通学用モデルとして開発されたクールなデザインの電動自転車、ヤマハ発動機 PAS RIN。「スイスイ進む」「乗り心地がよい」と評判ですが、実際のところ口コミどおりなのか気になりますよね?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のパナソニックやブリヂストンなどの電動自転車とも比較。検証したからこそわかった、ほんとうのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較を行いましたので、電動自転車選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
さらに、急な上り坂をグングン進めるパワーも備えていました。起動力に秀でていたパナソニックのビビ DX・ティモ Sなどには一歩及ばないものの、後輪駆動で力強い走りです。「乗り心地がよい」との口コミどおり、比較したなかでもかなり太めのタイヤが装備されており、安定感がありました。長距離の移動でも負担を感じにくいでしょう。
横長のカゴは、幅のある通勤・通学バッグを入れるのにも便利。比較した多くの商品が幅35~40cm程度だったなか、幅46.5×奥行31.5×高さ18cmとワイドなつくりです。3段ギア・自動点灯ライト・泥除けも備わっており、さまざなシーンで活躍するでしょう。チャイルドシートの取りつけにも対応していますよ。
バッテリー耐久も優秀です。バッテリー容量は、比較した全商品の平均値13.46Ah(※執筆時点)を上回る15.4Ah。1日片道5km(30分程度)の移動であれば、1週間は充電がもつでしょう。カギは車体と共用なので、充電したいときにサッとバッテリーを取り外せるのもうれしいですね。
スタイリッシュな見た目にも注目したいところ。比較した多くの商品はママチャリのようなアップハンドルでレトロな雰囲気だったなか、幅広のタイヤ・フラットハンドルがスポーティさを演出しています。ブラック・ソリッドグレー・ホワイトの定番色に加えて、ラテやオリーブといったアウトドアカラーも充実。デザイン性を重視したい人にうってつけです。
今回ご紹介するPAS RINは、使いやすさとクールなデザインを兼ね備えた電動アシスト自転車です。「シンプルでかっこいい通学車」というコンセプトのもと、通勤・通学用に開発されました。長距離の通勤・通学にも対応できるよう、15.4Ahの大容量バッテリー・大型バスケットを搭載。男女問わず使えるスポーティかつユニセックスなデザインを売りにしています。
状況に合わせてアシストを制御する「スマートパワーアシスト」も魅力。急な坂道でものびやかに進み、快適な乗り心地を実感できると謳っています。ボタン1つで走行モードを切り替えられるスマートクロックスイッチを備えており、液晶パネルでは時刻や電池残量も確認できますよ。車体後方に設置されたサークル錠は、狭い駐輪場でカギをかけるときにも便利です。
カラー展開は、2023年モデルのマカロンラテ・マットオリーブ・マットブラックに加え、2024年は新たにホワイトオレ・マットネイビーが追加されます。現行のスノーホワイト・ソリッドグレー2が新色に差し替わるので、この2色を検討している人は早めに購入しましょう。
今回は、ヤマハ発動機 PAS RINを含む電動自転車7商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
各商品を実際に使用してみたところ、ヤマハ発動機 PAS RINには主に4つのメリットがありました。1つずつ紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでいてパワーも十分にあるため、急な上り坂でも軽やかに進みます。起動力がとくに高かったパナソニックのビビ DX・ティモ Sなどには一歩及ばないものの、ヤマハのモデルはアシストのバランスのよさが高く評価されました。「スイスイ進む」との口コミが寄せられるのにも納得ですね。
コメントは一部抜粋
カゴのサイズは幅46.5×奥行31.5×高さ18cmと、横長で浅め。比較した商品には幅35~40cmのものが多かったなか、幅広の通勤・通学バッグも入れやすい大きさです。バッテリーは車体と同じカギで取り外せるので、充電時にも手間がかからず楽ですよ。
太いタイヤは乗り心地がよくなる一方で、自転車屋さんに補修用タイヤ・チューブの在庫がない場合も。パンクした際に即日修理ができない可能性がある点は頭に入れておきましょう。
ちなみに比較したなかで唯一、ブリヂストンのモデルには走行中に発電できる「回生ブレーキ」が採用されていました。毎日20km走行しても1週間以上充電せずに使えるので、走行距離がとくに長い人はそちらもチェックしてみてくださいね。
カラーバリエーションは、マカロンラテ・マットオリーブ・マットブラック・ソリッドグレー2・スノーホワイトの5色と豊富。ラテやオリーブといったアウトドアにぴったりなアースカラーが選べるのも、比較したほかの商品にはない特徴です。デザインにこだわりたい人にも有力な候補となるでしょう。
ヤマハ発動機 PAS RINにはたくさんのメリットがある反面、デメリットもありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
また低床フレームではないので、スカートで乗り降りする際にはまたがりにくい可能性も。普段どんな服装で乗ることが多いかも、選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
どうしてもスカートで乗りたい人は、汎用のドレスガードを後づけするという手もありますよ。
ギア段数 | 3段 |
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充電時間. | 約4時間 |
バッテリー容量 | 15.4Ah |
1回の充電あたり走行距離 | オートエコモードプラス:94km/スマートパワーモード:66km/強モード:59km |
モーター | センターモーター |
回生ブレーキ付き |
タイヤサイズ | 26インチ |
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適応身長 | 146cm~ |
重量(実測値) | 27.7kg |
走行速度表示機能 | |
バッテリー残量表示機能 | |
ライト付き | |
前輪ブレーキ | キャリパーブレーキ |
後輪ブレーキ | ローラーブレーキ |
泥除け付き | |
付属品 | カゴ、スタンド、泥除け、馬蹄錠、ワイヤー錠 |
オプション | リヤチャイルドシート |
発進時の加速感 | 中 |
カゴは使うバッグを選びにくいサイズなので、通勤・通学・買い物など幅広い用途に重宝しますよ。電動自転車のなかでは大きめの設計なので、高身長の人にとくにおすすめの1台です。
執筆時点での値段は約13万円。2024年モデルは執筆時点で定価148,500円(税込)なので、2023年モデルなら1万8千円ほど安く購入できますよ。
なお、公式サイトでは全国の取扱店舗も検索可能。実物を見てから購入を決めたい人はそちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
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