新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
COROS PACE 3は、ランニング初心者におすすめです。画面は常時点灯型メモリーLCDで、周囲の明るさに関係なく見えました。タッチ・ボタン両方の操作に対応しているのも利点。比較したなかにはタッチ操作のみのものもありましたが、こちらはランニング中はボタン操作すれば、目線を進行方向からそらさずに済みます。転倒などの事故が起きにくいでしょう。
ワークアウト画面は竜頭ボタンを1回押すだけで展開でき、3回押すとランニング記録を開始。さらに1回押すと一時停止・再開でき、素早い操作が可能です。また、ワークアウト画面には心拍数・ペース・時間などを表示。専用アプリからは各ワークアウトの表示内容を変更できるので、自分にとって使いやすいようカスタマイズできます。
PCと有線で接続すると、mp3ファイル形式の音楽を直接保存することも可能。本商品から音楽を再生できるので、スマホなしで身軽にランニングできます。連続使用時間は、標準フルGPSをオンにしても38時間、日常使用であれば最大17日間と長め。ランニングだけでなく日常用として併用するのもおすすめです。総重量は約30gと軽いので、着用時の負担もないでしょう。
肝心の距離測定の精度には、コースによって差がありました。ビルや木々などの障害物があるランニングコースで1,000mを3回走った結果、平均誤差はわずか1.7%。比較した約半数の商品が2.3~5.3%だったなか、精度の高さを発揮。住宅地など家の近所を走ることからはじめたい人にはぴったりです。
一方で、2,000mのトラックでは平均約6.0%とかなりの誤差が。長距離の測定精度はいまひとつな可能性があります。心拍数の測定精度は優秀でしたが、距離の測定精度にバラつきがあったことから、総合的な運動パフォーマンスの分析には活かせないかもしれません。フルマラソン挑戦を視野に入れているランニング上級者は、ほかの商品もチェックしてみてください。
Garmin
機能が豊富で測定精度も高い。上級者から初心者まで使える
Garmin
機能や測定精度はトップクラス。本格アスリートにおすすめ
Garmin
測定精度が高く機能も充実。隙が見当たらない超優等生モデル
Zepp Health
ランニングはもちろんほかの機能が充実。日常でも使いやすい
今回は、COROS PACE 3を含むランニングウォッチ全9商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
全9種類のランニングウォッチを使用した結果、COROS PACE 3には8つのよいところがありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
周囲にビルや木々が立っているランニングコースでも、高精度に距離測定ができており、精度に不満は少ないでしょう。
画面の視認性に優れ、直感的に操作できる点も魅力的。画面は常時点灯型メモリーLCDなため、有機ELディスプレイの商品に比べると色鮮やかさでは劣ります。しかし周りの明るさに関係なくはっきりと表示内容を確認できたため、日常的な使用において見にくさを感じる心配はないでしょう。
操作はタッチ・ボタンの両方に対応しているのもうれしいところ。スマホのように指先で直接画面を操作したり、右上と右下にあるボタンを使って操作したりと、シーンに合わせて使い分けられます。竜頭は押すだけでなく回転でも操作できるので、ボタンを連打する手間もかかりません。
スマホに比べるとタッチの反応はよくないものの、ボタンでしか操作できないランニングウォッチより断然使いやすい印象でした。竜頭を回転させることでもページダウンができるので、自分の好みの操作方法で使えます。
ワークアウト画面からは、心拍数・ペース・距離・時間など、基本的な情報を確認できます。比較したなかには、ワークアウト一覧のなかからその都度自分が知りたいデータを探す手間がかかるものもあったのに対し、こちらは専用アプリを使えば、各ワークアウトごとに表示内容のカスタムも可能です。
スプリットタイム・ラップタイムも記録できるため、タイムや走行ペースを詳細に分析できますよ。豊富なワークアウトのなかから、自分にとって必要なメニューを選んで表示できるので、利便性を高められるでしょう。
重量は、ナイロンバンドを含めてもわずか29.70gです。比較した全商品の平均は32.59g(※執筆時点)と、ほとんどが軽量に作られていましたが、こちらも同様。つけていることが気になりにくいため、ランニング中負担になることはないでしょう。
COROS PACE 3にはたくさんのメリットがある反面、気になる点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
短距離の1,000mを走った際の測定精度は高かったものの、400mのトラックを2km分を走った際には、平均6.0%と大きな誤差が生じました。比較した約半数の商品が平均誤差0.3~2.0%以下だったなか、ズレが大きめです。
稼動時間 | 最大576時間(最大24日間:日常使用) |
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GPS使用時の稼動時間 | 最大38時間(標準フルGPS (GPS /QZSS)) |
ディスプレイタイプ | 液晶 |
重量 | 約26g(バンドなし)、約30g(ナイロンバンド装着時) |
良い
気になる
盤面直径 | 41.9mm |
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材質 | 画面:ミネラルガラス/ベゼル:繊維強化ポリマー/カバー:繊維強化ポリマー |
アプリ連携可能 | |
GPS機能 | |
防水機能 | |
心拍計機能 | |
消費カロリー計算機能 | |
Gセンサー機能 | |
ナビゲーション機能 | |
音楽再生機能 | |
音楽保存機能 | |
対応音楽アプリ | |
対応決済機能 | |
血中酸素濃度測定機能 | |
上下動・上下動比計測機能 | |
バンド交換可能 |
ここでは、COROS PACE 3のデメリットをカバーする商品を2つご紹介します。購入を迷っている人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
Zepp HealthのAmazfit Cheetah Proは、スマートウォッチの機能を豊富に搭載するランニングウォッチです。通話通知・ウォッチ単体での会話・Alexaとの連携などに対応。ボディにはチタン合金ベゼルを採用しており耐久性にも優れるので、日常的に使いやすいでしょう。
画面が1.45インチと大きめで見やすいのも利点です。操作は物理ボタンとタッチのどちらでも行え、ワークアウトメニューには一度の操作でアクセス可能。心拍数・距離・タイム・速度・高度など、運動パフォーマンス分析に欠かせない情報を素早く確認できます。
スマートウォッチメーカーが発売したランニングウォッチとして注目されている商品。スマートウォッチらしいスムーズな動作や操作性が魅力です。
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