象印 極め炊き 圧力IH炊飯ジャー NW-JZ10をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

炊きたてご飯のおいしさの評価は優秀です。実食したモニターからは、「香りから甘みが伝わる」「ほどよく噛み応えがあっておいしい」とプラスなコメントが多く寄せられ、9人中7人が「おいしい」と回答しました。

比較した結果、象印の炊飯器はもちもちとした柔らかいごはんに炊き上がる傾向が。本商品も「ごはんがもっちり炊き上がる」との口コミどおり、もっちりとした食感で弾力があるうえ、米本来の甘みもしっかり伝わります。とくに、日頃から柔らかいごはんを好む人にぴったりです。

＜炊きたてごはんのおいしさについてのモニターコメント＞

1. 「食べ進めるほど、印象がよくなるごはんだった。味は控えめながら、噛んでいくとほどよいうま味が最後にでてきて、おかずと一緒に食べるのがよい」（50代・女性）
2. 「ふわ〜と顔いっぱいに甘い香りが広がっておいしそう。甘さをしっかり感じる。弾力はあまりないが、中身がしっかり詰まっていて歯応えは十分。いつの間にか口の中にすごく甘くなっている」（20代・女性）
3. 「ツヤはあるが米同士のくっつきが強く見え、立体感がない。もっちりとした弾力のある食感で、しっかりと食べ応えがある。お米だけでも食べ続けられるようなおいしさ」（20代・男性）
4. 「見た目はくすんで少し茶色っぽく、ツヤ感も低い。雑味を感じる香りで、甘さや麦感はあまり感じられない。お米同士がくついているものもあれば、離れているものもあって粘り気はほどよくあった」（20代・女性）
5. 「少しパサつきを感じるが、見た目は白くてきれい。粘りやコシが少なく噛んでいてもパラパラしている。おいしくないわけではないが、ツヤ・味・香りなどが少しずつ足りない」（50代・女性）

コメントは一部抜粋

一方、保温したごはんのおいしさの評価はいまひとつです。ボソボソした部分・べちゃっとした部分があり、食感にややムラがあるのがネック。実食したモニターからは「甘みが物足りない」「保温したごはん特有のニオイがする」とのコメントが寄せられました。

比較した結果、高価格帯の商品はごはんをおいしく保つ工夫がされている傾向が。本商品も底にセンサーを搭載し温度コントロールすると謳っていますが、長時間炊きたての味を保つのは難しいといえます。まとめ炊きよりも、一度で食べきれる量を炊くのがよいでしょう。

＜保温ごはんのおいしさについてのモニターコメント＞

1. 「ツヤはなく食欲をそそらない。咀嚼を進めても甘さは感じられず、最後に穀物だなぁという素朴な風味が残った。一粒一粒が主張していないので、粒を味わうことができなかった」（50代・女性）
2. 「どこかカサッとした感じ。光に当たるとモヤッとツヤが映るが、お米の内側からのエネルギーを感じない。パサパサには見えないので問題なく口に入れられる」（20代・女性）
3. 「ツヤがあまりなく、水分やもちもち感があまり感じられない。お米とお米がほどよくくっつき、粘り気やもっちり感はあった。べちょっとしたお米ではないのでよかった」（20代・女性）
4. 「黄ばみやパサついた感じはしない。最初のひと口目で感じる甘みがほとんどなく、長く噛んでもあまり甘みが出てこない。粘りがないせいか、お米同士のまとまりがなく外国米のようなパラパラ感」（50代・女性）
5. 「ツヤはあるが米同士がくっついていてべちゃっとている。特別甘さは感じられず、すぐに飽きてしまう。米一粒ずつの存在をしっかりと感じられるような粒感はある」（20代・男性）

コメントは一部抜粋

手入れしやすさの評価は伸び悩みました。内フタに調圧ボールがあるため、複雑な形状で洗いづらいのがネック。隙間に米や洗剤がつまりやすく、取り除くのに手間取る可能性があります。

一方、洗浄が必要なのが内釜・内フタの2点だけなのはメリット。比較した商品にはパーツが6個以上のものがあった点をふまえると、組み立てや分解は楽に済ませられそうです。

内釜の重さも、実測値で820gと軽め。比較した1kgを超える商品と並ぶと、手首にかかる負担は少ないといえます。力に自信がない人でも扱いやすいでしょう。

操作のしやすさは悪くない結果です。凸凹のあるボタン式で押した感覚をしっかり得られるのが利点。比較したタッチ式の商品のように、感度に左右されることはないでしょう。予約炊飯をする際に、炊き上がり時刻で設定できるのも便利。逆算して計算する必要がありません。

一方、米の種類と炊き分けのボタンがわかれており、炊飯設定がやや複雑なのは気になるところ。比較したなかには、1つのボタンで簡単に操作できる商品があったのに対し、本品はどれを押せばよいか迷う可能性があります。

インターネット上には、「操作ボタンとフタの開閉ボタンを間違えやすい」との口コミもあったので、慣れるまでは説明書を見ながら操作するのがよいでしょう。