持ち運びやすさを考え、成型ハンドルを搭載しているのが魅力の釣り用クーラーボックス、プロックス クールマックス 24。しかしインターネット上の口コミには「氷をたくさん入れても1日もたない」といった気になる声もみられ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
釣り歴は15年以上。投げ釣りやフカセなどの堤防からできる釣りをはじめ、ルアーフィッシングや船でのエサ釣りなどの幅広い釣りを経験してきた。釣りジャンルのYouTube出演や雑誌取材を多数経験後、自身も釣りに関するコンテンツのライターとして活動中。メインのカワハギ釣りでは、トーナメント大会に出場し決勝ステージ進出の経験もある。現在はmybestにて釣りジャンルのコンテンツ制作に注力し、ユーザーファーストを重視して正確で分かりやすい企画制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
プロックスのクールマックス 24は、ポイントを移動しながら釣りをしたい人に向いています。持ち手に揺れを抑える機能や滑り止め加工はないですが、こだわりの成型ハンドルは握りやすく、5.25kgと重すぎずで片手でも持てました。比較したなかにはショルダーが別売りの商品もあったに対し、標準で付属するのも好印象でした。肩掛けして担げば、長時間の移動もしやすいですよ。
ボックス内の魚と餌を分けて保存できるトレーも便利。購入時に付属するのは、比較した商品の約4割だけでした。底面に滑り止めが付いているうえに、向きを気にせず開閉できる両開きタイプなので、揺れる船上でも使いやすいでしょう。容量は、メジナやクロダイなどの中型魚も入る24Lです。
一方で断熱材に発泡スチロールを使用しているためか、保冷力は物足りない結果に。「氷を入れても1日もたない」という口コミどおり、実際に氷を入れてから8時間後の残存率は46.2%と低めでした。上位商品には70%を超えるものもあったことから、短時間の釣りに使うことをおすすめします。
手入れの面ではフタを着脱できるため、丸洗いが可能です。しかし水抜き穴はなく、排水時は本体を傾けなければなりません。素材に消臭・抗菌剤は含まれておらず、においが付着しやすいのも気になりました。長時間の釣行や手入れの手間を減らしたい人は、ほかの商品も検討してみてください。
実際にプロックス クールマックス 24と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
プロックス クールマックス 24よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
グローブライド
6面極厚真空パネルの高い保冷力。フタはワンタッチで開閉可能
そもそも釣り用クーラーボックスとは、釣り場や船上で釣った魚の鮮度を保つために使うアイテムです。キャンプ用のクーラーボックスよりも保冷力が高く、持ち運びやすいよう設計されています。
今回ご紹介するクールマックス 24も、持ち運び時に役立つ成型ハンドルを装備しているのが特徴です。「釣りをもっとお手軽に」のコンセプトのもと幅広い釣り具を手がける、プロックス。本品は同社のクーラーボックスのなかでもハイエンドモデルにあたります。
本体はポリプロピレン製で、断熱材には発泡スチロールを採用。外寸は幅57.5×奥行31×高さ33.5cm・容量は24Lと、クロダイ・メジナ・ワカシといった中型魚を入れておくのに適したサイズです。
釣り用としてだけでなく、キャンプなどのアウトドア先でも使えるよう、目を惹くデザインに仕上げています。カラーは、ホワイト×ホワイト・ホワイト×レッドの2色が展開されているので、好みにあわせて選んでみてください。
なお本記事を執筆した2023年2月時点では、ホワイト×ホワイトのみ生産終了しています。
実際に以下の条件で各商品を使用し、氷の残存率が高い商品を高評価としました。
実際に1.2kgの氷を入れて8時間静置したところ、氷は0.56kgしか残りませんでした。70%近くの氷が残った上位商品に比べると、残存率は46.2%と低め。口コミどおり、保冷力はいまひとつだったため、夏場は日陰におくなどの工夫が必要です。
今回の検証では、断熱材に真空断熱パネル・発泡ウレタンを使用しているものほど保冷力は優れていましたが、その分価格も高い傾向にありました。
本品の断熱材は、ほかの2つの素材よりも保冷力が低い発泡スチロールのため、短時間の釣行に向いています。予算や使用する季節にあわせて選ぶようにしましょう。
続いて釣り場や釣り船までの移動を考え、持ち運びやすさを検証しました。容量は24L・重量は5.25kgと大きすぎないため、片手でも持てます。ショルダーストラップが付属しているのも高評価です。
持ち手に揺れを抑える機能や滑り止め加工がされた上位商品には一歩およびませんが、肩に担げば長距離でも楽に移動できるでしょう。両手を自由に使えるようになり、釣り竿などを一度に運べるのは便利ですね。
続いて、機能性の検証です。快適に釣りを楽しむためにあると便利な機能がどれほど備わっているか、実際の使用感もあわせて確認しました。
フタは両開きタイプで、下から持ち上げればワンタッチで開けます。フタ部分に魚の投入口はついていませんが、本体の向きを気にせず開け閉めできるのは便利です。底面には滑り止めがついており、揺れる船の上でも使いやすいでしょう。
比較した商品のわずか3割にしかなかった、トレーが付属しているのもポイント。ボックス内を仕切れるため、魚と餌や食べ物を一緒に保管できますよ。
ただしフタは落とすだけでは閉まらず、手動でロックをかける必要があります。また椅子として座ることは推奨されていないので、注意してください。
魚を入れるクーラーボックスは、においや汚れが付着しやすいですよね。そこで実際に洗い、手入れのしやすさを検証しました。
フタは着脱が可能なため、内部をすみずみまで洗えます。しかし比較した商品のうち7割に搭載されていた、水抜き穴はついていません。排水時には、ボックスを持ち上げて傾ける必要があります。
素材に消臭・抗菌効果はなく、においが付着しやすいのも気になりました。ボックス全体を丸洗いできるのは便利なので、洗剤を使用して洗浄すると清潔に使い続けられるでしょう。
容量 | 24L |
---|---|
断熱材の種類 | 発泡スチロール |
ワンタッチで開閉可能 | |
両開き |
良い
気になる
幅(内寸) | 43.0cm |
---|---|
奥行(内寸) | 19.5cm |
高さ(内寸) | 26.0cm |
本体素材 | ポリプロピレン |
魚の投入口付き | |
スケール(定規)付き | |
水抜き栓付き | |
消臭機能 | |
抗菌機能 | |
椅子として使用可能 | |
持ち手の種類 | 片手持ち |
車輪付き | |
底面の滑り止め付き | |
トレー付き | |
ショルダーストラップ | 付属 |
プロックス クールマックス 24は、楽天市場・Yahoo!ショッピング・AmazonといったECサイトにて購入が可能です。検証結果を参考にぜひ検討してみてください。
最後に、ほかの魅力的な商品をご紹介します。
シマノのフィクセル ウルトラ プレミアム 30Lは、6面に極圧の真空断熱パネルを採用しているのが特徴です。氷を入れて8時間置いても、73.9%もの氷が残っていました。長時間の釣行や真夏の釣りにも活躍します。持ち運びがしやすいうえに座ることもできて、使い勝手がよいですよ。
シマノのフィクセル・ウルトラプレミアム 220は、便利な機能を豊富に備えています。フタは両開きで、ほとんど力を入れなくとも開閉できました。底面には滑り止めがついており、座ることも可能です。水抜き栓付きかつ、抗菌剤入りの素材で作られているため、手入れを簡単に済ませられますよ。
容量 | 30L |
---|---|
断熱材の種類 | 真空断熱パネル、発泡ウレタン |
ワンタッチで開閉可能 | |
両開き |
良い
気になる
幅(内寸) | 44.0cm |
---|---|
奥行(内寸) | 25.0cm |
高さ(内寸) | 26.0cm |
本体素材 | 不明 |
魚の投入口付き | |
スケール(定規)付き | |
水抜き栓付き | |
消臭機能 | |
抗菌機能 | |
椅子として使用可能 | |
持ち手の種類 | 片手持ち・両手持ち |
車輪付き | |
底面の滑り止め付き | |
トレー付き | |
ショルダーストラップ | 付属 |
シマノ フィクセル ウルトラ プレミアム 30Lをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
容量 | 22L |
---|---|
断熱材の種類 | 真空断熱パネル、発泡ウレタン |
ワンタッチで開閉可能 | |
両開き |
良い
気になる
幅(内寸) | 22.0cm |
---|---|
奥行(内寸) | 40.0cm |
高さ(内寸) | 25.0cm |
本体素材 | 不明 |
魚の投入口付き | |
スケール(定規)付き | |
水抜き栓付き | |
消臭機能 | |
抗菌機能 | |
椅子として使用可能 | |
持ち手の種類 | 片手持ち・両手持ち |
車輪付き | |
底面の滑り止め付き | |
トレー付き | |
ショルダーストラップ | 付属 |
シマノ フィクセル ウルトラプレミアム 220をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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