リル ハイブリッドをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

実際にモニター10名が吸った結果、ライトスモーカー向けであるとわかりました。

レギュラーは「味が薄くて物足りない」「喉にガツンとこない」と否定的な意見が目立ちますが、メンソールは「ほどよい爽快感がある」と好感触。吸いごたえが軽いので、キック感より吸いやすさ選びたい人におすすめです。

リキッドとスティックの味が混ざっていて、甘みのあるフレーバーを楽しむこともできます。シーシャのような味わいを楽しめるので、部屋用やリラックス用のサブ機としてもおすすめです。

機能性の検証では、操作の楽さが高く評価されました。タバコをセットすると、自動的に電源が入る仕様です。起動するまでの時間は25秒と長めですが、ホルダーから取り出す・ボタンを押すなどの手間はありません。

タバコ1箱あたり280パフ吸えるのも魅力です。フル充電時なら1箱分に相当する20本まで吸えるので、ライトスモーカーならモバイルバッテリーがなくても困らないでしょう。

連続吸い回数は3回まで、加熱時間も約4分です。今回検証したほかの過熱タバコと比べるとやや少ない印象ですが、十分と言えるでしょう。

非喫煙者にヒアリングした結果、ある程度距離をとれば気にならないとの意見が大半でした。

「30cmの距離だと少しにおいがした」と具体的に距離を示すモニターもいて、かなり近づいても気になりにくい印象です。少しにおいが強いと感じた人も、「近くで吸わなければ大丈夫」と回答しました。

加熱式タバコ特有のにおいが少なく、「不快ではない」との回答が多くを占めました。

説明書を確認したところ、メンテナンスは必要ありませんでした。リキッドが漏れない構造なので、手入れは基本的に不要です。クリーニング用の綿棒が付属しますが、まれにある残留物の掃除用で、ほぼ出番はありません。

タバコ葉が密閉状態になっていて、葉カスがこぼれにくいのも利点。直接タバコ葉が熱源に触れることもなく、検証では内部が一切汚れていませんでした。

重量はやや重めですが、持ち運びやすいサイズ感でした。幅22×奥行33×高さ112mmのスティック状なので、タバコ1箱と一緒でもジーンズのポケットに収まります。

ただし、重量は95gと少し重め。検証した加熱式タバコのなかには50g以下の機種もあるため、軽さで選びたい人には不向きです。吸いごたえなども含めて、総合的に考えてご検討ください。

今回検証した加熱式タバコのなかでは、フレーバーの種類が少ない商品です。販売しているのは、レギュラー・アイス・ミックス・アイスプラスの4種類のみでした。

ほとんどの加熱式タバコが10種類以上ラインナップしているため、今後の新フレーバー販売が期待されます。

1パフあたりのコストを算出した結果、約2.1円とやや高めであることがわかりました。検証した加熱式タバコのなかには2円を切る機種もあり、安いとはいえません。

パフ回数が14回と少ないうえに、タバコ葉・リキッドのハイブリット式のため、コストがかさみます。喫煙量が多い人は、1日あたりの喫煙本数で費用を計算しておくのがおすすめです。