メンテナンスが不要で手軽に吸いやすいと評判の、IQOS イルマ キット。新加熱方式を採用しており、優れた機能を備えていると謳われています。しかしインターネット上では、「コストがかかる」「吸いごたえがいまひとつ」などの気になる口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、IQOS イルマ キットを含む加熱式タバコ全12商品を実際に使ってみて、吸いごたえ・機能性・においの少なさ・メンテナンスの楽さ・コンパクトさ・フレーバーの豊富さ・1パフあたりのコストを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
日用品・ガーデニング用品・DIY向け電動工具・喫煙具・家事代行サービス・クリーニングなど、暮らしや生活に関わる幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「一人ひとりが選んでよかったと感じる選択肢を提供すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
IQOS イルマ キットは、吸いごたえで選びたい人におすすめです。比較したなかにはキック感が弱いものもあったのに対し、この商品は喉にガツンとした刺激が感じられます。
メンソールを吸ったモニターからは、「紙タバコのような重さ」という声も。より紙タバコに近いものがほしいなら、レギュラーよりもメンソールを選びましょう。フレーバーは13種類あるので、好みのものを見つけてみてください。
メンテナンスが必要ないのも大きな魅力です。ほかの商品には、綿棒などで掃除する手間がかかるものもあったので、手入れの楽さで選びたい人にも向いています。147gとやや重めですが、ズボンのポケットに入るため持ち運びにも大きな問題はありません。
1箱あたりのパフ回数は280回と多く、加熱されるまでにかかる時間は20秒。1パフのコストが2.07円と高すぎないのもよい点です。一方で、副流煙のにおいが強いのは惜しいところ。吸うときは周囲への配慮が必要ですが、満足感を重視するならぜひ検討してみてくださいね。
IQOS(アイコス)の販売元として知られる、フィリップ モリス ジャパン。今回ご紹介するのは、IQOS イルマシリーズのうち、スタンダードモデルに位置付けられている加熱式タバコです。
最上位モデルにあたるIQOS イルマ プライムとは、機能面での違いはとくにありません。2つのモデルの大きな違いは、ポケットチャージャーのデザインです。
IQOS イルマ プライムのポケットチャージャーにはラップカバーが採用されているのに対し、この商品は従来機のIQOS3Duoと同じように、ポケットチャージャーに側面ドアカバーがついています。
ほかにもカスタマイズできるアクセサリーなどの違いもありますが、値段重視であれば安価なIQOS イルマ キットを選ぶとよいでしょう。公式サイトでの値段はIQOS イルマ プライムよりも3,000円ほど安く、執筆時点では税込6,980円でした。
次に、機能面を見ていきましょう。新しい加熱方式のスマートコア・インダクション・システムを搭載しており、タバコ葉に直接触れるブレードがついていません。そのためブレードが破損する心配がなく、手入れの手間も省けます。
ホルダーに専用タバコを挿すだけで自動的に加熱がはじまる、オートスタート機能があるのも便利です。
ホルダーがフル充電されている場合は、連続して吸えるのは2本。ホルダーをポケットチャージャーにしまうと、約1分50秒で1本分が充電されます。2本分を充電したいときは、約5分15秒待ってから使いましょう。
ポケットチャージャーのサイズは高さ121.5×幅47×奥行き23.4mmで、重さは116.5g。ホルダーのサイズは高さ101mm・直径14.5mmで、重さは30.5 gです。
カラーは、モスグリーン・ペブルベージュ・ペブルグレー・アズールブルー・サンセットレッドの5種類があります。好みにあわせて選んでみてくださいね。
今回は、IQOS イルマ キットを含む加熱式タバコ全12商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:吸いごたえ
検証②:機能性
検証③:においの少なさ
検証④:メンテナンスの楽さ
検証⑤:コンパクトさ
検証⑥:フレーバーの豊富さ
検証⑦:1パフあたりのコスト
まずは、吸いごたえの検証です。
普段からタバコを吸うモニター10人に、メンソールとレギュラーの2種類を試してもらいました。そして、キック感があるか・味の深さや香りはどうかを軸に評価します。
レギュラーを吸ってみると喉にガツンとくる刺激があり、「キック感は十分」という声がモニターから寄せられています。比較したほかの商品のなかには、吸いごたえが弱いものもあったので、満足度の高さで選びたい人によいでしょう。
香りについては、「可もなく不可もない」「独特なにおいは少ない」といった意見が多数。味の濃さに関しては評価がわかれ、「やや薄い」「余韻もあって悪くない」と真逆のコメントがありました。においが少ないぶん、味わいは薄めに感じる傾向があるようです。
メンソールはかなり紙タバコに近く、「しっかりタバコを吸っている感覚がある」「肺まで煙が入ってくる」と好評です。レギュラーについては「紙タバコとは別物」という声も多かったので、より紙タバコに近いものがほしいならメンソールを選びましょう。
鼻に抜けるような自然な爽快感があり、「バランスがよい」「ほどよくスッキリする」とコメントした人も多くいます。純粋なメンソールとタバコ葉の味が感じられ、加熱式タバコ特有のクセも気になりませんでした。
次は、機能性を検証します。
以下の機能性をチェックし、加点式で評価しました。
1箱あたりのパフ回数は280回で、加熱するまでにかかる起動時間は20秒でした。低温加熱式タイプと比較すると待ち時間がありますが、気になるほどではないでしょう。加熱状態は、約6分間持続します。
ホルダーをポケットチャージャーから取り出してタバコをセットする手間がかかるものの、慣れてしまえば問題ありません。
ポケットチャージャーがフル充電の場合、吸える合計本数は20本。ただし、ホルダーをポケットチャージャーから出したまま連続で吸えるのは2本だけです。吸い終わったらホルダーをポケットチャージャーの中に戻して、常にスタンバイ状態にしておきましょう。
ほかの商品のなかには、充電が約60分で終わるものもあったのに対し、このポケットチャージャーを充電するのにかかる時間は約135分と長めです。1日にたくさん吸う人は、こまめに充電してください。
次に、においの少なさを検証します。
非喫煙者の20代女性6人に副流煙を嗅いでもらい、においの強さはどうか・近くで吸っていても不快感がないかを評価しました。
非喫煙者の女性からは、「穀物を加熱したようなにおい」「喉が痛くなる」という声が寄せられています。
また「隣で吸われると不快」と感じた人も多数いたので、吸うときは周囲に配慮したほうがよいでしょう。
続いて、メンテナンスの楽さを検証します。
説明書どおりにメンテナンスを行い、手間がかからないか・掃除の頻度はどのくらいかを確かめました。
ブレードがないのでタバコ葉が直接熱源に触れず、内部が汚れにくい構造です。そのため、定期的なメンテナンスは必要ありません。
ほかの商品のなかには、リキッドカバー内などを綿棒で掃除する手間がかかるものもあったことを考えると、手入れの楽さで選びたい人にも向いています。
次に、コンパクトさの検証です。
本体サイズや重量を計測し、コンパクトさを確かめました。また、ズボンのポケットに入れたときのサイズ感もチェックします。
ポケットチャージャーとホルダーをあわせた重さは147g。ほかの商品のなかには、11gとかなり軽いものもあったため、若干ずっしり感が気になるかもしれません。
しかし、ズボンのポケットにすっぽり入るサイズ感なので、持ち運びにはとくに問題ないでしょう。
続いて、フレーバーの豊富さを検証します。
銘柄とフレーバーの数を調査し、何種類あるかを比較しました。なお、2021年12月時点の調査結果なので、現在の販売状況とは異なる可能性があります。
フレーバーは、13種類から選べます。20種類以上のバリエーションが販売されているほかの商品もあったため、特別多いわけではありません。しかしこれだけの数があれば、好みの味が見つけられそうです。
最後に、1パフあたりのコストを検証します。
1箱あたりの総パフ数や各フレーバーの1本あたりの値段を参考にして、1パフあたりのコストを算出しました。なお2021年12月時点の価格で計算しているため、現行価格とは差が出る可能性があります。
1パフあたりのコストを算出したところ、2.07円でした。比較したなかには2円を下回るものもあったのでかなり安いとはいえませんが、毎日吸ってもお財布の負担になる心配は少ないでしょう。
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最後に、高評価を獲得したほかの商品をご紹介します。
副流煙のにおいを抑えたいなら、プルームテックプラスウィズ スターターキットをチェック。非喫煙者の女性に嗅いでもらうと、「フルーティな香りで不快感が少ない」という声が寄せられました。やや水蒸気に近い感覚があるものの、ほどよいキック感が感じられるのもよい点です。
豊富なフレーバーを楽しみたいなら、グロー ハイパー プラスがおすすめ。合計22種類のバリエーションから味が選べます。2022年1月時点では公式価格が税込480円とかなり手頃なので、これから電子タバコをはじめたい人はぜひ試しに購入してみてくださいね。
重量 | 37g |
---|---|
加熱温度方式 | 低温加熱式 |
形状 | ボックス |
加熱方式 | 不明 |
充電時間. | 約60分 |
充電ケーブルの種類 | USB TypeC |
ホルダー充電時間 | 不明 |
一度の加熱で吸える回数 | 無制限 |
フル充電時使用回数 | カプセル5個分(250パフ) |
加熱温度 | 40℃ |
加熱継続時間 | 無制限 |
連続使用回数 | 20回 |
1箱あたりのパフ回数 | 250回 |
メンテナンスフリー | |
保証期間 | 12か月 |
サイズ | 本体:幅40.0×奥行18.0×高さ78.0mm |
レギュラーの種類 | 4種類 |
メンソールの種類 | 3種類 |
フレーバー系メンソールの種類 | 12種類 |
対応銘柄 | メビウス |
予熱時間 | すぐに吸える |
1パフあたりの価格 | 2.32円 |
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重量 | 111g |
---|---|
加熱温度方式 | 高温加熱式 |
形状 | ボックス |
加熱方式 | 周辺加熱式 |
充電時間. | 約210分 |
充電ケーブルの種類 | USB TypeC |
ホルダー充電時間 | 不明 |
一度の加熱で吸える回数 | 無制限 |
フル充電時使用回数 | 20回 |
加熱温度 | 通常:250℃、ブースト:270℃ |
加熱継続時間 | 約4分間 |
連続使用回数 | 20回 |
1箱あたりのパフ回数 | 220回(1本あたりのパフ回数を11としたとき) |
メンテナンスフリー | |
保証期間 | 6か月/公式ウェブサイトでデバイスを登録した場合1年に延長可能(無料) |
サイズ | 幅46.0×奥行22.0×高さ83.0mm |
レギュラーの種類 | 7種類 |
メンソールの種類 | 10種類 |
フレーバー系メンソールの種類 | 11種類 |
対応銘柄 | ネオ、ケント、クール、ラッキーストライク |
予熱時間 | 通常:20秒、ブースト:15秒 |
1パフあたりの価格 | 2.04円(1本あたりのパフ回数を11としたとき) |
グロー ハイパー プラスをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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