線2.4GHz |
横スクロール機能 | |
マルチペアリング機能 | |
電源 | 乾電池 |
特徴 | 静音 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
7,623円
(最安)
販売価格:7,700円
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ここでは、ロジクール Ergo M575SPの気になる点をカバーする商品をご紹介します。購入を迷っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ロジクールのMX Ergo S MXTB2は、機能性を重視する人にぴったりです。カスタマイズ可能なボタンが6つあり、アプリから機能を割りあてられます。チルトホイールがあり、Excel・スプレッドシートなどでの横スクロールも可能です。2台のマルチペアリングにも対応しており、効率的に作業できるでしょう。また、USB Type-Cによる充電式なので電池を入れ替える必要がありません。
ボールを動かしやすく、イメージどおりにカーソルを動かせます。クリック感もよく、音は静かです。親指と小指の支えがあり、フィット感も優れています。手首の傾斜を20度まで調整でき、自分の疲れにくい角度に合わせられるのも強みです。長時間作業しやすいでしょう。
Ewinのトラックボールマウスは、安価ながら使い勝手に優れた1台です。ボールの動きは滑らかで、スムーズに作業できます。実際に使用下モニターからはクリック音の小ささや、軽やかな押し心地も好評でした。フィット感もよく、手のひらを置くと安定感がありました。
ボタンは6つあり、進む・戻るの操作ができるサイドボタンや、カーソル速度を変更できるDPIボタンを搭載。マルチペアリングにも対応しており、複数機器との接続もできます。専用ソフトはなくボタンのカスタマイズはできないものの、ECサイトでは約4,000円(※2024年11月時点)と安いので、はじめてのトラックボールにおすすめです。
Ergo M575SPは、ロジクールの公式サイトから購入できます。値段は8,470円(※2024年11月時点)です。セールやクーポンで安く購入できる場合もあります。
そのほかの取扱店舗は、Amazon・楽天市場などの大手ECサイト、ヨドバシカメラ・ビックカメラなどの家電量販店です。サイトによって値段は異なるので、それぞれ比較してみてくださいね。
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