21テクノロジー 電動アシスト自転車 DACT266の口コミ・評判は？実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー！

商品の仕様をチェックしたところ、アシストを最も弱くしても航続距離（アシストを使って走行できる距離）は約50kmしかありません。

比較したなかには、エコモードで200km・オートモードで105kmの航続距離がある商品もありました。パワーを上げると走行できる距離はさらに短くなるため、こちらは毎日の通勤・通学とハードに使うにはやや不向きです。バッテリー容量は8.7Ahと少なく、頻繁な充電が必要でしょう。

比較したブリヂストンの商品は、バッテリー持ちがとくによい回生ブレーキを搭載していました。停止しているときやブレーキをかけているときに、自動で発電しバッテリー残量を回復させられます。毎日20km走行しても1週間以上充電せずに使えるので、充電の手間を減らしたい人はこちらもチェックしてみましょう。

各パーツの仕様を確認したところ、ギア・タイヤ・サドルについては乗りやすい設計でした。

タイヤ径26インチ、タイヤ幅1-3/8インチと、バランスの取れたサイズを採用しています。サドルの幅も230mmと広めの設計で、乗り心地をよくするための配慮が感じられました。ギアは6段階で細かく調整できるため、体力やシーンに合わせて選べますよ。なお、各パーツの詳細は以下のとおりです。

1. タイヤ幅とタイヤ径｜1-3/8・26インチ
2. サドルの幅｜230mm
3. グリップの形状｜オールランダー
4. ブレーキの種類｜Vブレーキ
5. ギアの段数｜6段階

一方で、ブレーキの効きについては懸念点も。比較したローラーブレーキやサーボブレーキの商品よりも効きが甘い傾向がある、Vブレーキを採用しています。走行の際、不満に感じる可能性があるでしょう。

日常的に使いやすい機能も、充実しているとはいえません。

車体とバッテリーの鍵が別々で、2本を使い分けないとならないのがネック。比較したブリヂストンやヤマハ・パナソニックなど大手3社は、車体とバッテリーの鍵を1本で管理できました。また、片足スタンドを採用しているため、両足スタンドと比べると安定感に欠けるでしょう。

低床フレームではなく、またぎにくいのも気なる点です。直線のオールラウンダーハンドルは、慣れていない人は操作しにくい可能性があります。ドレスガードは非搭載なので、スカートなどを着用する際は注意が必要です。荷台にチャイルドシートの取りつけもできないのが惜しい点でした。

1. かごの大きさ｜幅37×奥行31×高さ22cm（すべて最長部）
2. 泥除け｜◯
3. 鍵｜2本
4. スタンド｜片足スタンド
5. ライト｜◯（LED）
6. ドレスガード｜✕
7. アップハンドル｜✕（オールラウンダー）
8. 低床フレーム｜✕

ライトや泥除けなど、基本的な装備は搭載しています。かごは幅約37×奥行約30×高さ約21cmと十分な大きさがあり、買い物やカバンなど収納しやすいでしょう。夜間走行時に便利なLEDライトも装備されています。

後輪駆動で、急な坂道でも上りやすい設計です。重心に近い後輪でしっかりと地面を踏むため、前輪駆動に比べ安定性が高いでしょう。

しかし、実際に時速15km/hで坂道を上ると、力を込めて漕ぐ必要がありました。比較したなかには115Wの電力で急な坂道をスイスイ登れる商品もあったのに対し、こちらは160Wも必要です。「ペダルが重くなる」と口コミにあるように、ややパワー不足と感じました。

走行時のアシストも、上位商品より引っ掛かりを感じます。24km/h前後のスピードを出すと、アシストのON/OFFが頻繁に切り替わり、翻弄されやすく感じました。「スピードが落ちやすい」という口コミにも頷けます。平坦な道を急いで走るときや、下り坂を走るときは使いにくさを感じるでしょう。

しかし、上位商品にはパワフルさゆえ、急発進するような怖さを感じるものもありました。こちらは自然な走りだしで、漕ぎだす際のタイムラグも感じません。近場の平坦な道を運転するには問題なく使用できるでしょう。