オージーケー技研 ポポラ RBC-019は、楽に扱える手頃なものをお探しの人におすすめです。重量は3.2kgと軽めで、比較した全商品の平均値3.65kg(※執筆時点)を下回りました。「重く感じる」といった口コミでの懸念がありましたが、比較したなかには4kg以上の商品も。軽めのシートで移動や収納時の負担が少なく、たまにしか使わない人にも重宝します。乗せおろしやすさも優秀で、実際に使用した7名のモニター全員が「子どもを座らせやすい」と回答。比較したなかでも座面が広い商品は子どもを乗せやすい傾向があり、本品も例に漏れません。バックルが大きめで簡単に操作でき、ベルトの着脱がスムーズなのもメリットです。走行性も良好で、まっすぐ走行するぶんには安定しており、運転者の背中にシートがあたることもありません。ただベルトが腰までしかなく、子どもの体が左右にずれやすいのは気がかり。比較した子どもをしっかりホールドできてハンドルがぶれにくい商品と並ぶと、漕ぎだしやカーブを曲がる際にやや不安定さを感じるかもしれません。子どもの頭部をガードするヘッドレストは非搭載で、安全機能は高評価に届かず。比較した約7割の商品が5点式ベルトを採用していたなか(※執筆時点)、腰までの3点式ベルトである点も気になります。「肩のベルトがなく不安」との口コミどおり、肩までしっかりホールドしたい人には不向きでしょう。機能面では、子どもを乗せないときに簡易バスケットとして使えるのが便利。買い物時にも役立ちます。ステップも2段階で調整できますが、比較した約半数の商品は4段階に対応していました。「ブリヂストン ルラビーデラックス2」のように、多段階で調整できるヘッドレストがあった商品と並ぶと、子どもの成長に合わせて長く使いたい人には力不足です。執筆時点におけるECサイトでの価格は7,000~8,000円台と、比較したなかでリーズナブルなのはうれしいポイント。子どもをたまに乗せる程度という人には候補となるでしょう。とはいえ、便利な機能や子どもの安全に配慮したものがほしい人は、ほかの商品も検討してみてください。
オージーケー技研 アクティブ・コンパクト フロントベビーシート FBC-003S2は、頭を守るヘッドレストやベルトは腰のみの2式で、万が一の事故への備えは十分とはいえません。比較したほとんどの商品がヘッドレストつきかつ、複雑な5点式ベルトだったのに対し、こちらは万が一の転倒や事故が起きてしまったときを考えると安全性は口コミどおり低評価となりました。さらに、視界のよさもいまひとつ。子どもの座面が高く、実際に使用したモニターからは「前が見にくい」という口コミ同様の声が多数あがりました。160cm以上のモニターからも「子どもの後頭部が気になる」との意見が聞かれたため、低身長の人は座面が低めの商品を選ぶのがおすすめです。ステップの高さは固定されており、子どもの成長に合わせた調整も不可。本体が軽い分、漕ぎはじめやカーブでは、不安定だったのも懸念点です。しかし、シンプルな構造により、ベルトの着脱や調節は簡単。使わないときは前方へ折りたためる点もメリットといえます。ただしスムーズに乗せおろしできた、ほかの比較したオーケージー技研の商品に比べると、間口は狭め。実際に使用したモニターからは「ハンドルに少し足が引っかかった」との声が聞かれました。重量は約1.7kgと比較したなかには4kg以上のものもあったのに対し、トップクラスの軽さでした。メーカーが軽量化を謳うのにも納得ですが、安全面に十分配慮されたものを選びたい人は、ほかの商品を検討してみてください。
OGK技研 FBC-011DX3は、前乗せ用自転車用チャイルドシートの購入を検討しているすべての人におすすめです。ヘッドレストはスライド式で自由に高さ調節可能なうえ、足を乗せるステップは3段階まで調節可能。狭い駐輪場でも使いやすい収納機能は、比較した商品のなかでも本商品を入れて約4割にしか搭載されていませんでした。安全機能も充実しており、子どもの体をしっかり固定する5点式ベルトを採用。一般財団法人製品安全協会の安全基準に合格した証であるSGマークもついています。高さ12cmのヘッドレストもついているので、横からの衝撃や揺れにも備えられるでしょう。モニターに本商品を装着した自転車に乗って走行してもらうと、低身長のモニターからも「足をぶつけることなくスムーズに走行できた。漕ぎだしも問題なく安定していた」と好評。「足が当たらずスイスイ漕ぎやすい」という評判どおりといえます。若干の慣れが必要なものの、「ベルト調整がしにくい」「バックルの装着がしづらい」という口コミに反して、ワンタッチ装着が可能なバックルはまずまずの評価でした。「スムーズな着脱」を謳うだけあります。重量は3.4kgと、比較した平均2.83kg(※執筆時点)に比べてやや重くはありますが、前に倒して折りたためる点は駐輪スペースを圧迫せず好印象。機能性や走行性に富んだ設計になっているので、ぜひ検討してみてくださいね。
GRANDIA(グランディア)FBC-017DX2
OGK技研 グランディア FBC-017DX2は、安全性の高さを重視する人におすすめです。ヘッドレストには、子どもの頭を270度覆って守るトリプルガードを採用。高さは17cmもありました。比較したヘッドレストつき商品のほとんどが高さ12cm以下だったのに対し、「周りがしっかりガードされ安全性が高い」との口コミや、「ハグされているような安心感」という謳い文句どおりです。5点式固定により、体もしっかりホールド。一般財団法人製品安全協会に合格した証、SGマークつきなのもうれしいポイントです。子どもが握るのに便利な、ハンドルも装備されています。比較したなかで、本品にのみ備わっていたアラウンドフットガードも魅力。タイヤによる、足の巻き込み防止にも配慮されていました。ヘッドレストは多段階に、ステップは2段階に高さ調節が可能。成長にあわせて頭部や足元を調節でき、快適な乗り心地を長く感じられそうです。また、比較したなかの数少ない商品にしか見られなかった、収納機能を備えているのも利点。使わない場合は前方に倒しておけるため、駐輪時の邪魔になることも少ないでしょう。大きめのヘッドレストは使用したモニターから「少し圧迫感がある」との声は聞かれたものの、ハンドルの操作性はすぐれていました。前後左右ともに視界も良好。比較したなかには、子どもの頭が視界に入り、走行に怖さを覚えた商品もありました。安定感があるため、バランスも崩しにくいといえます。シートベルトは、比較した商品で貴重だった自動巻き取り式ピッタベルト。毎回調節は必要ですが慣れれば問題なく、モニターからは「ワンタッチで楽」との意見が多く上がりました。しかし、安全性を考慮した分、乗せおろしのスムーズさには欠ける印象です。間口も狭めで、「座面が狭く乗せおろししにくい」という口コミに共感せざるを得ません。身長159cm以下のモニターからは、「ヘッドレストが鼻下周辺の視界をふさぐ」との意見も。とくに低身長の人は、周りの確認を怠らないようにしましょう。重量も、比較した平均約2.8kgに対し、約4.2kgと重め。「重さがある」との口コミは払拭できませんでした。とはいえ、機能の充実度はトップクラス。安全性にこだわるなら、ぜひ購入してみてくださいね。
オージーケー技研 軽量うしろ子供のせ RBC-009S3は、とにかく軽さにこだわりたい人におすすめ。比較した商品のほとんどが重量3~4kg以上だったなか、約2.7kgとトップクラスの軽さでした。サイズも幅480×奥行500×高さ310mmとコンパクト。装着時に取り回しやすいのはもちろん、ラックタイプやマンションなどの狭い駐輪場にも停めやすいでしょう。走行時にふらつきにくい点も、軽量タイプのよいところです。比較したなかにはバランスが取りづらかったものがあるのに対し、本品はモニターから「通常の自転車とほとんど変わらない」との声が聞かれました。漕ぎだしは若干ふらついたものの、それ以降はバランスを崩さず走行できますよ。座面が広く構造がシンプルで、子どもの乗せおろしもスムーズ。実際に使用したモニター6名全員が「乗せやすかった」と回答しました。比較したほかの商品にはベルトをとめる工程が多く複雑だったものがあったなか、1か所固定するだけなので装着も簡単です。一方、ヘッドレストがなくベルトも腰まわりのみと、安全機能は物足りず。ホールド感に欠けるため、「子どもが眠ると怖い」との口コミどおり、安全面に懸念が残ります。「子どもでもロックを解除できた」との口コミどおりロックを外される可能性もあり、注意して走行する必要があるでしょう。ステップの段差を子どもの成長に合わて調整できない点もネックです。子どもが大きくなれば、窮屈に感じるかもしれません。子どもを乗せないときは荷物置きとして使用でき、背中部分は通気性を高めた構造になっているなどの魅力もありますが、安全性が気になる人はほかの商品を検討してください。
Exclusive Tour Plus Carrier Mount
Bobike Exclusive Tour Plus Carrier Mountは、ヘッドレストとフットレストが簡単に調節できる商品を求めている人におすすめです。ヘッドレストは多段階で調整ができて、フットレストは工具いらずで7段階の調節ができる点が高く評価されました。子ども用のハンドルがないのもメリットです。お子さんを乗せる際にスムーズに座らせることができて、その上、走行中も背中にあたることがないので、快適に走行できます。本体がやや重めではあるものの、大きめのヘッドレストと5点ベルトなどの安全機能も充実。ベルトをバックルに差し込むのにやや慣れが必要な印象ですが、ベルトの調節もしやすく、ホールド性を高めやすい構造です。執筆時点での価格は、税込17,600円(公式サイト参照)と、今回検証した商品のなかでは、高めの価格帯。フットレストやベルトの調節がしやすくなっているので、兄弟で長く使う予定がある人には、候補の1つになる商品でしょう。