そこで今回は、藤田金属 JIU フライパン ハンドルセット ウォルナットを含む鉄フライパン全25商品を実際に使ってみて、料理の仕上がり・軽さ・柄の握りやすさ・熱ムラの少なさ・手入れのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
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目次
結論からいうと、藤田金属 JIU フライパン ハンドルセット ウォルナットはムラなく焼けるフライパンで料理をおいしく仕上げたい人におすすめです。本体には板厚1.6mmの黒革鋼板を使用。IHコンロで1分間加熱するとフチのほうまで温かくなり、熱ムラの少なさは比較した全商品のなかでトップクラスでした。
鶏もも肉のソテーともやし炒めを作りmybestのモニター5人で試食したところ、どちらもおいしいと高評価。「皮がパリッとしていて、身はふっくらジューシー」「もやしのシャキシャキ感がすごい」など、食感のよさを称賛するコメントが多く出ました。
ハンドルを取り外して、お皿のようにそのまま食卓に出せるのも利点。やわらかい鉄の風合いがおしゃれ感を演出しますよ。焦げや油汚れはこびりつきにくく、洗い流すだけできれいになりました。
しかし、1277gと重いうえ、調理中にハンドルがカタカタ動くのはネック。「ハンドルが少し大きい」という口コミがあるように、人によっては持ちにくさを感じそうです。軽い力で安定感よく扱えるフライパンがほしい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
そもそも鉄フライパンは、高温に強く熱が伝わりやすい点が特徴。普段の食事からは摂取しにくい栄養素の、鉄分が補えるというメリットもあります。
今回ご紹介するJIU フライパン ハンドルセット ウォルナットは、大阪の町工場の藤田金属と、東京のデザイン事務所TENTが共同開発した一品。
ハンドルは着脱可能で、フチのどの位置にも取り付けられます。お皿のような形状をしており、そのまま食卓に並べてもおしゃれです。
本体素材には、板厚1.6mmの黒革鋼板を採用。熱源は、ガス火・IH調理器・オーブン調理に対応でしています。
サイズは4種類・ハンドルの素材は2種類をラインナップ。検証では、ウォルナット(クルミ材)ハンドルと、Lサイズのフライパンを使いました。
Lサイズの直径は24cmで、目玉焼きを2~3個同時に焼ける大きさ。1~2人分の調理にぴったりです。そのほかのサイズの詳細は、以下を参考にしてください。
<本体 サイズ・重量>
<ハンドル サイズ・重量>
まずは、料理の仕上がりを検証します。
フライパンを使って鶏もも肉のソテー・もやし炒めを調理。mybestのモニター5人で実食し、素材の旨味を感じるか・ほどよい歯応えはあるかなどを評価しました。
鶏もも肉のソテーの仕上がりは、モニター5人中4人が満足と回答しています。「皮はパリッと香ばしく、肉はジューシーでおいしい」といった声が目立ちました。
板厚は1.6mm。肉などの厚みのある食材にもゆっくり熱を伝え、旨味を引き出しやすい薄さといえます。
コメントは一部抜粋
もやし炒めは、モニター5人全員が「シャキシャキしていておいしい」と満足。べチャっと仕上がりがちな野菜炒めも、食材の余分な水分だけをとばして歯ごたえよく仕上げます。
比較した商品には食感のよさを引き出せないものもあったなか、素材のおいしさを存分に活かせるといえます。
<もやし炒めの仕上がりのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、軽さ・柄の握りやすさを検証します。
フライパンは軽くて扱いやすいか・柄は手になじみやすいかをチェックしました。
フライパンの重量は1277g。比較した全商品の平均的な重さ、約1,215gより重ためです。
片手で煽りながら炒め物などを作りたい人は、1,000g以下のものを選ぶことをおすすめします。
ハンドルは上部をスライドさせるだけで簡単に取り外せ、フライパンの好きなところに取り付けられます。そのまま食卓に並べられて便利な反面、調理中にカタカタ動くのはマイナスポイントです。
柄の太さは径3.5cm。「ハンドルが少し大きい」という口コミのように、手が小さい人には持ちにくさを感じる可能性も。柄が手にフィットしやすいほかの商品と比較すると、握りやすさはそこそこの評価にとどまりました。
次は、熱ムラの少なさの検証です。
IHコンロで1分間加熱したフライパンをサーモカメラで撮影したところ、熱ムラはほとんどありません。熱源の上部が高温になりやすい傾向ですが、フチのほうまでしっかり熱が伝わっています。
比較したなかでもトップクラスの熱ムラの少なさで、高評価を獲得。短時間で調理ができ、まんべんなくおいしい焼き色をつけられるでしょう。
最後は、手入れのしやすさを検証します。
鶏もも肉のソテーともやし炒めを調理したフライパンを実際に洗ってみたところ、軽い力で汚れを落とせました。力を入れないと汚れが落とせない商品もあったなか、手入れのしやすさは良好です。
ハンドルが取り外せて凹凸も少ないため、全体を一気に洗えます。
<お手入れ方法>
(1)パームタワシやササラを使い、お湯で洗う
(2)汚れを洗い流したあと加熱し、水気を蒸発させる
(3)フライパンと柄に食用油をひく
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購入後、はじめて使用する前にフライパンの表面に油を塗るシーズニングを行いましょう。調理するごとに油がなじみやすくなり、使いやすいフライパンへと育っていきます。
長持ちさせるには、木製ハンドルに油を含ませるのもポイントです。詳しくは公式サイトを参考にしてみてください。
<シーズニング方法>
(1)食器用洗剤でフライパンをよく洗い、水気を拭き取る
(2)適量の油を入れてフライパンを加熱し、表面全体になじませてから拭き取る
(3)キッチンタオルに調理用の植物油を含ませ、なじませるようにハンドルを拭く
(4)フライパンに再び油を入れて加熱し、熱くなったら調理スタート
藤田金属 JIU フライパン ハンドルセット ウォルナットは、公式通販サイト・AmazonやYahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。価格は以下のとおりです。
<サイズ・価格>
執筆時点・公式サイト参照
サイズ違いでそろえたい人には、フライパンジュウ S+Mサイズ ハンドルセット ウォルナットがおすすめ。S・Mサイズの鉄フライパンとハンドル1本が入って、税込11,000円とお得です。
そのほか、鉄フライパンやハンドルは単品でも販売されており、四角いフライパンや材質の異なるハンドルもあります。興味のある人はチェックしてみてください。
最後に、片手で調理しやすい商品をご紹介します。
フォームレディのambai オムレツパン 240は、重量約750gの軽量タイプです。目玉焼きやオムレツが作りやすい形状で、木製ハンドルは手になじみやすく滑りにくい印象。鶏肉はジューシーに焼き上がり、もやし炒めも食感を楽しめました。汚れを簡単に洗い流せるのも魅力です。
リバーライトの極JAPAN フライパンは、食材を煽る料理を頻繁に作る人にぴったり。太い木製ハンドルは持ちやすく、実際の重量よりも軽く感じました。とくに肉や魚などの焼き料理に適しており、皮はパリッと・身は肉汁と旨味を閉じ込めて調理できます。16~28cmとサイズ展開が多いのも魅力です。
空焼き不要 | |
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油ならし不要 | |
重量 | 670g |
取っ手に丸みあり |
付属品 | |
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板厚 | 1.2mm |
全長 | 39.9cm |
深さ | 4.4cm |
ambai オムレツパン 240をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
空焼き不要 | |
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油ならし不要 | |
重量 | 912g |
取っ手に丸みあり |
付属品 | |
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板厚 | 1.6mm |
全長 | 45.7cm |
深さ | 5cm |
リバーライト 極JAPAN フライパンをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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