ティファール初の丸洗い可能なケトルとして発売された、ティファール ウォッシャブル 0.8L KO8001JP。インターネット上では高い評判を得ている一方で、「意外と重かった」「結構ドバッとお湯が出る」など気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の電気ケトルとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、電気ケトル選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ティファール ウォッシャブル 0.8L KO8001JPは、操作が簡単で清潔さを保ちやすい点が魅力です。お湯を沸かす際は、取っ手の上にあるボタンを押すだけとシンプル。比較したほかの商品には、多機能がゆえに操作に迷うものもありましたが、本品は使用した6人のモニター全員が「操作しやすい」と回答しました。はじめてでも直感的に扱えるでしょう。
清潔さをキープしやすいのも強みです。「ティファール初の丸洗いできるケトル」として発売されており、食器洗剤を使って内部まで洗浄が可能。皿や鍋を洗う感覚で手入れできるので、電気ケトルの衛生面が気になっている人にぴったりです。
お湯が沸くスピードも十分に速く、500mLの水は2分47秒で沸騰しました。比較したなかには4分近くかかった商品があったのに対し、本品は消費電力1,250Wのハイパワーであっという間に沸かせます。沸騰完了時に電子音が鳴るのも便利なポイントです。
一方、お湯を注ぎづらいのは難点。「結構ドバッと出る」との口コミどおり、注ぎ口が三角口で一気に出るため、コーヒーのドリップなどにはあまり向きません。モニターからは「小さいコップだとこぼしそう」との声も。口コミで「意外と重かった」とあったように、本体は重めで持ち手が太く握りづらい点でも足を引っ張りました。
安全機能も十分とはいえません。二重構造ではないため、沸騰時の表面温度は78.3℃と高め。上位商品が搭載していた、水蒸気レス・ボタンロック機能も非搭載でした。シンプルで使いやすく清潔さを保てる点はメリットですが、安全性も重視するならほかの商品も検討してみてください。
電気ケトルの魅力は、少量のお湯をすぐに沸かせること。やかんを出して火にかけるより手軽なうえ、ガスや火を使わないので安全性も高いといえます。近年では、家族分の麦茶を作れるほど大容量のモデルや、インテリアの一部として活躍するほど見た目がおしゃれなケトルも登場していますよ。
フランスの調理器具・小型家電ブランドであるティファールは、電気ケトルの先駆けとなるコードレス電気ケトルを1989年に発売。「あっという間にすぐに沸く、ティファール」をキャッチコピーに掲げ、長年さまざまなタイプの電気ケトルを展開してきました。
今回ご紹介するウォッシャブル 0.8L KO8001JPもそのひとつで、メーカー初の丸洗いできるケトルとして登場。ティファール独自の防水構造を採用し、あらゆる方向からの噴流水の影響を受けないとされる、保護規格IPX5に適合しています。洗剤も使用できるので、皿や鍋感覚で洗えますよ。
発売は2019年6月。「毎日使う電気ケトルをいつも清潔に保ちたい」というユーザーの声から誕生しました。本体が丸洗いできることに加え、表面にAg+(銀イオン)配合の抗菌素材「マイクロバン®」を使用しているのもこだわり。清潔さをキープできるでしょう。
消費電力は1,250W。コーヒー1杯分(140cc)を沸かすのにかかる時間は54秒、満水時の沸騰時間は4分14秒とアピールしています。本体と電源プレートのみのシンプルなつくりで、保温機能などはありません。
容量は1~2人用にぴったりな0.8L。目盛りつきなので、沸かす量をひと目で確認できますよ。詳細は以下のとおりです。
中まできれいに洗えるよう、フタは取り外しが可能。注ぎ口にはカバーを装備し、ほこりの侵入も防止する設計です。
注ぎ口の形状には三角口を採用しており、本体を傾けた際の水圧で開く仕組み。ハンドルの形状は、安定感が高いとされるコの字型です。
本体サイズは幅22.0×奥行15.5×高さ20.5cm。電源プレートを含む重量は1.1kgです。
今回は、ティファール ウォッシャブル 0.8L KO8001JPを含む、電気ケトル全69商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、沸騰時間の短さの検証です。
電気ケトルに水温22℃の水を500mL入れ、スイッチを入れます。沸騰するまでの時間を計測し、早いものほど高評価としました。また、評価には入れていませんが満水時の沸騰時間も計測しています。
検証の結果、沸騰スピードは優秀。500mLの水を沸かすのに要した時間はわずか2分47秒と、高評価基準の3分を下回りました。満水時はメーカー公称値とほぼ同じ4分12秒で沸騰し、「あっという間にすぐに沸く」という謳い文句を裏切らない結果です。忙しい朝や急な来客時に活躍するでしょう。
<検証結果>
・500mLの沸騰時間:2分47秒
・満水時の沸騰時間:4分12秒
比較した結果、沸く時間が短かった商品は消費電力が1,300W以上のものがほとんどでした。本品は1,250Wとわずかにその基準に届かず。十分スピーディに沸かせますが、沸騰時間の早さを重視するなら消費電力に注目してみてくださいね。
次は、使いやすさの検証です。
6人のモニターが実際に電気ケトルでお湯を注ぎ、重さや持ちやすさ・水切れのよさ・操作のしやすさなどをチェックしました。
注ぎやすさの評価はいまひとつ。持ち手はコの字型で安定感はあるものの、太くやや角ばった形状で握りにくいのが難点です。モニターからは「太くて幅広でしっくりこない」との指摘が。「意外と重かった」との口コミ同様に、モニターの半数以上が「重い」とコメントしました。
注ぎ口は三角口で、出てくる湯量は多め。一気に広がって出るため、「結構ドバッとお湯が出る」との口コミどおり湯量の調節はしにくいでしょう。注ぎ口にあるカバーを開けるために、本体をかなり傾ける必要がある点も気になりました。
比較した結果、注ぎ口が細口かつオープンハンドル(ハンドル下部が本体から離れた形状)のものは、湯量の調節をしやすい傾向が。主にコーヒーのドリップに使いたい人は、商品選びの参考にしてみてください。
<注ぎやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一方、スイッチの操作は非常に簡単。ボタンを押すだけなので、直感的に操作できます。モニターからは「これ以上シンプルでわかりやすいものはない」との声があがり、全員が「操作しやすい」と回答しました。
比較したなかでも温度設定・保温など機能が多い商品には、ボタンが複雑でわかりづらかったものも。その点本品はお湯を沸かすだけのシンプルな設計なので、使い方に迷わないといえます。
加えて、沸かし始めるとボタンが青に光り、沸騰が終わるとピーッと音で知らせる機能がついているのも便利なポイント。「いつの間にか沸いていた」という事態を避けられるでしょう。
<スイッチやパネル操作のしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後は、安全性の高さの検証です。ユーザーが「安心して使用できる商品」を基準に、ボタンロック・空焚き防止機能の有無や沸騰時にやけどしない表面温度かなどをチェックしました。
すると、比較したほぼすべての商品と同様に空焚き防止機能はついていましたが、ボタンロック・水蒸気レス機能は搭載しておらず。安全性は高いとはいえない結果です。
沸騰時の表面温度が78.3℃と高いのも気になる点。やけどのリスクがあるため、小さい子どもがいる家庭では、使用中目を離さないよう気をつけてくださいね。
比較したなかには、本体二重構造を採用し、沸騰時でも表面温度が上がりにくいよう配慮された商品がありました。チェックした安全機能に加え、転倒時の湯漏れを防止する機能がそなわっているものも。安全性を重視するなら、ほかの商品にも目を向けてみてください。
容量 | 0.8L |
---|---|
500mLの沸騰時間(実測値) | 2分47秒 |
注ぎ口形状 | 三角口 |
本体二重構造 | |
転倒湯漏れ防止構造 | |
フタ取り外し可能 |
消費電力 | 1,250W |
---|---|
ハンドル形状 | コの字型 |
温度調節機能 | |
保温の設定温度 | |
1℃単位の温度設定可能 | |
カルキ抜き機能 | |
目盛り付き窓 | |
茶こし付き | |
コードの長さ | 1.3m |
幅 | |
奥行 | |
高さ |
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ティファール ウォッシャブル 0.8L KO8001JPは、ティファールの公式オンラインショップで購入が可能。価格は税込10,868円(※執筆時点・公式サイト参照)です。ラッピングにも対応しているので、新生活を始める人へのプレゼントにもよいですね。
そのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでも購入可能。実物を確認したい人は、直営店に足を運んでみるとよいでしょう。
なお、ティファールには約40種類(※執筆時点)もの電気ケトルがあります。公式サイトで選び方が紹介されているので、どれを買うべきか悩んでいる人はぜひチェックしてみてくださいね。
毎日使う電気ケトルだからこそ、少しでも長く清潔に使いたいですよね。ここでは、お手入れ方法をご紹介します。
本体の表面や注ぎ口カバーは、柔らかい布で軽く拭けばOK。汚れが落ちない場合は、濡らした食器洗い用スポンジに中性洗剤をつけて、軽くこすってみてください。また、中のフィルターも取り外し、水洗いするよう推奨されています。
内部は、フタを取り外し皿や鍋と同様に中性洗剤で洗浄可能。カルキなどによる頑固な汚れがついた際は、以下の方法を試してみてください。
<内部の汚れが落ちにくい場合>
①水をMAXまで入れ、クエン酸を40g投入。よくかき混ぜる
②フタを閉め沸騰させたら、そのまま1時間放置
③お湯を捨て、中を十分にすすぐ
④クエン酸のにおいが気になる場合は、再度水を沸騰させお湯を捨てる
(参照:公式サイト)
最後に、安全性が高くて使いやすい電気ケトルがほしい人向けの商品をご紹介します。
どれを買うか悩んだら、タイガー魔法瓶の蒸気レス電気ケトル<6SAFE+>をチェック。二重構造により、沸騰時でも表面温度は38.9℃と低めでした。蒸気がほぼ出ない点も魅力といえます。500mLの水を沸かすのにかかった時間は2分19秒とスピーディで、パワーも十分です。
デザイン性も重視するなら、タイガー魔法瓶の蒸気レス電気ケトル PTQ-A100がぴったり。3色展開でインテリアに合う色を選べるのが魅力です。1,300Wのハイパワーで、500mLの水は2分14秒で沸騰しました。安全機能は申し分ないうえ、温度調節機能があるのもメリット。活躍の幅が広そうです。
容量 | 1.0L |
---|---|
500mLの沸騰時間(実測値) | 2分42秒 |
注ぎ口形状 | 三角口 |
本体二重構造 | |
転倒湯漏れ防止構造 | |
フタ取り外し可能 |
良い
気になる
消費電力 | 1,300W |
---|---|
ハンドル形状 | コの字型 |
温度調節機能 | |
保温の設定温度 | |
1℃単位の温度設定可能 | |
カルキ抜き機能 | |
目盛り付き窓 | |
茶こし付き | |
コードの長さ | 1.3m |
幅 | 14.8cm |
奥行 | 22.3cm |
高さ | 21.4cm |
タイガー魔法瓶 蒸気レス電気ケトル<6SAFE+> PCJ-A102をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
容量 | 1.0L |
---|---|
500mLの沸騰時間(実測値) | 2分49秒 |
注ぎ口形状 | 三角口 |
本体二重構造 | |
転倒湯漏れ防止構造 | |
フタ取り外し可能 |
良い
気になる
消費電力 | 1,300W |
---|---|
ハンドル形状 | オープンハンドル |
温度調節機能 | |
保温の設定温度 | |
1℃単位の温度設定可能 | |
カルキ抜き機能 | |
目盛り付き窓 | |
茶こし付き | |
コードの長さ | 1.3m |
幅 | 15.4cm |
奥行 | 26.4cm |
高さ | 23.0cm |
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