FXで1日5000円稼ぐ方法を解説【初心者必見】

1日5,000円を稼ぐための手堅い方法は、小さな利益をコツコツと積み上げていくこと。1回あたりの儲けは小さくても、リスクを回避しながら1日の取引回数を増やしていけば、大きな失敗を防げます。

すきま時間を利用して1回の取引を5～10分程度で完結させ、4～5回の取引で1日に5,000円の収益を挙げている人も存在します。小さな値動きでも確実に利益を確定していけば、5,000円の実現に近づけるでしょう。

初心者のうちは取引の王道、順張りがおすすめです。

順張りとは、上昇トレンドのときに買い、下降トレンドのときに売ること。相場の流れに沿った素直な注文方法です。比較的予想が立てやすく、失敗が少ないでしょう。

これに対し逆張りとは、上昇トレンドのときに、もうこれ以上は上がらないだろうと予想し売り注文を出すこと。下降トレンドに入ったあとで底値で買えれば、大きな利益が見込めますが、予想が外れて下落が続くと大きな損失につながるリスクがあります。

取引に慣れるまでは、値動きに従順な順張りのほうがタイミングをつかみやすく損をしにくいでしょう。上昇トレンド中に一時的に下がったら買い、下降トレンド中に一時的に上がったら売り、という2つを確実に身につけることが大切です。

FXで大きく失敗しないコツは、損失を小さく抑えること。どこまで損失が膨らんだら決済するか、事前にルールを決め、確実に実行していきましょう。

含み損を抱えているときは、もう少し待てば相場が回復するかもしれないと考えてしまいがち。しかし思い通りに相場が動かず損失が拡大すると、負けを取り返すのが大変になります。

判断力に自信がない人は、指値注文と逆指値注文を利用するとよいでしょう。指値注文とは、指定額より高くなったら売る、安くなったら買うなど金額を指定して予約注文する方法。逆指値注文はその逆で、指定額より高くなったら買う、安くなったら売るという注文です。

予約注文を出しておけば、相場がその額に達したときに自動的に決済が行われるので、それ以上の損失の拡大が防げます。

通貨ペアの選択に迷ったら、取引量の多いメジャーなものを選ぶのがおすすめです。

米ドル/円・米ドル/ユーロのように多くの人が取引している通貨は、相場が比較的安定していて、値動きが読みやすい傾向です。とくに米ドル/円は、日米のニュースを見聞きする機会が多いので、初心者にも情報収集しやすいでしょう。

またドル・円・ユーロは流動性が高く、スプレッドが狭い傾向にあるのもメリットのひとつ。売買の価格差は、取引回数が多くなると大きなコストになるので、スプレッドの小ささも通貨ペア選びの注目ポイントです。

ただ、相場が安定しているということはボラティリティー（価格の変動性）が低いということ。大きな値動きが期待できないので、大きな利益を上げるためには、ある程度、投資額を増やす必要があります。

レバレッジの大きさはリスクの大きさに比例することを念頭に置き、低いレバレッジから挑戦することをおすすめします。

FXでは、保有中のポジションで損失がでた場合、定められた証拠金維持率（資産に対して必要な証拠金の割合）を割り込むと、それ以上損失が拡大しないようロスカット（強制決済）が行われます。

ロスカットが行われると保有ポジションはすべて決済されます。執行時点での純資産額が残りますが、場合によっては不足金が発生する可能性があります。

大きなレバレッジをかけた取引では、ほんの少しの値動きでも証拠金維持率に大きく影響するので注意が必要。初心者のうちは自己資金の2〜3倍程度までに抑えておくといいでしょう。

スキャルピングで10,000通貨以上を取引し、1回あたり0.05円の値動きを捕まえられれば、10回の取引で5,000円を獲得できます。

スキャルピングとは、数秒〜数分単位で売買を繰り返す超短期取引のこと。1日に数十回から数百回の取引をする人もいます。1回の取引で、0.03円から0.05円の値動きで決済するのが一般的。この値幅で決済すると、1回あたりの利益は小さくなりますが、損失も小さく抑えられるのがメリットです。

取引回数が多いので収益獲得のチャンスが多いのが魅力。しかし相場が思い通りに動かないと、連敗する危険性もあるので要注意。最初のうちは、軍資金を10万円〜50万円程度用意して、あまりレバレッジをかけすぎないようにしましょう。

また、利益確定・損切りの判断を素早く行うことが勝算を上げるポイントです。慣れるまでは指値注文・逆指値注文をうまく活用して、急な相場の変化にも乗り遅れないようにしましょう。

なお、取引所によってはスキャルピングを禁止している場合があるので注意。口座開設前に必ず公式サイトで確認しましょう。

デイトレーダーが1回の取引で狙う値幅はだいたい0.1～0.2円。10,000通貨取引した場合、3〜5回の取引で5,000円に届く計算です。

1日のうちに取引完結させるデイトレードは、朝・昼・晩、定期的に取引に参加する時間を作れる人に向いています。為替相場は平日24時間動いているので、1日のうちの高値と安値のタイミングをつかみやすいでしょう。

世界3大市場のオープン時間の前後は、取引が活発になるので要チェック。東京市場は8時30分～10時頃、ロンドンは午後5時～7時頃、ニューヨークは午後10時～深夜0時に値が動くので、効率的に利益を得るには狙い目の時間帯です。

また、短期チャートのトレンド分析ができると、結果を出しやすくなります。まずはデモトレードで練習を重ねてみるのがおすすめです。

ポジションを数日から数週間にわたって保有するスイングトレードでは、1日5,000円ではなく5日で2万5,000円稼ぐなど、目標設定を取引日数に合わせて考えましょう。

狙う値幅はスキャルピングやデイトレードより大きくなり、1円以上も十分、射程圏内です。10,000通貨取引して、1通貨あたり1円の値動きがあれば、1回の取引で1万円の利益が見込めます。

ポイントは、短期トレードよりもチャート分析がより重要になるということ。日足・週足に注目し長期でのトレンドをしっかり把握したあと、1時間足や4時間足などをもとに、エントリーのタイミングを見極めましょう。

また短期取引との大きな違いは、スワップポイントに期待できるところ。高金利の通貨を買って、低金利の通貨を売ると金利差分を利益として、ポジンションを保有している日数分、得られます。

ただし、レバレッジを高くかけた取引では、寝ている間に相場が急変してロスカットされるという危険性も。逆指値注文を利用して、値がどこまで動いたら手放すかを設定しておくといいでしょう。

長期トレードでは、1か月で10万円など目標金額を月単位で設定。1日あたり5,000円に相当する額を数か月かけて稼いでいきましょう。

ポジションを数週間〜数年にわたって保有し続ける長期トレードでは、1回の決済で短期とは比べ物にならない大きな利益を生み出せる可能性があります。決済回数が少ないので取引コストが低く、チャートを小まめにチェックする手間がかからないのもメリットです。

値が10円上がったら売るなど目標を決め、そのときがくるまで気長に待てる資金的余裕のある人には、大きなチャンスが見込めます。

さらに長期保有では、スワップポイントで定期収益を狙うことも可能。スワップポイントとは、2カ国間の金利差によって生まれる利益のことで、低金利通貨売り・高金利通貨買いのポジションを持てば、保有している間、毎日得られます。

スワップポイントの高い通貨ペアを長期保有すれば、日々コツコツ貯めて堅実に収益をあげられるでしょう。