




ミリタリーグリーンのカラーが特徴的な、ホンマ製作所 クッキングストーブ RS-41。ネット上では「コスパがいい」と評判です。その一方、「煙突が短い」「市販の薪が入らない」と気になる口コミも存在し、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のSOOMLOOMやMt.SUMIなどの薪ストーブとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、薪ストーブ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
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マイベストが行っています
目次
| 素材 | スチール |
|---|---|
| 本体の設営方式 | 固定式 |
| 総重量(実測値) | 6kg |
| 煙突の高さ(実測値) | 0.95m |
| ダンパー付き | |
| 本体のサイズ | ラージサイズ |
ホンマ製作所 クッキングストーブ RS-41は、固定式で組み立てが非常に簡単なのでソロキャンパーにもおすすめです。比較したほかの固定式の商品は脚部パーツを取りつける必要がありましたが、こちらは脚を開く必要もなくそのまま使えます。煙突のパーツも3つと少なく、準備は非常に簡単。底網が付属しており、薪が燃え切りやすく灰が少ない点もメリットです。後片づけもしやすいでしょう。
本体の発熱部が大きく、冬でもアウターを脱いで快適に過ごせます。発熱部の3辺の和は107.5cmあり、比較したSoomloom「折りたたみ式薪ストーブ」の73cmより大きめ。「市販の薪が入らない」という口コミもありますが、薪が入る部分の大きさは実測で62cmあり、一般的なサイズの薪なら切ったり割ったりせず追加できました。
隙間が少ない構造で、庫内温度を上昇させやすいのもメリット。ただし温度調節が難しいので、テント内が暑くなりすぎないようにこまめに換気が必要です。サイズは大きく車の荷室を圧迫するものの、6kgと比較的軽め。同じサイズ感のMt.SUMI「Woodstove AURA ver.2」は23.8kgでしたが、本商品は1人でも動かしやすいでしょう。
口コミで指摘があったように煙突は短く、排気するにはテントを低く張る必要があります。煙突の長さは0.95mと比較したなかでは最も短く(※執筆時点)、火の粉が飛ぶ以前に、そのままではテントから煙突がほぼ出ませんでした。テント内で使用する場合は、別売りの延長用の直筒を用意しましょう。
価格は執筆時点で税込13,600円(公式サイト参照)。比較的手頃ですが、5万円以上の高級機にも劣らぬ暖房性能があり、まさに口コミどおりの高コスパ商品です。新潟市ふるさと納税の返礼品としても採用されているので、はじめての1台として挑戦しやすいでしょう。煙突の短さやサイズの大きさが気になる人は、ほかの商品も検討してみてくださいね!
実際にホンマ製作所 クッキングストーブ RS-41と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ薪ストーブと、暖房性の高さ・持ち運びやすさ・火力調整のしやすさ・安全に使用できるか・準備・片づけ・メンテナンスのしやすさ・頑丈さそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
ホンマ製作所 クッキングストーブ RS-41の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
そもそも薪ストーブとは、薪を燃料とした暖房器具です。本体からの放射熱で周囲を暖め、一般的に真冬のキャンプでも快適に過ごせる程度の暖かさがあります。煙突から排気できるので、テント内での使用も可能です。窓から炎を眺めれば、リラックス効果も期待できますよ。
今回ご紹介するホンマ製作所 クッキングストーブ RS-41は、調理もこなせる薪ストーブです。天板の上に鍋や羽釜を置いての煮炊き、フタを外して直火でのフライパン料理もできるので、キャンプはもちろん災害時の備えとしても役立つとアピールしています。
製造元のホンマ製作所は、火に関する製品を専門に取り扱うメーカーです。昭和49年に新潟県で設立されました。ペレットストーブ・燻製器・バーべキュー用品などの製造・販売を行っています。公式インスタグラムでは自社製品を使用したキャンプメニューやアウトドアのテクニックを紹介していますよ。
クッキングだけでなく、もちろんストーブとして暖を取ることもできます。スチール素材の本体の表面は、300℃ほどの高温になる仕様です。ガラス窓から炎を眺められるのも魅力といえます。
本体のサイズは幅35×奥行35×高さ37.5cm、重量は約6kg。比較した商品の平均(幅25×奥行42×高さ25cm)より大きく、ラージサイズの部類といえます。煙突の高さは0.95mです。長さが物足りない場合は、延長用の直筒を用意するとよいでしょう。
<スペックの詳細>
カラーはミリタリーグリーンと、比較した商品のなかでも特徴的な色あいでした。落ち着いた印象でアウトドアにぴったりのカラーといえます。
本体の側面には取っ手がついており、持ち運びもしやすいでしょう。なお、付属品は以下のとおりです。
<付属品>
暖房性が高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「気温が氷点下でもテント内でアウターを脱いで長時間快適に過ごせる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
持ち運びやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「バックパックに収納できるうえに、片手で持てる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
火力調整がしやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「温度調節が簡単なうえに、薪の消費を抑えられる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
安全に使用しやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「乾いていない薪を投入しても2〜3人用テントが燃える心配が少ないうえに、風が少し強い日でもストーブが煽られにくい商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
準備・片づけ・メンテナンスがしやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「誰でも簡単に準備ができるうえに、片づけ・メンテナンスにコツがいらない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
頑丈な商品としてユーザーがとても満足できる基準を「どれだけ使用しても変形しないうえに、錆びない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
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まずは、暖房性の高さの検証です。
本体の大きさ・薪が入る部分の大きさ・素材と形状の3つの観点から検証しました。それぞれのおすすめ度をスコア化して、暖房性の高さの総合的なレーティングを算出しています。
検証の結果、真冬でもアウターを脱いで長時間快適に過ごせるレベルの暖房性の高さがありました。素材にはスチールを採用しており、比較したステンレス製・チタン製よりも蓄熱性に優れています。冬の山でも暖かく感じられるでしょう。
形状はボックス型より発熱部が小さくなりがちな丸型ですが、本商品の本体3辺の和は107.5cm。比較した商品の約7割は3辺の和が100cm以下だったことをふまえると、発熱部は大きめです。人気のSoomloomの「折りたたみ式薪ストーブ」は3辺の和が73cmと発熱部が少なく、効率よく暖められるとはいえませんでした。
「市販の薪が入らない」という口コミもありますが、薪が入る部分の大きさは、入り口から斜め上奥までで62cmあります。一般的なサイズ(36cm程度)の薪も、切ったり割ったりせずにそのまま追加できる大きさは確保されていました。
<検証結果>
次に、持ち運びやすさの検証です。
総重量と収納時の本体サイズをチェックしました。軽量で小さいものほど高評価としています。
サイズは大きめながら、総重量は6kgと比較的軽量です。両手で持つ必要はありますが、車に積み込む際に1人でも苦労しません。比較したなかでも大きめサイズのMt.SUMIのWoodstove AURA ver.2は総重量が23.8kgもあり、1人では持てませんでした。
ただし、収納時の高さは42cmと大きく、車のトランクに置くと荷室を圧迫します。荷物を多く積載する際は注意しましょう。
比較したなかで積み込みやすかったのは、幅25×奥行42×高さ25cm程度のミドルサイズ〜それ以下のスモールサイズの商品です。なかでも、カンセキの「ウッドストーブ」はコンパクトなので暖房性では劣るものの、車の中に積み込みやすいサイズでした。
<検証結果>
続いて、火力調整のしやすさの検証です。
ダンパーの有無・組み立て方式をチェックしました。温度調節が簡単で、薪の消費を抑えられる商品を高評価としています。
本体に隙間が少なく、庫内温度を上昇させやすいのはメリットです。テント内の温度も上げやすいでしょう。比較したなかでも本商品のような固定式の商品は、折りたたみ式・組み立て式よりも隙間が少なく熱を逃しにくい傾向がありました。
ただし、ダンパーを搭載していないので、温度調整は難しい設計です。ダンパーとは、煙突と本体を遮断して、温度を上げにくくする装置のこと。ダンパーがないと薪ストーブの温度が上昇し続けるため、テント内が暑くなりすぎることもあります。換気をして温度管理をしましょう。
比較したなかで、Deelight/Work Tuff Gearやスター商事などの高評価を獲得した商品にはダンパーが搭載されていました。楽に温度管理をしたい人は、ダンパーつきの商品もチェックしてみてくださいね!
<検証結果>
次に、安全に使用できるかの検証です。
煙突は長くテントに火の粉が飛ぶ心配はないか・安全に使用できる工夫はあるかの2点を確認しました。
口コミで指摘があったように煙突が短く、安全性にはやや不安が残ります。煙突は0.95mと、比較したなかでは最も短い商品(※執筆時点)でした。テントから煙突がほぼ出ないため、排気するにはテントを低く張る必要があります。
テント内で使用する場合は、別売りの直筒を用意しましょう。一般的に煙突はテントの高さに1mプラスした高さがあると、火の粉がテントに落ちにくく火災のリスクが低いとされていますよ。
煙突の方式が連結式で、風が吹いても折れにくいのは魅力です。比較した巻き式の商品より耐久性に優れていました。なお、火の粉の飛散を防ぐスパークアレスターや、ロープをくくりつけ風に煽られにくくするガイロープリングなどの機能はありません。
比較した商品のなかで安全性を高く評価されたのは、Winnerwellの「SKU 910208」です。煙突の長さが2.63mと高く、スパークアレスターとガイロープリングをいずれも付属していました。
<検証結果>
続いて、準備・片づけ・メンテナンスのしやすさの検証です。
組み立て方式・煙突の方式・連結式煙突のパーツの個数・底網の有無をチェックしました。簡単に準備ができ、片づけ・メンテナンスにコツがいらない商品を高評価としています。
組み立て不要の固定式で、煙突のパーツ数も少ないので準備は非常に簡単でした。比較した商品の約半数は煙突のパーツが6~8個ありましたが、本商品はわずか3つです。パーツを繋げるだけで煙突が完成するので、手間がかかりません。
比較したなかでも人気のSOOMLOOM「折りたたみ式薪ストーブ」は、煙突を巻く必要があり1人では設営に時間がかかりました。また、固定式の商品でも脚部パーツの取りつけは必要なものが多いなか、脚を開く必要もありません。総じて設置しやすいので、1人でも作業できるでしょう。
底網がついていて、後片づけがしやすいのも魅力です。薪がしっかりと燃え切りやすいため、片づけるときの灰の量が少なく済みますよ。
<検証結果>
最後に、頑丈さの検証です。
組み立て方式・本体の素材と形状をチェックしました。どれだけ使用しても変形せず、錆びない商品を高評価としています。
組み立て不要の固定式のため、熱による変形も少なく済みます。比較した組み立て式・折りたたみ式は、熱によってパーツが変化しやすい傾向がありましたが、固定式の商品は総じて頑丈でした。
焼却部の形状は、衝撃が加わっても変形しにくい丸型。比較したボックス型の商品は、衝撃が加わると変形しやすい傾向がありました。本商品は熱・衝撃に強いので、長期間使い続けられるといえるでしょう。
ただし、本体の素材がスチール製なのは気になるところです。チタン製・ステンレス製と比べて、錆びやすい素材のため、日頃のメンテナンスを欠かさないようにしましょう。
<検証結果>
| 素材 | スチール |
|---|---|
| 本体の設営方式 | 固定式 |
| 総重量(実測値) | 6kg |
| 煙突の高さ(実測値) | 0.95m |
| ダンパー付き | |
| 本体のサイズ | ラージサイズ |
| 煙突のタイプ | 連結型 |
|---|---|
| 本体の形状 | 丸型 |
| ガラス窓付き | |
| 収納袋付き | |
| サイドシェルフ付き | |
| 吸気レバー付き | |
| スパークアレスター付き | |
| ガイロープリング付き | |
| 調理用の穴付き |
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ホンマ製作所 クッキングストーブ RS-41は、公式サイトから購入できます。値段は執筆時点で税込13,600円(※執筆時点)です。交換用の目皿や火の粉止め、煙突延長用の直筒なども購入できますよ。
そのほかの取扱店舗は、楽天市場・Amazonなどの大手ECサイトです。値段はサイトによって異なるので、購入の際はそれぞれ比較してみてくださいね!
薪ストーブはテント内で使用できる点は魅力ですが、使い方を間違えると思わぬ事故につながることもあります。注意したいのは一酸化炭素中毒と火事です。以下の4つのポイントに注意して、薪ストーブを使用してみてくださいね。
1つ目のポイントは、煙突窓つきのテントを使用することです。煙突を外部に突き出して、排気ができます。煙突ガードを装着すると、煙突からの放射熱を軽減でき、テントの融解を防ぎますよ。
次に、こまめな換気と一酸化炭素チェッカーの使用も大事です。テント内に新鮮な空気を取り込み、酸素不足に陥らないようにしましょう。また、一酸化炭素チェッカーを使用すると、一酸化炭素濃度が高くなったときにアラームで知らせてくれます。
4つ目は、薪の量は薪ストーブの容量の3分の1までにすることです。薪を燃やしすぎると炎が溢れ、火災につながる場合もあります。薪を入れすぎたときに火消し壺に入れたり、焚き火シートを敷いたりするとなおよいでしょう。
薪ストーブは使用後のメンテナンスも重要です。煙突内にタールが溜まると炎が引火し、煙道火災を引き起こす可能性もあります。使用後は定期的にメンテナンスをするようにしましょう。
メンテナンスに必要な道具は、タール落とすためのブラシと、タールから体を守るためのグローブとマスクです。ホームセンターやECサイトなどで手軽に購入できます。
メンテナンス方法は、煙突とスパークアレスターの内部のタールをブラシで除去するだけと簡単です。5分程度で終わるので、使用後は欠かさずに掃除するようにしましょう。
最後に煙突が高く、テントに火の粉が落ちにくい商品をご紹介します。
Deelight/Work Tuff Gearのワーク タフ ストーブは、暖房性とコンパクトさを両立した1台です。車に積み込みやすいサイズながら、冬の山で過ごせるレベルの暖房性を備えていました。煙突の高さは2.15mと高く、テントに火の粉が落ちることも少ないでしょう。
スター商事のポータブル薪ストーブは、主にテント内で使用したい人におすすめ。発熱部が大きくて暖房性が高く、ダンパーも搭載しているので、テント内の温度を快適に保ちやすい構造です。煙突の高さが2.41mと高く、テントから煙突を出してしっかり排煙をできるでしょう。
| 収納時の幅 | 26cm |
|---|---|
| 収納時の奥行 | 40cm |
| 収納時の高さ | 30cm |
| 収納時の幅(実測値) | 25cm |
| 収納時の奥行(実測値) | 39.5cm |
| 収納時の高さ(実測値) | 34cm |
| 使用時の幅 | 40cm |
| 使用時の奥行 | 44.5cm |
| 使用時の高さ | 21.6cm |
| 最大薪長さ | 不明 |
| 素材 | ステンレス |
| 煙突のタイプ | 連結型 |
| 本体の形状 | ボックス型 |
| 本体の設営方式 | 固定式 |
| 重量 | 8.5kg |
| 総重量(実測値) | 10.3kg |
| 本体の表面積(実測値) | 不明 |
| 本体奥行の内寸(実測値) | 不明 |
| 煙突付き | |
| 煙突の高さ | 不明 |
| 煙突の高さ(実測値) | 2.15m |
| 付属品 | 煙突、ダンパー付き煙突、煙突蓋、灰落とし用スクレーパー、火格子、シェルフ、収納バッグ、ハンドル |
| 煙突径 | 76.2mm |
| ガラス窓付き | |
| 取っ手付き | 不明 |
| 二次燃焼機能 | |
| 収納袋付き | |
| サイドシェルフ付き | |
| ダンパー付き | |
| 吸気口の開閉 | |
| 吸気レバー付き | |
| スパークアレスター付き | |
| ガイロープリング付き | |
| 調理用の穴付き | |
| 最大熱出力 | 不明 |
| 暖房面積 | 不明 |
| 脚の高さ調節 | 不明 |
| 焼き網付き | 不明 |
| 本体の幅(実測値) | 25.3cm |
| 本体の奥行(実測値) | 40.2cm |
| 本体の高さ(実測値) | 25.3cm |
| 本体のサイズ | ミドルサイズ |
| 素材 | スチール |
|---|---|
| 本体の設営方式 | 固定式 |
| 総重量(実測値) | 11.9kg |
| 煙突の高さ(実測値) | 2.41m |
| ダンパー付き | |
| 本体のサイズ | ミドルサイズ |
| 煙突のタイプ | 連結型 |
|---|---|
| 本体の形状 | 丸型 |
| ガラス窓付き | |
| 収納袋付き | |
| サイドシェルフ付き | |
| 吸気レバー付き | |
| スパークアレスター付き | |
| ガイロープリング付き | |
| 調理用の穴付き |
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