季節によって付属のメッシュカバーにもつけ替えできる抱っこひも、エアバギー ベビーキャリアベーシックプラス。インターネット上の口コミでは「装着が簡単」「体に負担がかからない」と評判ですが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気の抱っこひもとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、抱っこひも選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
フィットネス・マタニティ商材を担当。現役でパーソナルトレーナー活動をしつつ、2歳児のママとしても奮闘中。前職では大手フィットネスクラブで健康に関わるさまざまな業務に携わってきた。現在はマイベストにて、アスリートやパーソナルジムトレーナーとして培ってきた知見を活かし、プロテインやマッサージガンなどをはじめとしたフィットネス商材を300商品以上比較検証。また、搾乳器などのマタニティ商材も担当し、実際の育児経験を活かし、ママ目線でのコンテンツを届けている。全米ヨガアライアンスRYT200の資格を保持し、第20回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会63kg級優勝・2016年世界クラシックパワーリフティング選手権大会女子63kg級16位の実績も持つ。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
エアバギー ベビーキャリアベーシックプラスは、着脱に時間がかからず子どもも快適に過ごせる商品をお探しの人におすすめです。着脱方法に近づけただけではまるマグネット式の前バックルを採用しており、赤ちゃんを片手で支えながら留められるのが特徴。比較した商品には、「エルゴベビー アダプト ソフトフレックス」のように後ろバックルを採用したものもありましたが、本品なら無理のない姿勢で装着できるでしょう。
シートベルト式のベルトも軽い力で調節できました。べルトが滑りにくいといったことはなく、力に自信のない人でも容易に扱えますよ。「誰でも使える」という謳い文句や、「装着が簡単」という評判にも頷けます。装着時の音も静かで、寝ている赤ちゃんを起こしにくいでしょう。
夏でも蒸れにくく、子どもが過ごしやすい工夫がされている点も魅力です。仕様を調べたところ、季節に応じてつけ替えできる通気性のよいフルメッシュのカバーが付属していました。比較した半数以下の商品には備わっていなかったフードも完備。日よけ・風よけにもなるため、一年中快適に抱っこできそうです。
ポーチ兼ポケットつきなところもメリット。比較したなかには収納がない商品もあったのに対し、こちらは小物を入れて出かけられますよ。抱き方のバリエーションも豊富で、対面抱き・前向き抱っこ・おんぶの3種類に対応していました。子どもの機嫌や成長に合わせて使い分けが可能です。
厚手の肩・腰パッドを使っており、実際にモニターが赤ちゃんの人形を抱っこしたところ「重みが分散されている感じで比較的楽」という好意的な声が聞かれました。一方で小柄なモニターからは「腰だけでなく肩にも負荷がかかる」という意見も。「体に負担がかからない」という口コミはあるものの、体型によっては密着しにくく、重さを感じやすい可能性があります。体への負担を軽減したい小柄な人は、ほかの商品もあわせて検討してみてくださいね。
実際にエアバギー ベビーキャリアベーシックプラスと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ抱っこひもと、着脱のしやすさ・体への負担の少なさ・子どもの快適さ・親の利便性の高さ・抱き方の豊富さそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
エアバギー ベビーキャリアベーシックプラスのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
今回ご紹介するエアバギー ベビーキャリアベーシックプラスは、フィット感と快適なつけ心地にこだわった一品です。どんな体型の人にも合うよう、肩ベルトに登山ザックの立体構造技術を応用している点がポイント。ベルトに3種類の中材を用いることで、体圧の分散にも配慮しています。
赤ちゃんの体を支える部分は、通気性の高いメッシュカバーと、撥水性のあるオールシーズンカバーの2種類を季節に応じて交換可能です。バックルはマグネット式で静音性にもこだわっています。足・お尻部分は成長に合わせてポジション調節できる仕様。着脱式のポーチには、保冷剤や付属のスリーピングフードを収納できますよ。
エアバギーは、3輪ベビーカーの生みの親である米国Baby Jogger社の日本代理店からスタートした、GMPインターナショナルによる日本発のベビーカーブランドです。すべての理想的な家族たちにフィットするような製品作りに努め、ベビーカーやベビーキャリアを多数展開しています。
対象月齢は0~36か月で、体重15kgまで対応。安全基準としてSGマークを取得しています。
洗濯ネットに入れれば洗濯機の手洗いコースで丸洗い可能。使わないときは35×23cmのコンパクトサイズに丸められますよ。
カラーバリエーションは、検証で使用したサンドアッシュのほかにジェットブラックもラインナップ。公式オンラインショップの口コミには、「デザインも夫婦で使用しやすく、服のコーディネートも邪魔をしないためとてもうれしい」という声もありました。
産後は赤ちゃん中心の忙しい生活となるため、抱っこひもは産前のゆとりのある時期にそろえておくのがベターです。購入経験があるママ・パパ100人にアンケートを行ったところ、6割以上の人が産前に購入していました。
産前に購入した人からは、「検診ですぐに使う機会があり、購入しておいてよかった」という声も多くあがっています。実際に使い始めた時期を尋ねると、1か月検診やお宮参りといった声が多数を占めました。時間や気持ちにゆとりのある産前なら、試着をしてゆっくり検討できるでしょう。
抱っこひもとベビーラップ・ヒップシートキャリアとの違いは、新生児から子どもの時期まで長く使いやすい点。ベビーラップは密着度が高く新生児の寝かしつけにうってつけである反面、子どもの体重が増えてくると重さを感じやすく、お出かけには不向きです。
ヒップシートキャリアは体への負担が少なく長時間抱きやすい一方で、体の小さい新生児では隙間ができやすいことがデメリット。その点、抱っこひもは負担の少なさと密着感を兼ね備え、お出かけにも寝かしつけにも活躍します。迷ったときは、抱っこひもを購入するとよいでしょう。
今回は、エアバギー ベビーキャリアベーシックプラスを含む抱っこひも全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめは、着脱のしやすさの検証です。
バックルとベルトの仕様を確認し、はめる数や調整する数・降ろすときの工程数・寝ている赤ちゃんを起こさない配慮はあるかといったポイントをチェックしました。
バックルが前側にあるため、体が硬い人でも無理なく装着できるでしょう。後ろバックルタイプの「エルゴベビー アダプト ソフトフレックス」や「アップリカ コアラ ウルトラメッシュEX」と比べても、便利さが光ります。
比較したところ、前バックル式は首すわり前の赤ちゃんを片手で支えながらバックルを留められる点が便利でした。「装着が簡単」という口コミにも頷けます。
大手ベビー用品メーカーの「アップリカ コアラ ウルトラメッシュEX」はべルトが滑りにくかったのに対し、こちらは力に自信のない人も不安定な新生児をスムーズに抱っこしやすいといえます。前側4つのバックルを外すだけで簡単に赤ちゃんを下ろせるところもメリットです。
比較したほとんどの商品が静かで赤ちゃんを起こしにくいつくりでしたが、ほぼ音が立たないマグネット式のこちらも例外ではありません。1人で手間なく着脱できる要素がそろっているため、不器用な人にもぴったりです。
次は、体への負担の少なさの検証です。
身長150~159cmの女性2人、160~170cmの女性2人、170~180cmの男性2人が装着。生後4か月相当の人形を抱っこして3分間あやしたあと、日常動作を行います。それから2分の休憩を挟んで生後12か月相当の人形を抱っこし、同じようにあやす・日常動作を繰り返して肩・腰への負担を確認しました。
肩への負担の少なさに満足したモニターは6人中1人だけでした。厚手のパッドには縫い目があり体重を分散しやすい仕様ではあるものの、パッド自体の硬さがネックとなり「長時間でなくても抱っこしたときに肩に負担を覚える」といった声が寄せられています。
身長150~159cmの女性モニターからは「腰だけでなく肩にも負荷がかかる」といった指摘も。小柄な人は子どもとの密着感を得にくく、負担を感じやすいでしょう。
<肩への負担についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
小柄な人は赤ちゃんの重さを感じやすかったものの、体にフィットすればおおむね気にならないでしょう。男性・160cm以上の高身長女性であれば、「体に負担がかからない」という評判どおりに使えそうです。
<腰への負担についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、子どもの快適さの検証です。蒸れることなく年間を通して快適に使える仕様かどうかをチェックしました。
結果、つけ替えできるフルメッシュのカバーが付属しており高評価を獲得。比較したなかには熱がこもりやすい素材の商品もあったのに対し、こちらは通気性がよく蒸れにくい工夫がされていました。
比較した半数以下の商品はフードがないタイプでしたが、こちらは日よけや風よけ、眠った際の目隠しができるフードつきなところもメリット。季節や子どもの好みに合わせて快適に使えそうです。
次は、親の利便性の高さの検証です。ポーチやポケット、収納袋が付属しているかどうかを確認しました。
すると、収納袋はないもののポーチ兼ポケットが付属。比較した約半数の商品はポーチやポケットがついていませんでしたが、こちらは小物をしまって便利に活用できそうです。
最後は、抱き方の豊富さの検証です。前向き抱っこ・横抱き・おんぶが可能かどうかをチェックしました。
結果は上々。対面抱きのほかにも、前向き抱っこやおんぶに対応していました。比較したほとんどの商品と同様に横抱きはできないものの、抱き方のバリエーションは十分です。
子どもの好みや成長に応じて使い分けできますよ。グスったときには前向きで気分転換、家事のときにはおんぶというように、シーンにも合わせやすいでしょう。
対象月齢下限 | 0か月 |
---|---|
対応する抱き方 | 対面抱き、前向き抱き、おんぶ |
バックルの位置 | 前面 |
マグネット式バックル |
良い
気になる
対象月齢上限 | 24か月 |
---|---|
体重目安下限 | 3.5kg |
体重目安上限 | 15kg |
本体重量 | オールシーズンカバー使用時:1140g/メッシュカバー使用時:1006g |
フード付き | |
付属品 | 着脱式ポーチ、メッシュカバー |
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エアバギーの商品は、渋谷や代官山にある直営店で購入可能です。値段は税込39,600円(※執筆時点・公式サイト参照)。かわいいギフトラッピングサービスを実施しているので、プレゼント用にもおすすめです。実店舗はほかにも、全国の赤ちゃん本舗やDADWAYといったベビー用品店がありますよ。
最寄りにお店がない人には、公式オンラインショップが便利です。公式オンラインショップでは来店が難しい妊婦さんや小さな赤ちゃんがいるママパパのために、3日間のレンタルサービスも行っています。税込2,200円(※執筆時点・公式サイト参照)で借りられるので、ぜひ試してはいかがでしょうか。
ほかにも楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトでも販売を確認できました。貯まっているポイントを利用するのも手ですよ。
最後に、体型問わず体への負担が少なかった商品をご紹介します。
NUNAのベビーキャリア カドル クリックは、「肩腰それぞれで子どもの重さをしっかり支えられる」とモニターに好評でした。マグネット式の前バックルも、取りつけ位置に近づけるだけで簡単に着脱可能です。通気性のよいメッシュ素材とフードを備え、親子で快適に過ごせるでしょう。
PittoreskのBABY CARRIER ONは、ヒップシートがしっかりと子どもの体重を支えました。「食い込みも少なく肩への負担を感じにくい」とモニターに好印象。不器用な人も装着しやすい前バックル式なのも魅力的。対面抱っこ・前向き抱っこ・おんぶに対応し、シーンに合わせて臨機応変に使えます。
対象月齢下限 | 0か月 |
---|---|
対応する抱き方 | 対面抱き、前向き抱き、おんぶ |
バックルの位置 | 前面 |
マグネット式バックル |
良い
気になる
対象月齢上限 | 36か月 |
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体重目安下限 | 3.5kg |
体重目安上限 | 16kg |
本体重量 | 1000g(乳幼児ブースター、ヘッドサポート、よだれかけ、ウエストポーチ、収納バッグを除く) |
フード付き | |
付属品 | 乳児用ブースタ、ヘッドサポート、よだれかけ、ウエストポケット、収納バッグ |
nuna ベビーキャリア カドル クリックをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
対象月齢下限 | 0か月 |
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対応する抱き方 | 対面抱き、前向き抱き、おんぶ |
バックルの位置 | 前面 |
マグネット式バックル |
良い
気になる
対象月齢上限 | 抱っこ:24か月 おんぶ:36か月 |
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体重目安下限 | 3.2kg |
体重目安上限 | 15kg |
本体重量 | 915g |
フード付き | |
付属品 | 収納袋 |
ラッキー工業 BABY CARRIER ONの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
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