フィリップ モリス ジャパン IQOS イルマ プライム キットをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

まずテリアのレギュラーを吸ってみると、喉にガツンとした刺激が広がります。モニターからは「タバコにも似た重さがある」という声が寄せられました。比較したほかの商品には、キック感が物足りないものも多かったので、加熱式タバコのなかでは満足感が高いといえます。

一部の人は「タイヤのような嫌な香り」と感じたものの、「独特なにおいは抑えられている」などのコメントも多数。味の濃さについては意見がわかれ、「薄い」「味に余韻がある」など真逆の声があがりました。においが少ないぶん、やや味も薄めに感じる傾向があるようです。

次にテリアのメンソールを試してみると、「紙タバコに近い」「肺まで煙が入ってくる」など評価する声があがりました。レギュラーについては「紙タバコとは別物」という意見も多かったので、より紙タバコに近いものを購入したいならメンソールを選ぶとよいでしょう。

鼻にスーッと抜けていくような爽快感があり、「ちょうどよいメンソール」「上品かつバランスがよい」という声も寄せられました。味の濃さがほどよく、加熱式タバコのクセも気になりません。

1箱あたりのパフ回数は280回で、申し分なし。ポケットチャージャーがフル充電の場合、合計で20本吸えるのもよい点です。予熱には20秒かかり、約6分間加熱状態が持続します。

ホルダーを取り出してタバコをセットする手間がかかりますが、慣れればとくに問題ありません。

一方で、充電に時間がかかるのは惜しいところ。比較したほかの商品のなかには、充電が約60分で終わるものもあったのに対し、このポケットチャージャーの充電時間は135分と長めです。

ホルダーを取り出したままだと連続して吸えるのは2本だけなので、こまめにホルダーをポケットチャージャーにしまって常にスタンバイ状態にしておきましょう。

女性モニターからは、「穀物のようなにおい」「加熱式タバコ特有の臭さ」という声が寄せられています。「我慢できないわけではない」とコメントした人もいたものの、あまり評価が伸びませんでした。

「隣で吸われたら不快」「焦げ臭いにおいが服に移りそう」との意見もあったので、喫煙するときは周囲に配慮したほうがよいでしょう。

リキッドカバー内などを綿棒で拭き取る手間がかかるほかの商品もあったのに対し、この加熱式タバコは定期的なメンテナンスをする必要がありません。

ブレードがなくタバコ葉が直接熱源に触れない構造なので、内部が汚れにくく清潔に使い続けることができそうです。

ズボンのポケットにすっぽりと入る大きさで、場所を取らずに収納できそうです。

しかし、ポケットチャージャーとホルダーをあわせた重量は約172gとやや重め。ほかの商品のなかには、50gを下回るものも多かったので、持ったときにずっしり感が気になるかもしれません。

フレーバーは、13種類から選べます。20種類以上が販売されているほかの商品もあったので、特別バリエーションが多いわけではありません。とはいえ、これだけの数があれば問題なく好みの味が見つかりそうです。

1パフあたりのコストを算出したところ、2.07円でした。1パフのコストが2円以下のものもあり価格帯としてはまずまずですが、毎日吸っても負担になるほどではないでしょう。