バッラリーニ フェラーラ フライパン 75001-781をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

まずは、くっつきにくさの検証です。

薄焼き卵を焼き、菜箸とトングを使ってきれいにはがせたものを高評価としました。新品状態に加えて、2年間使用した想定のフライパンでも検証。やすりを取りつけた電動ポリッシャーで焼き面を削り、同じように薄焼き卵を焼いてくっつきにくさをチェックしました。

＜検証条件＞

• フライパンをIHの火力5（中火）で温める
• 中身の温度が180℃になったら火力を4にし、大さじ1杯の砂糖を加えてよく混ぜた卵液を投入する
• 8割ほど固まったら卵の端を菜箸を使ってはがす
• 端がはがれたら、トングでつまんで手前にはがす

次は、使い勝手のよさの検証です。

軽量かどうか・取っ手に角がなく手に馴染むかなどをチェックし、「片手でも振りやすく、取っ手が手にフィットする商品」を高評価としました。

続いて、熱ムラの少なさを検証しました。フライパンをIHの火力5（中火）で温め、中心温度が100℃になったタイミングでサーモグラフィーで撮影。焼き面全体が均一に温まっているものほど高評価としました。

結果、熱によるムラは少なく評価は良好。上の画像からもわかるとおり、温度差はあるものの、きれいな円（青・緑・黄色・赤の4色構成）が映し出されました。比較した商品内には、円が欠けていたものも。部分的な生焼けなどを防止しやすく、食材に火を均一に通したい肉料理などにも使いやすいでしょう。

次は、熱伝導率の高さの検証です。3人分のパスタを茹でることを想定し、800mLの水をIHの火力6（中火）で沸かして95℃に達するまでの時間を計測しました。

熱伝導率はまずまず良好です。素材は比較したほとんどの商品と同様にアルミニウム製で、95℃になるまでの時間は4分36秒を記録。最速値をマークした3分59秒（※執筆時点）の商品には及ばないものの、比較した全体平均の4分41秒（※執筆時点）よりスピーディでした。これなら、待ち時間に大きなストレスを感じることなく使用できるでしょう。

最後は蓄熱性の検証です。「熱を保ち、沸騰したお湯が冷めにくい商品」が満足の基準。600mLの水をIHの火力5（中火）で95℃まで沸かしたあとコンロから離し、3分経過後の温度を計測しました。

検証したところ、95℃のお湯は3分後でも75.2℃を保ち、蓄熱性は良好。全商品の平均値71.4℃（※執筆時点）を上回りました。ポリ袋を活用した湯せんレシピや、余熱で火を通すほったらかしレシピなどにも適していますよ。

炒め物や肉料理など、蓄熱性が重要な焼き調理メインで使いたいなら、以下コンテンツを参考に鉄フライパンも検討してみるとよいでしょう。