未舗装路もこなせる丈夫さと街に映えるデザインがウリのマウンテンバイク、GT AGGRESSOR EXPERT。「フレームがしっかりしていて丈夫」「乗り心地がとてもよい」と評判ですが、実際のところ口コミどおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のマウンテンバイクとも比較。検証したからこそわかった、ほんとうのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較を行いましたので、マウンテンバイク選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
自転車安全整備士・自転車技師の資格保持者。大手自転車店の販売員としてママチャリから子供車、スポーツ車にいたるまで幅広い車種の販売だけでなく、整備士として組立・修理を行っていた。さらに、CX・XCO全日本選手権のピットスタッフとしての経験を持ち、選手としても幅広く活動。ロードバイク・シクロクロス・マウンテンバイク・トライアスロンなど経験種目は多岐にわたる。現在はmybestにて、自転車に関わるジャンルのコンテンツを担当し、ユーザーに正確な情報を届けることを心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
GT AGGRESSOR EXPERTは舗装路だけでなく、軽めのオフロードも走行したい人におすすめです。「フレームがしっかりしていて丈夫」との口コミどおり、SRサンツアー製のサスペンションを装備したタフな設計が魅力。比較した6商品のうち未舗装路の走行が可能なのは本品のみでした。マウンテンバイクで山道やオフロードを走りたい!という人にうってつけです。
変速やブレーキの性能も申し分ありません。ギア数は8段と多く、変速レバーにはトリガーシフトを採用。握り替えて変速するグリップシフトに比べて、荒れた道でもグリップをしっかり握ったまま変速を切り替えられます。ブレーキには、天候を問わず十分なブレーキ力を発揮できる油圧ディスクブレーキを搭載。雨の日でも軽い力で止まれるでしょう。
タイヤサイズは、小回りが利きやすく安定感にも優れた27.5インチ。本体重量も14.71kgとあまり重くなく、スポーツバイクらしい爽快な走りを楽しめました。比較したなかには16~18kgほどと加速時にずっしりとした重さを感じた商品もあったのに対し、「乗り心地がとてもよい」との口コミにも納得です。
一方、変速機を保護するディレイラーガードや駐輪スタンドなどが標準装備されていない点はネック。必要な場合は自転車屋などで後付けしてください。ハンドル幅が720mmと広く、道交法により歩道走行ができない点にも注意したいところ。これらの点が気になる人は、ブリヂストンのXFE48のようにスタンドやRDガードが付属しており、ハンドル幅が600mm以下の商品をチェックするとよいでしょう。
とはいえ、すべてのパーツにスポーツ車系の規格を採用しているのはメリット。カスタムしやすく、とことん乗り心地を追求できますよ。オフロードを走れるマウンテンバイクは比較したなかでは本品一択なので、荒れた道などもスイスイ乗りこなしたい人はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介するAGGRESSOR EXPERT(アグレッサーエキスパート)は、マウンテンバイクの代表的なメーカーGTから発売された、街乗りやトレイルライドで活躍する1台。メーカーのラインナップのなかでもエントリーモデルという位置づけで、スポーティーに街乗りを楽しみたい人から注目を集めています。
特徴は、フローティングトリプルトライアングルと呼ばれる独自のフレームデザイン。リア三角の溶接ポイントを増やすことで強度を高め、乗り心地とスピードを両立したと謳っています。フレームの素材には、しなやかで耐久性に優れた6061アルミ合金を採用。オフロードや山道などのハードな環境にも耐えられるよう設計されました。
タイヤホイールのサイズは取り回しと安定感のバランスがよい27.5インチ。シマノ社のシフターを搭載しており、シフトレバーは人差し指と親指で素早く変速操作ができるラピッドファイヤータイプです。なお、フレームサイズはXS(380mm)・S(420mm)・M(460mm)・L(500mm)の4種類が用意されています。
今回は、GT AGGRESSOR EXPERTを含むマウンテンバイク6商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
有名サスペンションメーカーのSRサンツアー製のサスペンションを装備しているのもポイント。「フレームがしっかりしていて丈夫」との口コミどおり、つくりを見ても頑丈さがうかがえました。
オフロードを走れるマウンテンバイクとして、エントリーモデルにあたる商品です。未舗装の激しい下り坂を走るには物足りないスペックですが、アップダウンの緩いちょっとしたオフロードなら問題なく走れるでしょう。
具体的には、ハンドルのクランプ径やシートポスト径には一般的な規格が採用されており、ステムも現在のスポーツバイクの主流であるアヘッドステムを採用。車輪は工具不要で取り外せるクイックリリース機構で、リアディレイラーやフレームを衝撃から守るRDハンガーも交換可能です。なお、詳細は以下をご確認ください。
変速レバーには親指と人差し指で操作するトリガーシフトを採用。握り替えて変速するグリップシフトに比べて、グリップの持ち手が長いうえ、しっかり握ったまま操作しやすいのが利点です。荒れた道でも快適に切り替えながら走行できるでしょう。
GT AGGRESSOR EXPERTには複数のよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
唯一惜しかったのは、街乗りにあると便利なパーツが付属していなかったこと。スタンドがないため駐輪場所を探す手間がかかるうえ、転倒した際などに変速機の破損を防ぐディレイラーガードもありません。比較したなかには標準装備されているモデルもあったのに対し、本品は必要な場合自転車屋などで後付けすることになるでしょう。
また、ハンドル幅が720mmなので道交法により歩道走行ができない点にも注意が必要です。ブリヂストンのXFE48のようにハンドル幅が600mm以下だと歩道走行できるので、心配な人はそちらの商品もチェックしてくださいね。
タイヤサイズ | 27.5インチ |
---|---|
ブレーキ種類 | 油圧ディスクブレーキ |
未舗装路走行可能 | |
ギア段数 | 3x8段 |
良い
気になる
フレームサイズ | 380mm / 420mm / 460mm / 500mm |
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ハンドル幅 | 720mm(歩道走行不可) |
ロックアウト機能 | |
フレーム素材 | アルミ |
付属品 |
ギア数は7段と一般的。街乗りをするなら十分な変速段数でしょう。ブレーキ力に長けたVブレーキを備えており、比較ではトップクラスのブレーキの効きを発揮しました。スポーツ車系規格のパーツも多く装備されており、カスタマイズもしやすいですよ。
GT AGGRESSOR EXPERTは、楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトで購入可能です。価格は約7.5万円(※執筆時点)。ポイントを活用してお得に手に入れたい人は、普段お使いのサイトをチェックしてくださいね。
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