グレコ シティ スター GBをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

平坦な道での押しやすさは上々。軽い力でスーッと進められ、モニター6人中5人が「押しやすい」と回答しています。

比較したなかでも、ダブルタイヤはシングルタイヤより地面への接地面が多くガタつきやすい傾向がありました。しかし、本品はダブルタイヤながらも「行きたい方向に向けやすい」「小回りが利く」などとモニターからも好評です。

＜フラットな道での押しやすさについてのモニターコメント＞

1. 「軽い力でスーッと進む。持ち手の高さもちょうどよい」
2. 「力もそこまで必要なくスムーズに押せた」
3. 「前輪の操作性がよく、行きたい方向に向けやすい」
4. 「小回りが利いて軽く操作できる」
5. 「問題なく走行できる」
6. 「力はあまり必要ない」

コメントは一部抜粋

しかし、凸凹道では「突っかかりやすい」「少しぐらつく」といったコメントが多く、走行が不安定になるのが気になりました。「ガタンと揺れる」という口コミもあったため、舗装されていない道を通るときは少し慎重になったほうがよさそうです。

＜凸凹道での押しやすさについてのモニターコメント＞

1. 「ダブルホイールが角度によっては引っかかりやすい」
2. 「突っかかった際に少しぐらつく」
3. 「引っかかるときもあるが、すぐに軌道修正できる」
4. 「安定感はあり、無難に乗り越えられた」
5. 「ぐらついて大変だった」
6. 「突っかかり、勢いでも進めず少し戻らなければならなかった」

コメントは一部抜粋

段差の上り下りもおおむねスムーズです。モニター6人中4人が「上り下りしやすい」と評価しており、「段差も進みやすい」というプラスコメントが寄せられました。

比較した結果、タイヤ径16cm以上の商品が段差を楽に進める傾向があったのに対し、こちらはタイヤ径14cmと小さめで「持ち上げる力が必要」という声も。関節が多い構造ならではの、フレームのガタつきもやや気がかりです。とはいえ、連続して段差を乗り越えるような場面でなければ、大きな負担は感じにくいでしょう。

＜段差の上り下りのしやすさについてのモニターコメント＞

1. 「軽くて段差も進みやすいが、フレームがややガタつく」
2. 「大きく持ち上げないと乗り上げられない」
3. 「ハンドルも持ちやすく、段差も操作しやすい」
4. 「少し不安定な感じがした」
5. 「重さに負けて少しだけぐらついた」
6. 「ハンドルは持ちやすいが、持ち上げる力が必要」

コメントは一部抜粋

一方で、小回りのしやすさは良好です。モニターからは「くるくるタイヤが回って軽く運転できた」「思ったとおりに動く」といった好意的な意見が集まりました。「車体が短めで軽い」という声も聞かれたため、狭い道や人混みのなかでも難なく使用できるでしょう。

＜小回りのしやすさについてのモニターコメント＞

1. 「ホールベースが狭いからか、小回りが利く」
2. 「大きく動かさないといけないときもあるが、小回りが利かないわけではない」
3. 「持ち手がややグラグラするが、小回りはしっかり利いた」
4. 「車体が短めで軽いので、小回りが利く」
5. 「くるくるタイヤが回って軽く運転できた」
6. 「思ったとおりに動く。まれに突っかかると大きな動きが必要」

コメントは一部抜粋

子どもの快適性はおおむね良好です。シートのリクライニングは、背面のひもで117～150度の範囲で多段階に調整できます。月齢や起きているとき・寝ているときに合わせて、子どもに無理な姿勢をとらせなくて済みますよ。また、ヘッドサポートが頭にやさしくフィットし、走行時の頭のぐらつきを軽減できるのもポイントです。

一方、衝撃の吸収をサポートする座面のマットは非搭載。比較した結果、シングルタイヤは振動を受けにくい傾向があるのに対し、こちらは4輪すべてダブルタイヤです。凸凹道を走行するには、子どもが揺れを感じやすい点には注意する必要があります。

1. クッション類｜ヘッドサポート付き
2. リクライニング｜多段階
3. 振動を受けにくいタイヤ構造｜ダブルタイヤ

親にとっての使い勝手は高評価。ハンドルが前後に動いて、座面の向きを変えられる両対面タイプです。対面では、子どもと親が顔を合わせられるのがメリット。低月齢の赤ちゃんでも、気軽にお出かけできるでしょう。

また、幌に開閉式の窓がついているので、日差しが気になるときでも幌を開けずに子どもの様子を伺えます。詳細な検証結果は以下のとおりです。

1. 両対面可能か｜◯
2. ハンドル調節可能｜◯
3. 幌の機能（窓あり）｜◯
4. レインカバー付き｜✕

ハンドルの高さが変えられるうえ、角度も7段階で調節可能。押す人に合わせて持ちやすい位置に設定できます。比較したなかにはレインカバーを付属している商品もありましたが、こちらは別途購入が必要です。急な雨に備えたいなら、別売りのレインカバーもチェックしてみてくださいね。

乗せおろしもある程度スムーズ。座面が55cmと高い位置にあり、腰を大きく曲げなくて済みます。また、ベルトはつるつるしたナイロン素材なので、装着時の引っかかりも感じにくいでしょう。

一方、ベルトの装着にはやや手間取ります。比較したマグネットバックルを採用した商品のようにサッと装着できる手軽さはなく、こちらは肩と腰ベルトのドッキングが必要です。

1. 座面の高さ｜55cm
2. ベルトの構造｜肩腰がセパレート
3. 立体ハーネス｜ ✕
4. ベルトの素材｜つるつるナイロン
5. マグネットバックル｜✕

バスケットの容量は32.9L。500mLのペットボトルを積み上げたところ、26本以上を収納できました。比較した商品の平均値が約23本（※執筆時点）であったことをふまえると、こちらは収納力に優れているといえます。

比較したなかには15本しか入らない商品もあった（※執筆時点）一方、こちらは「お出かけに便利」というメーカーの謳い文句どおりの収納力です。スーパーでの購入品や公園に行くときのおもちゃなど、荷物をたくさん載せられるので重宝するでしょう。

バスケットはサイドの壁が高く安定しているうえ、うしろにせり出しています。背もたれを倒したままでも荷物の出し入れが楽にできるのは、うれしいポイントです。

持ち運びやすさは高評価。比較した商品には9kgをオーバーするものもあったのに対し、こちらの重量は4.3kgと軽量です。「とても軽い」という口コミどおり、比較したなかでもトップクラスの軽さでした。

1. 重さ｜4.3kg
2. 折りたたみ時のサイズ｜W45.7×D36.7×H87cm
3. 自立可能｜◯
4. 持ち手・ショルダーベルト付き｜◯（フロントガードが持ち手になる）

折りたたむとフロントガードが持ち手になるため、階段の昇り降りや車への積み込みも楽に行えます。また、折りたたみ時のサイズは幅45.7×奥行36.7×高さ87cmと、「コンパクトにはならない」という口コミを払拭しました。自立するので、隙間に収納できるのも利点です。

熱のこもりにくさも優秀。電気あんかを設置した10分後の温度は、9.6℃の上昇にとどまりました。比較した商品の平均値である約11.6℃（※執筆時点）を下回り、熱が過剰にこもる心配はないといえます。

シートカバー両面とベビーカー本体のシートの一部にはメッシュ素材を採用しており、通気性は良好です。暑さやムレが気になりにくいので、夏場のお出かけにぴったりでしょう。