サイベックス コヤをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

＜フラットな道での押しやすさについてのモニターコメント＞

1. 「重すぎることはないが、やや押しづらい印象。移動は抵抗なくスムーズにできた」
2. 「赤ちゃんの体重の重みで脚に少しだけ負担を感じた。数回程度の使用であれば負担をほぼ感じない」
3. 「軽い力で押せるので、遠くへ買い物に行く際も歩いていけそう。少しだけガタガタと振動を感じることもあるが、そこまで強くないので問題なく使用できた」
4. 「細かい横揺れが気になった。動きはスムーズだがずっと振動している感じがした」
5. 「安定感があるが、やや本体の重みを感じ押すのに少し力が必要」
6. 「本体が軽いからか、押す力が少なくて済む。フレームがしっかりしているからか、動きがスムーズだった」

コメントは一部抜粋

ただ、凸凹道での押しやすさは少し不満が残る結果に。「タイヤが引っかかって進みにくいときがあった」「凹凸にタイヤがはまり、止まることがたびたびあった」など、スムーズに動かしにくいと感じた人が多めでした。

揺れやガタつきも気になります。「上下左右ともに振動が激しい」「揺れを大きめに感じた」などの意見が寄せられました。比較した人気の「エアバギー COCO」はエアタイヤの空気圧による衝撃吸収性で、赤ちゃんに伝わる振動を和らげられたのに対し、本品は凹凸道を走行すると不安定さが気になる可能性があります。

＜凸凹道での押しやすさについてのモニターコメント＞

1. 「フラットな道と同じくらいの力でスムーズに進めるときと、タイヤが引っかかって進みにくいときがあった。揺れを大きめに感じた」
2. 「凸凹にタイヤがはまり、止まることがたびたびあった。止まるたびに力を入れる必要があり負担を感じた」
3. 「凸凹道では押すのに力が必要。凸凹で車輪がとられるようなことはなかった」
4. 「フラットな道よりも、少しだけ力を加えなければならないと感じた」
5. 「全体的な軽さからブレやすく、上下左右ともに振動が激しいためコントロールがききづらい」
6. 「ややガタつきを感じたが、サスペンションがあるので押しやすかった」

コメントは一部抜粋

「段差を上がる際に力が必要」と回答した人が多かった「ピジョン ランフィ RB3」に比べて、段差で引っかかることは少ないでしょう。比較した結果、タイヤ径が16cm以上の商品は段差をスムーズに上り下りできる傾向が。本品はタイヤ径13cmと小さめながら、段差も難なく進みました。

＜段差の上り下りのしやすさについてのモニターコメント＞

1. 「下りる際は力が必要なかったが、ベビーカーに加わる衝撃が強めなのが気になった。上る際はあまり力を入れなくても前輪を上げられた」
2. 「とても軽い力で前輪が上げられ、負担が少なかった」
3. 「後輪付近に足をかける場所がなく、やや車輪を上げづらい」
4. 「車体が軽いため、力を使わずに上り下りできるのがとてもよかった」
5. 「サスペンションが前輪にはあるが、アシストとしての効果はほぼ感じなかった」
6. 「車体は軽めだが、前輪を上げるときは結構力が必要だった」

コメントは一部抜粋

「小回りが利く」という口コミどおり小回りのしやすさも高評価で、モニター6名全員が「満足」と回答。「少ない力で小回りできた」「ハンドルが左右に不自由なく動く」など称賛する声が並びました。

比較したなかでも、本品のようなシングルタイヤの商品は、ダブルタイヤの商品に比べて小回りが利きやすい傾向が。狭い道をよく通る人やエレベーターを頻繁に利用する人には候補となるでしょう。

＜小回りのしやすさについてのモニターコメント＞

1. 「スイスイ進みやすく、抵抗はなかった。方向転換もしやすかった」
2. 「とても小回りがきく。押し心地もスムーズ」
3. 「少ない力で小回りできた」
4. 「軽くて扱いやすいが、勢いよく曲がると少しばたつく感じがした」
5. 「車体が軽く、ハンドルが左右に不自由なく動くため小回りしやすい」
6. 「スイスイ押せた。キビキビ動く感じで小回りしやすい」

コメントは一部抜粋

加えて、シートのリクライニングは4段階、足を乗せるレッグレストは2段階で調整可能。比較したリクライニングが3段階調整の商品に対して、子どもの体格やその日の機嫌に応じて姿勢を微調整しやすいのが利点です。

ダブルタイヤより安定性が高いとされているシングルタイヤを、4輪すべてに採用しているのも注目ポイント。押し心地の検証では凸凹道での揺れが気になったものの、タイヤがブレやすいダブルタイヤに比べて、子どもに振動が伝わりにくいでしょう。なお、比較したほとんどの商品がシングルタイヤでした。

1. クッション類｜マット・シートライナーつき
2. リクライニング｜シート4段階・レッグレスト2段階
3. 振動を受けにくいタイヤ構造｜シングルタイヤ

比較した両対面式は赤ちゃんの世話がしやすいうえ、赤ちゃんからも押す人の顔が見える利点が。本品は幌に小窓つきで子どもの様子を上から確認しやすいものの、歩きながら表情を確認したい人には不向きです。

また、ハンドルの高さを調節できないのも惜しいポイント。比較したところ、ハンドルを調節できる商品は、身長に合わせて楽な姿勢で押しやすい傾向がありました。本品は、人によってはハンドルの位置が低すぎたり高すぎたりして押しにくい可能性があります。

子どもやベビーカーを雨から守れるレインカバーもついていないため、上の子どもの送迎などで毎日使用する人は別途購入が必要です。比較した結果、レインカバーつきの商品は5つのみ（※執筆時点）と少なめでした。詳しい検証結果は以下のとおりです。

加えて、ベルトはつるつるとしたナイロン素材で、装着時に引っかかりを感じにくいのもメリット。比較したなかでも、アップリカや本品を含むサイベックスの商品は手間が少なく、スピーディに装着できるものが多めでした。

ただ、座面の高さは45cmと低めです。比較したなかでも座面が45cm以下の商品は、腰を大きく曲げて乗せおろしする必要があり、体に負担がかかりやすい傾向が。腰の負担が気になる人は、座面50cm以上の「コンビ スゴカルminimo」や「ピジョン ランフィ RB3」などを検討しましょう。スペックの詳細は以下のとおりです。

1. 座面の高さ｜45cm
2. ベルトの構造｜肩腰ベルトが一体型
3. 立体ハーネス｜×
4. ベルトの素材｜つるつるしたナイロン素材
5. マグネットバックル｜×

比較したなかでも、「コンビ スゴカルminimo」のように面積が広く深いバスケットつきの商品は、荷物をしっかり収納しやすい傾向が。一方で本品は比較したなかでも狭く浅めで、「バスケットが大きく使いやすい」との口コミには頷けない結果です。

比較した全商品の平均本数が約23本（※執筆時点）だったことをふまえても、収納力はイマイチ。マザーズバッグ1つ程度は入る大きさですが、買い物の荷物などもしっかり収納したい人には向かないでしょう。

折りたたむと自立可能で、電車やバスに乗る際に置き場所に困りにくいのも利点。なお、比較した全商品が自立可能（※執筆時点）で、持ち運びやすいものが多い結果でした。

ショルダーストラップがついているのもうれしい点です。比較したほとんどの商品に持ち手がついていましたが、本品は肩にかけて持ち運べるのが魅力。両手が空くので、荷物が複数あるときも便利ですよ。「日常使いや旅行など幅広く活躍する」という謳い文句にも頷けます。

ただし、重量は6.6kgと重め。比較した5kg台の商品は持ち運ぶ際の体への負担が少なめでしたが、階段で持ち運んだり車に載せたりする機会が多い人には、重さが気になるかもしれません。詳しいスペックは以下を参照してください。

1. 重さ｜6.6kg
2. 折りたたみ時のサイズ｜幅44×奥行18×高さ52cm
3. 自立可能｜〇
4. 持ち手・ショルダーベルトつき｜〇（ストラップつき）

一般的に赤ちゃんは体温調節が難しく汗をかきやすいため、温度の上がりにくさはチェックしておきたいポイント。本品は平均+9.1℃の「コンビ スゴカルminimo」には及ばなかったものの、夏場でも子どもが快適に過ごしやすいといえます。

なお、比較した全商品の最小値は+9.6℃・最大値は+13.9℃と、熱が特別こもりやすいものはありませんでした（※執筆時点）。平均値が+11.3℃（※執筆時点）だったことをふまえても、蒸れが気になりにくい商品が多いといえます。

加えて、洗濯機にも対応しています。比較した手洗いのみの商品は個別に洗う必要があったのに対し、ほかの洗濯物と一緒に洗えて手間がかかりにくいのが利点。比較した10商品が洗濯機不可だったなか（※執筆時点）、手入れが簡単で清潔に保ちやすいといえます。