吸引力を持続させる遠心分離式サイクロン搭載のキャニスター掃除機、シャープの遠心分離サイクロン掃除機 EC-CT12。インターネット上では「吸引力がすごい」と評判の声がある一方で「音がうるさい」「小回りがきかない」といった口コミも存在するため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、シャープのEC-CT12-Cを含むキャニスター掃除機全35商品を実際に使って、吸引力の高さ・操作性のよさ・ゴミ捨ての楽さ・静かさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
シャープ 遠心分離サイクロン掃除機 EC-CT12は、どの床材でも1往復でだいたいのゴミを吸引できました。比較したなかにはカーペットや畳に小麦粉の白さが残る商品もありましたが、しっかりと除去。ただ、壁際やコーナーにややゴミが残ってしまうのは気になりました。付属のアタッチメントを使うなどして、重点的に掃除する必要があるでしょう。
ヘッドの可動域が広くソファーやテレビ台の下もスムーズに掃除できました。ローラーが進みやすく本体がついてくるので楽に掃除できます。「小回りがきかない」という口コミがありましたが、机やイスなど狭い場所でも横への稼働ができたので問題ないでしょう。
ゴミ捨ては、2工程だけでダストケースの取り出しも簡単。ただし、ゴミを捨てるときに中身がこぼれやすいので注意しましょう。手入れのしやすさはそこそこ。比較したダストケースの構造が複雑で掃除しにくい商品に対して、口が広く手を入れてしっかり掃除できるのは便利なポイントです。フィルターも含め丸洗いできるので、清潔に保てるのはうれしいですね。
一方で、稼働音の大きさは93.6dBと比較商品の平均値を大きく上回りました。口コミどおり、うるさいと感じるほどの騒音レベルで、掃除機をかける時間帯を選ぶ必要があります。子育て世帯や早朝・夜間にしか掃除ができない人には向かないといえます。稼働音を抑えつつ吸引力が高い掃除機をお探しの人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
実際にシャープ 遠心分離サイクロン掃除機 EC-CT12と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
シャープ 遠心分離サイクロン掃除機 EC-CT12よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
日立グローバルライフソリューションズ
フローリングの掃除におすすめ。家具の下も掃除しやすい
ヘッドの可動域が広く、狭い場所の掃除もスムーズにできる操作性の高さが魅力のシャープ EC-CT12。ここからは改めて、どんな商品なのか解説していきます。
スティックタイプから紙パック式まで、軽量で操作しやすい掃除機を開発しているシャープ。今回ご紹介するシャープ EC-CT12-Cは、操作が楽でお手入れも簡単と謳っている、2011年6月に発売されたサイクロン掃除機です。
本体には、ほこりや花粉など微細な粒子までしっかりキャッチできるHEPAクリーンフィルターを内蔵。ほこりが溜まったら、お知らせアラームが鳴るので、手入れのタイミングを逃さず掃除できるのもうれしいポイント。フィルターの目詰まりを防ぎ、吸引力の持続にもつながるでしょう。
吸引力の持続性を高める遠心分離式サイクロンを採用。ダストカップ内でゴミを高速回転させ、ゴミと空気を完全分離するしくみです。これにより、フィルターの目詰まりが抑えられ吸引力が持続するといわれています。
ヘッドの種類は、タービンヘッド。ゴミを吸い込む力でブラシを強力回転させ、ゴミをかき出します。カーペットのような摩擦抵抗が大きい床材より、フローリングで性能を発揮するのが特徴です。
アタッチメントは、すき間ノズル・つぎ手パイプの2種類。すき間ノズルは、窓のサッシやエアコンのフィルターなど細かい部分の掃除に便利です。つぎ手パイプを使えば、市販のパイプも取り付けられるので、さらに掃除の幅を広げられますよ。
このほかにも、以下のようなアタッチメントが販売されているのでぜひチェックしてみてくださいね。
<別売品>
本体サイズは、幅257×奥行363×高さ248mm、本体のみの重さは3.8kg。吸込口・ホース・ズームパイプを含んだ重さは5.0kgです。
本体にはパイプを差し込むフックがついていて、立てて収納することも可能。立てると高さは約95cmと収納しやすいサイズに。手元ハンドルを外して本体に巻きつけると高さ約73cmとさらにコンパクトに収納できますよ。
カラーはベージュの1種類展開です。
今回はシャープ EC-CT12-Cを含むキャニスター掃除機全35商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、吸引力の検証です。5種類のゴミをマット・フローリング・畳の上に撒き、吸引力が最も強いモードで使用し、どのくらい吸引するかチェックしました。
検証の結果、3種類すべての床材でゴミが確認できないくらいしっかりゴミを除去できました。しかし、どの床材でも壁際や部屋の角にゴミが残ってしまうのは気になる点。
とはいえ、比較したなかには大きいゴミが残った商品があったのに対し、こちらはきれいに除去できています。
フローリングでは、ほぼすべてのゴミを吸引できました。壁際にお菓子のくずがわずかに残りましたが、ぱっと見てもわからない程度なので許容範囲内でしょう。
畳に関しても、ほとんどのゴミを吸引できており、壁際や部屋の角に細かいゴミが残る程度でした。
比較したなかには小麦粉の白さが残る商品もあるなか、上の画像を見ると跡形もなく吸引できているのがわかります。
カーペットも壁際にお菓子のくずが少し残ったものの、髪の毛やほこりなど大きなゴミはきれいに吸い取れました。よく見ると、小麦粉の白さがやや残っていますが、1往復でこれだけきれいに吸引できているので十分といえるでしょう。
次は、操作性の検証です。
実際にソファーの下・イスの下・床・階段で使用し、スムーズに操作できるか検証しました。
操作性のよさは良好。ヘッドの可動域が広く、見えにくいソファーの下もスムーズに掃除できました。
比較した商品には、ヘッドが水平状態まで曲がらないものもあるなか、こちらは水平にしてもヘッドが浮かないので、低い位置での掃除もストレスなくできるでしょう。
また、横にもそこそこ稼働したので、机やイスの下の掃除も快適でした。
<操作性についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
追従性に関しても高評価。自走式ではありませんが、ローラーがよく進むので移動しても本体がついてきてくれます。
軽く押しただけで進む自走式に比べると、スムーズさは落ちますが、モーターが内蔵されていないぶんヘッドが軽く動かしやすいのがメリット。腕への負担が減るので、広い場所や長時間の掃除でも疲れにくいでしょう。
階段の掃除も重さを感じることなく楽でした。ホースや吸込口を含め全体の重さは5kgありますが、本体の重さが3.8kgと軽量。
それに加え、持ち手がしっかり握れて動かしやすいのもポイントです。
比較した商品には本体にハンドルがついていないものもあるなか、こちらは手前に大きめのハンドルがついているので持ち上げやすいのも魅力。ヘッドの動きもスムーズなので、階段の角までヘッドが当てられるでしょう。
続いて、吸引力を最大モードにしたときの運転音の大きさを測定しました。その結果、93.6dBと比較した商品のなかで最大値を記録。環境省によると、90dB以上はパチンコの店内と同じくらいの騒音値だといわれています。
音を抑えて掃除したいときに使えるやさしさモードなら84.2dBと比較商品全体の平均86.6dB(※執筆時点)を下回るものの、かなり大きめです。
うるさいと感じるレベルなので、集合住宅に住んでいる人は朝や夕方などご近所の迷惑にならない時間帯を選ぶとよいでしょう。
<稼働音のデータ>
掃除機を快適に使い続けるためには、定期的にメンテナンスも必要です。そこで最後に、実際にゴミ捨てとお手入れの仕方を確認し、メンテナンスのしやすさをチェックしました。
その結果、ゴミ捨ての楽さはまずまず。ゴミ捨ての工程は2つで、ダストカップの取り出しもつまみを回すだけで簡単です。あとはボタンを押すだけでゴミが捨てられます。
ただ、ダストカップの口が大きく、中身がこぼれやすいのが難点。ゴミ捨てをするときは、ダストカップをゆっくり取り出すとゴミが舞うのを防げますよ。
ダストカップは丸洗いできて清潔に保てるのがうれしいポイント。付属のクリーニングブラシを使えば、フィルターの隙間の細かいゴミまでしっかり掃除できます。
ヘッドの取り外しも可能。ブラシの端に糸など長いゴミが絡まりやすいですが、取り外せるので手入れしやすいでしょう。汚れやにおいが気になるときは水洗いもできますよ。
集じん容量は、0.35L。比較した商品は1L以上のものが多いなか、かなり少なめです。容量が少ないぶん、ゴミが溜まるのが早いので、頻繁にゴミ捨てが必要になるでしょう。
一方で、パックの買い足しが必要な紙パック式に比べて維持費がかからないのは魅力。ゴミ捨ての頻度やダストケースの手入れの手間が気にならない人にはおすすめです。
総重量 | 4.93kg |
---|---|
集じん方式 | サイクロン式 |
紙パック1枚あたりの価格(目安) | |
本体重量 | 3.81kg |
コードの長さ | 5m |
---|---|
集じん容積 | 0.35L |
消費電力 | 約240W〜1000W |
吸込仕事率 | 450W~約70W |
HEPAフィルター付き | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ゴミセンサー付き | |
本体幅(公称値) | 25.7cm |
本体奥行(公称値) | 36.3cm |
本体高さ(公称値) | 24.8cm |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
15,345円
(最安)
販売価格:15,500円
ポイント:155円相当
送料無料
17,038円
(+1,693円)
販売価格:17,038円
ポイント:0円相当
送料無料
(262件)
17,576円
(+2,231円)
販売価格:17,576円
ポイント:0円相当
送料無料
(421件)
18,281円
(+2,936円)
販売価格:18,281円
ポイント:0円相当
送料別
(933件)
18,552円
(+3,207円)
販売価格:18,722円
ポイント:170円相当
送料無料
18,905円
(+3,560円)
販売価格:19,078円
ポイント:173円相当
送料無料
19,354円
(+4,009円)
販売価格:19,531円
ポイント:177円相当
送料無料
22,849円
(+7,504円)
販売価格:23,058円
ポイント:209円相当
送料別
最後に、運転音を抑えつつ吸引力が高い商品をご紹介します。
三菱電機 Be-K TC-FD2Bは、強力な吸引力と操作性の高さが魅力の商品です。検証では、どの床材でも部屋の角のゴミまでしっかり除去できました。騒音値も65〜58dBと小さく、音を気にせず掃除できます。紙パック式で手を汚さずゴミ捨てができるのも利点。
日立 紙パック式クリーナー かるパックCV-KP90Hは、粉じんゴミまで残らず除去する吸引力がありながら、運転音が小さめなのが特徴。床の種類を問わず高い吸引力を発揮し、本体が2.7kgと軽量で持ち運びしやすいです。運転音は60〜65dBと会話ができるレベル。夜間の掃除もしやすいでしょう。
カラー | プレミアムゴールド |
---|---|
タイプ | キャニスター |
電源コード | |
コードレス対応 | |
総重量 | 3.8kg |
集じん方式 | 紙パック式 |
紙パック1枚あたりの価格(目安) | 不明 |
操作方法 | ボタン |
標準モードの連続使用時間(公称値) | |
ヘッド種類 | 自走式パワーヘッド |
充電時間(公称値) | |
騒音値(公称値) | 58~65dB |
騒音値(実測値) | 65~約58dB |
標準モードの運転音 | 不明 |
最強モードの運転音 | 不明 |
コードの長さ | 5m |
集じん容積 | 1.5L |
消費電力 | 1,000~約300W |
吸込仕事率 | 500~約100W |
ダストステーション付き | |
充電スタンド付き | |
HEPAフィルター付き | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ヘッドライト付き | |
水拭き対応 | |
ゴミセンサー付き | |
静音モード搭載 | |
節電モード搭載 | |
10cmの隙間に差し込める | |
付属品 | 2WAYロングノズル、紙パック(MP-9) |
本体重量 | 2.4kg |
本体幅(公称値) | 21cm |
本体奥行(公称値) | 32.3cm |
本体高さ(公称値) | 21cm |
三菱電機 紙パック式掃除機 Be-K TC-FD2Bをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
カラー | シャンパンゴールド |
---|---|
タイプ | キャニスター |
電源コード | |
コードレス対応 | 不明 |
集じん方式 | 紙パック式 |
操作方法 | ボタン |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 不明 |
ヘッド種類 | 自走式パワーブラシ |
充電時間(公称値) | 不明 |
騒音値(公称値) | 不明 |
騒音値(実測値) | 約51~57dB |
標準モードの運転音 | 不明 |
最強モードの運転音 | 不明 |
コードの長さ | 5m |
集じん容積 | 1.3L |
消費電力 | 約180~840W |
吸込仕事率 | 約50~340W |
ダストステーション付き | 不明 |
充電スタンド付き | 不明 |
HEPAフィルター付き | 不明 |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ヘッドライト付き | |
水拭き対応 | 不明 |
ゴミセンサー付き | 不明 |
静音モード搭載 | 不明 |
節電モード搭載 | 不明 |
10cmの隙間に差し込める | 不明 |
付属品 | パッとブラシ、すき間用吸口、ほうきブラシ、サッとハンドル、パックフィルター、GP-2000FS×1枚 |
本体重量 | 2.3kg |
本体幅(公称値) | 20.7cm |
本体奥行(公称値) | 33.9cm |
本体高さ(公称値) | 20.3cm |
日立 紙パック式クリーナー CV-KP900Jをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。