ドイツの老舗文房具メーカーが開発した水性ボールペン、LAMY tipo ローラーボール L337。インターネット上には口コミや評判が少なく、書き心地はよいか・インクの乾きは速いかといった不安から購入に踏み切れない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、LAMY tipo ローラーボール L337を含む水性ボールペン全14商品を実際に使って、書き心地のよさ・文字のにじみにくさ・かすれにくさ・インクの速乾性・ペンの持ちやすさを比較してレビューしました。購⼊を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
速乾性を検証したところ、1秒ほどでしっかりと乾いたのを確認。比較したなかには、筆記後5秒経ってもインクが乾いていないものもありましたが、こちらはすぐに手でこすっても、文字が伸びませんでした。サッとメモを取りたいときにも便利です。
mybestの男女6人が書き心地を検証してみると、軽い力でなめらかに字が書けました。ペンの重心が低く、ペン先をコントロールしやすいですよ。発色もよく、かすれることもありませんでした。ただし、線が少し太めなため、小さめの字は書きにくいので、手帳などには向かないかもしれません。
また、持ちやすさについては、「手にフィットする太さ」などサイズ感を支持する声がある一方で、「プラスチック製のグリップが滑りやすい」との指摘も。ラバー素材のものに比べると、密着感は低そうです。
さらに、上から水性マーカーでなぞると文字がにじんでしまいました。水性ボールペンは、全体的に同様の傾向がありますが、そのなかでも本商品はにじみやすいので、マーカーを使うのは避けたほうがよいでしょう。細かい字を書きたい人や持ちやすさにこだわりたいなら、ほかの商品もチェックしてみてください。
実際にLAMY tipo ローラーボール L337と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
LAMY tipo ローラーボール L337よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
そもそもLAMYのtipo ローラーボールは、水性ボールペンには珍しいノック式のアイテム。キャップを外す手間がなく、また、片手がふさがった状態でも筆記できるのが利点です。
今回使用したtipo L337は、オール樹脂製のモデル。2017年にクリップ部分をスクエア型にリニューアルしたことで、操作性が向上したとアピールしています。
販売元のLAMYは、1930年創業のドイツの老舗文房具メーカーです。今回比較したなかにもある「LAMY safari」をはじめ、ヒット商品は多数。
世界中の筆記具ファンから高い支持を得ています。
芯だけ交換することも可能で、替芯の品番は「LM66」。また、ブルー「LM66BL」とレッド「LM66RD」もラインナップしています。
ボールペン自体のカラーは、今回検証で使用したホワイトのほかに、レッド・ライム・ブラックの4色展開です。また、アルミ製のtipoもあり、そちらはよりカラー展開が豊富ですよ。あわせてチェックしてみてください。
今回は、LAMY tipo ローラーボール L337を含む水性ボールペン全14商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、書き心地のよさ・かすれにくさ・文字のにじみやすさを検証します。
はじめに、mybestの男女6人が実際にペンを使用し、書き心地をチェック。続いて、線や文字を繰り返し書き、どれくらいかすれたかを評価しました。
最後に、ボールペンで書いた文字に水性マーカーで線を引き、にじみ具合に着目。これをもとに、文字のにじみやすさを評価しています。
ただし、ペン先が太めなので、手帳などに書く細かい字は少し書きづらいかもしれません。ノート程度なら問題ないでしょう。
<書き心地のよさについてのコメント>
コメントは一部抜粋
また、線や文字を繰り返し書いても、かすれはほとんどなし。インクの発色も良好です。
とはいえ、比較したどの商品もインクがかすれにくい傾向でした。水性ボールペンを使用するメリットといえます。
水性ボールペンはにじみやすいものとはいえ、本商品は比較したなかでもかなりにじみやすいという結果に。裏抜けのしやすさもほかの多くのものと同様に、紙裏から文字が透けて見えます。
このボールペンのインクの種類は不明ですが、比較した商品では顔料インクを採用しているものがにじみにくい傾向がありました。選ぶ際の参考にしてくださいね。
続いて、ボールペンの速乾性をみるため書いた文字を手でこすってみたところ、手はほとんど汚れず高い速乾性を発揮しました。比較したなかでもトップクラスの評価です。
下位商品は、筆記後5秒経過してもインクが乾いていないものもありましたが、こちらは1秒ほどで乾いたのが確認できました。手を汚したくない人にとってはうれしいポイントです。また、すぐに紙を重ねてもインクが写りにくいので、ノートや日記を書くのに向いています。
最後は、持ちやすさの検証です。
書き心地の検証と同様に、男女6人のモニターが実際にボールペンで文字を書き、以下の項目とチェック。評価を行いました。
一方、全長約141mm・最大軸径10mmと、サイズ感は特段問題ありません。重いものは安定感があるものの手が疲れやすいですが、こちらは約18gとほどよい重さでバランスよく持てました。
<持ちやすさについてのコメント>
コメントは一部抜粋
執筆時点の価格は、税込1,650円(公式サイト参照)。ぜひチェックしてみてくださいね。
最後に、持ちやすさにおいて、モニターから高い支持を得たおすすめ商品をご紹介します。
safari ローラーボールは、太めかつ三角形のグリップが特徴。力を入れやすいうえ、正しい持ち方で持てるよう設計されています。書き心地もよく、とめ・はねの細かい部分もきれいに表現できました。また、キャップには大型のクリップを付属。手帳などに挟みやすいのも、うれしいポイントです。
細かい字を書くなら、パイロットコーポレーションのマルチボールがよいでしょう。ペン先を、細字・中字から選べるので、自分好みの字を書けるのが利点。紙にほどよく引っ掛かり、細かい線をなめらかに書けました。ラバー製のグリップで、指がしっかり固定されるのも魅力です。
グリップ素材 | プラスチック |
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重量 | 約19g |
インク素材 | 染料 |
全長 | 139mm(収納時)/約168mm(筆記時) |
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最大軸径 | 約13.6mm |
芯の交換可能 | |
替え芯の型番 | LM63 |
芯径のラインナップ | 不明 |
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グリップ素材 | ラバー |
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重量 | 約10.4g |
インク素材 | 顔料 |
全長 | 142mm |
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最大軸径 | 12.5mm |
芯の交換可能 | 不明 |
替え芯の型番 | 不明 |
芯径のラインナップ | 0.34mm、0.44mm |
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