最高出力950Wのレンジ機能と重量センサーを搭載した、パナソニック オーブンレンジ エレック NE-T15A4。インターネット上では「ムラなく加熱できる」と評判です。しかし、「パワーが足りない」という口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
入社後3年半、調理家電・調理雑貨・健康食品・サプリ・ドリンクなど、人々の食生活に関わるコンテンツの制作を担当している。2021年にヘルスケア担当として健康グッズ・寝具など400商品以上を検証し、現在はキッチンチームに所属。これまでのヘルスケアでの経験を活かして「健康を支える"食"に関わることだからこそ、よりこだわりのある選択肢を」という思いでコンテンツ制作に取り組んでいる。週末は幅広いジャンルの飲食店を巡り、美味しいお店を探すのが趣味。
すべての検証は
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目次
パナソニック オーブンレンジ エレック NE-T15A4は、日本メーカーの商品が低価格で手に入るのが魅力です。加熱性能は4~5万円台の高級機に及ばないものの、レンジだけでなくオーブン機能がほしい人にはぴったり。比較した商品には加熱ムラが目立つものもあったななか、実際に卵の白身やホットケーキのタネを加熱すると均一に焼きあがりました。
オーブンで調理したローストビーフのクオリティも良好。レア気味にムラなく焼き上がっており、試食した料理研究家は「スチームオーブンレンジとの違いはあまりない」とコメントしました。レンジ調理した肉じゃがは具材が硬いままでしたが、ボウルに入れて12分間加熱するだけと手軽。加熱時間の調整で対応できそうです。
ただし、レンジ機能は手動だと500Wまでしか設定できません。「パワーが足りない」という口コミどおり、加熱に時間がかかると感じる場合があるでしょう。比較した商品には湿度センサーでムラなく温められたものもあったなか、重量センサーしかなく幕の内弁当は加熱ムラも目立ちました。冷凍肉を解凍しても、未解凍と焼けが混在します。
実際に使った主婦モニターからは、昔ながらのボタン操作に不満の声も。比較したなかには大きめの液晶やダイヤル式でスムーズに操作できた商品もあったのに対し、ボタンが重く押しにくいのもネックです。お手入れに関しても、モニター5名全員が「ターンテーブルの下が掃除しづらい」と回答しました。
大手ECサイトでは、執筆時点で2万円台で購入できることが多い本商品。比較した日本の大手メーカーの商品は3万円以上の高級機が多く、手が出しやすい価格帯です。しかし、同価格帯の商品と比べても複雑な加熱調理は苦手だったため、調理のクオリティにこだわる人はほかの商品もチェックしてみてください。
そもそもオーブンレンジとは、あたためのレンジ機能に加えて、食材を蒸し焼きにするオーブン機能もあわせ持つ調理家電です。スチームオーブンレンジとの差は、対応できるオートメニューの数。オーブンレンジは20~40に対して、スチームオーブンは200~400種類搭載していることも多く、そのぶん高価です。
今回ご紹介するパナソニック オーブンレンジ エレック NE-T15A4は、最高出力950Wのレンジ機能と重量センサーを搭載しているのが特徴。オーブンは最高230℃まで設定でき、1,280Wのヒーター加熱でトーストを焼くこともできます。あたためはもちろん、調理にも幅広く使える1台ですよ。
販売元は日本の大手電機メーカー、パナソニック。白物家電を数多く展開しており、スチームオーブンレンジ「ビストロ」などの調理家電は多くのユーザーから高く支持されています。
レンジ調理時に手動で設定できる出力は、500・300・150・100Wの4段階。自動メニューでは、一時的に950Wの高出力で稼働します。強火から弱火であたためたい料理など、異なる出力の加熱を組み合わせて連続で調理することも可能です。
自動メニューは、トースト・解凍・フライのあたためなど全23種類。取扱説明書には、料理レシピが記載されています。
<レシピ例>
庫内はターンテーブル式です。扉は横開きで、軽く引くだけでドアが開く「らくらくハンドル」を採用。ボタンに触れても操作を受けつけないチャイルドロック機能や、省エネに有効な自動電源オフ機能も備えています。
ターンテーブルの丸皿は、取り外して丸洗いOK。庫内の側面と奥面は、汚れが落ちやすいようフッ素加工済みです。自動メニューの「脱臭」を使って、庫内のにおいを高温で分解することもできますよ。
容量は15Lで、外寸は幅45.5×奥行35.2×高さ29.3cm。比較した商品は容量18〜25Lのファミリーサイズのものも多いなか、本商品は1〜2人の少人数世帯でも使いやすいコンパクトな設計です。
カラーはホワイトのみ。シンプルでなので、ほかの調理家電とも馴染みやすいでしょう。付属品は、ターンテーブル用の丸皿・丸皿の受け台の2点です。
今回は、パナソニック オーブンレンジ エレック NE-T15A4を含むオーブンレンジ全27商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、料理の手間と仕上がりの検証です。
料理研究家の風間章子さんご協力のもと、ローストビーフと肉じゃがの2品を調理。仕上がった料理の火の通り具合や味の染み具合をチェックしました。
公式レシピがないため、ローストビーフはほかの商品と同じ条件でオーブンレンジ調理しました。試食した料理研究家「レア気味。スチームオーブンレンジ との違いはあまりない」と好意的なコメントを寄せています。
見た目も表面の火の入りにムラがなく、きれいに仕上がりました。加熱時間は5分54秒と、時間がかかりすぎることもありません。比較したなかには芯温が約23℃とほぼ生に近く食べるのが心配になる商品もあったのに対し。仕上がりはレア気味ながら32.3℃と十分加熱できていました。
肉じゃがは、500Wで12分の加熱で完成しました。比較したなかには完成まで約40分かかる商品もあったのに対し、材料をボウルに入れて加熱するだけで済むので非常に簡単です。
ただし、専門家は「じゃがいもが少し硬い。玉ねぎも硬い」とコメントしています。「パワーが足りない」という口コミのとおり、専門家は「出力が足りないのではないか」と分析していました。
比較した商品で、そのまま食卓に出せるほどおいしく仕上がったのはごく一部。基本的にレンジ調理では、食材の様子を見ながら加熱時間をこまめに調整しましょう。
次に、加熱ムラの少なさの検証です。実際に卵白・幕の内弁当・ホットケーキのタネ・冷凍豚薄切り肉の4品を調理し、あたためムラ・焼きムラ・解凍ムラをチェックしました。
その結果、オーブンもレンジでも具材が少なければ目立った加熱ムラは見られず。ただし、幕の内弁当のように具材が多いものや解凍は苦手でした。「ムラなく加熱できる」という口コミとは異なり、比較した商品のなかでは性能はやや低めです。
卵白を500Wのレンジで6分間加熱したところ、ムラなく全体的に固まりました。左側が若干加熱されやすいものの、気になるほどのムラは見られません。
比較したなかには場所によって加熱が弱いものもありましたが、4~5万円台の高級機と変わらぬ仕上がりです。
幕の内弁当をオートモードであたためたところ、ハンバーグと唐揚げがぬるめの仕上がりでした。温度を確認したところ、ハンバーグは37.0℃・唐揚げは42.9℃・卵焼きは48.1℃・ポテトサラダは50.4℃と、具材によって差が見られます。
比較したほかの商品もお弁当のあたためはムラが発生しやすい傾向がありましたが、ほぼ均一にあたたまったものもありました。湿度センサーを搭載した商品はあたためが得意だったため、購入時はセンサーの種類に注目してみてくださいね。
予熱した200℃のオーブンで20分間加熱したところ、ホットケーキのタネは全体がかなり均一に焼けていました。
表面にはきれいな焼き色がついており、焼きムラもほぼありません。比較したなかには、まったく焼き色がつかないものや、中心部が焦げやすいものもあるなか、満足できるオーブン加熱性能です。
オートモードで冷凍の豚薄切り肉を全解凍したところ、大部分が凍ったままでした。一部焼けているところもあり、解凍は得意とはいえません。
比較した同価格帯の商品にも一度の解凍で冷凍前の状態に戻ったものもあったため、惜しい結果です。オートメニューには「全解凍」「半解凍」2つのコースを搭載していますが、食材の様子を見つつ使うのがよいでしょう。
最後は、使い勝手のよさの検証です。
主婦モニター3名が、説明書を見ずに直観的に操作できるか・レンジ内のお手入れはしやすいかなどをチェックしました。
昔ながらの電子レンジといった操作感で、操作ボタンもやや固め。比較したなかには大きめの液晶やダイヤル式など工夫を凝らした操作パネルもあるなかで、モニターからの評価は振るいませんでした。
本体ドアに一部のメニューの番号と料理名が記載されているものの、慣れるまでは説明書を見ながらの操作が必要でしょう。
「パワーが足りない」という口コミのとおり、手動で設定できるレンジ出力が500Wまでという点にモニターからは不満の声も。比較したなかには1,000Wまで設定できる商品もあり、機能面でも物足りなさがありました。
<操作性についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
お手入れに関しては、モニター全員が「ターンテーブルの下が掃除しづらい」と回答。比較した商品の多くは庫内がフラットだったため、掃除の手間が増えるターンテーブル式は評価が伸び悩みました。
<お手入れのしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
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最後に、高度な加熱ができて使い勝手もよい商品をご紹介します。
シャープ RE-SD18A-Bは、使い勝手も料理のクオリティも優秀でした。43種類の自動メニューを搭載し、肉じゃがは約15分で具材がホクホクに。加熱が難しい幕の内弁当も全体が均一にあたたまりました。ダイヤルとボタンで直感的に操作できるうえ、広々としたフラット庫内の掃除も楽ちんです。
シャープ RE-WF183は、あたためが得意な商品です。ケーキには均一に焼き目がつき、解凍は1度で冷凍前に近い状態になりました。お弁当の加熱が足りず、再度あたためるというシーンも少ないでしょう。操作パネルには使用頻度の高い機能だけが揃っており、スムーズに使えると好評でした。
庫内容量 | 18L |
---|---|
幅 | 455mm |
奥行 | 375mm |
高さ | 330mm |
良い
気になる
設定可能レンジ出力 | 900W、 600W、 500W、 200W |
---|---|
オーブン・グリル機能 | オーブン、グリル、トースト |
自動あたため機能 | |
オーブン最低温度 | 110℃ |
オートメニュー数 | 43 |
ヘルツ | ヘルツフリー |
発酵機能 | |
お手入れ機能 | |
庫内コーティング | |
電源コードの長さ | 1.4m |
待機時消費電力ゼロ | |
定格消費電力 | レンジ:1,420W/オーブン・グリル:1,350W |
付属品 | ワイド角皿、メニュー集 |
ドア開閉方向 | 縦 |
重量 | 14kg |
最大出力 | 900W |
庫内形状 | フラット |
チャイルドロック機能 | |
特徴 | おしゃれ |
最高温度 | 250℃ |
シャープ オーブンレンジ RE-SD18Aをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
設定可能レンジ出力 | 900W、600W、500W、200W |
---|---|
庫内容量 | 18L |
オーブン・グリル機能 | グリル、トースト |
自動あたため機能 | 不明 |
オーブン最低温度 | 110℃ |
タイプ | オーブンレンジ |
ヘルツ | ヘルツフリー |
オートメニュー数 | 41 |
発酵機能 | |
幅 | 455mm |
お手入れ機能 | 不明 |
奥行 | 375mm |
庫内コーティング | 脱臭クリーンコート |
高さ | 330mm |
電源コードの長さ | 1.4m |
庫内有効高さ | 不明 |
待機時消費電力ゼロ | |
庫内有効奥行 | 不明 |
定格消費電力 | レンジ1420W、 オーブン1350W、 グリル1350W |
庫内有効幅 | 不明 |
付属品 | ワイド角皿×1枚、取扱説明書 |
自動お手入れ機能 | 不明 |
ドア開閉方向 | 縦開き |
ドア面メニュー表示あり | 不明 |
重量 | 14kg |
最大出力 | 900W |
庫内形状 | フラット |
操作方法 | ダイヤル式、ボタン式 |
オートメニュー | 不明 |
ノンフライ機能 | 不明 |
センサー種類 | らくチン!(絶対湿度)・温度センサー |
ミラー仕上げ | 不明 |
アプリ連携可能 | 不明 |
チャイルドロック機能 | 不明 |
庫内の段数 | 不明 |
特徴 | おしゃれ |
最高温度 | 250℃ |
特徴 | 不明 |
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