前モデルからのパワフルな進化を謳い、ヘルスケア機能やセンサーなどを豊富に搭載したApple Watch Series 9 GPSモデル。ネット上には高評価な口コミが多い一方、「普段気になるほどではないが、やや重い」「バッテリーの持ちがいまひとつ」と気になる評判もあり、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のApple Watch Ultra 2やApple Watch UltraなどのApple Watchとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Apple Watch選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
Apple Watch Series 9 GPSモデルは、しっかり健康管理をしたい人におすすめです。SpO2測定や皮膚温センサーなどのヘルスケア機能が充実。心拍数計測の精度も高く、実際に専門機器で測った結果と比べてみても誤差は1%未満でした。比較した約4割の商品で1%以上の誤差が出たなか、健康管理をするうえで非常に優秀な性能といえます。
不規則な心拍の検知・転倒検知といった、もしものときに役立つ機能も充実していました。皮膚温測定からの睡眠ステージの分析や、生理周期の予測も可能です。比較したなかで、Series 8以降の商品はとくにヘルスケア機能が充実していました。こちらも健康への意識が高い人にぴったりです。
前モデルのSeries 8との違いは、ディスプレイの明るさ。最大輝度は2倍の2,000ニトです。画面の常時点灯機能にも対応しており、画面を起こさずに時刻や通知が確認可能。フリック入力もできるので、簡単にメッセージの返信が行えて便利ですよ。
バッテリー持続時間は前モデルから変化なし。とはいえ、比較したなかには最大18時間の商品もあったのに対し、こちらは低電力モードなら36時間連続で使えます。「バッテリーの持ちがいまひとつ」と口コミで指摘されていたものの、1日は十分持つでしょう。高速充電にも対応し、約75分で100%の充電ができます。
比較したなかには35gを下回る商品もあったのに対し、こちらは38.7g。「やや重い」との口コミにも頷けます。とはいえ、比較したUltraモデルが60gを超えることを思うと、性能・軽さを兼ね備えたアイテムといえるでしょう。とくにヘルスケア機能やセンサー性能は、Ultraモデルにも劣らないほど優秀です。ぜひ購入を検討してみてくださいね。
Apple Watch Series 9 GPSモデルは、Apple Watchの高性能モデル。前モデルのSeries 8から「パワフルな進化」を謳い、S9 SiPチップを搭載しています。スクリーンに触らず操作できるダブルタップや、Siriを使用した健康データへの素早いアクセスといった新機能に対応しているのが特徴です。
さらに、新たな4コアNeural Engineも搭載。前モデルのSeries 8より最大2倍速で機械学習タスクをこなせる仕様です。「頭脳、明るさ、パワーの未来形」をキャッチコピーとして掲げ、従来モデルよりも直感的・高速に使用できることを売りにしています。
Appleは、アメリカで設立されたIT企業です。Apple Watchのほか、iPhone・iPadなどのデジタル機器を多数開発。ハードウェアだけでなく、Apple MusicやiTunesなどのソフトウェアも取り扱っています。
健康管理に役立つ心拍数測定・血中酸素濃度計測・心電図計測なども可能です。睡眠時に装着すれば、睡眠ステージや時間をアプリに記録。皮膚温度も測定できるので、月経周期の予測もできますよ。
ワークアウトにも使えるよう、50mの耐水性能・IP6X等級の防塵性能を備えているのもポイント。衝突事故検出や転倒検出に対応し、緊急時にはSOS発信も可能です。
ディスプレイの最大輝度は2000ニト。前モデルのSeries 8より2倍明るく、太陽光の下でも画面が見やすい設計です。連続稼働時間は最大18時間で、1日近く使える仕様。充電切れの状態からすぐに使えるよう、高速充電に対応しています。
画面サイズは45mm・41mmの2種類から選べます。手首が太い人やカジュアルなスタイルを好む人には45mm、手首が細い人やフォーマルなスタイルに合わせたい人には41mmがおすすめです。
材質も、アルミニウムとステンレススチールから選択可能。軽さを重視するならアルミニウム、耐久性を重視するならステンレススチールが向いています。ケースのカラー展開も豊富で、アルミニウムは5色・ステンレスは3色から選べますよ。
ベルトの種類も多く、ラバー・テキスタイル・ステンレススチールの3素材をラインナップ。それぞれカラー・デザインが選べます。ワークアウトで使うなら、耐水性能をもつシリコーン製のラバーをチョイス。普段使いなら軽量なテキスタイル、洗練されたデザインを好むならステンレススタイルがうってつけです。
今回はApple Watch Series 9 GPSモデルを含む、Apple Watch全9商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、ヘルスケア機能の検証です。
血中酸素濃度測定・心電図・皮膚温センサーなどの機能があるかをチェック。心拍数計測機能については、専門機器との誤差を測り精度の高さを確認しました。多岐にわたる身体・健康データを測定できる商品を高評価とします。
ヘルスケア機能は充実しています。比較した約半数の商品は非搭載だったSpO2測定や皮膚温センサーにも対応している点が魅力。不規則な心拍検知や、心電図機能も搭載しています。なお、詳細は以下のとおりです。
心拍数計測を行うと、専門機器との誤差は1%未満でした。比較したSeries 7以前のモデル・SEモデルは1%以上の誤差を出したなか、本商品を含むSeries 8以降のモデルは高精度。転倒検知機能や騒音モニタリングなど、チェックした機能すべてを搭載していた点も高評価につながりました。
比較したなかでSeries 8・series 9はとくにヘルスケア機能が充実しており、健康への意識が高い人にぴったりです。細かく自身の状態をチェックし、日々の健康管理に活かしたいなら要チェックですよ。
次に、画面の見やすさの検証です。画面の大きさ・最大輝度・常時点灯時の画面輝度の観点から商品をチェック。直射日光下でも画面が見やすく、通知が読みやすい商品かを評価しました。
あわせて、通知機能の検証を行いました。1行に表示可能な文字数・文字サイズの調整可能幅を確認し、文字が読みやすい商品を高評価とします。
画面サイズは、前モデルと同様の41mmと45mm。比較したなかには画面の黒縁(ベゼル)が太いものがあったなか、こちらはベゼルが細めでした。画面が大きく見えるため、視認性は良好です。
最大輝度は、前モデルの2倍にあたる2,000ニト。比較したところ、2,000ニト以上の輝度を持つ商品は全体の3割程度でした。「明るい太陽光の下でも画面が見やすい」と謳うとおり、晴れの日の屋外で見るのにも十分な明るさです。
画面の常時点灯機能も搭載しています。比較した4割の商品が非対応だったなか、こちらは画面を起こさなくてもサッと時刻を確認できて便利ですよ。
通知の見やすさも優秀です。1行に表示できる文字数は26文字。比較した約4割の商品が24文字以下だったのに対し、やや多く表示ができるため、内容を把握しやすいですよ。常時点灯機能つきで、画面を起こさなくてもすぐ通知が確認できる点も魅力といえます。
テキストサイズの変更も可能。最小6pt~最大10ptまでカスタマイズできます。比較したところ、すべての商品が4pt以上の調整が可能でした。本商品も同様に、見やすい文字サイズに変更することで視認性の向上が見込めます。
続いて、使いやすさの検証です。本体の軽さ・画面の常時表示機能の有無・防水や防塵性能などの観点から商品をチェックしました。腕に長時間つけても苦にならず、便利な機能が充実しているかを評価します。
最後に、バッテリーの持ちの検証です。メーカー公称値を参考に、低電力モードでのバッテリー持続時間を調査。充電せずに長時間使える商品を高評価としました。
本体の重さは38.7g。比較したほかの商品には35g以下のものもあり、まずまずの評価でした。「普段の生活で気になるほどではないがやや重い」という口コミのとおり、人によっては重さを感じる可能性があるでしょう。
一方、便利な機能を豊富に搭載している点は高評価。比較した約4割の商品になかった高速充電やフリック入力にも対応していました。詳細は以下のとおりです。
今回チェックした機能はすべて搭載。50mの防水性能に加え、IP6X等級の防塵性能もあります。比較した商品の4割が防塵性能を備えていなかったのに対し、こちらはワークアウトでの使用に申し分のない性能です。
音声入力だけでなく、フリック入力に対応している点も魅力。比較したほかの商品には非対応なものがあったなか、こちらはiPhoneを開かず簡単にメッセージの返信ができて便利です。
バッテリー性能は前モデルのSeries 8から変わりません。通常モードでは18時間、低電力モードであれば36時間の連続使用が可能。通常モードでも1日近くは充電せずに使い続けられるでしょう。
「バッテリーの持ちがいまひとつ」と口コミがありますが、朝に充電が満タンであれば夜までは充電せずに使えます。常時点灯機能を使うと体感で1.6〜1.8倍ほど消費が早くなるので、特に必要でないなら常時点灯なしに切り替えておくのもひとつの手です。
なお、比較したUltraシリーズはバッテリー容量が従来モデルより2倍に強化されており、低電力モードであれば60時間以上持つ設計でした。
Series 9はそこまでのバッテリー性能を備えていないものの、高速充電には対応。電池切れしてしまっても、約75分で100%まで充電が可能です。すぐに充電できるため、バッテリー面での不満は感じにくい商品といえます。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
Apple Watch Series 9 GPSモデルは、公式サイトで購入可能。値段は税込59,800円(執筆時点・公式サイト参照)で、金利0%の3回払いもできます。下取りを利用すれば4,000~49,000円の割引になるので、Apple Watchを持っている人はぜひチェックしてみましょう。
また、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどのECサイトにも取扱店舗があります。ポイントやクーポンを利用したい人はぜひ検索してみてくださいね。
なお、GPS+セルラーモデルも販売中。iPhoneが手元になくても電話に出られて便利です。通話をするためには通信サービスプランへの加入が必要なので、キャリアショップで契約しましょう。
最後に、よりアクティブなシーンにも対応できるハイスペックモデルをご紹介します。
本格的なアウトドアスポーツをするなら、Apple Watch Ultra 2がおすすめ。防塵性はもちろん最大水深100mまで耐える高い耐水性を持ち、耐久性の高いつくりです。ヘルスケア・常時点灯などの便利な機能も充実。3,000ニトと画面の輝度が高く、最大72時間とバッテリーも長持ちします。
Apple Watch Ultraは、高機能なUltraシリーズの初期モデル。100m耐水の防水性・最大2000ニトの輝度による高い視認性を備えています。Series 9に比べて約2倍長持ちする大容量バッテリーも魅力。低電力モードなら60時間連続で使えますよ。Ultraシリーズを低予算で購入したいなら、要チェックです。
ヘルスケア機能の種類 | 心拍数測定、消費カロリー計算、睡眠トラッキング、血中酸素濃度計測、ストレス値測定、皮膚温度測定、心拍数異常の警告、月経周期モニタリング、歩数計測、心電図計測、移動距離測定、睡眠時無呼吸の通知 |
---|---|
連続稼動時間 | 最大36時間(低電力モード:最大72時間) |
電子決済の種類 | Suica、PASMO、iD、QUICPay、PayPay |
LINE返信 | |
LINEの返信方法 | テキスト、音声入力、定型文 |
良い
気になる
モデル | Ultra 2(GPS+Cellularモデル) |
---|---|
CPU | S9 SiP |
画面サイズラインナップ | 49mm |
最大輝度 | 3000ニト |
自動調光機能 | |
充電方法 | Apple Watch磁気高速充電 |
低電力モードあり | |
高速充電 | 約1時間で0%から80%まで充電 |
防水性 | |
防塵性 | |
GPS内蔵 | |
音楽再生 | |
音楽保存 | |
通知機能 | |
通話機能 | |
ワークアウトの自動検出 | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
衝突事故検知機能 |
Apple Watch Ultra 2の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
ヘルスケア機能の種類 | 心拍数測定、消費カロリー計算、睡眠トラッキング、血中酸素濃度計測、ストレス値測定、皮膚温度測定、心拍数異常の警告、月経周期モニタリング、歩数計測、心電図計測、移動距離測定 |
---|---|
連続稼動時間 | 最大36時間(低電力モード:最大60時間) |
電子決済の種類 | Suica、PASMO、iD、QUICPay、PayPay |
LINE返信 | |
LINEの返信方法 | テキスト、定型文 |
良い
気になる
モデル | Ultra(GPS+Cellularモデル) |
---|---|
CPU | S8 SiP |
画面サイズラインナップ | 49mm |
最大輝度 | 2000ニト |
自動調光機能 | |
充電方法 | Apple Watch磁気高速充電 |
低電力モードあり | |
高速充電 | 約1時間で0%から80%まで充電 |
防水性 | |
防塵性 | |
GPS内蔵 | |
音楽再生 | |
音楽保存 | |
通知機能 | |
通話機能 | |
ワークアウトの自動検出 | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
衝突事故検知機能 |
Apple Watch Ultraの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。