q bag paris nest zip Mをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

サイドのボタンを外した場合、実測の容量は20.94L。用意した荷物がすべて収まったうえ、ペットボトル6本分の余裕もありました。

比較したなかには母子手帳やストローマグが入らない商品もありましたが、収納力は申し分ありません。サイドボタンで容量を調整できるので、行きと帰りで荷物の量が変わるときにも便利です。

マチが広いため、大きめの荷物も余裕を持って入れられます。しかし仕切りはなく、ポケットも内側に小さなものが2つあるだけです。

比較した商品内のポケットが10個ほどついていたものと比べると、細かく分けての整頓はできません。しかし、バッグインバッグを使う人・ざっくり詰めたい人には扱いやすいでしょう。

サイズは約幅34×奥行22×高さ28cm。入り口が狭くて出し入れしにくい商品もあったなか、開口部・内部の広さは十分です。上から中身全体を確認しやすく、必要なものもすぐに取り出せました。

ただし、ポケットに深さがあるため、小物が奥に入ると取り出しにくくなります。小さな荷物はポーチに入れておくのがおすすめです。

本体重量は430g。比較したなかのリュックや2WAYタイプの商品と比べて軽量です。

しかし、肩紐が帯のように平たいうえクッション性もないため、やや肩にずっしりくる感じがありました。荷物をたくさん入れて長時間持つと、負担を感じる可能性がありそうです。

紐がすべりやすいため、抱っこした状態だと身動きを取りづらい傾向にあります。

紐やバッグが赤ちゃんに当たったり、痛みを感じたりはしませんが、赤ちゃんの動きには対処しにくいでしょう。

抱っこ紐と併用すると、片側に重心を持っていかれる感覚があります。

また、手で抱っこしたとき同様、肩にかけた紐がすべりやすいのも気になりました。紐に長さがあるので赤ちゃんには当たらず、肩に痛みもないものの、動きが制限されるのは確かです。

比較したなかには肩紐がすべりにくいトートタイプもあったことをふまえると、どの状態でもやや扱いづらいといえます。

本体は縫い代が裏のパイピングでまとめられていることで、一定の強度が保たれています。

加えて、ハンドルは本縫いと千鳥ミシンでしっかりと取り付けられており、縫製の強度面でも問題がないと好印象です。

本体口部分のファスナーはYKK製で、スライダーも問題ありません。比較したなかにはファスナーの脆弱性が目立つ商品もありましたが、壊れやすい印象は受けませんでした。

また、ドットボタンの抜けを防止するため、裏にパッキンをあてているのにも工夫を感じます。合皮素材の持ち手の劣化は懸念点ですが、総合的には十分満足できる耐久性といえるでしょう。