焼き色を無段階で調整できるのが特徴の、山善 ポップアップトースター YUA-801。「ムラなく手早く焼ける」と評判です。しかし、「食パンの両面が均等に焼けない」「パンくずトレーが取り出しにくい」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、山善 ポップアップトースター YUA-801を含むポップアップトースター全15商品を実際に使って、焼きあがりのクオリティ・焼きムラの少なさ・使いやすさ・手入れのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
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すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ただし、上位商品のような香ばしさ・サクサク感はありません。専門家は「焼き色のわりにはサクッとしていない」と評価しています。比較した商品には裏表が均一に焼けたものもあったなか、かなり焼き色に差が出たのも惜しい点。同じ面での焼きムラは抑えられていたものの、「食パンの両面が均等に焼けない」との口コミどおりの結果です。
使用時のガタつきも気になりました。比較したなかでは重量が2kg近い商品だと安定して使える傾向があり、0.9kgと軽量ゆえに操作時は不安定です。上位商品はレバーの動きもなめらかだったのに対し、引っかかる感覚があるのもネック。力を入れないとレバーが下りないことも、ガタつく要因のひとつです。
手入れについても、「パンくずトレーが取り出しにくい」という口コミどおりの結果に。本体を持ち上げて底フタを開ける必要があるカバータイプなので、手軽にお手入れできません。比較した上位商品の多くがサッとパンくずを捨てられるスライド式トレーを採用しており、評価は伸び悩みました。
焼き色の無段階調整に対応しながらも、公式サイトでの値段は税込2,398円(※執筆時点)とリーズナブル。比較した商品には5,000~10,000円と高いものもあったなか、安さ重視で選びたい人にはよいでしょう。よりトーストのおいしさや使い勝手を重視する人は、少し予算を上げてほかの商品をチェックしてみてくださいね。
そもそもポップアップトースターとは、パンをおいしく焼くのに特化したアイテム。オーブントースターに比べてヒーターとパンとの距離が近いため、スピーディに焼きあげられるのが魅力です。
今回ご紹介するのは、2019年1月に発売されたポップアップトースター YUA-801。オールブラックのボディが特徴的な2枚焼きタイプです。
販売元の山善は、大手電機メーカーの技術を活用して低価格なジェネリック家電を販売しているメーカー。本品も税込2,398円(※執筆時点/公式サイト参照)とリーズナブルな価格で販売されています。
本体下部のつまみを回すと焼き色の調節が可能。「よわい」から「つよい」まで無段階で調節できるので、好みに合わせた仕上がりが楽しめます。
対応するパンの厚さは、6枚切りと8枚切りの2種類。山形パンには対応していないため、普段食べているパンがセットできるかどうか事前にチェックしておきましょう。
サイズは幅24.5×奥行12.5×高さ16cm、重量は0.9kgとコンパクトかつ軽量。ダイニングテーブルに置きっぱなしにしても邪魔にならない大きさです。
コード長は1mとあまり長くはないため、使用する際はあらかじめコンセントの位置を確認しておいてくださいね。
今回は、山善 ポップアップトースター YUA-801含むポップアップトースター全15商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、焼き上がりのクオリティの検証です。
パン・料理研究家の荻山和也さんご協力のもと、実際に焼き上がったトーストを試食し、外側がサクッと・中はふわっとした食感が楽しめるかチェック。同時に、場所によって焼き具合にムラがないかも検証しました。
焼きあがった食パンを試食した、パン・料理研究家の荻山さんは「しっとり感がある」とコメント。比較した商品にはしっとり感があるのではなく、生焼けだったものもあったなか、しっかりと加熱されていました。
一方で、専門家からは「焼き色のわりにサクッとしていない」との指摘も。上位商品はサクッと香ばしく仕上がったのに対し、きつね色に焼けているわりに中との食感の違いをあまり感じられませんでした。
焼きムラをチェックしたところ、2枚とも裏面がかなり薄く焼きあがりました。「食パンの両面が均等に焼けない」という口コミどおりの結果です。比較した商品には表裏が均一に焼けたものもあったのに対し、明らかな違いがあるのが惜しい点でした。
とはいえ、比較した商品にはうっすらとしか焼けないものもあったなか、全体的にきつね色の焼き目がついています。同じ面での焼きムラがかなり抑えられていたのはメリットでしょう。
次は、使いやすさの検証です。
実際に使用して本体がガタつかないか、レバーを滑らかに下ろせるかなどを確認しました。
重量0.9kgとかなり軽いため、レバーの上げ下ろしの際にガタつきが気になりました。比較した商品では重量が2kg近くあると安定して使える傾向があり、どっしりとした重さがないのが惜しい点です。
レバーの下げにくさも、ガタつきを助長させる要因になりました。上位商品のほとんどが軽い力でスムーズに動かせたのに対し、真ん中あたりで引っかかるため、やや力を入れて押し下げる必要があります。
ガタつきや引っかかりがあると本体を手で支えたくなりますが、使用中や使用後しばらくは本体や投入口が高温です。うっかり触らないように注意しましょう。
使用後のポップアップトースターの手入れを行い、パンくずトレーの取り外しやすさや庫内にパンくずが溜まらないかなどをチェックしました。
パンくずトレーは、本体を持ち上げて底フタを開けるカバータイプ。「パンくずトレーが取り出しにくい」という口コミどおり、比較したスライド式のトレーを採用した商品より手入れに手間がかかりました。
本体からパンくずトレーを完全に取り外せないため、水洗いもできません。比較したなかには、トレーを取り外して中性洗剤で丸洗いできる商品もあったのに対し、汚れが溜まりやすいのが気がかりです。手間なく手入れをしたい人は、スライド式の商品を選びましょう。
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山善 ポップアップトースター YUA-801のお手入れ方法をご紹介します。
まず、パンくずトレーに溜まったパンくずを捨てて、乾いた布で拭き取ります。パンくずがトレーに落ちずに庫内に残った場合は、本体をひっくり返して軽く揺さぶりましょう。それでも落ちない場合は、小さなブラシを使ってやさしく払い落としてください。
ポップアップトースターを安全に使うためには、こまめな手入れが必要です。庫内にパンくずが溜まっている状態で放置すると、火災の原因にもなるため注意しましょう。
最後に、より使い勝手のよい商品をご紹介します。
ティファールのTT3425JPは、こんがりトーストが好きな人向け。ムラなくしっかり焼け、サクサク感と香ばしさを楽しめました。1.3kgと軽めながら、レバーを下ろす際にガタつかないのも魅力です。パンくずトレーの取り外しも簡単で、手入れがしやすいですよ。
シックなデザインが好きなら、ツヴィリンのポップアップトースターも要チェック。実際に使うと表裏に焼き色の差がなく、こんがりとしたきつね色に焼きあがりました。本体が大きくどっしりしていて、ガタつきにくいのも魅力。スライド式のパンくずトレーで、お手入れのしやすさも良好です。
対応するパンの厚さ | 4枚切り、5枚切り、6枚切り、8枚切り、10枚切り |
---|---|
パンくずトレー付き |
同時に焼ける最大枚数 | 2枚 |
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温度調節機能 | |
焼き色調節機能 | 不明 |
スロットカバー付き | |
ミラーガラスあり | 不明 |
冷凍パンモード | |
本体の幅 | 27.8cm |
本体の奥行 | 16.5cm |
本体の高さ | 18.7cm |
重量 | 1.303kg |
消費電力 | 850W |
電源コードの長さ | 1.45m |
ティファール ポップアップトースター メゾンをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
対応するパンの厚さ | 4枚切り、5枚切り、6枚切り、8枚切り |
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パンくずトレー付き |
同時に焼ける最大枚数 | 2枚 |
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温度調節機能 | |
焼き色調節機能 | 不明 |
スロットカバー付き | 不明 |
ミラーガラスあり | 不明 |
冷凍パンモード | |
本体の幅 | 16.7cm |
本体の奥行 | 31cm |
本体の高さ | 20.7cm |
重量 | 2.1kg |
消費電力 | 900W |
電源コードの長さ | 1.0m |
ツヴィリング ポップアップトースターをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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