短時間で加熱できて、吸いごたえも十分だと評判のグロー(glo0・プロ・スリム。ブーストモードでキック感を変えられる点も好評ですが、一方で「連続で吸える回数が少ない」「細いスティックしか対応できない」などの口コミもあり、購入をためらっている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、グロー・プロ・スリムを含む加熱式タバコ全12商品を実際に使ってみて、吸いごたえ・機能性・においの少なさ・メンテナンスの楽さ・コンパクトさ・フレーバーの豊富さ・1パフあたりのコストについて比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね。
日用品・ガーデニング用品・DIY向け電動工具・喫煙具・家事代行サービス・クリーニングなど、暮らしや生活に関わる幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「一人ひとりが選んでよかったと感じる選択肢を提供すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
グロー・プロ・スリムは、極力においが少ない加熱式タバコが欲しい人におすすめです。特有の穀物系の香りが少なく、非喫煙者から「近づかない限り気にならない」と好評でした。
徐々に味は薄くなりますが、吸いごたえがあると喫煙者の評判も上々。メンソールは、とくに爽快感とのバランスを評価する声が多く聞かれました。ブースト機能で加熱時間を10秒に短縮できるのも強みです。通常モードとの味の違いも楽しめますよ。
ただし、1箱あたりの総パフ回数が220回と少なく・加熱継続時間も約4分と短めです。1パフに換算すると約2.27円かかるため、ヘビースモーカーだとコストがかさみます。メンテナンスも簡単にできるとはいえ、5回ごとと頻度が多めなのは気になりました。
厚さ15.5mmのスリムな設計でポケットには入れやすいので、サブ機にするのがおすすめです。フレーバーは11種類と少なめですが、サブ機であれば選択肢としては十分。本体価格が税込2,480円(執筆時点・公式サイト参照)と安いので、初期費用を抑えたい人も要チェックですよ。
100年以上の歴史あるタバコ会社、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ。2016年に加熱式ブランドglo(グロー)を立ち上げて以降、さまざまな機種を販売しています。
今回紹介するプロ・スリムは、コンパクト設計にこだわったモデルです。ポケットに入れてもかさばらないよう、グロー史上最薄※の厚さ1.6cmで設計されています。
2021年9月の発売時点
最大の特徴はブースト機能。通常電源を入れて吸えるようになるまで20秒かかるところ、ブーストモードなら約10秒と高速で加熱できます。
バッテリーは約90分でフル充電となり、連続で約16回使用可能です。
保証期間は通常6か月間ですが、公式サイトでデバイス登録を行えば、無料で1年保証に延長できます。保証要件を満たせば無償で交換してもらえるので、忘れずにご登録ください。
今回は、グロー プロ スリムを含む加熱式タバコ全12商品を実際に使ってみて、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:吸いごたえ
検証②:機能性
検証③:においの少なさ
検証④:メンテナンスの楽さ
検証⑤:コンパクトさ
検証⑥:フレーバーの豊富さ
検証⑦:1パフあたりのコスト
まずは、吸いごたえを検証します。
銘柄は全機種でレギュラー・メンソールの2つに統一。モニター10名が実際に吸い、キック感・味の深さ・香りなどを軸に評価しました。
重さのある吸いごたえだと、モニターから高く評価されました。
次第に味は薄くなりますが、検証した加熱式タバコのなかでは満足度は高めです。iQOS ILUMAやPloom Xと比較するとやや劣りますが、スリムタイプとしてはまずまずという印象を受けます。
キック感はメンソール系フレーバーの評価がとくに高く、「爽快感があって、吸ったあとにすっきりする」との声が聞かれました。
次は、機能性の検証です。
1箱あたりの総パフ回数・加熱継続時間・連続使用回数など、全7項目を確認。機能性が高い機種ほど高く評価しました。
機能性の検証では、約90分と短時間で充電できる点が高く評価されました。フル充電時の連続使用回数は約16本と、1箱弱が吸える計算です。ほかの加熱式タバコよりは少ないとはいえ、ライトスモーカーなら十分でしょう。
ブースト機能があるのも魅力です。吸うまでの手順は2STEPありますが、通常20秒の加熱がブーストモードなら10秒で加熱が完了します。忙しい時間の合間に吸うときは、数秒の差が大きく感じるでしょう。
ただし、1箱あたりのパフ回数は220回と少なめ。加熱継続時間も約4分と短めです。
パフ回数250回以上の商品や、過熱継続時間5分以上の商品と比べると、物足りなさを感じるかもしれません。手軽さを重視したい人におすすめの機種です。
続いて、においの少なさの検証です。
非喫煙者の女性6名が副流煙のにおいを確認。強さはどのくらいか・近距離でも不快感はないかを軸に評価しました。
非喫煙者によるモニター検証では、妥協できるレベルとの意見が大半でした。「近くによるとにおう」「煙を直接浴びないとわからない」の回答が多く、よほど近距離でない限りは気にならない印象です。
ただし、「稲のような少しクセのある香り」「ずっと嗅いでいると頭が痛くなりそう」という否定的な意見も。フルーティな香りと回答した人もいますが、多少のクセはあるので、密閉空間で吸うのは避けたほうがよいでしょう。
続いて、メンテナンスの楽さを検証します。
説明書通りにメンテナンスを行い、手軽に使えるかをチェック。手入れの頻度も含めて、総合的に評価しました。
頻度は多めですが、メンテナンスの手順は簡単でした。手入れの頻度は、本体内部が5回おき・ヒーター内部が20回おき。メンテナンスフリーの加熱式タバコと比べると、回数は多めです。
【手入れの手順】
上述したとおり、付属のブラシを差し込んで掃除するだけです。手順としては多くないので、慣れれば問題ないでしょう。
次に、コンパクトさを検証します。
サイズ・重量・ポケットに入るかの3点を確認し、持ち運びやすさを評価しました。
コンパクトさの検証では、まずまずの評価となりました。幅44×高さ98.15mmとやや大きめの長方形ですが、厚みは15.5mmとスリム。ポケットでかさばらないのは、大きなメリットです。
実際にポケットに合わせてみると、箱とデバイスを横並びにしても、ギリギリ収まりました。携帯用のサブ機にするにも、便利なサイズ感といえます。
続いて、フレーバーの豊富さの検証です。
各機種に対応している銘柄・フレーバーを確認し、種類が多いものほど高く評価しました。
フレーバーは、全11種類と少なめでした。レギュラーが3種類・メンソールとフレーバー系メンソールが各4種類の合計11種類です。
検証した加熱式タバコのなかには、20種類以上から選べる機種もありましたが、11種類もあれば満足できるでしょう。
最後は、1パフあたりのコストの検証です
フレーバーの価格÷総パフ数(1箱)で、1パフあたりのコストを算出。コストが抑えられている機種を高評価としました。
コストを比較検証した結果、本機はやや高いことがわかりました。1箱あたりのパフ回数が220回と少ないため、1パフに換算すると約2.27円と高めです。
1パフ2円以下の加熱式タバコもあるため、喫煙量が多いとコストはかさみます。毎日の喫煙本数から、大まかなコストを把握したうえで購入するのがおすすめです。
最後に、コストを抑えられる高性能な機種をご紹介します。
IQOS イルマ キットは、紙タバコからの移行にもおすすめの機種です。今回検証した過熱タバコの中では、吸いごたえの評価はトップクラスでした。喉にしっかりと刺激がくるため、モニターから満足度が高いと好評でした。総パフ回数が280回と多く、1パフあたり約2.07円とコストもまずまず。メンテナンスが必要ないので、メインとしても使いやすいですよ。
プルームエックス スターターキットは、自分のペースで喫煙できるのが魅力。加熱して5分以内であれば、制限なく吸えます。吸いごたえがかなり重く、キック感があるのも強みです。独特のにおいはありますが、1パフあたりのコストもデバイスの価格も安く、手軽にはじめられますよ。吸いごたえはiQOS ILUMAに一歩劣りますが、満足できるでしょう。
重量 | ポケットチャージャー:116.5g、ホルダー:30.5g |
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加熱温度方式 | 高温加熱式 |
形状 | スティック |
加熱方式 | 中心加熱式 |
充電時間. | ポケットチャージャー:約135分、ホルダー:約1分50秒 |
充電ケーブルの種類 | USB TypeC |
ホルダー充電時間 | 1分50秒 |
一度の加熱で吸える回数 | 14回 |
フル充電時使用回数 | 20回 |
加熱温度 | 300~350℃ |
加熱継続時間 | 約6分間 |
連続使用回数 | 2回 |
1箱あたりのパフ回数 | 280回 |
メンテナンスフリー | |
保証期間 | 6か月/IQOSケアプラスに加入の場合12か月 |
サイズ | ポケットチャージャー:幅47.0×奥行23.4×高さ121.5mm、ホルダー:幅14.5×奥行14.5×高さ101.0mm |
レギュラーの種類 | 12種類 |
メンソールの種類 | 7種類 |
フレーバー系メンソールの種類 | 15種類 |
対応銘柄 | テリア、センティア |
予熱時間 | 20秒 |
1パフあたりの価格 | 1.89円 |
IQOS イルマ キットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
重量 | 95g |
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加熱温度方式 | 高温加熱式 |
形状 | ボックス |
加熱方式 | ハイブリット加熱式 |
充電時間. | 約140分 |
充電ケーブルの種類 | USB TypeC |
ホルダー充電時間 | 不明 |
一度の加熱で吸える回数 | 無制限 |
フル充電時使用回数 | 23回 |
加熱温度 | 295℃ |
加熱継続時間 | 約5分間 |
連続使用回数 | 23回 |
1箱あたりのパフ回数 | 260回 |
メンテナンスフリー | |
保証期間 | ploom X CLUB にてデバイス登録が完了してから2年間 |
サイズ | 本体:幅43.5×奥行24.0×高さ88.5mm |
レギュラーの種類 | 3種類 |
メンソールの種類 | 4種類 |
フレーバー系メンソールの種類 | 8種類 |
対応銘柄 | メビウス、キャメル |
予熱時間 | 25秒 |
1パフあたりの価格 | 1.92円 |
JT プルームエックス スターターキットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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