日立 IHジャー炊飯器 ふっくら御前 RZ-V100EMをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

炊き上がったごはんは、ふっくらと柔らかでした。少し粘りを感じるくらいですが、べちゃっとはせず粒感もあります。専門家からは「炊きたての白さ・香りが食欲をそそる」と高評価をいただきました。

保温か冷凍かで迷ったら、スチーム機能でよりみずみずしさをキープできる保温がおすすめです。保温臭がする・多少黄色くなるといった変化はありますが、違和感なく食べられますよ。

モニターからは、機能数が多いわりに直感的に操作できると好評でした。食感もお米の種類も選べる多機能なモデルですが、「細かく設定できるのにわかりやすい」「はじめてでも理解できる」などと評判は上々です。

ただし、パネルは少し小さめなので、目が悪い人だと見えにくい可能性も。気になる人は家電量販店の実機を見て、サイズ感を確かめるのがよいでしょう。

モニターからは「それほど重たくない」との意見がでているので、ワゴンに乗せて移動するなら、とくに不便はないでしょう。

調理機能やアプリ連携には対応していませんが、炊飯メニューは豊富に揃っていました。詳しい機能一覧は以下のとおりです。

• 保温機能｜○（推奨保温時間～24時間）
• 早炊き機能｜23～35分
• エコ炊飯｜○
• 予約炊飯｜○
• 炊飯メニュー｜基本的な炊飯メニューのみ
• 調理機能｜炊き込みごはんの調理は可能
• 炊き分け機能｜食感炊き分けに対応
• 蒸気セーブ機能｜○
• クリーニング機能｜△（湯沸かしでニオイをケア）
• アプリ連携｜×

最大の魅力は蒸気セーブ機能。炊飯中でもほとんど蒸気が出ないため、家具に水滴がつくのが気になる…という人も使いやすいですよ。

快速炊飯や予約炊飯など、毎日の暮らしに便利な機能も搭載。予約の炊き上がり時刻を2つ登録しておけるので、朝食・夕食時間に合わせて設定が可能です。消費電力を抑えたい人は、エコ炊飯を利用しましょう。

保温は、低温が最長24時間・高温は12時間。最長72時間まで延長されますが、推奨時間内に食べきるのがおすすめです。保温ごはんの温度が低いと感じるときは、再加熱ボタンを押すことで温め直しができますよ。

日立が最もこだわったのは、人気の米料亭・八代目儀兵衛のごはんを再現した「極上コース」。極上しゃっきり・極上ふつう・極上もちもちの3つの食感が選べます。酢を合わせてベストな状態になる、極上すしめしコースも選べるのがうれしいですね。

雑穀・玄米・麦ごはんも極上モードで炊飯できます。麦ごはん以外は少量でもおいしく炊ける設定があり、夜食に少しだけ食べたいときにも便利ですよ。

調理機能は、お米関連のメニューのみ。おかゆ・おこわ・炊き込みご飯のモードが搭載されています。煮込み料理やお菓子作りは非対応ですが、炊飯メインで使うなら支障はないでしょう。

クリーニング専用のモードはなく、お湯を沸かしてニオイをケアする仕様です。炊き込みごはん調理後や保温後など、白米へのニオイ移りが気になったときにご利用ください。

本体ごと移動させないのであれば、手入れは比較的しやすいモデルです。使用後に洗うのは、内釜とフタ内側のパネルだけ。フタ内側のパネルも、着脱レバーで簡単に取り外し・組み立てができます。

内釜も約790gとまずまずの軽さでした。天面は丸みのある形状ですが、ボタンの凹凸はほぼなくサッと拭きとれます。本体に取っ手がないとはいえ、据え置きで使うなら不便は感じないでしょう。