ダイワ ランディングポール2 磯玉網をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

まずは、すくいやすさの検証です。各商品を手に取り、伸ばす際や回収する際にシャフトの引っ掛かりがあるかを確認します。使用時に手にかかる負荷・しなりの大きさも含めて評価しました。

実際に使用したところ、伸ばす・回収ともに動きはスムーズで高評価を獲得。8つある節目のうち3つ目はやや引っ掛かったものの、下に向けるだけですべて伸ばせました。回収も瞬時にでき、魚へのダメージを軽減できるのも利点です。

比較した商品内では、使用時に手にかかる負荷が15kg以上・しなりが135cm以上だと海中での動きが重くすくうのに力がいる傾向があったのに対し、本品の負荷は11kgと軽くしなりも71.5cmと小さめ。シャフトが硬いため、素早く振り出してサッと魚を回収できます。

1. 伸ばす際にシャフトの引っ掛かりがあるか｜×
2. 回収する際のシャフトの引っ掛かりがあるか｜×
3. 手にかかる負担｜11kg
4. しなり｜71.5cm

次は、持ち運びやすさの検証です。各商品の仕舞寸法・重量・ポールの太さなどをチェックし、コンパクトかつ軽量で、持ち運びを考えた工夫がされているものほど高評価としました。

その結果、持ち運びやすさも高い評価を獲得。検証ではタモ網を含めた仕舞寸法が115cm以下だと持ち運びやすい傾向がありましたが、本品は105.7cmとコンパクトです。なかには重量が1kgをこえるものもあったなか、840gと重すぎず持った際に負担はそこまで感じません。

1. 仕舞寸法｜105.7cm
2. 重量｜840g（※実測値）
3. ポールの太さ｜10.2cm
4. シャフトのストッパーの素材｜ゴム
5. 肩掛けベルトの有無｜○
6. 折りたたみの可否｜×

網枠とシャフトのつなぎ目にあるストッパーはゴム製でしっかり固定されており、移動時にガタガタ揺れませんでした。肩掛けベルトが付属し、片手が塞がった状態でも移動しやすいでしょう。

続いて、耐久性の検証です。各商品のシャフト（タモ網を外した状態）の先端にオモリをつけ、初心者が誤った使い方をすることを想定し平行に持ち上げます。オモリの上限を1,500gとし、シャフトが耐えられる負荷を測定しました。

その結果、耐久性は申し分ない結果に。本品のシャフトはカーボン製ですが、実際にオモリをつけると、上限とした1,500gの負荷にまで耐えられました。正しい使い方をすれば折れる心配は少なく、大きな魚も逃しにくいでしょう。

なお、比較した多くの商品がカーボン素材で同様の結果に。カーボン以外の素材だと1,000gまでしか耐えられない傾向があったため、耐久性にこだわる人は素材にも着目してくださいね。

最後は、塩の固着のしにくさの検証です。各商品を海水に浸して1週間放置します。その後、使用感や見た目をチェックしました。

実際に1週間後の状態を確認すると、シャフトとタモ網のつなぎ目はやや錆びたものの、それ以外の変化はなし。シャフトエンドも金属製ではないため、錆びは発生しませんでした。詳しい検証結果は以下のとおりです。

1. 塩がついた状態でもシャフトが引っ掛からないか｜×（問題なく伸びる）
2. 水洗い後、回収する際にシャフトが引っ掛からないか｜×（引っ掛からない）
3. シャフトとタモ網のつなぎ目の錆びの有無｜○（錆びている）
4. シャフト上部の輪っかの錆びの有無｜×
5. シャフト上部の裏側の錆びの有無｜×
6. シャフトエンドの錆びの有無｜×

比較したほかの商品には錆びや塩が固着して最後までシャフトが伸び切らなくなったものもあったなか、塩がついた状態でも伸ばす際に引っ掛かりなどは気になりません。塩の固着による扱いづらさを感じないため、長く使い続けたい人におすすめです。