ガラス製で中が見えるデザインが特徴の、HAGOOGI 電気ケトル GEK-1700。「加熱時に光るライトがきれい」と評判です。しかし、「お湯が沸くまで非常に時間がかかる」などの口コミもあり、購入をためらっている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、HAGOOGI 電気ケトル GEK-1700を含む電気ケトル全55商品を実際に使って、沸騰時間の短さ・注ぎやすさ・安全性の高さを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
HAGOOGI 電気ケトル GEK-1700は、加熱中かどうかパッと見てわかるのが魅力です。中が透けてみるガラス製で、LEDライトによって加熱中・保温中かがわかる仕組み。7段階での温度調節にも対応しています。比較した同じ温度調節を備えた商品には、操作が複雑で使いにくく感じたものもあったなか、直感的に扱えました。
実際に使用したモニターからは、「パネルのタッチ感も軽くてよい」との声も。持ち手が太く、しっかり握れる点も高く支持されました。
一方で、湯量の調節が難しいのはネック。モニターからは「勢いよく水が出る」「ドバッと出てしまう」との回答が複数寄せられました。「最大1Lの商品としては重たい」という意見もあったため、繊細な調整が必要となるコーヒードリップには向いていません。
沸騰するのにも、少し時間がかかります。500mLの水を入れたところ、比較した商品は平均2分56秒(※執筆時点)で沸騰したのに対し、3分47秒と1分近い差が出ました。「お湯が沸くまでに非常に時間がかかる」という口コミどおりの結果です。
沸騰時の表面温度が高温になる点も注意が必要。上位商品は40℃程度と触れる程度の温度に抑えられていましたが、本品は83℃まで上昇しました。珍しいガラス製で目を惹くデザインですが、安全性や使いやすさを重視したい人は、ほかの商品を検討してみてください。
そもそもHAGOOGI 電気ケトル GEK-1700とはどんな商品なのか、あらためて紹介します。
HAGOOGI 電気ケトル GEK-1700は、2020年4月8日からECサイトで販売が開始された商品。使いたいときにいつでもお湯を使える、24時間の保温機能があるのが特徴です。100℃のほか、40~90℃まで7段階で温度設定が可能なため、飲みたいものに合わせて温度を変えられます。
販売元のHAGOOGI(ハゴオギ)は、2006年に中国にて創業後、2017年に日本進出したブランドです。様々なキッチン家電を設計から製造・販売まで一貫して行っています。
サイズは幅17×奥行21.5×高さ22cmで、重量は0.9kgです。容量は最大1.0Lで、家族2人以上で使うのにもぴったりです。500mLからお湯を沸かせます。
本体はガラス製のおしゃれなデザイン。加熱中・保温中はライトが光ります。中の様子が見えて汚れが確認できるので、手入れのタイミングもわかりやすいですよ。カラーはブラック・ホワイト・ブルーの3色を用意しています。
電気ケトルを購入するうえで一番気になるのは、沸騰するまでにどのくらい時間がかかるかですよね。そこで、沸騰時間の短さについて検証しました。
電気ケトルに500mLの水道水を入れ、沸騰してスイッチが切れるまでの時間を計測します。なお、水道水は水温22℃のものを使用しました。
検証の結果、500mLの水は3分47秒で沸騰しました。比較した商品の平均が2分56秒(※執筆時点)だったことをふまえると、口コミどおり沸騰するまでの時間はやや遅めです。
なお、満水の1.0Lでは、沸騰するまでに7分20秒かかりました。忙しい朝の使用が多く、スピーディにお湯を沸かしたい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
毎日のように使う電気ケトルは使いやすさも重要です。そこで、次は使いやすさの検証を行いました。
モニター7人が実際に使用し、柄の持ちやすさや水切れのよさ、狙ったところに水を注げるかなどをチェックします。なお、電気ケトルに入れる水はすべての商品で500mLに統一しました。
使いやすさについては、まずまずの結果に。若干重さを感じるものの、モニターからは「ほどよい太さで握りやすい」と持ちやすさが好評でした。
一方で、実際にお湯を注ぐと「勢いよく出るタイプ。狙ったところに注ぐのは難しい」というコメントが。比較した商品には狙ったところに水が細くスーッと出るものもあったなか、コーヒードリップのように細かく注ぎたいときには不向きです。
水切れも特別よくはなかったため、周囲にこぼさないように気を付けましょう。
<注ぎやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一方で、操作のしやすさはモニターから高く支持されました。加熱時や保温時にライトが光る仕様が「パッと見てわかりやすい」と好評です。
7段階の温度調節機能があり、ボタンを押して設定を変更できます。比較した温度調節機能付きの商品には、操作が複雑でわかりにくいものもあったなか、「シンプルでわかりやすい」とモニターからの評判は上々。タッチパネルの感度もよく、スムーズに操作できました。
<スイッチやパネル操作のしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後は安全性の高さの検証です。沸騰直後の電気ケトルを、サーモカメラを使って表面温度を測定し、触れても熱くないかチェック。また、安全性を考慮した機能がついているかも確認します。
検証の結果、沸騰時の最高表面温度は83℃とかなりの高温に。比較した商品のなかには表面温度を40℃以下に抑えた商品もあったため、低評価となりました。子どものいる家庭では、手が触れない場所に置く、温度設定を高いまま保温しないなどの工夫が必要でしょう。
安全機能も空焚き防止のみと最小限です。ボタンロック機能や蒸気レス機能は備えていません。
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最後に、沸騰の早さ・安全性を重視したい人におすすめのた商品をご紹介します。
タイガーの蒸気レス電気ケトル<6SAFE+>は、お湯をスーッと細く注ぎやすいのが特徴です。安全機能にもこだわっており、沸騰時でも表面は38.9℃までしか上がりませんでした。蒸気レスのため、水蒸気も出ません。500mLのお湯を2分19秒で沸騰させられるほど、パワーもありますよ。
タイガーの蒸気レス電気ケトルPTQ-A100は、50℃から10度単位で温度調整が可能。ダイヤル式なので、何度もボタンを押さなくても設定できます。500mLのお湯を2分14秒というスピードで沸かせて、沸騰時の最高表面温度も43.6℃に抑えられていました。デザインもおしゃれで、目を惹きますよ。
容量 | 1.0L |
---|---|
500mLの沸騰時間(実測値) | 2分42秒 |
注ぎ口形状 | 三角口 |
本体二重構造 | |
転倒湯漏れ防止構造 | |
フタ取り外し可能 |
良い
気になる
消費電力 | 1,300W |
---|---|
ハンドル形状 | コの字型 |
温度調節機能 | |
保温の設定温度 | |
1℃単位の温度設定可能 | |
カルキ抜き機能 | |
目盛り付き窓 | |
茶こし付き | |
コードの長さ | 1.3m |
幅 | 14.8cm |
奥行 | 22.3cm |
高さ | 21.4cm |
タイガー魔法瓶 蒸気レス電気ケトル<6SAFE+> PCJ-A102をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
容量 | 1.0L |
---|---|
500mLの沸騰時間(実測値) | 2分49秒 |
注ぎ口形状 | 三角口 |
本体二重構造 | |
転倒湯漏れ防止構造 | |
フタ取り外し可能 |
良い
気になる
消費電力 | 1,300W |
---|---|
ハンドル形状 | オープンハンドル |
温度調節機能 | |
保温の設定温度 | |
1℃単位の温度設定可能 | |
カルキ抜き機能 | |
目盛り付き窓 | |
茶こし付き | |
コードの長さ | 1.3m |
幅 | 15.4cm |
奥行 | 26.4cm |
高さ | 23.0cm |
タイガー魔法瓶 PTQ-A100の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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