SUNY PLACE マザーズバッグをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

収納力は、比較した商品のなかでもトップクラス。容量15L以下のものもあったなか、約23Lと大容量です。

用意した荷物がすべて入ったうえ、500mLのペットボトル12本分ものスペースが余りました。使わないときの抱っこ紐や、外出先で増えた荷物も十分収納できますよ。

比較した商品にはポケットがないものもありましたが、外側に3つ・内側に5つの計8つと充実しています。

内側にあるメッシュポケットは中身が見えやすく、多少大きめの荷物も入りました。ペットボトルや水筒を入れられる保冷ポケットも便利です。

また、外側の底部分にある大きなファスナーポケットは、おもちゃや汚れた衣類などを入れるのに重宝しますよ。

＜外側ポケット 3つ＞

• ファスナーポケット×1
• 背面ポケット×1（幅約35cm）
• ポケット×1（幅約15.5cm）

＜内側ポケット 5つ＞

• メッシュポケット×4
• 保冷ポケット×1

バッグ本体のサイズは約幅45×高さ40×マチ13cmと大きく、中央の開口部も37×5cmと大きく開きます。

開口部の布が変形しやすく、少々中を見にくいときもありますが、上から中身全体を見渡せると好印象です。

比較したなかには底の荷物が取り出しにくい商品もあったのに対し、必要なものだけをスムーズに取り出せました。

バッグ本体の重さは約550gと、比較した全商品の平均値の約521gとほぼ同程度。重くなりがちなリュックタイプよりも軽量です。

しかし、持ち手や付属のショルダーベルトにクッション性はありません。荷物をたくさん入れて長時間持つと肩に負担がかかります。とくにショルダーバッグとして使うと、斜めに引っ張られて重さを感じました。

トートバッグとして使いながら赤ちゃんを抱っこすると、ずり落ちやすく身動きをとりづらいのが難点です。一方、斜め掛けにすると両手があくので、トートバッグよりは身動きがとりやすくなります。

しかし、どちらにしても、肩紐側に赤ちゃんが動くと重さを感じやすいのには要注意です。重さが両肩に分散されるリュックタイプの商品と比べると、負担がかかりやすい傾向にあります。

ショルダーバッグで抱っこ紐と併用する場合、ずり落ちや負担はあまり気になりません。抱っこ紐の上にショルダーベルトを乗せてしまえば紐の位置が安定します。

一方、トートバッグとして持つと、バッグが肩からずり落ちてストレスを感じました。抱っこ紐を使う場合は、ショルダーバッグとして持つのがおすすめです。

強度をアップさせる縫製への工夫も十分です。生地やファスナーにはほつれを防ぐパイピング処理、持ち手部分はクロスステッチで補強されています。ショルダーベルトも大容量に耐えられるよう、頑丈に作られていますよ。

ただし、縫製がやや歪んでいるのは惜しいところ。専門家から「少々雑な印象を受ける」といった声がありました。

デザインや仕様面においては、丈夫なファスナーやボタンが使われていると好評です。

しかし、ショルダーベルトとバッグを接続するナスカンに弱さを感じました。長く使い続けていると劣化して破損する可能性がありそうです。とはいえ、そう簡単に壊れてしまうことはないでしょう。